日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
Print ISSN : 0287-4857
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58 巻 , 2 号
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教育講演
  • 安井 廣迪
    58 巻 (2007) 2 号 p. 177-202
    公開日: 2008/09/12
    ジャーナル フリー
    現在の日本の漢方医学の形は, 過去における諸学派の理論や方法の影響を受けて形成された。この医学は, 当初は中国医学の模倣であったが, 徐々に日本独特の形を獲得, 16世紀に至り, 曲直瀬道三らの努力によって当時の明の医学システムを全面的に導入することに成功し, 一大学派を形成した。17世紀後半に入ると, 中国の『傷寒論』研究ブームの影響が日本に及び, この古典に基づいた医学体系を構築する学派が出現した。とりわけ吉益東洞は徹底して『傷寒論』処方の研究を行い, 処方を特定の症候に対応させて運用する方証相対システムを考案した。そのあと後世派と古方派の医術を臨床的に折衷する学派が出現した。折衷の形はさまざまであり, この学派に属する多くの医師によって, 個性溢れる治療が行われた。1868年の明治維新後, 漢方医学は正統の地位を外れたが間もなく復興し始め, 少数ながら精鋭の漢方専門医によって『漢方診療の実際』 (1941) が出版されて, 現在の漢方医学の基礎を作った。その後の漢方医学は, 現代医学的な研究を多く取り入れ, 学派も以前とは異なった形で存続している。
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学会シンポジウム
臨床報告
東洋医学の広場
  • 西田 清一郎, 佐藤 広康
    58 巻 (2007) 2 号 p. 291-297
    公開日: 2008/09/12
    ジャーナル フリー
    東洋医学への意識調査を, 2つの学年の奈良医大医学生を対象に3学年間進級とともに追跡調査した。協力したのは, 2, 3, 4学年進級の学生では59名, 81名, 77名, 3, 4, 5学年の学生では72名, 51名, 34名であった。両学年は2004年に東洋医学講義を受けており, 講義前年, 講義年, 講義後年に区別して解析した。東洋医学に対して興味をもっていると答えた学生は, 講義前年85.4%, 講義年82.5%, 講義後年94.6%であり, 「西洋医学と異なるよさがある」を理由としている。一方, 「興味がない」と答えた学生の78.9%が「東洋医学をよく知らないから」としている。「東洋医学の効果に疑問があるから」は講義前年に36.8%であったが, 講義後年では皆無となった。進級につれ東洋医学への意識は大きく変化した。女子学生の方が高い意識を保持していたが, 学年推移による大差はなかった。以上, 向上的意識変化は講義や環境動向による影響が推測された。
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