肝臓
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27 巻, 9 号
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  • 横須賀 収, 小俣 政男, 今関 文夫, 伊藤 よしみ, 森 順子, 奥田 邦雄
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1231-1236
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    慢性肝疾患患者30名(HBs抗原陽性17名,陰性13名)より得た肝生検材料を用い,Northern及びSouthern blot法にてHBV特異RNA及びHBV DNAを検索した.HBV特異RNAはHBs抗原陽性17例全例に検出されたが,陰性13例では1例も検出されなかった.HBV特異RNAは21S及び29S RNAに大別され,21S RNAはs-geneとハイブリダイズし,HBs抗原陽性全例に,又29S RNAはs-gene, c-geneとハイブリダイズし9例に検出された.29S RNAの検出された9例中7例に遊離HBV DNAが検出され,又8例はHBe抗原陽性であった.肝内HBc抗原は29S RNAの検出された9例中にのみ6例に,又肝内HBs抗原は21S RNAの検出された17例全例に認められた.
    29S HBV特異RNAは抗原蛋白合成のみならず“pregenome”としてウイルス増殖と関連すると考えられた.
  • 高木 均, 吉川 明, 山舗 昌由, 吉田 俊明, 桑原 一朗, 永井 茂雄, 石原 清, 市田 文弘
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1237-1243
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    B型肝炎ワクチン(HBワクチン)接種者40名と各種肝疾患患者46名について,HBs抗原に対する細胞性免疫に関して,HBs抗原添加Lymphocyte transfomation test (LTT)により検討した.HBワクチン接種者ではコントロールに比してLTTが有意に高値を示し,HBワクチン接種後もHBs抗体を産生しないNon responder群の中にも陽性を示すものが存在した(16名中5名(31.3%)).B型急性肝炎では回復期にHBs抗体出現に先行してLTTが陽性となるものが多かった(7名中5名(71.4%)).無症候性HBウイルスキャリアー(ASC)では全く反応を示さず,HBs抗原陽性の慢性肝疾患では陽性を示すものが20名中9名(45%)に存在した.一方,各種Mitogen responseでは,慢性肝疾患で低下するものが多かったが,ASCでは健常者群との間に差はなかった.Non responder群では各種Mitogen response,リンパ球サブポピュレーションに異常がないことから,HBs抗原に特異的な抗体反応の異常が存在すると考えた.
  • 和田 秀一
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1244-1253
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    B型慢性肝疾患118例につき,肝組織所見をKnodellらのHistology Activity Indexに準じてperiportal necrosis, intralobular necrosis, portal infiammation, fibrosisの各categoryに分けてscore化し,比較的短期間にHBe抗原のseroconversionを起こす症例の組織学的特徴とseroconversionに伴う肝組織所見の推移を検討した.HBe抗原のseroconversionがみられた症例の肝組織所見は,HBe抗原持続陽性例に比し,門脈周囲の炎症所見と線維化が軽度で小葉内変化が目立った.HBe抗原持続陽性例では経過と共に線維化が有意に増強したのに対し,seroconversion例では門脈周囲の壊死と小葉内変化の改善がみられたが線維化には有意な変化を認めなかった.以上より門脈周囲の炎症所見が軽度で小葉内変化の強い例は比較的短期間にHBe抗原のseroconversionを起こしやすく,HBe抗原のseroconversionに伴い肝細胞壊死は速やかに改善されるが,線維化は長期間残るものと考えられた.
  • 特に減黄術後黄疸遷延例の検討
    武内 徹郎
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1254-1264
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    減黄術後黄疸遷延例を中心として閉塞性黄疸における肝の微細構造の変化を定性的並びに定量的に検索して次のごとき結果を得た.黄疸遷延例では減黄効果良好例に比して肝細胞ミトコンドリア(Mt)の巨大化,数の増加,cristae膜面積の低下が著しく,毛細胆管の著しい拡張,微絨毛の著明な減少や短縮,及びbile canalicular microfilament (BCMF)の増生が認められた.特に肝疾患や胆管炎を合併した症例ではこれらの変化が著しく,さらにectoplasmの菲薄化やBCMFの減少も認められた.またKupffer星細胞は肥大し類洞を占居している像が認められた.
    以上の肝微細構造の変化からみて,肝細胞Mtの著しい変化がenergy産生を障害して肝細胞機能の低下をもたらし,これにKupffer星細胞の肥大による類洞の循環障害が加わって,減黄術後の回復を遷延せしめ,これらにさらに毛細胆管の障害が加わって黄疸を遷延せしめているものと考えられた.
