肝臓
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40 巻, 2 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 清澤 研道, 草野 満夫
    1999 年40 巻2 号 p. 55-60
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 中江 大, 小西 陽一
    1999 年40 巻2 号 p. 61-65
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    本稿は, 実験的な肝細胞癌の発生と進展の生物学的特異性の解明にあたっての問題点について記した. 日本は, 佐々木隆興・吉田富三両博士がO-アミノアゾトルオールによるラット肝癌の誘発を世界ではじめて報告されて以来, 化学発癌研究の分野で世界をリードしてきた歴史を有している. 我々は, 日本の研究者として, 先人の衣鉢を継ぎ, ヒトの肝細胞癌の発生過程の解明とその制御に資する情報を得られる研究を行っていかなければならない. 予後不良な肝細胞癌の制御には, その発生過程の機序を基に, 本稿では触れなかった化学予防に関する知見などをも集積し, この癌の進展の阻止または遅延をもたらす研究成果を獲得すべく努力を続けることが必要であろう.
  • 鈴木 通博, 鈴木 博, 奥瀬 紀晃, 儘田 幸貢, 水野 博, 冨永 友也, 菅 誠, 佐藤 明, 末盛 彰一, 前山 史朗, 榎本 眞
    1999 年40 巻2 号 p. 66-73
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    HGF (Hepatocyte growth factor) の臨床応用上の重要な問題である肝発癌過程への影響をin vivoで明らかにする目的で, ラットDEN (Diethylnitrosamine) 肝発癌モデルにアミノ酸残基5個欠失型リコンビナントHGF (dHGF) を投与し, その影響を検討した. Fischer系雄性ラットをDEN100ppmで飲水で飼育, 8, 12, 16週で屠殺 (DEN群), dHGFは500μg/kgを1日2回, 尾静脈よりそれぞれ屠殺前4週間投与した (DEN+HGF群). DEN群は8, 12, 16週と経時的にAFPは増加し, 肝組織は8週でGST-p陽性のhyperplastic fociが散見され, 軽度の肝実質の変性壊死所見を認めた. 12週ではhyperplastic nodule, adenomatous hyperplasiaを, 16週ではすべてに一部癌の所見が認められた. DEN+HGF群ではDEN群と比較し, いずれの時期においても肝機能面での差はなく, 血清総蛋白は有意の上昇を認めた. 8週の時点ではα-fetoprotein (AFP) は有意に低値を示し, 組織学的には肝実質傷害の軽減を認めたが, hyper-plastic fociの出現の程度に差は認めなかった. 12週, 16週ではAFP値, 肝組織所見に両群間に差は認めなかった. DENによるラット肝発癌モデルにおいて前癌病変から癌が明らかとなる発癌過程においては, dHGFのin vivo投与により肝障害の増悪はみられず, また組織学的にもAFPレベルからも発癌促進作用は認めなかった.
  • 狩野 吉康, 豊田 成司, 山崎 克, 大村 卓味, 佐藤 隆啓, 中村 佳代, 菅原 昌章, 松嶋 喬
    1999 年40 巻2 号 p. 74-78
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    HCV RNA量1Meq/ml 以上のC型慢性肝炎症例に対してIFNを投与し, 治療効果を規定する因子を検討した. IFNの投与はα-IFN単独投与 (80例: α群) またはβ-IFN2~4週間1日2回投与後α-IFN投与 (28例: β+α群) の2通りの方法で行った. 著効は17例 (15.7%), α群7例 (8.8%), β+α群10例 (35.7%) であった. 多重ロジスチック解析 (尤度比検定) ではHCVセロタイプのみが有意の因子であった (p=0.0032). 更にHCVセロタイプにより対象を層別化した分析では, セログループ1では治療効果を規定する有意な因子はなく, セログループ2ではIFN投与方法 (p=0.0238) が有意な因子であった. HCV RNA 1Meq/ml 以上のIFN治療抵抗性と考えられる群においても症例の選択, 投与方法の工夫により著効率の向上が期待され, 積極的にIFN治療を試みるべきと考えられた.
  • 増永 高晴, 篠崎 公秀, 竹田 亮祐, 荒木 一郎, 上野 敏男
    1999 年40 巻2 号 p. 79-85
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    症例は88歳女性で, 肝左葉外側区より発生した単純性巨大肝嚢胞例である. 嚢胞は最大径22cmで左腹腔内全体を占め左腎及び左腎への脈管を圧迫し左腎機能障害を惹起していた. 嚢胞治療後左腎機能は回復 (腎シンチによる分腎機能: L-GFR4.8ml/min→19.1ml/min) した. 肝嚢胞により左腎機能障害を来した報告は本邦では本例が初めてである. 嚢胞は単房性で, 嚢胞壁は平滑で一部石灰化を伴っていた. 嚢胞液が初回1680ml排液され, 嚢胞液中のCA19-9, CEA, TPAが著明な高値を示したが, 性状は黄褐色漿液性であり, 悪性細胞や腫瘍細胞を認めず細菌培養及び寄生虫検索のいずれも陰性であった. 嚢胞腔はドレナージチューブ留置下の無水エタノール頻回注入により著明に縮小したが, 嚢胞腔消失には塩酸ミノサイクリンの追加注入が必要であった. 嚢胞腔内へのエタノール注入後のエタノール血中濃度が注入回数の増加に伴い低下したことより, エタノール注入を繰り返すことで嚢胞壁よりのエタノール吸収効率が低下することが推測された.
