肝臓
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19 巻, 10 号
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  • The Stratton Laboratory for the Study of Liver Diseases Mount Sinai School of Medicine of The City University of New York
    Hans Popper
    1978 年19 巻10 号 p. 929-933
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 奥田 邦雄
    1978 年19 巻10 号 p. 934-935
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 福田 信臣, 小島 峯雄, 足立 信幸, 亀谷 正明, 宇土 一道, 清水 勝, 高橋 善弥太, 真弓 忠
    1978 年19 巻10 号 p. 936-941
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    乳幼児におけるHBs抗原のcarrier stateへの移行年齢を検討するため,HBウイルスの水平感染,かなり多く特に子から親,一部親から子への感染が生ずることに注目し,最も接触の密接な母親を発端とするB型急性肝炎家族の子供のHBs抗原を検索した.B型急性肝炎34例中26例(76.5%)の子供にHBs抗原陽性者が存在し,34家族計60例の子供のHBs抗原陽性者は33例(55.0%)であった.年齢別にみると11歳以上は全例HBs抗原陰性であったが,3歳以下では33例中27例(81.8%),4歳から10歳では23例中6例(26.1%)がHBs抗原陽性であった.そのうちHBs抗原持続陽性例は3歳以下22例(81.5%),4歳から10歳2例(33.3%)と,3歳以下のHBs抗原持続陽性率が有意に高く(p<0.01),したがって潜伏期間を考慮すると2~3歳以下にHBウィルスに感染するとchronic carrierになり易いことがわかった.HBs抗原とトランスアミナーゼの経過を観察すると,一過性陽性例は,初期にトランスアミナーゼ高値を示すものが多かった.
  • 第1報:肝癌における血中CEAの変動とその臨床的意義
    藤山 重俊, 相良 勝郎, 佐藤 辰男
    1978 年19 巻10 号 p. 942-950
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    原発性肝癌96例を中心に,転移性肝癌,肝炎,肝硬変症,および肝以外の悪性腫瘍患者など,計605例における血中CEAの測定を行い,その臨床的意義を検討した.原発性肝癌でのCEA上昇例は,Hepatoma 35.2%, Cholangioma 40.0%と比較的低率で,しかもその値も低く,腫瘍の大きさ,組織像,肝硬変の有無,AFP値,HBs抗原などと明らかな関連はなく,また,病勢および治療効果の指標としての有用性も低かった.他方,転移性肝癌では逆に76.5%と高率にCEAの上昇を認め,かつ高値を示す例が多かった.それ故,CEA低値,AFP高値の場合は原発性肝癌,逆の場合は転移性肝癌である確率が高いことが示唆され,血中CEAおよびAFP両者の同時測定が,限局性肝疾患の診断に有用であると考えた.慢性肝炎,肝硬変症ではそれぞれ20.8%, 37.7%にCEA値の上昇が認められた.したがって,これらの疾患に基づく場合も考慮する必要があり,血中CEAの変動のみから肝硬変症とHepatomaの鑑別は困難であった.
  • 3,3', 5'-Triiodothyronine (reverse T3, rT3), 3,3', 5-Triiodothyronine (T3), Thyroxine (T4) の変動を中心にして
    山中 桓夫, 井戸 健一, 木村 健, 斉藤 寿一, 長井 房子
    1978 年19 巻10 号 p. 951-961
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    肝疾患患者における血中甲状腺ホルモン濃度の変動を検索し,末梢甲状腺ホルモン代謝に対する肝臓の関与を検討した.
    血中rT3濃度は,健常対照群に比して対象とした肝疾患群(急性肝炎群,慢性肝炎群,肝硬変群,原発性肝癌群)の各群において上昇を示し,ことに非代償期肝硬変群では有意の上昇(P<0.01)が示された.従来より肝硬変では血中T3濃度が低下するとされているが,代償期肝硬変群においては健常対照群に比してむしろ上昇傾向を示し,非代償期肝硬変群でのみ有意の低下(p<0.05)が示された.末梢におけるT4よりT3, rT3への転換に対する肝臓の関与は,rT3/T3,rT3/T4, T3/T4によって検討した.非代償期肝硬変群においてrT3の上昇,T3の低下が著明となり,末梢におけるT4からT3, rT3への転換に大きな変動を来たすと考えられた.また,rT3/T3値は,肝機能検査との相関関係から,非代償期肝硬変など末期の肝障害の病態をよく反映すると想定された.
