小児より成人までの一般地域住民2,000名を対象に,肝疾患を扱う臨床上大きな課題である飲酒,HBs抗原,肝疾患の既往等の諸因子が血清トランスアミナーゼに及ぼす影響を多変量解析の手法を用いて検討した.
1) GOTと有意な正の相関を示したのは飲酒,HBs抗原,肝疾患の既往であつた(P≦0.01).
2) GPTと有意な正の相関を示したのはHBs抗原であった(P≦0.01).
3) 重回帰分析の結果,GOTの有意な説明変量は性,年齢,飲酒,HBs抗原,肝疾患の既往であった(P≦0.05).
4) 重回帰分析の結果GPTの有意な説明変量は飲酒,HBs抗原,肝疾患の既往,代謝性疾患の既往であった(P≦0.05).
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