肝臓
Online ISSN : 1881-3593
Print ISSN : 0451-4203
ISSN-L : 0451-4203
42 巻, 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 井廻 道夫, 中村 郁夫
    2001 年42 巻4 号 p. 175-184
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 今村 真紀子, 矢島 佐江子, 中島 洋, 石田 均, 高橋 信一
    2001 年42 巻4 号 p. 185-193
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    原発性胆汁性肝硬変における線維化の程度をより客観的に評価するために, 画像解析装置を用いて肝組織内膠原線維を定量化し, 各種肝機能検査, 病期の進展, 肝表面および肝組織所見との関連について検討した.
    Ludwig 分類における肝線維化率は stage の進展に従い増加し, 各病期間に有意差を認めた. 一方, Scheuer 分類では病早期の肝線維化率に有意差はなかった. 検査データでは, GPT, T-bil, IV型コラーゲン7Sドメイン, ICG R 15においていずれも有意な正の相関を, albumin, CHEase, platelets では有意な負の相関を認めた. 赤色紋理や piecemeal necrosis を有する例の肝線維化率は, 有意に高率であった. 経過観察例では, 病期の進展に伴い, 肝線維量は増加していた.
    原発性胆汁性肝硬変の肝線維化率は, 臨床検査値と良好な対応を示しており, その進展を評価するには, 線維化の程度を把握することも重要であると考えられた.
  • 周囲肝実質の変化と局所再発について
    村田 佳津子, 真鍋 隆夫, 木岡 清英, 倉井 修
    2001 年42 巻4 号 p. 194-202
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    肝細胞癌68結節を対象として, マイクロ波凝固療法 (MCT) 後の周囲肝実質の変化と再発の描出についてCT, MRIで検討した. 周囲肝実質には治療後30日以内では21結節で wedge 状濃染が, 40結節で ring 状濃染が見られた. 経過観察によりそれぞれ12結節, 26結節で濃染は消失し, 他のものも濃染の程度は減弱した. 局所再発は32結節で見られたが, CTまたはMRIで描出されたのは27結節であった. 描出された再発腫瘍の形状は nodule 状17結節, wedge 状4結節, line 状6結節で, 治療前の腫瘍の vascularity に拘わらず再発腫瘍は全て造影で濃染された. wedge 状, line 状の再発はMCT部周囲の治療後濃染に類似した画像所見であったが, 再発の場合は経過観察中に濃染が出現または増強するという点で鑑別が可能であった. MCT後の再発の検出には定期的な画像検査が重要と考えられた.
  • 喜多 竜一, 大崎 往夫, 圓尾 隆典, 木村 達, 国立 裕之, 高松 正剛, 友野 尚美, 清水 達夫
    2001 年42 巻4 号 p. 203-209
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    34歳, 女性. 吐血を主訴に来院. 食道静脈瘤破裂の診断にて, 食道静脈瘤結紮術(EVL) 施行. 入院後, スクリーニングにて, アルコール多飲による著しい肝予備能低下及び肝両葉に多発する腫瘍を指摘. Dynamic CT動脈相で高吸収, 門脈相で等~低吸収を示し, 腹部血管造影で腫瘍濃染を認め, 腫瘍への lipiodol 集積を認めたことから肝細胞癌を強く疑った. しかし, MRIのT1強調像では高信号であり, 経静脈性の造影USでは後期相で欠損像を示さず周りのエコーレベルと変わらなかったことは, 古典的肝細胞癌に合致しなかった. 超音波誘導下の腫瘍生検では, 細胞密度の軽度の増加はみられるものの, 細胞異型はみられず, 過形成結節と診断された.
  • 辻 邦彦, 吉田 晴恒, 桜井 康雄, 姜 貞憲, 吉田 純一, 前久保 博士
    2001 年42 巻4 号 p. 210-216
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は70歳, 男性. 血小板減少とDICの精査目的で入院. 肝右葉に急速に増大傾向のみられる腫瘍を指摘され精査を施行. 同病変はCTでは不規則に造影され, 血管造影ならびにCTAでは多彩な内部構造と血行動態を呈し, 肝両葉に転移巣も認め, 経過からも肝原発の血管原性悪性腫瘍と診断した. 腫瘍内出血による血小板減少と fibrinogen 消費の緩和を目的として, 経動脈的塞栓術を施行したが一時的な効果のみしか得られず, 2カ月後に腫瘍破裂による出血性ショックにより死亡した. 剖検の結果, 病理組織学的に肝血管肉腫と確定診断され, 内部には多数のフィブリン血栓が認められた. Kasabach-Merritt 症候群を伴った肝血管肉腫はまれであり, その増大経過を逆追跡しえたことから興味深い症例と思われ報告した.
  • 河野 通盛, 星野 潮, 小林 淳子, 汐田 剛史
    2001 年42 巻4 号 p. 217-222
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は58歳男性. 1999年8月17日に高血圧性脳内血腫による意識障害のため入院し, 同日開頭血腫除去術が行われ経過良好であった. しかし術後7日目より肝機能異常を認め, 12日目には発熱, 黄疸を示し, 検査所見上著明な血清GPT, LDH, Amylase 値の上昇, DICの合併を認めた. 集中治療を開始したが, 肝不全, 出血傾向の進行により術後16日目に死亡した. 剖検上肝臓は1820gと腫大し, 組織学的には肝細胞の凝固壊死による脱落が不規則かつ広範に認められる劇症肝炎の所見であった. 壊死巣周囲の肝細胞には多数の Cowdry type A の核内封入体が認められ, 免疫染色では単純ヘルペス1, 2型両抗原が陽性で, in situ hybridization 法により単純ヘルペス2型であることが判明した. ウイルス感染細胞は全身多臓器に認められ, 炎症所見を伴っていた. 成人の単純ヘルペス肝炎は極めて稀であるが, 劇症肝炎の鑑別疾患として今後考慮する必要があると考えられた.
  • peptide nucleic acid mediated PCR clamping (PMPC) 法によるポリメラーゼYMDDモチーフ塩基変異の高感度検出
    小方 則夫, 北島 勲, 市田 隆文, 朝倉 均, 高橋 則彦, 木下 盛敏
    2001 年42 巻4 号 p. 223-224
    発行日: 2001/04/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
feedback
Top