肝臓
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38 巻, 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 今井 明彦, 清澤 研道
    1997 年38 巻5 号 p. 283-286
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
  • 瀬嵐 康之, 茶山 一彰, 小林 正宏, 坪田 昭人, 鈴木 義之, 鯉田 勲, 斉藤 聡, 荒瀬 康司, 村島 直哉, 池田 健次, 熊田 ...
    1997 年38 巻5 号 p. 287-291
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    C型慢性肝炎のインターフェロン (IFN) 無効例すなわち治療抵抗例の背景としては, Genotype 1bの症例, HCV-RNA量の多い症例などがあげられる. 今回, 我々はこのような症例, すなわちgenotype 1bでHCV-RNA量がbranched DNA probe assayにて, 1Meq/ml以上のC型慢性肝炎8症例に対し, IFN-αとIFN-βを交互に投与し, その有効性につき検討した. IFNの投与方法はIFN-β 600万IUを2週間連日投与後IFN-α 1, 000万IUを4週間, 週3回投与した. 投与期間は, この6週間を1クールとし2クール群 (12週) と4クール群 (24週) とした. IFN投与期間中に, 4例ではHCV-RNAが陰性化したが, 投与終了後, 全例とも再びHCV-RNAが陽性化した. HCV-RNAが陰性化した時期は4例とも, IFN投与開始して6週間以降であった. HCV-RNA陰性化後に陽性化してくるBreak-through症例は認めなかった. 今回の我々の検討では, 通常のIFN 6ヵ月投与法と比較して優位な効果は得られなかった.
  • 石村 典久, 福田 亮
    1997 年38 巻5 号 p. 292-299
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    C型慢性肝炎に於けるインターフェロン (IFN) 治療効果を規定する因子としてのIFNαレセプター (IFN-αRc) の意義を検討する目的でHCV抗体陽性慢性肝疾患患者40例を対象に, IFN効果とIFN-αRcの発現との関連をmRNAの定量と免疫染色法で検討した. IFN-αRc mRNAの発現はIFN non-responderで有意に低値であった. IFN-αRc蛋白レベルでは組織所見との間に関連は認められなかったが, IFN-αRc mRNA量は肝組織の進展に伴い, 有意に低下し, 肝炎の活動性, ウイルス量と有意に逆相関し, ウイルス遺伝子型とは関連がなかった. IFN-αRc mRNA量はIFN効果を規定する重要な因子と考えられ, IFN-αRc誘導能の差が肝病態の進行を左右する因子である事が推測された.
  • 松友 寛和, 広瀬 一, 千賀 省始, 福地 貴彦, 今井 直基, 林 昌俊, 片桐 義文, 林 勝知, 鬼束 惇義
    1997 年38 巻5 号 p. 300-307
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    脂肪性硬変肝の虚血耐容能を正常肝と比較検討した. Wistar系ラットにコリン欠乏食を投与して作製した脂肪性硬変肝群 (FC群) と正常肝群 (N群) に対し, 60分間の常温肝虚血を行った. 肝組織中ATPと, ATP, ADP, AMPの総和 (単位: μmol/100g B.W.) は, 虚血前にFC群 (3.73, 10.73) ではN群 (14.16, 28.11) に比べ有意 (p<0.01) に低値で, 再灌流60分後でもFC群 (1.87, 5.80) ではN群 (8.90, 17.54) に比べ有意 (p<0.01) に低値であった. 再灌流60分後のATP量は再灌流直前値と比べ, N群では有意 (p<0.01) に上昇したがFC群では有意な変化を認めなかった. 虚面後1週間の生存率 (%) と再灌流60分後での胆汁流量の回復率 (%) は, FC群 (0, 5.9) ではN群 (100, 54.2) に比べ, 有意 (p<0.01) に低値であった. 脂肪性硬変肝では正常肝に比べ虚血前よりエネルギー状態が低下し, 再灌流後はエネルギー状態の回復が不良で虚血耐容能が低いことが示唆された.