  • 阪上 吉秀, 申 東桓, 溝口 靖紘, 宮島 慶治, 進藤 嘉一, 東森 俊博, 関 守一, Hiroshi TAKEDA, Hiroko ...
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1265-1271
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    急性肝内胆汁うっ滞を誘導するリンホカイン,催胆汁うっ滞因子(cholestatic factor, CF)の胆汁形成抑制の機序をしらべるために,胆汁形成を調節するとされる肝細胞内細胞骨格のmicrotubules (Mt)-microfilaments (Mf)系に及ぼすCFの影響について検討した.コルヒチン(Mt inhibitor)を単独でラットに静注しても総胆管からの胆汁排泄は抑制されなかった.しかし,コルヒチンとCF (Mf inhibitor)の両者投与群では,CF単独投与の時にみられる胆汁流量の減少よりさらに高度の胆汁排泄の抑制を認めた.すなわち,コルヒチンとCFは,相加的ではなく相乗的に胆汁排泄を抑制することが示された.以上の結果は,胆汁形成にはMt とMfの協調作用が必要であり,胆汁分泌機構において“microtubular microfilamentous system”が存在するという仮説を支持するとともに,CFが“microtubular microfilamentous system”を障害して肝内胆汁うっ滞を誘導する可能性が示唆された.
  • 合併疾患に関する検討を含めて
    山崎 潔, 鈴木 一幸, 三浦 義明, 石川 和克, 柏原 紀文, 斑目 健夫, 佐藤 俊一, 増田 友之, 武田 泰典
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1272-1280
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    原発性胆汁性肝硬変(PBC) 23例の臨床像を,症候性例(s-PBC) 15例,無症候性例(a-PBC) 8例に分け比較検討した.年齢,観察期間,組織像には差が認められなかった.生化学的検討では,s-PBCはa-PBCに比し,GOT, γ-GTPが有意に高値であった(p<0.05).免疫学的検討では,抗ミトコンドリア抗体高力価例が,s-PBCに有意に高率であった(p<0.05)が,免疫グロブリン値,末梢血リンパ球サブセットに有意差は認められなかった.合併疾患の検討では,Sjögren症候群(SjS)が主たる合併疾患であり,55%に乾燥症状が認められた.同症状はs-PBCに有意に高率に(p<0.05)出現していたが,SjSに特異的とされる抗SS-A, SS-B抗体の陽性例が存在しない点が注目された.乾燥症状の有無によりs-PBC, a-PBCそれぞれの臨床像に有意の差は認められなかった.SjSがPBCの臨床像に影響を与えるか否かについては,SjSの診断が必ずしも容易ではないことから,今後とも充分な検討が必要である.
  • 津熊 秀明, 藤本 伊三郎, 大島 明, 日本肝癌研究会
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1281-1289
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    既存資料を利用して,わが国における肝細胞癌(HCC)の罹患率(1980)を性,年齢階級別,HBs抗原陰性陽性別,多飲歴の有無別に推計するとともに,各群におけるHCC発生のRelative riskと30~74歳までのCumulative riskを推定した.
    1) HBs抗原陽性者では,男女ともHCC罹患率は,30歳代から指数関数的に急上昇したが,50歳代の後半からほぼ一定となった.2) HBs抗原陰性者でのHCC罹患リスクを1.0とした時の陽性者のRelative riskを性,年齢階級別に推計すると,男では40歳代の前半まで,女では40歳代の後半まで100前後となり,それ以降の年齢層に比べ著しく高くなった.3) HBs抗原陽性者でのCumulative riskは,男で20%,女で5.6%と計算されたが,一方陰性者では,男で1.7%,女で0.45%となった.4) 男のHBs抗原陰性者でのCumulative riskは,多飲歴のない者で1.2%,ある者で5.0%となった.HBs抗原陽性者では,多飲歴のない者で16%,ある者で40%と計算された.
  • 籏原 照昌, 五十嵐 省吾, 船木 直也, 中林 秀和, 佐藤 二郎
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1290-1295
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    5種類のヒト肝癌細胞株PLC/PRF/5, huH-1, huH-4, Huh-c15およびHuh-7におけるAminoterminal peptide of Type III Procollagen(以下P-III-P)産生の有無についてRadioimmunoassay法を用いて検討した.上記5種の細胞株のうちPLC/PRF/5株にのみP-III-Pの産生を認めたが,その細胞数あたりのP-III-P産生率はヒト胎児由来線維芽細胞と比較すると40分の1であった.また,上記5種細胞株の培養上清にはヒト胎児由来線維芽細胞を刺激してP-III-P産生を促す作用が認められ,その作用は非透析分画にあった.以上の結果から,ヒト肝癌例において増加した血中P-III-Pの由来は,主として肝癌細胞によって産生された因子により刺激された周辺支持組織からの産生によるものと考えられる.
