肝臓
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38 巻 , 12 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 山田 龍作, 西田 典史
    1997 年 38 巻 12 号 p. 699-702
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
  • 木下 秀樹, 大曲 勝久, 生野 信弘, 松尾 功, 大場 一生, 玻座真 博明, 増田 淳一, 河野 茂
    1997 年 38 巻 12 号 p. 703-706
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は46歳, 女性. 1988年輸血後肝炎を発症し, 以後C型慢性肝炎の診断で近医通院中であった. 1996年1月全身倦怠感が出現, GOT 2598IU/l, GPT 3, 108IU/l, 総ビリルビン3.1mg/dlと上昇していたため, 同年2月当科入院となった. IgM型HA抗体が陽性であったため, A型急性肝炎と診断した. 入院時, HCV抗体は陽性であったが, 分岐鎖DNAプローブ法でのHCV-RNA量は0.5Meq/ml以下であった. 肝庇護療法のみで肝機能は軽快し, 3カ月後にはIgM型HA抗体は陰性化した. HCVウイルス量は肝機能の回復に伴って増加し, 2カ月後には12.5Meq/mlに上昇した. 肝組織所見は新犬山分類でCH (F1/A2) の慢性肝炎像と, 急性肝炎回復期の像が混在していた. 一括測定による高感度定量法でのHCV-RNA量の経時的変化の検討では, 本例でのviral interferenceは, C型肝炎ウイルスに抑制的に働いたとおもわれた.
  • 太田 貴子, 木曽 真一, 礒崎 耕次, 中原 征則, 梅木 しのぶ, 田村 信司, 河田 純男, 松沢 佑次
    1997 年 38 巻 12 号 p. 707-712
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は53歳女性C型慢性肝炎 (CHC) に対するインターフェロン治療目的で入院入院時検査ではGOT 59, GPT 79, HCV RNA陽性, CRP 0.5, WBC 2, 270, ESR 12mm/hrであった入院後エコーでは肝S7に境界不明瞭な内部lowの径1.5cm大のSOLを認め, 単純CTでlow density, 造影後早期像で辺縁が強くリング状に造影, MRIでT1 low, T2 high, dynamic studyで辺縁がリング状に濃染されるSOLとして描出された非腫瘤部は慢性非活動性肝炎, 腫瘤部は狙撃生検組織からinflammatory pseudotumor (IPT) と診断したIPTは良性で経過中に腫瘤が退縮することもあり, 経過観察したところ第64病日のエコー, CTでは腫瘤は著明に縮小し, 第78病日のエコー, MRIでは腫瘤は消失していた.
    近年, 画像診断の進歩により肝内小結節性病変が数多く検出され, 種々の腫瘍性病変との鑑別が重要となっている今回私共はCHCに合併した無症状の肝IPTを経験したので報告する.
  • 相坂 康之, 中塩 了, 渡辺 恭行, 神安 雅哉, 政永 敏之, 辻 恵二, 三浦 敏夫, 大畠 俊之, 吉良 臣介, 眞田 栄治, 伊藤 ...
    1997 年 38 巻 12 号 p. 713-717
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    症例は21歳男性, 黄疸, 頸部リンパ節腫脹を主訴に当科紹介入院となった. 直接優位の血清ビリルビン値の上昇と肝逸脱酵素の上昇を認め, 抗ミトコンドリア抗体160倍, M2分画705U/mlと陽性を示した. 腹部造影CTでは, 著明な脾腫と肝門部リンパ節腫大を認めた. 肝生検組織像では, chronic non-suppurative destructive cholangitis (CNSDC) を認めPBCと診断した. リンパ節生検像では反応性, 過形成性に増大したリンパ濾胞を認めた. その後一度肝機能検査値の再上昇と全身倦怠感のため再入院したが, 現在は外来通院加療中である. 平成5年度厚生省特定疾患難治性肝炎調査研究班によるPBC全国調査では, 20歳代に発症した男性のPBCの報告はない. また, 本症例では著明な腹部リンパ節と表在リンパ節の腫大とを認めたが, これまで全身的非特異的反応性リンパ節腫脹を認めたとの報告は少なく, 興味深い一例と考えた.
  • 永井 英成, 岡島 存男, 窪田 学, 石井 耕司, 山室 渡, 羽鳥 知樹, 住野 泰清, 野中 博子
    1997 年 38 巻 12 号 p. 718-724
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    肝内門脈瘤の一例を経験した. 症例は53歳, 女性. C型肝硬変に伴う食道静脈瘤の加療のため当院に入院となった. 腹部超音波検査にて, 門脈臍部に直径24×26mm, 上内側区域枝に10×8mmの門脈と連続性を持つcystic lesionが描出され, カラードプラー検査で内部に血液の渦流を確認, 肝内門脈瘤と診断した.
