肝臓
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22 巻, 4 号
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  • 志 孝, 松井 孝安, 小林 雄一, 溝口 靖紘, 山本 祐夫, 中井 賢治, 大森 京子, 森沢 成司
    1981 年22 巻4 号 p. 475-481
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    細胞内におけるグルタチオンの動態が蛋白合成に重要な役割を果すことが示唆されているので,著者らは肝細胞浮遊液に,細胞内の還元型グルタチオン(GSH)を選択的に酸化型グルタチオン(GSSG)に変換するdiamideまたはGSSGを添加して蛋白合成の抑制を検討し,それらに対するSH化合物(GSHおよびtiopronin)およびpantethineの影響をしらべ,次の知見を得た.
    1) diamideやGSSGを肝細胞浮遊液に添加すると,分泌性および非分泌性の蛋白合成が著明に抑制された.このことは比較的高濃度のtioproninの添加によっても認められた.2) diamideやGSSGによる肝細胞の蛋白合成の抑制は,GSHまたはtioproninの同時添加によって有意に軽減された.3) pantethineはSH化合物ではないが,diamideやGSSGによる蛋白合成の抑制を軽減した.このことはpantethineが肝細胞内で部分的に還元されてpanteteineまたはこれに類するSH化合物になり,GSHと同様な作用を示すことを示唆した.
    以上のように,一定のSH化合物は肝臓における蛋白合成に重要な影響を与えると考えられる.
  • Kupffer鍍金法を応用して
    戸塚 慎一, 湊 志仁, 蓮村 靖, 武内 重五郎, 本松 清行, 和気 健二郎
    1981 年22 巻4 号 p. 482-486
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    肝の線維化との関係が注目されている星細胞(fat-storing cell)をKupffer鍍金法を用い,30例の肝生検材料で検討した.Kupffer鍍金法原法では剖検材料に比し,星細胞の染色性は良好ではなかったが,クロム酸水溶液浸漬3~5分,肝生検施行前にビタミンA筋注等の改良を加えたところ染色性は良好となった.
    この方法により,1)慢性肝炎では星細胞の脂質滴の大きい例も小さい例も存在した,2)維束周辺の実質部では星細胞は強い塩化金反応を示すが,線維束内では星細胞はもはや染色されない,という所見が得られた.以上より本染色は星細胞の分布,消長を検出するのみならず,線維増生との関係の検討には有効な方法と考えられた.
  • 坂本 裕治, 山田 剛太郎, 西原 隆, 水野 元夫, 糸島 達也, 平川 弘泰, 小林 敏成, 有正 修道, 吉田 智郎, 長島 秀夫
    1981 年22 巻4 号 p. 487-493
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    血清中の抗A型肝炎ウイルス抗体価の測定および便中のA型肝炎ウイルスの検索より急性A型肝炎と診断しえた散発例についてその臨床像をまとめ,流行性のA型肝炎,散発性B型および非A非B型急性肝炎と比較検討をおこなった.A型肝炎と診断できた症例は15例(男9例,女6例)で,外国よりの感染を疑われた2例を除く症例は,いずれも1月より4月の冬から春に散発性に発症し,また,家族内二次感染が推測された3例を除いては,いずれもその感染経路は不明であった.前駆症状は,発熱等の多彩な症状を示す例が多く,病初期の末梢血液像では,異型リンパ球は6例に出現し,うち1例は15%と多かった.肝機能検査では,病初期よりTTT,IgMの高値を認める症例が多く,特にTTT 10u以上,IgM 500mg/dl以上の高値を示したのはA型肝炎だけであった.回復期の肝組織像は,B型急性肝炎の回復期の像と鑑別は困難であった.経過は良好で慢性化した例はなかった.