  • 才津 秀樹, 奥田 康司, 吉田 晃治, 野中 道泰, 佐藤 光治, 中越 完平, 浜崎 恵, 吉田 浩晃, 三好 敦生, 中山 陽城, 中 ...
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1296-1302
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    肝癌4例に対しADR-Lipを直接穿刺注入したところ,3例に腫瘍から腹腔内リンパ節に向かうリンパ管が造影され,腹部単純,CTにて確認された.3例中2例は剖検および手術時にリンパ節を採取して検索し,lipiodolと考えられる大小種々の脂肪滴をとり込んだ異物巨細胞を多数認めた.また,Adriamycinは通常投与量の3~5倍を使用し,明らかな腫瘍の壊死,縮小とAFPの平衝ないし減少を認め,TAEが困難となった例に対する一つの治療法となり得る可能性が示唆された.
  • 松田 健志, 小田島 粛夫
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1303-1312
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    正常ラット肝細胞の増殖機構を明らかにする目的で,肝部分切除後あるいはD-galactosamine肝炎後の肝細胞の再生を中心にその増殖動態を検討した.正常肝細胞にはdiploid, tetraploid, octaploidの核をもつ細胞があり,これらの細胞はいずれも細胞周期のG0あるいはG1期の細胞であることが明らかになった.70%肝部分切除群ではその再生過程で急激な肝細胞のpolyploidy化が誘導されるが,D-galactosamine 1,000mg/kg体重投与群の再生では軽度のpolyploidy化がみられるに過ぎなかった.一方,2核細胞の割合の変化をみると,polyploidy化の誘発に対応した形で2核細胞が減少し,肝細胞のpolyploidy化には2核細胞が強く関与していることが明らかとなった.さらに,肝細胞の増殖は刺激の種類や強さ,機能損失の程度によっても著しく異なり,その増殖制御にはsomatic及びfocalな制御機構が存在する可能性が示唆された.
  • 塚田 一博
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1313-1322
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    門脈圧亢進症91症例を対象に,肝循環指標としてのICG肝除去率の臨床的意義について検討した.ICG肝除去率は,ICG 1回注入法によりその零時の肝除去率を代表させたが,同じICGを用いて算出した予測肝血流量と比較し疾患の特性をよく反映しICG血漿消失率,閉塞肝静脈圧,脾重量などの他の肝循環指標と相関を示した.また肝硬変症の臨床所見(Child分類)を反映し,生化学的検査(A/G比,γ-グロブリン濃度,ZTT, Ch-e)にも相関が認められた.加えてICG肝除去率は食道離断術前後のICG血漿消失率の変化量と相関が認められ術後の肝循環を予想できる可能性が示唆された.また,ICG肝除去率良好群(ER≧52%)と,不良群(ER<52%)との間の生存率に差を認めた.肝除去率は容易に測定でき,肝細胞機能と,肝内短絡率を反映する実用的指標と考えられ,肝内と肝外の短絡路を分けて理解すべき食道静脈瘤症例にとって重要な指標である.
  • 斉藤 正明, 大西 久仁彦, 田中 秀雄, 斉藤 正之, 寺林 秀隆, 飯田 真司, 野村 文夫, 奥田 邦雄
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1323-1330
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    門脈圧亢進症33例に,99mTc-macroaggregated albuminを経皮的に脾内に注入する経脾RI門脈造影法と腹部超音波検査を施行し,そのうち25例に対して経皮経肝的門脈造影法を行ない,8例に対して経動脈性門脈造影法を行ない門脈側副血行路の検出率を比較検討した.左胃静脈の検出は,経脾RI門脈造影法では直径6mm以上,腹部超音波検査では直径7mm以上で可能であった.経皮経肝的あるいは経動脈性門脈造影法による左胃静脈の検出率を100%とすると,経脾RI門脈造影法では75%であり,腹部超音波検査で32%であった(p<0.01).経脾RI門脈造影法による傍膀静脈,脾腎短絡路の検出は,それぞれ直径7mm以上,8mm以上のもので可能であった.経皮経肝的食道静脈瘤塞栓術と内視鏡的食道静脈瘤硬化療法の前後で,経脾RI門脈造影法を繰り返し施行することによって,RIイメージと短絡率の変化の2面から治療効果の判定が可能である.