  • 桂島 忠俊, 吉田 俊巳, 鈴木 一幸
    1997 年38 巻5 号 p. 308-316
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    electric impulse単独の正常肝への影響および肝癌への治療効果についてラットを用い検討した. 正常肝と癌周囲に対し2または4本の針状電極を電極間距離10mmで肝葉に刺入し, 100μsecの矩形パルスを8パルス通電した. 通電電圧を500, 1, 000, 1, 500V/cmとし, 通電形態を電極2本通電, 4本4辺通電, 4本4辺と対角線を加えた6辺通電に分け検討した. 正常肝での肝機能は, 通電電圧に相関して上昇し, 壊死範囲を反映していた. 正常肝および肝癌の通電では, いずれも通電電圧に相関して完全壊死頻度が上昇し, 4辺1, 500V/cm, 6辺1, 000V/cmにより完全壊死が得られた. 7日後の組織所見は, 通電部のみ肉芽組織に置換されていた. 副作用は, electric impulseに同調した筋収縮のみで, 他には認められなかった. electric impulse単独療法は, 電圧により目的とする部位の完全壊死が副作用なく得られ, 肝癌の新しい治療法となる可能性が示唆された.
  • 第12報
    岡本 英三, 有井 滋樹, 内野 純一, 遠藤 康夫, 神代 正道, 谷川 久一, 幕内 雅敏, 水本 龍二, 水戸 廸郎, 山田 龍作, ...
    1997 年38 巻5 号 p. 317-330
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    全国649施設の協力により, 1992年1月1日より1993年12月31日までの2年間の原発性肝癌症例15, 782例 (臨床診断/組織診断の判明13, 991例) が日本肝癌研究会に登録された. 約96%は肝細胞癌, 約3%が胆管細胞癌であった. 追跡症例は9, 854例であった. 本報告においては, これら新規症例を170項目に及ぶ疫学, 臨床病理学的事項, 診断, 治療について解析し, その主たる点について述べた. 特別集計としては, 追跡症例を含めて, 肝細胞癌, 胆管細胞癌, 混合型肝癌の治療法別生存率, 及びlogistic modelによる肝細胞癌切除後の3年, 5年生存の予知因子の解析を行った.
  • 西田 泰之, 川野 充弘, 土谷 武嗣, 源 雅弘, 村本 弘昭, 岡田 俊英, 紺井 一郎, 竹田 康男, 馬渕 宏, 野々村 昭孝
    1997 年38 巻5 号 p. 331-336
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は62歳の女性. 急性肝炎と心室性頻拍の診断にて入院. 各種自己抗体 (抗平滑筋抗体, 抗核抗体, 抗RNP抗体) と肝生検所見により自己免疫性肝炎と診断された. ステロイド投与により, 自己免疫性肝炎のみならず心室性頻拍も改善した. また, 急性期に認められていた123I-BMIPP心筋シンチグラフィーの前側壁および後下壁の集積低下は, 肝炎とともに改善した. 以上の臨床経過より, 本症例の心室性頻拍も自己免疫性機序により引き起こされた可能性が示唆された.
    不整脈を合併した自己免疫性肝炎の報告はなく, その両者の発症に自己免疫の関与が考えられ, 極めて興味深い症例と考えられた. また, 自己免疫性の心筋障害において123I-BMIPP心筋シンチグラフィーは, 潜在性の心筋障害をも反映し得る有用な検査と考えられた.
  • 森岡 健, 牧野 博, 荒井 和徳, 原武 譲二
    1997 年38 巻5 号 p. 337-342
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    症例は56歳, 男性. 高血圧症の経過観察中, 肝機能障害を指摘され当科を受診した. 腹部超音波検査にて肝の萎縮が疑われCT検査を施行したところ胆の左側, 門脈臍部の右側には肝実質はほとんど認められず, 腸管と腹膜の脂肪織で置き換わっていた. 消化管造影では胃前庭部から十二指腸球部および大腸肝彎曲部の高位偏位が認められた. 腹腔鏡では肝左葉外側区域は正常であったが, 肝鎌状間膜および肝円靱帯の右側には肝実質は観察されず, 肝生検では新犬山分類のCH (A1, F1) と診断された. 腹部血管造影では肝動脈および門脈の左葉内側区域枝は認められたが, その分布は一部に限局していた. また腹部CTから作成した肝臓の三次元表示画像では肝左葉内側区域に相当する左肝静脈と中肝静脈の間の肝実質がえぐり取られた様な形態を示し肝左葉内側区域の形成不全が明瞭に示された. これまで肝左葉内側区域に限局した肝葉形成不全の報告はなく極めて稀な症例と考えられた.
  • 宮本 岳, 佐藤 智, 西田 勉, 春名 能通, 石上 佳孝, 神田 勤, 志水 洋二
    1997 年38 巻5 号 p. 343-344
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
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