    本例は手術や外傷の既往がなく, また門脈圧亢進を合併しているにもかかわらず門脈瘤の大きさは他院での1年前の超音波所見と比較して変化がなかった. このことから後天的成因は否定的であり, また門脈圧亢進が直接成因になるとも考えにくく, 先天的成因の可能性が高いと考えられた. 門脈臍部に発生した門脈瘤は稀で, さらに門脈圧亢進を合併したものは本邦では過去に1例の報告をみるのみである.
  • 大山 高令, 瀬在 秀一, 伊藤 慎芳, 桜井 幸弘, 神坂 和明, 安部 孝
    1997 年 38 巻 12 号 p. 725-729
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は55歳の男性. 1990年から胃静脈瘤を指摘された. 1992年3月に肝S7の病変を認め同年transhepatic arterial embolization (TAE), percutaneous ethanol infusion therapy (PEIT) を施行した. 1992年9月吐血にて入院胃静脈瘤破裂でendoscopic injection sclerotherapy (EIS) を施行. 1994年12月に肝細胞癌にTAE, PEITを施行し, 胃静脈瘤にEIS, endoscopic variceal ligation (EVL) を施行. 1995年8月に吐血にて入院. 胃静脈瘤破裂でEIS, EVL, 更にpercutaneous transhepatic obliteration (PTO) を施行. 翌年2月タール便を認め当院再診. 胃静脈瘤破裂でEIS, EVLによる一時的な止血後, 緊急にtransjuglar intrahepatic portosystemic shunt (TIPS) を施行し, 15カ月経過した現在も再出血なく経過良好である. 以上のような難治性の胃静脈瘤破裂症例に対する緊急TIPSの有効例を経験した.
  • 松下 隆司, 田原 良博, 山本 章二朗, 永田 賢治, 駒田 直人, 堀 剛, 井戸 章雄, 弘野 修一, 林 克裕, 坪内 博仁, 名和 ...
    1997 年 38 巻 12 号 p. 730-734
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は70歳の女性. ペット飼育歴はなく, 鶏肉を生で食べる生活歴を有する. 乾性咳嗽のため近医で治療を受けたが, 咳嗽軽快後も好酸球増多が持続するため当科に入院した. 呼吸音に異常なく, 肝脾腫なし. 検便で虫体・虫卵は陰性で, 白血球増多と好酸球増多 (15, 500/μl, 61%) を認めた. 胸部X線およびCT検査で両葉に多数の結節状陰影が, 腹部超音波検査で肝内に1cm大の境界不明瞭な多発性の低エコー像がみられた. 肝内結節性病変は単純CT検査で低吸収域を示し, 造影CTでは軽度造影された. 超音波下の腫瘤生検では門脈域と類洞内に好酸球の浸潤がみられたが, 虫卵や虫体は認めなかった. 血清学検査でブタ蛔虫 (Ascaris. suum; A. suum) のみ陽性で, 同寄生虫による内臓幼虫移行症 (visceral larva migrans; VLM) と診断した. Albendazole治療後, 好酸球数は低下し, 肺, 肝の結節性病変の改善を認めた. A. SuumによるVLMの一症例を報告した.
  • 蘇原 直人, 山田 俊彦, 市川 武, 阿部 毅彦, 伊藤 秀明, 高木 均
    1997 年 38 巻 12 号 p. 735-740
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は36歳, 男性. 人間ドックの腹部超音波検査において, 異常を指摘され精査を施行したところ, CT, MRI, 腹部血管造影にて, 門脈本幹は造影されず, 求肝性の側副血行路が認められ, 門脈海綿状変形と診断した. また腹部超音波検査において高エコー及び低エコーに認められた部位の肝生検を施行し, まだら脂肪肝と診断した. 無症候性の門脈海綿状変形にまだら脂肪肝の合併報告例は他になく, その病態上興味深いと考えられた.
  • 木岡 清英, 森吉 靖子, 中山 祐史, 中井 隆志, 倉井 修, 岡 博子, 針原 重義, 井上 健, 宋 健二, 黒木 哲夫
    1997 年 38 巻 12 号 p. 741-742
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
  • 河合 信行, 佐藤 守男, 中井 資貴, 南口 博紀, 増田 光則, 谷畑 博彦, 園村 哲郎, 岸 和史, 寺田 正樹, 田中 佳代, 田 ...
    1997 年 38 巻 12 号 p. 743
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
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