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J.L. Boyer
1982 年23 巻10 号 p.
1113-1116
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
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袖山 健
1982 年23 巻10 号 p.
1117-1124
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
1年間以上経過観察した慢性HBs抗原carrier 186例につきHBe抗原,HBe抗体およびHLA抗原を検索した.その結果,HBs抗原陽性の慢性肝疾患(CLD)91例およびCLDのうちHBe抗原陽性の41例ではHLA-B13(それぞれ12.1%,12.2%)が対照群(1.0%)に比し推計学的に有意に高率であった(cp<0.016).慢性HBs抗原carrierのうち,30歳を過ぎてもなおHBe抗原が検出された44例ではHLA-B13(13.6%)が対照群に比し推計学的に有意に高率の出現頻度を示した(cp<0.016).しかし,30歳未満ですでにHBe抗体が検出された26例では推計学的に有意に高率の出現頻度を示したHLA抗原はみられなかった.以上の成績より,慢性HBs抗原carrierにおけるCLDの発現,進展およびHBe抗原の持続期間あるいはHBe抗原からHBe抗体へのseroconversionの遅延には,免疫遺伝学的因子が部分的に関与している可能性が示唆された.
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中島 正男, 竹内 和男, 遠藤 雄三, 新保 敏和, 小林 弘行, 込田 暉夫, 古江 尚
1982 年23 巻10 号 p.
1125-1132
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
HBe抗原のseroconversionに際して変動する血中抗ウイルス物質(IFN)と末梢血suppressor T細胞機能,血中免疫複合体(IC)などとの関連につき検討した.対象は6ヵ月以上M.O.法でHBe抗原・抗体を追跡し得た104例のB型慢性肝疾患で,30例のHBe抗原陽性症例のうち14例がHBe抗体へseroconversionした.その中1例は再びHBe抗原へreversed seroconversionした.
IFNは,HBe抗原相からHBe抗体相に向って明らかな下降傾向が観察され,肝炎の病勢をよく反映していた.経時的に観察出来た7例のsuppressor T細胞機能は,seroconversionに際し,一過性と思われる機能低下が認められた.このようなIFNとsuppressor T細胞機能の変動パタンは,経過良好の急性B型肝炎と同様であった.ICはseroconversionに際しては高値を,その前後では正常値を示す傾向がみられ,これは丁度先のsuppressor T細胞機能とは逆の関係であった.
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西原 隆, 山田 剛太郎, 水野 元夫, 坂本 裕治, 木野山 真吾, 長島 秀夫
1982 年23 巻10 号 p.
1133-1140
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
HBs抗原陽性でかつHBe抗体常時陽性の慢性肝疾患で6ヵ月以上経過を観察しえた22例(慢性肝炎18例,肝硬変4例)中,5例でtransaminase(s-GPT)の動揺を認め,その病態について検討した.この5例中4例ではs-GPTの動揺時に血中DNA polymerase(DNA-P)活性の軽度上昇やDane粒子の出現を認めた.うち3例ではHBe抗体価の変動は全く認められなかったが,1例では急性増悪時にHBe抗体が一過性に判定保留に転じた.1例で酵素抗体法により肝組織中のHBs抗原・HBc抗原の分布を検索したが,HBc抗原はほとんど認められず,細胞質型のHBs抗原が主体であり,肝組織中のHepatitis B virusのactive replicationはHBe抗原陽性例に比し明らかに少ないものと考えられた.5例中残りの1例では,DNA-P活性は常時陰性であり,輸血後2ヵ月で急性増悪を認めた事等より,輸血後の非A非B型肝炎の重感染も考えられた.22例中,残りの17例では肝機能もおちついており,血中DNA-P活性も全例陰性であった.
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平井 信行
1982 年23 巻10 号 p.