  • 田中 智之, 田中 市子, 古賀 満明, 佐藤 彬, 矢野 右人, 古河 隆二, 石谷 精司, 小田 冨雄, 小池 通夫, 長崎 靖彦
    1981 年22 巻4 号 p. 494-507
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    ウイルス血清学的に診断の確定されたA型急性肝炎の小流行例及び散発発生例11例の肝生検標本を病理組織学的に検討した.対象は25歳から48歳(平均35)の成人(男女比1:1)で,発黄後4日から37日(平均19)のものである.HA抗体の上昇中或は発黄から生検までの期間が短い程,門脈域の拡大,細胞浸潤が目立った.肝細胞は,小葉周辺部,中心静脈域共にビマン性の高度な障害,即ちhydropic degenerationとcoagulation necrosisを示した.HA抗体がplateauに達している,或は生検までの期間の長い症例では,門脈域の軽度な線維化と中心静脈域のhydropic degenerationの残存がみられた.電顕的には,ミトコンドリアの腫大,凝固とERの拡長,増生が特徴的であった.HAVが糞便中に排泄されていた症例の肝類洞細胞の一部にHAVを認めることが出来た.
  • HBe抗原・抗体と年齢因子よりの検討
    足立 信幸, 宇土 一道, 大山 正己, 亀谷 正明, 清水 勝, 高橋 善弥太, 小島 峯雄
    1981 年22 巻4 号 p. 508-513
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    無症候性HBs抗原持続陽性者の予後を検討する目的で,HBs抗原持続陽性供血者63名を4年間以上追跡調査し,e抗原e抗体,肝機能検査,および一部に肝生検を施行し,年齢により25歳未満と25歳以上の群に分けて比較検討した.初回GPT異常率は25歳未満のe抗原陽性群では10% (1/10)であるのに対し,25歳以上のe抗原陽性群では50% (6/12)と後者に高かった(p<0.1).また4年間のGPT異常出現率は前者では30% (3/10)に対し後者では83.3% (10/12)と後者に有意に高かった(p<0.05).後者のうち6例はGPTのシューブと思われる異常高値を示し,e抗原は出没ないし陰転化した.それらはすべて組織学的には慢性肝炎活動性であった.しかし前者ではすべて軽度異常にすぎなかった.一方25歳未満のe抗体陽性4例は4年間を通じGPTは正常であった.25歳以上のe抗体陽性14例中GPT異常率は初回14.3%, 4年間では50%であったがすべて軽度異常にとどまっていた.従って無症候性HBs抗原持続陽性者のうち,25歳以上のe抗原陽性者はhigh risk groupであると推定される.
  • 第2報 経過および予後に関する検討
    清沢 研道, 赤羽 賢浩, 袖山 健, 山村 伸吉, 田中 栄司, 今井 俊輔, 長田 敦夫, 古田 精市
    1981 年22 巻4 号 p. 514-524
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    臨床病理学的にasymptomatic HBsAg carrierと診断した64例の経過と予後につき検討した.初診時HBe抗原陽性は26例,HBe抗体陽性は38例であった.各々の平均観察期間は30.4ヵ月と27.8ヵ月である.経過中トランスアミナーゼが100以上の異常を示した症例はHBe抗原陽性の13例で,そのうち11例に2~4回目の肝生検を施行し,肝硬変(2例),慢性肝炎活動型(5例),同非活動型(2例),急性ウイルス性肝炎(2例)の診断を得た.HBe抗体陽性例からはトランスアミナーゼが100以上の異常を示した例はなかった.経過中HBs抗原の消失例はなかった.HBe抗原からHBe抗体へとseroconversionのみられたのは5例で,全例肝障害が先行していた.asymptomatic HBsAg carrierから肝炎を発症する要因として,HBe抗原陽性が重要であることが示唆された.その他,男性に多いこと,30歳前後の年齢であること,慢性肝疾患の家族歴を有すること等が観察された.
