肝臓
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27 巻 , 11 号
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  • 塙 三恵, 清水 洋子, 志方 俊夫
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1507-1513
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    非A非B型肝炎感染チンパンジーに観察される肝細胞質内超微形態変化3種,tubular structure, microtubular aggregates, sponge-like inclusionの相互関係及び,非A非B型肝炎との関係を調べるため,生検肝の経時的観察を行なった.対象例は一過性の急性肝炎例,急性発症後慢性化した例,ウイルス感染は成立したがGPT異常は認めなかった例である.どの例でも接種前では構造物は陰性で,1~2週から出現し始め,急性肝炎例の回復期では消失,慢性化例の慢性期では見られた.不顕性感染例ではGPTの変動を認めないのに観察された.これらより,構造物は肝細胞障害よりウイルス感染と関連があると考えられた.更に我々がEBV法により作製した非A非B型肝炎関連単クローン抗体48-1と3種の構造物との関係をもペルオキシダーゼ免疫電顕法により調べた.tubular structure, sponge-like inclusionは反応陰性で,反応陽性部の位置及び形態から反応部は,microtubular aggregatesと考えられた.
  • 田中 敏章, 吉原 昭次, 熊田 博光, 池田 健次, 中島 正男, 吉場 朗, 瀬戸 幸子, 柴田 洋一
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1514-1517
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    母親をHBs抗原キャリアーの発端者とする16家族子供35名,父親を発端とする128家族子供256名を対象とし,子供のHBs抗原キャリアー率を検討した.発端者の多くは慢性肝炎.肝硬変患者である.
    母親がキャリアーで発端者の家族の子供のキャリアー率は57.1%だった.
    父親がキャリアーで発端者の家族の子供のキャリアー率は7.4%で,母親がs抗体陽性の子供のキャリアー率10.1%は,母親がs抗体陰性の子供のキャリアー率3.1%より有意に高率だった.しかし,父親がe抗原陽性の時には母親のs抗体の有無にかかわらずキャリアー率は11.8%, 12.0%あり,このような例にはワクチンによる予防も必要と考えられる.
  • 清島 満, 森 厚, 奥野 文隆, 吉田 貴, 山田 昌夫, 武藤 泰敏, 川出 眞坂
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1518-1525
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    健常者(n=34)の血清apo A-IV濃度は115.6±28.8U/dlであった.また同時に測定したTG, TC, apo A-I, A-II, B, C-II, C-III, Eはいずれもapo A-IVと有意な相関が認められなかった.肝・胆道疾患において,急性肝炎(急性期),劇症肝炎および肝内胆汁うつ滞症において,apo A-IVは有意に低下していた(p<0.001).急性肝炎の経時的観察では経口食事摂取量の低下に応じてapo A-IVの低下が認められており,また肝内胆汁うっ滞症においては,食事を全量摂取できる時期においてもapo A-IVの低下が認められ,小腸における脂質吸収量の低下が原因と考えられた.一方,慢性肝炎,肝硬変,肝癌においてapo A-IVの低下が認められなかったことはapo A-IVの合成に肝がほとんど関与していないことを示唆するものと考えられた.またapo A-IVは特に肝硬変患者の栄養評価の新しいパラメータの1つとして利用できると考えられた.
  • 大久保 昭行
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1526-1530
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    健康者443名(男331名,女112名:35~60歳)の検査データについて,血清GOT・GPT値と肥満度との関係を調べて,脂肪肝患者の検査データと比較した.健康者群ではGOT・GPT値は,男性群が女性群より有意に高かった(p<0.01).理想体重に対する体重の割合を肥満度とすると,男女で身長に差が見られたが,肥満度に有意差はなかった.男女ともGOTと肥満度との間に相関は見られなかった.GPT (y Karmen単位).GOT/GPT比(z)と肥満度(x%)との間に,男性ではy=0.293x-13.6(r=0.42):z=-0.016x+2.98(r=-0.48),女性ではy=0.133x-1.3(r=0.33):z=-0.012x+2.83(r=-0.34)といずれも有意の相関を認めた.肥満度が120%以上の健康者にはGPTの高値例がみられたが,GOTは正常であった.脂肪肝患者では,GPTのほかにGOTも高値だったが,GOT/GPT比は健康者より低値であった.
