肝臓
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42 巻 , 12 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 渡辺 明治
    2001 年 42 巻 12 号 p. 641-650
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 小泉 英子, 小野塚 靖, 柴田 実, 山上 朋之, 牧野 博之, 上野 幸久
    2001 年 42 巻 12 号 p. 651-657
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    3名の原発性胆汁性肝硬変 (primary biliary cirrhosis: PBC) 同胞例を報告する. 症例1, 64歳, 男性. 1978年輸血後急性肝炎に罹患し経過遷延. 1980年肝生検で慢性活動性肝炎と診断 (後にHCV抗体陽性, HCV-RNA陽性と判明しC型慢性肝炎と診断). 1981年よりIgMが漸増し, 抗ミトコンドリア抗体 (anti-mitochondrial antibody: AMA) が陽性であることから, PBCを疑い肝生検を施行, Scheuer I期のPBCと診断, 初診の28年後の現在なお診療継続中. 症例2, 76歳, 女性 (症例1の姉). 1999年から膝関節痛, 全身掻痒感, 乾燥症状が出現. 肝機能検査では, トランスアミナーゼ, 胆道系酵素の軽度上昇が認められた. AMA陽性, 肝生検を施行し, Scheuer II期のPBCと診断. 症例3, 57歳, 女性 (症例1の妹). 1996年頃から手指の痒み, こわばり, 乾燥症状が出現. 肝機能検査は正常であるが, AMA陽性であることから, 肝生検施行. Scheuer I期のPBCと診断. 3例はそれぞれ病態が異なっていた. わが国ではPBCが3例以上集積した家系は報告されておらず, PBCの家族内発症を考えるうえで貴重な症例と考え報告した.
  • 島上 哲朗, 大場 栄, 森岡 健
    2001 年 42 巻 12 号 p. 658-663
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は30歳女性, 幼稚園教諭. 2000年5月12日より発熱, 食欲不振を認め, 四肢, 頸部に多数の皮疹(小紅斑)が出現した. 前医を受診し肝障害を指摘され, 5月20日当科紹介入院となった. 入院時検査成績ではトランスアミナーゼ値の上昇の他, 網状赤血球の低下を伴う汎血球減少が認められた. 各種肝炎ウイルス, Epstein-Barr, サイトメガロ, 単純ヘルペス, 帯状疱疹, 風疹ウイルスの急性感染, 並びに自己免疫性肝炎の肝障害への関与は否定的であり, 当初は原因不明とされた. その後ヒトパルボウイルスB 19 (PVB 19) 感染症を疑い, 抗PVB 19 IgM抗体, PVB 19 DNA (PCR定量法) を測定したところ共に陽性であり, PVB 19の初感染による急性肝炎と診断した. 肝機能は約2カ月後に正常化した. 小児と接する機会の多い患者で, 皮疹及び網状赤血球の低下を伴った急性肝炎では, PVB 19も原因ウイルスとして考慮すべきと考えられた.
  • 水田 由紀子, 伊集院 裕康, 板野 哲, 小野 尚文, 神代 龍吉, 佐田 通夫, 中島 裕, 中島 収, 手島 靖夫
    2001 年 42 巻 12 号 p. 664-668
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は68歳女性. 微熱と食欲不振を認め受診. 上部消化管内視鏡検査で胃前庭部に早期胃癌 (0'I) を認め, 腹部USで肝左葉に径77×80mm大の肝内占拠性病変を認めた. 入院時血液検査ではWBC 9700/μl, CRP 15mg/dlと炎症反応の著明な上昇を認めた. 経過中左の眼内炎を併発し, 肝膿瘍からの転移性眼内炎と考えた. 抗生剤の投与により炎症反応の改善を認め, 肝内占拠性病変も著明に縮小した. 一方転移性眼内炎と診断した左眼は強膜の融解を生じたため眼球摘出術を施行. 摘出眼球の培養より Klebsiella pneumoniae が検出された. さらに肝内占拠性病変はエコー下吸引肝生検組織標本にて肝炎症性偽腫瘍と診断. 肝炎症性偽腫瘍に眼内炎が併発した興味ある1例を報告した.
  • 金丸 千穂, 橋本 直明, 鈴木 丈夫, 松浦 広, 関川 憲一郎, 松川 雅也, 高倉 裕一, 是永 建夫, 岸田 由起子, 山崎 一人, ...