1141-1149
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
YAC-1細胞・RSa細胞を標的細胞とし,
51Cr標識細胞障害試験により各種慢性肝疾患患者リンパ球のnatural killer (NK)活性を検討し,一部にin vitroでヒトIFN-αを添加してNK活性に及ぼす影響を検討した.YAC-1に対するNK活性は,controlに比し,CAH・LCで有意に高く,CIHではほぼ同様であり,RSaに対するNK活性は,controlに比し,CAH・LCで高くHCCで低い傾向があった.NK活性とHBsAgの有無との間には明らかな関連性は認められなかった.in vitroにてIFN-αを添加することにより慢性肝疾患においてもNK活性は明らかに増強され,その増強は培養開始後短時間で認められ,IFN-αの濃度依存性に強く認められた.10,000IU/mlのIFN-αの添加によるNK活性の増強率は,各疾患群の間に有意の差は認められなかった.以上より末梢血リンパ球NK活性は慢性肝疾患の進展に関連し変動することが推察され,また慢性肝疾患においてもIFNはNK活性の調節に重要な役割りを果していると考えられた.
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経皮経肝的門脈造影より見た肝性脳症
隆 元英, 五十嵐 正彦, 日野 真一, 後藤 信昭, 武者 広隆, 高安 賢一, 大西 久仁彦, 奥田 邦雄
1982 年23 巻10 号 p.
1150-1157
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
猪瀬型肝性脳症(Portal Systemic Encephalopathy)を示す7例の門脈圧亢進症(肝硬変症4例,特発性門脈圧亢進症2例,Budd-Chiari症候群1例)につき経皮経肝的門脈造影を中心に検討した.門脈像の特徴は,(1) 上腸間膜静脈血が大循環へ流入する,(2) 短絡路が巨大である,(3) 肝内外門脈の狭細化が著明であることであった.短絡路は胃腎短絡路,脾静脈逆流を介した脾腎短絡路,又はその両方であった.門脈圧は非脳症群との間に有意差が無かった.食道静脈瘤は少なく(1例)胃静脈瘤の頻度が高かった(3例).吐血歴は1例も無く,腹水歴を1例認めたのみであった.肝機能検査では非脳症群に比しICGR
15高値,血中アミノ酸モル比(BCAA/AAA)の低値,及び便秘により引き起こされる高アンモニア血症が特徴的で,血中ビリルビン,アルブミン,プロトロンビン時間は非脳症群と差が無かった.補正アミノ酸液,ラクチュロースにより症状は良く改善した.
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芝山 雄老, 斉藤 雅文, 橋本 和明, 坂口 嘉一, 中田 勝次
1982 年23 巻10 号 p.
1158-1165
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
肝硬変症(門脈圧亢進症)患者に上部消化管内出血が起こる際には一過性の急激な門脈圧上昇が直接的な引き金になっているのではないかと考えられるが,本研究ではこれと飲酒との関係を検討するために,エタノール,その代謝産物であるアセトアルデヒドおよび上記二者の刺激によって放出されるカテコールアミン(エピネフリン)が門脈循環にどのような影響をおよぼすかを正常をよび肝硬変ラット肝の摘出潅流実験で調べた.その結果,1)エタノールは正常および硬変肝の門脈循環に影響を与えない,2)アセトアルデヒドは正常肝の門脈血管抵抗を増大させるが,硬変肝のそれを増大させない,3)エピネフリンは正常および硬変肝の門脈血管抵抗を著明に増大させることを証明した.
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特に動脈出血と門脈出血の対比について
子日 光雄
1982 年23 巻10 号 p.