  • 西松 信一, 大柳 治正, 斎藤 洋一
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1531-1538
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    初代単層培養肝細胞,株化培養肝癌細胞AH130を用い,inosine, guanosine5' monophosphate (GMP), cytidine, uridine, thymidine,その混合液(OG-VI)がそれらのDNA及びRNA合成に及ぼす効果について検討した.
    正常培養肝細胞では,至適濃度域のinosine, GMP, uridine, thymidineの添加はDNA, RNA合成面で有効であったが,より高濃度になると抑制に働いた.また,これら核酸混合液OG-VIも有効であった.
    一方,培養肝癌細胞では,正常肝細胞の至適域より高濃度域にて,cytidine以外の核酸成分はDNA, RNA合成を促進したが,cytidineでは抑制された.また,OG-VIはthymidine及びuridine単独群より,DNA, RNA合成を抑制したが,非添加群より促進した.
    以上より肝再生時には,至適濃度の核酸は有効と考えられるが,肝癌では核酸は腫瘍増殖を促進する可能性が示唆された.
  • 今井 明彦, 清沢 研道, 古田 精市, 熊谷 俊子, 亀子 光明, 金井 正光
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1539-1545
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    肝癌70例,肝癌以外の悪性腫瘍60例,慢性肝疾患63例,健常者145例について,抗核抗体,抗平滑筋抗体,抗ミトコンドリア抗体,リウマチ因子,LE因子,サイログロブリン抗体およびマイクロゾーム抗体の7項目の自己抗体を検索した.癌患者血清中の抗核抗体は肝癌24.3%,肝癌以外の悪性腫瘍23.3%と比較的高頻度に出現した.肝癌における抗核抗体はリウマチ因子,抗平滑筋抗体を含め他の自己抗体と相関はなく,またHBs抗原,性別,年齢との相関も認めなかった.経時的に検討しえた肝癌患者10例のうちで,慢性肝疾患から肝癌を発症し抗核抗体陽性となったものが2例,一方肝癌切除後抗核抗体が陰性となったものが1例あり,腫瘍発生と抗核抗体の出現に何らかの係わりのあることが示唆された.
  • 白石 公彦, 阿部 正秀, 安倍 弘彦, 神代 龍吉, 石井 邦英, 豊永 純, 谷川 久一, 溝口 実
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1546-1549
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    急性肝炎37例の肝組織フェリチンをPAP法を用いて染色した.37例中32例に正常肝組織にはみられないフェリチン陰性肝細胞が観察された.フェリチン陰性肝細胞は陽性細胞に比し小型で細胞質に乏しく,肝細胞壊死の多くみられる部位に主としてみられた.細胞分裂をくり返すと一細胞当りの組織鉄,組織フェリチン量は減少すると思われること,フェリチン陰性細胞がみられた組織はみられないものに比し明らかに急性肝炎の早期に採取されていること,細胞分裂がみられる肝細胞はフェリチン陰性であったことなどから,フェリチン陰性肝細胞は再生肝細胞と考えられた.
    これらの細胞はA型肝炎では門脈域周囲に,B型肝炎では中心静脈域に主としてみられた.
  • 山田 俊彦, 曽我 憲二, 太田 宏信, 野本 実, 上村 朝輝, 市田 文弘
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1550-1558
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    骨転移を認めた肝細胞癌の臨床病理学的な特徴を明らかにする目的で,肝細胞癌201例について検討し,剖検した98症例についても骨への転移様式を中心に検討を加えた.