  • 豊川 秀治
    1981 年22 巻4 号 p. 525-545
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    酵素抗体法にて肝生検組織のparaffin切片でHBs & cAgを検索した.血中HBsAg陰性例で肝内両抗原は陰性であった.B型急性肝炎(AH-B)でも陰性で,肝生検時期によると思われた.AH-Bと血中HBsAg持続陽性例(carrier)での急性肝炎との鑑別にHBs抗原の検索は有用である.HBsAgの膜型は小葉中心帯に巣状に分布し,これらでは細胞質内び漫(C)型も多く,血中HBsAg価は高かった.carrierの肝臓には封入体(I)型とC型が存在し,それらの数量と分布の均等性が肝生検での陽性率を左右する.肝硬変へ進展すると,I型は小葉内で局在性~び漫性となり,小葉間で不均等となった.慢性肝疾患の活動群ではHBsAg陽性率は低く,HBcAg陽性率は高かった.両抗原は主にZone 1で産生され,HBVもここで増殖し,これがcarrierの急性再燃に関与していると思われる.再燃時の肝内両抗原の消長はAH-Bのそれに類似し,病期をよく表した.両抗原の分布様式からは疾患の予後や肝硬変への進展を推測できなかった.
  • 佐藤 信紘, 松村 高勝, 岸田 隆, 川野 淳, 角張 尚道, 七里 元亮, 鎌田 武信, 阿部 裕
    1981 年22 巻4 号 p. 546-551
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    ラットにエタノールを飲用させた後の肝臓の局所血流と,酸素消費,ミトコンドリアのチトクロームc(+c1)の酸化-還元レベルの変動を肝に無侵襲に外部から反射スペクトル法で観察した.飲酒直後,肝は一過性にヒポキシックとなったが,肝血流の増大と共に飲酒後20~30分で正常に復した.ヒポキシアは肝局所酸素消費速度が約30%増加するためと考えられ,肝血流増大による酸素供給増加により代償された.又,チトクロームc(+c1)の酸化-還元レベルの変化は酸素消費速度と密接な関係を持っていた.飲酒による肝酸素消費の増大とアルコール性肝障害発生との関係を考察した.
  • 福本 陽平, 沖田 極, 小田 正隆, 安藤 啓次郎, 松田 彰史, 渡辺 精四郎, 児玉 隆浩, 竹本 忠良
    1981 年22 巻4 号 p. 552-558
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    α-naphthylisothiocyanate (ANIT)による肝内胆汁うっ滞の発現と肝細胞小胞体および核中のcytochrome P-450の変動について検討を行った.ANITの投与により小胞体cytochromeP-450は低下し,核cytochrome P-450は正常か増加傾向を示した.Phenobarbitalを前投与することによりANIT肝障害は増悪し,小胞体および核のcytochrome P-450はいずれも上昇していた.一方,cycloheximideの前投与ではANIT肝障害は抑制されcytochrome P-450はいずれも低下した.これらの成績から,ANITは肝小胞体分画で代謝をうけることにより,はじめて肝毒性を有するようになり,胆汁中に分泌された代謝産物により,胆管上皮は壊死・脱落を生ずるものと考えられる.また,本実験でみられる小胞体cytochrome P-450の低下は,ANIT水酸化の過程で消費されることにより低下するもので,むしろ2次的現象であると思われた.また,核中cytochrome P-450活性の測定は,核における障害をみる上で有意義であった.
  • 沖田 極, 野田 健一, 沼 義則, 安藤 啓次郎, 宮崎 正子, 坪田 若子, 佐々木 まゆみ, 松田 彰史, 森本 哲雄, 渡辺 精四郎 ...