  • 菅野 茂男, 住野 泰清, 保坂 洋夫, 安部井 徹
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1331-1335
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    食道静脈瘤破裂11例に,胃・食道静脈瘤塞栓術を施行し,脾静脈脾門部-耳朶間循環
    (S.V-E)動態の変化を観察した.S.V-E時間と濃度の変化は,脾静脈脾門部からindocyanine green (ICG)を注入し,耳朶に装着したear-pieceで得られたdye densitogramを計測した.すなわち,ICGが出現するまでの時間(AT), ATから最高濃度に至る時間(PT), ATとPTの和(CT)ならびに最高濃度につき検討した.
    塞栓後のAT, PTならびにCTは有意に延長した(p<0.01).とくに,止血が可能であった10例のうち,これら3者が延長し,かつ,最高濃度が著明に低下した3例は塞栓静脈以外に側副血行路がみられない例であった.止血できなかった1例は左胃静脈塞栓後短胃静脈が開大し,これを塞栓し得なかった例であり,最高濃度が増大した.
    以上,dye densitogramの変化は,胃・食道静脈瘤塞栓術後の状態を良く反映する.
  • 矢野 和俊, 井上 孝利, 林田 一洋, 横田 英介, 中野 修治, 長野 政則, 石橋 大海, 別府 和茂, 大久保 英雄
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1336-1340
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    症例は34歳女性.妊娠32週で性器出血し,部分前置胎盤早期剥離の診断で帝王切開を受けた.術後急速に大量の腹水貯留を来し,利尿剤に抵抗性であった.腹水の性状は滲出性であり,腹腔鏡肝生検で肝うつ血の所見が認められた.下大静脈造影で下大静脈の総腸骨静脈からの入口部より肝静脈流入部までの閉塞が証明され,下大静脈閉塞を伴う,Budd-Chiari症候群と診断された.妊産婦は,凝固因子の増加,線溶能の低下,血小板粘着能の上昇など血栓を形成しやすい状態にある.本例は,部分前置胎盤早期剥離と帝王切開に伴い,組織トロンボプラスチンが血中へ大量流入し,急速に血栓が形成されたものと推定された.妊娠を契機に発症したBudd-Chiari症候群は1980年までに約30例が報告されているが,本邦では,初めての報告である.
  • 野村 益世, 松川 滋夫, 稲垣 徹, 大谷 誓治, 山下 宏治, 入江 宏, 益山 栄良
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1341-1346
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    PBCには他の自己免疫疾患がしばしば合併するが,ITP合併例の報告はない.著者らはITPを合併したPBCの1剖検例を経験した.
    症例は57歳家婦.肝障害を指摘され昭49. 5入院.肝2横指,xanthelasmaあり,血沈148/hr, T-Bil 1.6, GOT 105, GPT 79, ALP 61.1KA,γGlob 43.4%, IgM著増,胃腸X線・胆道撮影・腹部血管撮影異常なし.肝シンチでSOL(-),腹腔鏡でCH?, AMA 160×陽性(昭51).昭50.3.歯銀出血鼻出血のため再入院.血小板2,000,出血時間9分,fibrinogen・FDP正常.骨髄像:有核細胞数31万,巨核球軽度増加,prednisoloneで軽快.昭52. 7.出血傾向再発,血小板300, prednisoloneで軽快.昭52. 12開腹,摘脾と肝生検施行.組織学的にCNSDCあり,PBC確診.摘脾後の血小板増加は一過性で,昭53. 1.血小板700, purpura出現,prednisolone再投与で軽快.以後pred中止又は減量で血小板減少と出血が起った.昭58. 11.食道静脈瘤破裂で死亡.剖検でPBC(Sheuer 4期)と結核性子宮内膜炎を認めた.本例の血小板減少は脾機能昂進など他の機序を除外できITPと診断した.
  • 杉本 元信, 吉田 直哉, 島田 長樹, 荻原 泰, 相川 勝則, 安部井 徹
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1347-1348
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 道堯 浩二郎, 堀池 典生, 小川 泰史, 近藤 一, 山口 修司, 広田 俊子, 恩地 森一, 太田 康幸
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1349
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 茶山 一彰, 熊田 博光, 池田 健次, 中村 郁夫, 荒瀬 康司, 石綿 清雄, 吉場 朗, 海上 雅光
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1350
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 西口 修平, 黒木 哲夫, 武田 正, 倉井 修, 松本 裕史, 仲島 信也, 塩見 進, 斉藤 忍, 小林 絢三, 清水 豊, 門奈 丈之 ...
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1351
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 堀江 裕, 宇田川 美佐子, 平山 千里
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1352
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 水谷 正興, 青木 継稔
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1353
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 純夫, 伴野 昌厚, 廣瀬 美代子, 竹内 真, 浪久 利彦
    1986 年 27 巻 9 号 p. 1354
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 1986 年 27 巻 9 号 p. 1355-1361
    発行日: 1986/09/25
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
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