    肝細胞癌の骨転移は,臨床的または病理学的に診断した201例中16例(8.0%)にみられた.肝細胞癌の骨転移を初発症状とした初発例は10例で,中年男性に好発し,組織学的に肝硬変非併存例が6例中4例(67%)と多くみられ,また腫瘍は比較的小さい例が多く,早期に骨転移を生ずることが示唆された.一方肝細胞癌の経過観察中に骨転移を認めた非初発例は6例で,肝硬変を80%に合併し,数回の動脈塞栓療法や抗癌剤動脈内注入療法の後に,骨転移の発見される例が多かった.骨転移の初発例は,多彩な骨転移を呈したが肺転移は少なく,それ以外の他臓器への転移も,他に比べて比較的限局されている傾向にあった.
  • 藤本 隆史, 真島 康雄, 田中 正俊, 岩井 一郎, 酒井 輝文, 平井 賢治, 阿部 正秀, 谷川 久一, 剣持 邦彦
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1559-1567
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    小肝細胞癌治療の目的で,経皮的超音波ガイド下エタノール局注療法を行い治療効果を検討した.対象は肝細胞癌患者15例で,腫瘍直径は1.6cmから5.1cmにわたった.方法は超音波ガイド下に22G. PTC針で直接腫瘍部を穿刺し,無水エタノール1~3mlを注入した.その結果,AFPの明らかな下降が15例中10例(67%)にみられた.また血管造影像での腫瘍サイズの縮小または腫瘍の消失が10例中9例(90%)に見られた.治療後手術をおこなった2例中1例は腫瘍部は100%壊死におちいっており,もう1例は90%壊死におちいっていた.
    以上全体として15例中13例(87%)に有効であった.重篤な副作用は認められず,エタノール注入前後の血中エタノール濃度にも有意な上昇は認められなかった.経皮的超音波ガイド下エタノール局注療法は小肝細胞癌に対する有効な内科的治療法であると考えられた.
  • 新開 泰司, 安藤 啓次郎, 門 祐二, 安永 満, 名和田 浩, 荻野 景規, 沖田 極, 竹本 忠良, 児玉 隆浩, 原田 俊則
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1568-1577
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    われわれは自験肝細胞癌309例を対象とし内科的治療法の評価を行い,治療法の選択について検討した.309例に対する治療法の内訳は肝切除術(22例),肝動脈塞栓術(TAE)(35例),lipiodolization(32例),one-shot療法(140例),無治療あるいは抗癌剤全身投与(80例)である.また11例にインターフェロンγ療法を行った.症例はclinical stage (CS), tumor stage (TS), portal invasion (Vp)により3~4stageに分類した.TAE, lipiodolization, one-shot療法等activeな治療法はCS I~II, TS I~II, Vp 0~3で有効であり有効性もその順に認められたがCS III, TS III, Vp 4では延命効果はほとんど期待できなかった.またインターフェロンγ療法は投与後NK活性が上昇することから全身療法の一つとなる可能性が示唆された.
  • 宮島 慶治, 溝口 靖紘, 阪上 吉秀, 小林 絢三, 山本 祐夫, 森澤 成司
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1578-1583
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    一種のリンホカイン,催胆汁うつ滞因子(cholestatic factor)をラットの腸間膜静脈に注入すると,著明な胆汁流量および胆汁酸排泄量の低下が認められる.このような実験的肝内胆汁うっ滞を誘導する際に,cholestatic factorと同時にウルソデオキシコール酸を注入すると,cholestatic factorによる胆汁および胆汁酸排泄の抑制は有意に軽減された.また正常ラットにウルソデオキシコール酸を投与した場合も著明な利胆作用が認められた.同様な利胆作用はケノデオキシコール酸,コール酸,デオキシコール酸またはデヒドロコール酸でも認められたが,いずれもウルソデオキシコール酸よりも低かった.以上の結果から,肝内胆汁うっ滞の治療にウルソデオキシコール酸が有効である可能性が示唆された.
