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神坂 和明, 平野 正憲, 都留 正展, 岡野 健一
1978 年19 巻6 号 p.
531-535
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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肝細胞内の有機陰イオン結合蛋白の1つであるZ蛋白をヒト肝より抽出した.精製により酸性Z蛋白とアルカリ性Z蛋白が存在することを認めた.酸性Z蛋白の分子量は約11,000,等電点は5.8であった.抗酸性Z蛋白抗体を家兎により作製し,ラジオイムノアッセイ法にて定量すると,1gあたりの肝に0.86mg,血清中には約38.8ng/ml存在していた.
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新谷 寿久, 野々村 昭孝, 太田 五六
1978 年19 巻6 号 p.
536-540
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
慢性活動性肝炎患者の末梢血リンパ球が培養肝細胞を障害するメカニズムはantibody-dependent cell-mediated cytotoxicityであろうとする考えが最近強調されており,私達の前報
1,2,3)でも同見解を支持した.そこで今回,より純な実験系でADCCを再現し,cytotoxicityを観察しようと試み,慢性活動性肝炎患者血清でコートした標的Coon肝細胞と健常者non E-rosette forming cell (non E-RFC)をeffector cellに用いたADCC systemを作り次の成績をえた.1) 慢性活動性肝疾患患者の血清にはADCCを陽性化する因子がみられた.2) このADCCはnon E-RFCをaggregated IgGで前処理したり,anti IgG-Fcを培地に添加することにより低下した.一方,これらの慢性活動性肝炎患者血清中にはCoon肝細胞表面膜と結合するIgGが高率にみられた.このIgG膜蛍光はfinely granular patternで,HBs Agの有無とは関係しなかった.
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足立 正彦, 竹内 孝男, 佐野 万瑳寿, 伊藤 憲一
1978 年19 巻6 号 p.
541-546
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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肝炎の慢性化に関し最近注目されている機序の一つは,肝細胞膜抗原に対する抗体依存性細胞障害作用(ADCC)である.著者らはこの前提となる抗肝細胞膜抗体(AHMA)の詳細を検討するため,Meyerらの肝細胞膜由来の特異抗原で家兎を免疫し,得られたAHMAの臓器特異性を明らかにした.またこの抗体を対照抗体として肝疾患69例につき遊離ラット肝細胞を用い膜蛍光抗体法で血中のAHMAを検索した.慢性活動性肝炎37例中17例,ルポイド肝炎11例中6例で陽性成績を得たが,陽性頻度は血中HBsAgとは無関係であった.しかしその他の肝疾患ではAHMAは全例陰性であった.また肝細胞膜と反応する抗体にはlinear patternおよびgranularpatternを示す2種類があり,前者はAHMA,後者は肝細胞膜上の収縮性蛋白に対する抗体と考えられた.
したがって慢性活動性肝炎やルポイド肝炎では,AHMAを介するADCCによる細胞障害の持続がその病因に大きな要因を占めるものと推定された.
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手塚 文明, 高橋 徹
1978 年19 巻6 号 p.
547-555
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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剖検材料の肝動脈系に組織計測的解析を加え,硬変肝における肝動脈循環の機能的意義について検討した.肝臓の動脈血流量Qは固有肝動脈の解剖学的半径Rから推定が可能でQ=k"・Rnの式を用いて計算した.但しk"は定数,nは加齢とともに増加する関係である.推定の結果,硬変肝のQは著しい増加を示すものから正常範囲にとどまるものまで症例による差が極めて大きかった.ところでQと間質量との間には有意の正相関が成立し,これに対しQの大小は実質量と無関係である.硬変肝の間質はGlisson鞘と肝静脈枝とを結びつける短絡路を含み,間質量の多い硬変肝はそれだけ豊富な肝内短絡床を有するから,肝動脈循環量の増加は肝内短絡形成の結果と解釈された.したがってそれは,門脈循環の阻害を代償し再生結節を栄養するといった合目的性をもつものとは考えにくい.
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棟久 龍夫, 楠本 征夫, 荻野 隆章, 吉田 俊二郎, 為西 昭勇, 古河 隆二, 小路 敏彦, 土屋 涼一, 矢野 右人, 角尾 澄夫
1978 年19 巻6 号 p.
556-563
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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肝細胞癌の早期診断はきわめて難しい.著者らは細小肝細胞癌7例を経験したので,その臨床病理学的特徴につき述べる.7例中6例は診断時自覚症状は軽微であった.臨床所見中変形し増大する肝腫に注目する必要がある.血中AFPは5例が陽性で診断に役立ち,とくに経時的な追跡測定が重要である.特異的診断法ではないが,HBs抗原,アルカリホスファターゼ,総コレステロール,LDH, LAP,トランスアミナーゼ解離が有用な例があった.肝動脈造影は有力な診断法で5例にTumor stainがみられた.AFP陰性,肝動脈造影でTumor stainがみられない2例中1例は腫瘤の吸引細胞診で診断がついた.組織型は全例索状型であった.非癌部組織は全例肝硬変または肝線維症で,肝細胞癌の治療上の問題点につき述べた.術後4年生存している1例では,肝シンチグラム,肝動脈造影で切除部は修復されており,肝硬変でも再生するこ とを示していると考えられた.