    1981 年22 巻4 号 p. 559-564
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    肝化学発癌過程にみられる過形成性結節は肝癌(ヘパトーマ)とのphenotype上の近似性からも,前癌性病変としての可能性をしめす病変と考えられている.しかし,発癌段階において,この過形成性結節には可逆性と非可逆性の方向づけが存在するが,この現象の細胞生物学的解析は未だほとんどなされておらず,著者らは細胞増殖という観点から検討を加えた.radioautography法で主に過形成性結節内肝細胞についてDNA合成細胞の頻度を検討したが,その頻度は各ステージで,また各結節でまちまちであった.S期細胞の全く認められない結節に関しては当然増殖傾向を有しないものと判断した.さらに,各ステージにおける結節のploidityをcytophotometry法で検索したが,発癌期が近づくにつれてaneuploidを示す細胞の頻度が増加した.発癌過程で大きな結節(φ 1cm以上)をみるが,これらの細胞はdiploid dominantで,増殖の方向性を失った結節と考えられた.
  • 古河 隆二, 為西 昭勇, 河野 健次, 室 豊吉, 赤沢 昭一, 棟久 龍夫, 石井 伸子, 小路 敏彦
    1981 年22 巻4 号 p. 565-571
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    58歳男.アルコール性肝硬変症に高度で持続する溶血性貧血を合併していた.末梢血赤血球の約80%はspur cellで,光顕および走査電顕像で特有の有棘化を認めた.血清lecithincholesterol acyltransferaseの活性低下があり,血清および赤血球膜の遊離型コレステロールとリン脂質との比が著明に増加していた.血清ディスク電気泳動像でVLDLとLDLの間にmidbandがみられ,さらに異常HDLも出現した.血清総胆汁酸は高値を示し,デオキシコール酸+コール酸とケノデオキシコール酸との比は低くないが,ケノデオキシコール酸の絶対量は増加していた.経過中急性播種性血管内凝固症候群を併発し死亡した.この原因として溶血に伴う赤血球膜からのリン脂質遊出と肝シンチグラムでみられた高度の肝網内系機能不全状態がtriggerとなったものと推定した.
  • 特にxanthomatous neuropathyに対するプラスマフェレーシス(血漿〓血)の効果について
    湯浅 志郎, 武田 和久, 大橋 淑人, 遠藤 浩, 島田 宜浩, 戸部 和夫, 糸島 達也, 渡辺 誠, 楢崎 幹雄, 方 肇輝, 赤松 ...
    1981 年22 巻4 号 p. 572-579
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    患者は皮膚掻痒感と褐色の色素沈着を初発症状とした48歳の女性で,昭和46年11月岡山大学第1内科に入院した.入院時の肝機能検査成績は,著明なアルカリ性フォスファターゼと血清コレステロールの上昇を伴った胆汁うっ滞を示し,抗ミトコンドリア抗体が強陽性であった.外科的生検による肝組織所見は,慢性非化膿性破壊性胆管炎であった.皮膚掻痒感,黄色腫などに対して種々の治療を試みたが,明らかな効果を認めず,ただ手指のxanthomatous neuropathyに対して行なったプラスマフェレーシス(血漿〓血)は,症状の改善と共に血清コレステロールの低下や黄色腫の減少をもたらした.
    発症6年後の剖検において,肝は850gの硬変肝であり,組織学的には原発性胆汁性肝硬変であった.
  • 松浦 秀光, 大森 浩之, 田辺 高由, 芳野 健, 難波 経雄, 木本 克彦, 重井 博, 栗原 昌樹, 木林 速雄, 浜家 一雄, 島田 ...
    1981 年22 巻4 号 p. 580-586
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    手術的に摘除しえた肝左葉の肝細胞腺腫の1例(76歳,女性)を若干の文献的考察を加えて報告した.経口避妊薬の使用経験はなく,心窩部疝痛を主訴とし,胆石を合併していた.腫瘍部は99mTc肝シンチグラムで陰影欠損像,67Ga肝シンチグラムで陽性集積像を呈し,選択的血管造影では,著明な腫瘍血管は認めず,左肝動脈末梢枝の圧排伸展像と静脈相の薄いpooling像を認めた.腫瘍の大きさは6.5×7×6cmで,組織学的に,異型性の乏しい腫瘍細胞よりなりKupffer細胞はみられるが,胆管,グリソン氏鞘はなく,肝細胞腺腫であった.本邦での肝細胞腺腫は現在までに26例の報告がみられるが,本症例における67Ga肝シンチグラムの陽性集積像は,肝細胞腺腫では,Belangerらの報告に次ぎ2例目であり,本邦では初例である.