1166-1176
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
出血ショック下の肝切除限界やショック後の肝機能の変化を知る目的で本研究を行った.すなわち雑種成犬を用い股動脈又は門脈より急速間歇脱血を行ってショック(最高血圧70mmHg以下)又はプレショック状態(最高血圧90~100mmHg)を作成し,直ちに還血する群,ショック又はプレショック状態を15分及び30分持続後還血する群に分け夫々に40%肝切除を行い,術後の生存率や肝機能の変動を検索した.4週以上の長期生存可能限界は股動脈脱血のみではショック持続15分以内,門脈脱血のみではショック直後,又はプレショック持続15分以内であった.これに肝切除を加えると股動脈脱血群ではショック直後の40%肝切除が限界と考えられたが,門脈脱血群ではショック直後の40%肝切除にも耐えず,プレショック直後の40%肝切除が限界と考えられた.ICG Rmaxやglucagon負荷c-AMP試験は股動脈脱血群に比し門脈脱血群の方が有意(p<0.005)に低く,かつこれらの成績はその予後とよく相関していた.
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林 〓欽, 日高 修, 富岡 勉, 織部 孝史, 吉野 寮三, 原田 昇, 伊藤 俊哉, 土屋 凉一, 渡辺 講一, 森 宣
1982 年23 巻10 号 p.
1177-1183
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
Cruveilhier-Baumgarten病は肝内門脈の低形成と,それに続く先天的な臍静脈開存に基づく門脈圧亢進症を呈する稀な疾患である.教室では,術前に,脾機能亢進症を呈し,肝生検,腹部血管造影,経皮経肝門脈造影等により,本症と診断され,摘脾術及び総肝動脈周囲神経切除術により,経過良好な1例を経験した.症例は51歳女性で,腹部腫瘤を主訴として来院した.脾腫,腹壁静脈拡張,食道静脈瘤,脾機能亢進症,出血傾向をみとめた.術前の門脈圧は325mmH
2Oであったが,摘脾術後165mmH
2Oに低下した.術後,貧血も改善され,食道静脈瘤も消失した.肝生検所見では,肝硬変,肝線維症等はなく,正常肝の構造が保たれていた.
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伊藤 信康, 大石 明徳, 為田 靱彦, 小坂 義種, 竹沢 英郎, 矢谷 隆一, 三宅 哲也, 浜口 浩一
1982 年23 巻10 号 p.
1184-1192
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
原発性硬化性胆管炎は報告者により診断基準が異なり,その臨床像についても不明確な点も多い.本症の診断,特に胆管癌との鑑別は容易ではないが,剖検により本症と確診しえた2症例を経験し報告した.1例は肝門部胆管に限局性の病変を認め外胆汁瘻が造設されたが発症後11ヵ月で死亡し,他の1例は全肝外胆道系に病変を認め無顆粒球症を併発し発症後1ヵ月で死亡した.自験の2例を含めたこれまでの本邦報告例は51例であり,その臨床像を検討した.発症は11歳から84歳まで全年齢層にみられ,その平均は54歳と欧米より10~20歳高齢であった.男女比は33:17と男性が約2倍多かったは潰瘍性大腸炎の合併は3例(6%)のみにみられた.予後の記載があった35例中,生存は24例(69%),死亡は11例(31%)で,平均経過観察期間はそれぞれ20ヵ月および13ヵ月であり,予後は欧米に比べて不良であった.今後,長期観察例を集積することにより本症の再検討が期待される.
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主として電顕的検討
市田 隆文, 小島 隆, 中野 護, 七沢 洋, 井上 恭一, 佐々木 博, 伊藤 博, 藤巻 雅夫
1982 年23 巻10 号 p.
1193-1202
発行日: 1982/10/25
公開日: 2010/01/19
ジャーナル
フリー
大酒家(64歳男子)に認められた肝硬変を伴う細小肝細胞癌を経験した.腫瘍はAFP値をはじめ各種画像診断では同定されず,血管造影により発見された.外科的に腫瘍核出術を施行し,摘出腫瘍を光顕ならびに電顕的に検討した.腫瘍は被膜に被われ,大部分が明細胞癌であり,一部は偽腺構造を示し,マロリー体が多数観察された.電顕的観察では,かかる硝子体のfibrilの直径は平均180Åであり,Yokooの分類IとIIが多く認められ,硝子体は明細胞の部分のみならず偽腺構造部にも多く観察され,同時に膜に取り囲まれることなく認められた.偽腺構造の特徴は,毛細胆管の発達に乏しく,類洞側の基底膜形成が著明であったが,胆管系細胞由来と思われる腫瘍細胞は観察されなかった.本症例は術後1年後に3個の腫瘍結節再発を認めたが,腫瘍栄養血管塞栓術を施行し初回術後2年2ヵ月後の現在著変を認めず,外来経過観察中である.