    2001 年 42 巻 12 号 p. 669-675
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    発熱は細菌感染症である化膿性肝膿瘍の特徴的症候である. われわれは, 健常成人に発症し, 軽微な右上腹痛のみで発熱等の症状を欠く, 肝膿瘍症例を経験した. 患者は入院1カ月前の人間ドックでは炎症所見なく, 指摘されたγ-GPTのわずかな上昇の精査のため, CTを施行されて偶然直径9cmの肝腫瘤性病変を発見された. 入院時, 白血球数とその分画に異常なく, 著明な血沈亢進とCRP上昇を認めた. 超音波ではS7, 8に境界不明瞭な低エコー領域を認め, 内部に散在する数個の小嚢胞様低エコー領域から採取された微量の膿汁から, Klebsiella pneumoniae が検出された. 肝生検の結果は好中球塊を認める肝組織片で, MRI, Gaシンチ所見と併せて, 比較的早期に発見された肝膿瘍と診断した. 抗生物質で治癒したが, 回復期のCT, 肝組織像は炎症性偽腫瘍との鑑別を要した.
  • 奥秋 靖, 斎藤 晃, 須藤 訓, 宮川 佳也, 鶴田 由美, 榎本 康之, 穴見 美佳, 相澤 良夫, 戸田 剛太郎
    2001 年 42 巻 12 号 p. 676-680
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は44歳男性. C型慢性肝炎(CH-C)に対し天然型インターフェロン(IFN)α9MUを4週間連日投与, その後週3回間欲投与を施行した. 開始2週後にHCV-RNAが陰性化, トランスアミナーゼ(トランス)も正常化したが, 間歇投与中にトランスが再上昇し, 全身倦怠感著明となり総投与量441MUで中止となった. 抗核抗体(ANA)が陽性化したことから, 自己免疫肝炎(AIH)の発症を考えプレドニゾロン(PSL)15mg/dayを開始したところ, トランスは速やかに正常化した. PSL漸減, 中止後もトランスは持続正常化し, HCV-RNAの陰性化も持続した. HLA DR表現型は2, 4であった.
    本例は, CH-Cに対するIFN治療により, HCV-RNAが陰性化した後にトランス再上昇, ANA陽性化を認め, PSLが著効を示した. IFN投与を誘因にAIHを発症し治癒した興味あるCH-C症例であり報告する.
  • 佐藤 悦久, 徳植 秀樹, 矢島 佐江子, 川村 直弘, 齋藤 光浩, 中島 洋, 石田 均, 高橋 信一
    2001 年 42 巻 12 号 p. 681-685
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は45歳, 男性. 常習飲酒家. 肝障害にて初診し, HCV-RNA陽性を認めた. genotype 1b, ウイルス量270 KIU/ml, 肝生検にて staging はF4であった. C型およびアルコール性肝硬変と診断したが, 禁酒および肝庇護剤の投与でもALT高値が持続するため, 2000年9月インターフェロン(IFN)α-2b投与を開始した. 投与約10週後全身皮膚, 口唇を中心とした紅斑, 粘膜疹が出現, IFNの投与を中止するも急激な増悪を示した. Stevens-Johnson 症候群と診断, プレドニゾロン60mgの投与開始し, 病変は徐々に改善した. 原因として解熱鎮痛剤やIFNの関与を考えたが, リンパ球刺激試験は陰性であった. IFNα-2bによる皮疹は頻度が高いが重症例の報告はなく, 肝硬変でかつIFN抵抗性と考えられるウイルス因子であったにもかかわらず10週間投与で著効が得られた点も含め, 興味ある症例と考え報告した.
  • 玉井 徹, 関 寿人, 西村 章, 山敷 宣代, 池田 耕造, 八尾 隆治, 北野 貴弘, 高須 雅史, 廣原 淳子, 井上 恭一
    2001 年 42 巻 12 号 p. 686-687
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 山崎 隆弘, 黒川 典枝, 高見 太郎, 山本 直樹, 是永 匡紹, 木村 輝昭, 寺井 崇二, 萱野 幸三, 坂井田 功, 沖田 極
    2001 年 42 巻 12 号 p. 688-689
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 石川 隆, 椎名 秀一朗, 寺谷 卓馬, 小池 幸宏, 浜村 啓介, 小尾 俊太郎, 藤島 知則, 赤松 雅俊, 建石 良介, 白鳥 康史, ...
    2001 年 42 巻 12 号 p. 690
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 42 巻 12 号 p. 691-711
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
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