  • 奥野 府夫, 石井 裕正, 宮本 京, 神谷 知至, 土屋 雅春, 安楽岡 滋, 吉武 泰俊, 高木 敏, 重田 洋介
    1978 年19 巻10 号 p. 962-967
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    63例の慢性アルコール中毒のm-GOTを中心に各種血清酵素活性を測定した.慢性アルコール中毒では60%にGOTの異常がみられGPT・γ-GTP.CPK・Al-Paseではそれぞれ43,67, 7, 51%に異常がみられ,GOT>GPTは83%にみられた.カラム法にてm-GOTを分離測定した.健常者(n=15) 1.8±0.6U.慢性アルコール中毒9.8±1.0U.肝硬変(n=20)12.5±1.3U.慢性肝炎(n=21) 9.9±1.2U.急性肝炎(n=9) 25.4±4.2U.であった.次にGOTが50U.以上の症例についてm-GOT/GOTを求めると慢性アルコール中毒(n=21) 19.3±2.3%,肝硬変(n=17) 14.2±1.7%,慢性肝炎(n=13) 12.2±2.0%,急性肝炎(n=9) 5.3±1.0%で慢性アルコール中毒では他の肝疾患に比し最も高値を示した.慢性アルコール中毒ではm-GOTとGOTの間に有意の相関(p<0.05)がみられた.m-GOTとCPKおよびγ-GTPとの間にはいずれも有意の相関がみられなかった.慢性アルコール中毒では高m-GOT血症がみられその発生機序のひとつとしてアルコールによる肝ミトコンドリア障害が関与している可能性が示唆された.
  • 山本 晋一郎, 山下 佐知子, 大橋 勝彦, 平野 寛, 柴田 進
    1978 年19 巻10 号 p. 968-974
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    長崎・赤沼により開発された酵素法によるレシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)活性の測定を96例の肝・胆道疾患患者について行なった.正常人24名のLCAT活性は80.7±20.59単位(nmole/ml/hr)であり,肝硬変,肝癌,悪性胆道閉塞で低値を示した.肝硬変ではLCAT値はおおむね40単位以下で慢性肝炎ではそれ以上の値を示し両者の鑑別が可能であった.LCAT活性は血清コリンエステラーゼ,アルプミン,R15 ICG,ビリルビンおよびアルカリホスファターゼと相関し,肝細胞障害や胆道閉塞の診断に有用であると考えられた.LCAT値の経時的変化を各疾患別に観察した結果,急性肝炎では回復期にはいるとともにLCAT活性も上昇しトランスアミナーゼと逆相関を示した.慢性肝炎や肝硬変では変動が乏しく,肝癌では経過とともにLCAT値は低下した.LCAT値は赤血球最大滲透圧抵抗とも相関し,赤血球膜コレステロールの増加とLCAT活性の低下の間に関連のあることが示唆された.
  • 堀江 裕
    1978 年19 巻10 号 p. 975-982
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    各種肝胆道疾患では,尿中コプロポルフィリン排泄量が増加しているが,同時に赤血球ウロポルフィリノーゲン-1-合成酵素活性は著明に増加し,また赤血球コプロポルフィリン量,ハインツ小体生成能はいずれも上昇した.尿中コプロポルフィリン排泄量は,赤血球ウロポルフィリノーゲン-1-合成酵素と有意の正の相関がみとめられた.これらの成績は,肝胆道疾患に伴う,続発性コプロポルフィリン尿症の成因の一つに,溶血亢進に伴うポルフィリン体生成亢進が,強く示唆された.
  • 豊永 純, 里見 隆彦, 安元 真武, 倉富 晋太郎, 加治 久昭, 長崎 嘉和, 藤見 是, 佐々木 英, 福田 一雄, 谷川 久一, 坂 ...