  • 中山 隆雅, 大西 久仁彦, 斉藤 正之, 飯田 真司, 野村 文夫, 奥田 邦雄
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1584-1588
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    門脈系と全身循環との短絡を定量的に計測した門脈短絡率と脾静脈短絡率及び総短絡率を測定した肝硬変症72例について,各種短絡率とその予後,臨床症状,血液検査所見との関係につき検討を加えた.その結果,(1)門脈短絡率は,ICGR15,プロトロンビン時間と有意の正の相関を,アルブミンと有意の負の相関を示し,高値群では腹水歴のあるものが多く,門脈短絡率は,肝予備能を間接に示していると考えられた.又40%及び60%を境に予後に有意差が見られ,予後の指標にも有用と考えられた.(2)総短絡率でも40%及び50%を境に予後に有意差が見られ,同様に予後の指標に有用と考えられた.(3)脾静脈短絡率は,その増加と共に食道静脈瘤の程度が増強し,吐血率も増加するが,脾静脈短絡率が50~60%を越えると,むしろ食道静脈瘤の程度が軽減し吐血率も低下している事が認められた.
  • 江口 敏
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1589-1597
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2010/01/19
    ジャーナル フリー
    門脈圧亢進症126例の経脾的門脈造影所見からみた門脈系副血行路型式を6型に分類し,その臨床的評価について検討した.胃冠状静脈主体の上行性短絡群では35.7%と静脈瘤破綻率が高い.下行性短絡群の代表的副血行路はspleno-renal shuntであり,52.9%に反復性肝性脳症の既往をみ,更に上腸間膜静脈血がspleno-renal shuntへ逆流している症例では85.3%に反復性肝性脳症を認めている.門脈系副血行路が如何なる方向へ発達するかは門脈圧亢進症の臨床症状に影響を及ぼす大きな因子であり,門脈系副血行路型式の把握は臨床的に重要であり予後の推定にも有意義である.
  • 宮崎 正子, 岡崎 和一, 坂本 芳也, 森田 雅範, 大西 三朗, 山本 泰朗, 山本 泰猛, 伊藤 憲一, 土居 忠文
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1598-1605
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    膵癌,総胆管癌に基く完全閉塞性黄疸の6例を対象とし,劇症肝炎4例,肝硬変40例,健常者40例を対照として,超音波パルスドプラー法を用い,門脈血流を測定し併せてPTCD施行後の門脈血流の変動を観察し,以下の結果を得た.1) 閉塞性黄疸では平均門脈血流量(F)は735±285ml/minで肝硬変群の場合(579±262ml/min)と同様,健常群(966±344ml/min)に比し低下傾向を示した.劇症肝炎ではFは1,189±288ml/minで健常群に比し2例で増大傾向が認められ,また肝硬変群に比して明らかな高値を認めた(p<0.05).2) PTCD施行3日後には,Fは1,145±310ml/minと明らかな増加を示した(p<0.01).3) Fと総胆汁酸値には相関関係は認められなかった.健常者でのデヒドロコール酸負荷ではFに明らかな変動を認めなかった.よって閉塞性黄疸時におけるFの低下は胆道内圧の上昇という物理的因子が最も大きな因子と考えられた.
  • 青木 春夫, 蓮見 昭武, 島津 元秀, 坂本 賢也, 石田 保, 中西 英和, 畑川 幸生, 井口 潔
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1606-1615
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIST),経皮経肝副血行路塞栓療法(PTO)などの非観血的治療について,日本門脈圧亢進症研究会の53施設の最近12年間における門脈圧亢進症治療7,795例に占める非観血的治療2,513例の現況,ならびに静脈瘤出血に対する緊急非観血的治療426例の成績を緊急手術445例と対比して,緊急治療としての有用性と限界,および適応を中心に考察を加えて検討した.Child A, B症例では緊急EIST群,緊急手術群のいずれも良好な緊急治療成績であったが,Child C症例では,緊急EIST群は肝不全死が少ない代わりに出血死が多く,その結果1カ月生存率は緊急手術群よりやや優れていたが有意差はなかった.また緊急EIST後は永続的な再出血防止のため,待期手術の追加が適当と考えられた.なお緊急PTOはすべての面で緊急手術よりもさらに劣り,緊急治療法としての価値は認められなかった.