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井戸 健一, 高橋 邦生, 関 秀一, 土谷 昌久, 酒井 秀朗, 山中 桓夫, 木村 健, 松本 三郎, 海老原 昭夫
1978 年19 巻6 号 p.
564-570
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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Methyldopa服用後肝炎症状を呈した2例を報告する.症例1は29歳女性.Methyldopa服用開始2週間後に発熱,6週間後に黄疸出現.血清GOT, GPT,総ビリルビンの中等度の上昇の他,LAPの著明な上昇を認めた.抗グロブリン抗体(Coombs試験),抗核抗体,抗DNA抗体等の自己抗体を認めた.症例2は51歳女性.Methyldopa服用開始3週間後に食思不振,嘔吐が出現.黄疸はないが中等度のトランスアミナーゼの上昇を認めた.自己抗体は認められなかった.2例ともに肝組織像はPopperの“resembling viral hepatitis”の像を示した.またこの2例にリンパ球刺激試験を行ったところ,症例1は陽性であった.症例2は陰性であったために微量の再投与試験にて確認した.さらにmethyldopaによる副作用の発生頻度を知るため自治医大循環器内科外来にてmethyldopa服用者100例について直接Coombs試験および肝機能検査を行ったところ,4例(4%)にCoombs試験陽性,3例(3%)に肝機能異常を認めた.
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藤井 さちよ, 辻岡 悦二, 武輪 光男, 湯川 進, 野本 拓, 長崎 靖彦, 大沢 祐三, 田中 智之
1978 年19 巻6 号 p.
571-577
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
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約2年半の間,女性ホルモン剤投与を受け,著明な肝のnodular hyperplasiaを来たした症例を経験した.患者は25歳の女性で,肝は右季肋下3横指触知し,肝シンチグラム及び腹腔動脈造影にて異常所見が得られたが,肝機能検査は全く正常であり,α-Fetoproteinも陰性であった.試験開腹にて腫瘤は右葉下面に発生し左葉下面に達しているのが確認された.組織学的には,liver-cell hyperplasiaであり,悪性所見はなく,電顕像では,粗面小胞体の増加と,グリコーゲンの豊富なことが特徴的であった.
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木南 義男, 能登 啓文, 宮崎 逸夫, 松原 藤継
1978 年19 巻6 号 p.
578-583
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
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最近15年間に,私共は35例の肝内結石症を治験したが,そのうちの2例に肝内胆管癌の合併を認めた.これら症例の臨床所見および病理学的所見について検討し,以下の如き若干の知見を得た.即ち,いずれも長期間におよぶ肝内結石を伴った胆管炎の症状を反復しており,肝内胆管に著明な拡張と狭窄が認められた.組織学的には,胆管周囲の慢性炎症所見が著明で,胆管上皮の過形成がみられ,更に,同一胆管内に癌の混在が認められた.これらの所見は,肝内結石症における肝内胆管癌の合併原因および肝内結石症の治療に関し重要な示唆を与えていると思われた.
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伝法 公麿, 吉田 豊, 榎本 克彦, 森 道夫, 横山 繁昭, 千坂 礼靖, 小野江 為則, 鈴木 幹
1978 年19 巻6 号 p.
584-588
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
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著者らは最近,肝臓に原発した扁平上皮癌の1例を経験した.患者は71歳男子で,肝臓の右葉下半部を占める塊状の腫瘤を形成し,その周辺部の肝組織には,小豆大から拇指頭大の肝内転移巣をみとめたが,他臓器への転移はみとめなかった.組織学的には癌胞巣の中心部に癌真珠の形成をみる分化型の扁平上皮癌であった.
この型の癌の組織発生について,多少の考察を加えた.
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辻 孝夫, 荒木 清典, 野崎 肇, 徳山 勝之, 岡田 武志, 井上 純一, 尾上 公昭, 篠原 徹, 土屋 正夫, 内藤 紘彦, 長島 ...
1978 年19 巻6 号 p.
589
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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立山 正, 根津 征夫, 篠 光正, 坂口 健哉, 片山 幸一, 堤 淳三, 藤沢 洌
1978 年19 巻6 号 p.
590
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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井本 勉, 松本 秀敏, 平出 典, 大塚 正〓, 西連 寺剛, 滝内 鳩子
1978 年19 巻6 号 p.
591
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
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木村 邦夫, 土屋 幸浩, 江原 正明, 守田 政彦, 税所 宏光, 伊藤 文憲, 鈴木 泰俊, 五月女 直樹, 高橋 法昭, 大野 孝則, ...
1978 年19 巻6 号 p.
592
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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瀬戸口 敏明, 香月 武人
1978 年19 巻6 号 p.
593
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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1978 年19 巻6 号 p.
594-625
発行日: 1978/06/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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