  • 中村 達, 飛鋪 修二, 大石 俊明, 阪口 周吉, 室 博之, 高橋 洋平
    1981 年22 巻4 号 p. 587-592
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    51歳女性.主訴は右季肋部腫瘤触知である.99mTc-phytateの肝シンチグラムで肝右葉全体が欠損像を呈し,腹腔動脈造影で海綿状血管腫に特徴的な雪ボタン様poolingを示した.凝固系検査て血小板数,プロトロンビン時間,プラスミン活性は正常値を示したが,フィブリノーゲン88mg/dl, FDP 80μg/mlと異常を認めたため131I-Fibrinogenで肝シンチグラムを行うと腫瘤に一致して集積像を示した.ヘパリン1万単位を3日間投与するとフィブリノーゲンは僅かに上昇し,FDPは40μg/mlに減少したため,巨大肝血管腫によりフィブリノーゲンが消費されていると診断した.十分な準備の上拡大肝右葉切除を行った.切除肝は2,500g, 17×15×16cmで割面には4コの嚢腫と2コの白色結節を認めた.術後フィブリノーゲンは1日目に,FDPは17日目に正常化した.組織切片ではPTAH染色にてフィブリン塊が証明された.
  • 竹内 和男, 勝木 俊文, 中島 正男, 吉場 朗, 鶴丸 昌彦, 秋山 洋, 煎本 正博, 遠藤 雄三
    1981 年22 巻4 号 p. 593-602
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    症例は18歳女子高校生.増強する食後の腹痛・下痢を主訴に外来受診時,右季肋部の手拳大の腫瘤を指摘された.薬剤の服用歴なし.血液所見は正常で,肝シンチ・超音波検査にて,肝右葉の辺縁から有茎性に突出する充実性腫瘤が認められ,腹腔鏡,血管造影所見にて肝細胞腺腫が疑われた.
    切除された腫瘤は円盤状(10.5×10.5×4.5cm)で,表面は平滑で赤褐色調を呈し,組織学的には典型的な肝細胞腺腫の所見であった.即ち,腫瘍内部では本来の肝細胞に極めてよく似た腫瘍細胞が肝細胞板様に索状に配列し,類洞様血管と接していたが,門脈域は全く認められなかった.腫瘍は被膜状の薄い線維組織で本来の肝組織とは明瞭に仕切られており,浸潤像を認めず,腫瘍と本来の肝被膜との間に圧排され萎縮した肝組織が処々に認められた.
  • 飯田 吉隆, 小田 浩之, 畔上 信久, 神坂 和明, 前沢 秀憲
    1981 年22 巻4 号 p. 603
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • (1) 測定法の検討
    大黒 利夫, 内藤 成子, 伊瀬 郁, 津田 文男, 赤羽 賢浩, 古田 精市
    1981 年22 巻4 号 p. 604
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • (2) 比較的詳細に経過観察し得た急性B型肝炎例における測定
    赤羽 賢浩, 田中 栄司, 山村 伸吉, 清沢 研道, 古田 精市, 津田 文男
    1981 年22 巻4 号 p. 605
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • チンパンジー感染実験より
    阿部 賢治, 柄沢 勉, 志方 俊夫, 鈴木 宏, 織田 敏次
    1981 年22 巻4 号 p. 606
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 小太郎, 熊田 博光, 池田 健次, 小宅 映士, 吉場 朗, 横山 千代美, 塚田 理康
    1981 年22 巻4 号 p. 607
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 主題I. アルコール性肝硬変と肝細胞癌
    1981 年22 巻4 号 p. 608-618
    発行日: 1981/04/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
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