  • 今西 建夫, 浜里 真二, 早田 正典, 森 理比古, 泉川 欣一, 杉山 英一郎, 松尾 武, 池田 高良, 金森 頼和, 川本 充, 田 ...
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1616-1621
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    トロトラスト注入約45年後に発生した肝多重癌の1例を報告する.症例は70歳の男性,帯状庖疹の基礎疾患の精査のため入院.血液生化学検査でALP, LAP, γ-GTPの高値を認め,腹部単純X線写真,腹部CTにて肝,脾に網目状の陰影及びリンパ節の石灰化陰影を認めた.肝動脈造影にて右葉後区に異常血管像あり胆管癌と診断した.約8ヵ月の経過で死亡,剖検の結果右葉後部の肝細胞癌と,左葉肝門部よりの胆管細胞癌の2つの独立した腫瘍を認めた.非癌部肝には肝硬変の所見なくトロトラストの沈着を,又脾は著明に縮小しやはりトロトラストの沈着を認めた.
  • 松木 茂樹, 柴田 久雄, 国分 茂博, 山田 伸夫, 石井 公道, 岡部 治弥, 渋谷 明隆, 佐々木 憲一, 奥平 雅彦, 中沢 秀昭
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1622-1627
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    2例のCrigler-Najjar症候群(adult type)を経験した.2例とも高間接ビリルビン血症を呈していたが,その他の血清学的検査ではほぼ正常であった.1例において知能低下を認めた.病理組織学的には,2例とも小葉中心帯に胆汁栓形成を認めた.治療はフェノバルビタールが著効を示した.Bilirubin-UDP-glucuronyltransferaseは0.0035, 0.006nmoles/min/mg proteinと著明に低下していた.胆汁中ビリルビン抱合体測定では,2例ともBilirubin Diglucuronide (BDG)が低値,Bilirubin Monoglucuronide (BMG)が高値を示していた.1例において,著明な高間接ビリルビン血症,知能低下,中途よりフェノバルビタールによる治療への抵抗性,Bilirubin-UDP-glucuronyltransferaseの著しい低値などより,Crigler-Najjar症候群のunusual typeの可能性が示唆された.
  • 西原 利治, 栄枝 弘司, 井戸 英司, 藤川 正直, 富田 昭, 宮崎 正子, 前田 隆, 大西 三朗, 伊藤 憲一
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1628
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 杉山 和子, 樋口 清博, 能澤 明宏, 清水 幸裕, 井上 恭一, 佐々木 博
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1629
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 平野 正憲, 村上 透, 奥 淳治, 稲垣 徹, 栗田 昌裕, 吉田 晴彦, 岡野 健一
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1630
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 國土 典宏, 川崎 誠治, 坂本 裕彦, 柴崎 正幸, 小山 広人, 針原 康, 大橋 一雅, 三條 健昌, 伊東 和樹, 豊田 忠之, 出 ...
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1631
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 佐貫 和俊, 沖田 極, 村上 不二夫, 安永 満, 村田 誠, 竹本 忠良, 佐々木 功典
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1632
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 真鍋 康二, 山田 剛太郎, 藤木 茂篤, 奥新 浩晃, 水野 元夫, 長島 秀夫
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1633
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 田島 純子, 黒田 博之, 浪久 利彦
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1634
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 広瀬 美代子, 渡辺 純夫, 伴野 昌厚, 竹内 真, 北村 庸雄, 浪久 利彦
    1986 年 27 巻 11 号 p. 1635
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 1986 年 27 巻 11 号 p. 1636-1664
    発行日: 1986/11/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
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