    1978 年19 巻10 号 p. 983-989
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    久留米大学医学部第2内科および関連病院で行った121例の経脾的門脈造影(以下門脈造影)のうち,原発性肝細胞癌(以下肝癌)の診断が確定している13症例を選び,肝癌の門脈領域に与える変化に対して門脈造影像よりretrospectiveに検討を試みた.その変化を,(1)塞栓型,(2)偏位型,(3) (1)と(2)の混合型,(4)無変化型の4型に分類することができた.提示した13症例のうち塞栓型を示したものは混合型1例を含め6例,46%と約半数を占め,塞栓による門脈の閉塞の範囲と程度,副行路形成の状態など多くの所見を得ることができた.無変化型を示したものは4例,31%あり,門脈造影像より肝癌の存在および質的診断は困難であると考えられた.症例をさらに加えて検討する必要と,撮影,読影上の問題も残されているが,提示した13症例では,比較的特徴的なこととして肝癌が直接門脈壁を浸潤,破壊した像や,また,癌占居部内と考えられる部位での門脈枝の造影像はみられなかった.
  • 森藤 隆夫, 渡辺 進, 藤原 和雄, 正木 盛夫, 武田 佑子, 吉田 浩, 粕川 礼司
    1978 年19 巻10 号 p. 990-996
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    臨床像,肝組織,血清学的検査成績が異なる2例のLupoid肝炎を経験した.第1例は,性成熟期の女性に急性に発症し,強い肝機能障害,高力価の抗核抗体と抗平滑筋抗体がみられ,肝組織はsubacute hepatitis (Tisdale)に類似していた.しかし,副腎皮質ステロイド剤の投与によって症状,肝機能は速かに改善し,上記抗体価は著明に減弱し,更に,肝組織の炎症性変化も消退した.第2例は,慢性関節リウマチに罹患していた閉経期後の女性に発症し,病状は緩慢,RAテスト強陽性,Waalar Rose反応陽性であり,抗核抗体のみが検出され,肝組織に多数の形質細胞が認められた.副腎皮質ステロイド剤投与で症状,肝機能の改善はみられたが,抗核抗体価の減弱は著明ではなく,赤沈の亢進,RAテスト陽性も持続した.1年後にSjogren症候群も出現し,同時に行った肝生検像では,門脈域,類洞内に中等度炎症細胞の浸潤がみられた.
  • 別府 倫兄, 深沢 正樹, 杉浦 光雄, 和田 達雄, 岩崎 泰彦, 小坂 樹徳, 田中 直見, 大菅 俊明
    1978 年19 巻10 号 p. 997-1003
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2010/01/19
    ジャーナル フリー
    肝性脳症を呈したCruveilhier-Baumgarten症候群の1例で,肝静脈および大静脈各部位の血清総胆汁酸濃度を測定した.血清総胆汁酸濃度は,肝静脈血で最も低値を示した.右心房混合静脈血が肝静脈血より高濃度である事は,肝外シャントによる門脈血の大静脈系への流入の結果と考えられた.大静脈系は,混合静脈血濃度より更に高値を示した.大静脈各部位で胆汁酸濃度差がみられた事から門脈血の混入部位を推定したが,血管造影により,血清胆汁酸濃度の上昇部で門脈側副血行路の存在が証明された.以上から,血清胆汁酸は,門脈大循環シャントの存在または存在部位を示す生化学的指標として有用と考えられた.
  • 大橋 勝彦, 山下 佐知子, 山本 晋一郎, 平野 寛
    1978 年19 巻10 号 p. 1004-1010
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    70歳女子の嚢胞内出血を来した孤立性非寄生虫性肝嚢胞の1例を報告した.本例は甲状腺機能亢進症で入院中何ら誘因なく激しい腹痛を来し,心窩部に手拳大の表面平滑な腫瘤を触れた.肝機能検査ではアルカリフォスファターゼ及びLDH値が異常高値であったが,血清ビリルビン及びトランスアミナーゼ値などは正常であった.超音波検査,肝シンチグラフィー,腹腔動脈造影及び腹腔鏡検査により孤立性肝嚢胞と診断され,またOchterlony法による寄生蠕虫血清検査は陰性で色虫性嚢胞は否定された.腹痛が持続するため肝左葉外側区域切除術により嚢胞を摘除した.嚢胞壁内面には凝血塊が附着し,嚢胞内容液は黄褐色で沈渣に赤血球が多数認められ,またその成分は血清のそれとほぼ同じであった.組織学的には嚢胞壁は厚いcollagen bandで形成され,一部小胆管の増生もみられ,出血が著明であった.嚢胞の内腔面はやや圧排されたbrush borderを有する一層の円柱上皮から成っていた.
  • 菅谷 仁, 杉田 敏夫, 安達 正夫, 前原 操, 庵 政志, 久内 徹, 原田 尚
    1978 年19 巻10 号 p. 1011
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
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