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加藤 俊幸, 斉藤 征史, 丹羽 正之, 小越 和栄, 深川 茂, 佐々木 寿英, 加藤 清, 赤井 貞彦, 鈴木 正武
1982 年23 巻10 号 p.
1203-1210
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
肝細胞癌が胆道内に発育し閉塞性黄疸を伴う胆石様発作をくりかえした症例を経験し,胆道内腫瘤を摘出した後に肝右葉切除を行ったので報告する.
患者は36歳男性.1980年8月より上腹部激痛,黄疸など胆石様発作をくりかえし1980年11月来院した.ERCPにて右肝管から総肝管にかけて陰影欠損を認めた.1981年1月総肝管を切開し胆道内腫瘤を摘出した後,T字管を留置した.腫瘤の組織所見は肝細胞癌と凝血塊の像であった.その後もCT・肝動脈造影など検索を行ったが原発病巣の局在は明らかでなかった.しかし,再び右肝管の閉塞や血性胆汁の流出をきたし
67GaシンチグラムやAngio-CTにおいて肝右葉肝門部に原発病巣が推定されたため,1981年6月肝右葉切除を行った.右葉肝門部に発生した長径1.5cmの微小肝癌が胆道内に発育していた.なお術後10ヵ月の現在も健在である.
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山田 龍作, 中塚 春樹, 中村 健治, 佐藤 守男, 小林 伸行, 高島 澄夫, 貫野 徹, 塩見 進
1982 年23 巻10 号 p.
1211-1215
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
手術後再発をきたした肝細胞癌の2例にtranscatheter arterial embolizationを行ない,良好な成績を得た.症例1は65歳,男性で右葉切除2年後に発生した断端再発例である.左肝動脈内側枝のembolizationを行ない,血清AFP値の著減(28,200ng/ml→6ng/ml)をみた.本例はembolization6ヵ月後の血管造影で腫瘍血管が全く消失したままで,2年後の現在,AFP値は正常範囲内で元気に生存中である.症例2は72歳男性で左葉内側区域楔状切除3年後に,肝両葉に多発性の再発をきたした例である.左右肝動脈を2回に分けて,各々embolizationを行なった.本例も2回のembolizationにより血清AFP値の著減(2,200ng/ml→182ng/ml)をみ,1年4ヵ月後の現在も元気に生存中である.
手術後再発肝細胞癌症例には,従来有効な治療法がなかったが,embolizationは患者に対する侵襲の少ない,効果の著明な,副作用の少ない,優れた治療法と考えられた.
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小山 要, 広田 真知子, 白木 和夫, 住山景 一郎, 柏井 洋臣, 小池 通夫
1982 年23 巻10 号 p.
1216
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
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熊田 博光, 池田 健次, 古川 恵一, 吉田 行哉, 吉場 朗, 宮崎 明子, 瀬戸 幸子, 塚田 理康
1982 年23 巻10 号 p.
1217
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー
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渡辺 勇四郎, 清水 昭一, 水口 明洋, 河野 誠, 岩渕 省吾, 岡部 和彦
1982 年23 巻10 号 p.
1218
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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木村 邦夫, 松谷 正一, 渡辺 浄, 大藤 正雄, 奥田 邦雄, 大野 孝則
1982 年23 巻10 号 p.
1219
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
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一般演題
1982 年23 巻10 号 p.
1220-1247
発行日: 1982/10/25
公開日: 2009/07/09
ジャーナル
フリー