  • 松宮 禎介, 竹下 篤, 黒川 晃夫, 成山 硬, 福西 恵一, 江頭 由太郎, 芝山 雄老, 津田 泰宏, 小林 宏行, 福田 彰
    1999 年40 巻2 号 p. 86-91
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    症例は30歳, 男性. 著明な肝脾腫と不明熱にて発症し, 血球貪食症候群をおこして死亡した慢性活動性Epstein-Barrウイルス感染症症例を経験したので, 肝臓の組織像を中心に報告した. 肝脾腫はみられるが, 汎血球減少の認められない病初期では, Kupffer細胞の軽度増加が認められる程度であった. 高度の汎血球減少が出現し, 摘脾が行われた時期では, 脾臓 (1kg) にはマクロファージの著明な増生および血球貪食像がみられたが, 肝臓にはKupffer細胞の高度の腫大, 増生およびごく軽度の血球貪食が認められるのみであった. 摘脾後, 一時改善した汎血球減少は再び増悪し, 剖検時の肝臓 (2590g) にはKupffer細胞の著明な増生および高度の血球貪食像が認められた. 以上から, 血球貪食症候群を伴う成人慢性活動性EBウイルス感染症の基本的な肝病変はKupffer細胞の腫大, 増生および血球貪食像であり, それらは病勢の進行に伴って高度になると考えられた.
  • 田中 好男, 片山 和宏, 鈴木 都男, 伊藤 彰彦, 村田 浩昭, 榎本 憲博, 望月 圭, 平松 直樹, 尾下 正秀, 佐々木 裕, 笠 ...
    1999 年40 巻2 号 p. 92-98
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    症例は61歳の女性. C型肝硬変にて当科通院中, USにて肝S8に径24mmの低エコー腫瘤を認め精査・加療目的にて入院. 入院時, USでは径35mmに増大しており, CTでは単純で低吸収域を示したが, ダイナミックの早期相で濃染像を認めなかった. MRIはT1高信号, T2やや高信号, ダイナミックの早期相で濃染像を認めなかった. DSAによる血管造影で腫瘍濃染像を認めず, 同時に行ったCTAPで欠損像はなく, CTAでも濃染像は認められなかった. 超音波ガイド下腫瘍生検を行い, 高分化型肝細胞癌と診断した. さらに, 肝癌での発現増強が指摘され, 腫瘍濃染との関与が示唆されている血管内皮増殖因子 (VEGF) の発現を検討したところ, 癌部での発現増強はみられなかった. 直径30mmを越える高分化型肝細胞癌は極めて稀である. 腫瘍血管の発達しないことがVEGFの低発現と関与している可能性が示唆され, 貴重な症例と考え報告した.
  • 有泉 俊一, 高崎 健, 山本 雅一, 次田 正, 大坪 毅人, 片桐 聡, 中野 雅行
    1999 年40 巻2 号 p. 99-103
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    症例は71歳の男性. 1983年 (60歳), 他医にて肝後区域の門脈腫瘍栓を有する径5.5cmの肝細胞癌に対し動注化学療法が施行され腫瘍は消失た. 1991年 (68歳), 肝前区域に肝癌再発. 胆管細胞癌の術前診断で肝右葉切除が施行された. 径3.5cmの肝細胞癌 (低分化型, 索状型) と, 径3.0cmの胆管細胞癌 (中分化型管状腺癌) が衝突する肉眼像を呈し, 混合型肝癌 (combined type) と診断された. 1994年 (71歳), 術後3年目, 左頸部に径6.0cmのリンパ節転移が発見され頸部リンパ節摘出術が施行された. リンパ節の組織所見は索状および管状に増殖する腺癌で組織学的および免疫組織学的所見より胆管細胞癌からのリンパ節転移と診断された. 臨床的にはその他の部位への再発は見られず, 混合型肝癌術後左頸部リンパ節にのみ転移再発した症例と考えられた.
  • 遠藤 仁, 富松 昌彦, 加藤 義和, 伊賀 大二郎, 中島 博子, 高橋 春樹, 大川 真一郎, 久富 寿, 長尾 久美, 中野 浩登, ...
    1999 年40 巻2 号 p. 104-105
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 水田 敏彦, 尾崎 岩太, 原 俊哉, 梶原 進, 和田 郁子, 小川 洋子, 山本 匡介
    1999 年40 巻2 号 p. 106-107
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 坪田 昭人, 茶山 一彰, 荒瀬 康司, 小林 正宏, 小林 瑞, 鈴木 義之, 斎藤 聡, 村島 直哉, 池田 健次, 小池 弘美, 橋本 ...
    1999 年40 巻2 号 p. 108-109
    発行日: 1999/02/25
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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