肝臓
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42 巻 , 7 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 草野 満夫
    2001 年 42 巻 7 号 p. 331-334
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 高村 尚子
    2001 年 42 巻 7 号 p. 335-341
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    MRIを用いた奇静脈, 門脈血流測定の有用性を検討した. 2D cine-PC法を用い, 生理的呼吸下で健常者 (C) および肝硬変患者 (LC) の奇静脈 (A), 門脈本幹の血流 (P) を測定した. LCではCに比し空腹時Aは有意に増加, Pは有意に低下した. 空腹時連続撮影の結果, A測定の誤差率 (mean±SD) は, Cで9.9±3.7%, LCで5.4±6.2%, P測定の誤差率はそれぞれ5.6±6.7%, 4.6±3.2%であった. 空腹時のA/P比はLCではCに比し有意に増加した. さらに, 食事負荷後のAはLCでCに比し有意に増加した. Pは食前に比べ食後に有意に増加したが, 両群間で差はなかった. LCでは空腹時に比べて食後のA/P比は増加したが, 統計学的有意差はなかった. MR velocity mapping を用いた血流測定は非侵襲的で再現性が高く, AとPを同時に測定でき, 血流変化を評価できる有力な手段になりうると思われた.
  • 高松 正人, 古武 昌幸, 比佐 岳史
    2001 年 42 巻 7 号 p. 342-347
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    1990年から1998年までに肝疾患の経過中に合併した軟部組織膿瘍を11例経験した. これらの症例について臨床的に検討した. 11例の肝疾患はいずれも非代償期で腹水もしくは肝性脳症がみられ, 肝疾患自身が予後不良の状態と考えられた. 膿瘍の部位は下腿が4例, 腸腰筋が2例. 大腿, 腹壁, 小脳, 眼球, 心嚢が各1例であった. 疼痛の訴えがなく膿瘍の診断に時間を要した症例が存在した. 大腿膿瘍症例と腸腰筋膿瘍の1例は短期間の経過でDICとなり死亡した. 軟部組織膿瘍は重症肝疾患の注意すべき合併症である.
  • 五十嵐 勇彦, 新妻 宏文, 長崎 太, 単 洪, 小島 敏明, 真野 浩, 上野 義之, 小林 光樹, 石井 元康, 下瀬川 徹
    2001 年 42 巻 7 号 p. 348-352
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    B型肝硬変5例 (男性3例, 女性2例, 年齢28-53, 中央値44歳) に対してラミブジンを投与し, その有用性について検討した. ラミブジン投与開始時と投与9カ月目の比較では, 総ビリルビンが0.7-6.2中央値3.1mg/dlから0.8-3.1中央値0.8mg/dlへ, ALTが50-268中央値74IU/lから19-44中央値30IU/lへ, TTTが20.1-33.1中央値29.9 Kunkel から5.5-19.8中央値14.3 Kunkel へ, アルブミンが3.1-4.8中央値3.5g/dlから3.1-5.1中央値3.9g/dlへ, コリンエステラーゼが79-211中央値94IU/lから118-315中央値206IU/lへ, HBV DNAが108.00-108.92中央値108.32copies/mlから102.00未満-105.30中央値102.00copies/ml未満へと改善した. 肝硬変症例に対するラミブジン投与は, 肝炎を鎮静化するだけでなく, 肝予備能の改善をも期待し得る治療法であると考えられた.
  • 池田 亘政, 岩井 正勝, 加藤 章信
    2001 年 42 巻 7 号 p. 353-359
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    肝硬変13例に分岐鎖アミノ酸輸液を投与し, 投与前後で1H-MRSにおける脳内 glutamate/glutamine (Glx) と myo-inositol (mI) の信号強度の変動を観察し, 血液アンモニア(B-NH3) を含む生化学検査との関連を検討した. 対照として肝硬変3例に同量の5%グルコースを投与し同様に測定した. 分岐鎖アミノ酸輸液前後のGlxの増加率とB-NH3の増減率とは有意の正の相関を示したが, mIとは相関は認めなかった. 輸液前のB-NH3を60μg/dl未満 (正常値群) と60μg/dl以上 (高値群) とで比較すると, 正常値群ではGlx, mIのいずれも上昇傾向を示したが, 高値群ではほとんど変化が認められなかった. 肝硬変での脳内物質(Glx, mI) はBCAA輸液により変動するが, とくにGlxの変動にはBCAAを含むアミノ窒素の脳内処理能が関与している可能性が示唆された.
  • 西田 勉, 柴田 道彦, 佐藤 智信, 春名 能通, 今野 英一, 神田 勤
    2001 年 42 巻 7 号 p. 360-367
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    日本糖尿病学会の病型分類(1999年)に慢性肝疾患に由来する糖尿病が新たに追加された. これらはインスリン抵抗性が著明なことから, 他の糖尿病と異なり, 空腹時血糖値(FPG)に比し, 2時間血糖値(2H-PG)高値となることが推測される. そこで慢性肝疾患236例 (肝硬変193例, 慢性肝炎43例) に対し, 75g経口ブドウ糖負荷試験 (OGTT) を施行し, 2H-PG 200mg/dlに相当するFPGを明らかにし, 慢性肝疾患に合併する糖尿病診断の問題点を検討した. OGTTより肝硬変では2H-PG=FPG×2.5-47, 慢性肝炎では2H-PG=FPG×3.2-168の回帰式が得られた. 2H-PG: 200mg/dlに相当するFPGは肝硬変99mg/dl, 慢性肝炎115mg/dlであり, 日本糖尿病学会診断基準値FPG=126mg/dlより著しく低値であった. 従って慢性肝疾患において糖尿病の合併を早期診断するには, FPGが110mg/dl未満であっても, OGTTを積極的に実施する必要があると思われる.
  • 平方 敦史, 恩田 昌彦, 田尻 孝, 吉田 寛, 真々田 裕宏, 谷合 信彦, 峯田 章, 吉岡 正人, 秋丸 琥甫
    2001 年 42 巻 7 号 p. 368-372
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は70歳男性. 手指振戦, ふらつきを訴え入院した. 既往歴として4年前に食道静脈瘤に対し内視鏡的硬化結紮術を施行されている. 入院時血中アンモニア値は245μg/dlと異常高値を示し, ICG 15分値も36.0%と上昇していた. 腹部CTにて門脈右枝から下大静脈に流入する短絡路を認め, 経皮経肝的門脈造影にて門脈右枝起始部より下大静脈に直接流入する短絡路を認めた. この短絡路に対し外科的結紮術を施行した. 術後一過性に肝機能の悪化を認めたが徐々に改善し, また血中アンモニア値も改善した. 術後の血管造影検査にて門脈右枝に血栓が出現し, cavernous transformation を認めたが, 肝右葉門脈枝は末梢まで描出されるようになった. 血栓は自然消失したが, 血栓形成予防のため血小板凝固抑制剤を投与し, 症状の改善を認め退院となった.
  • 山本 智寿子, 竹本 洋人, 久野 健二, 西村 章, 玉井 徹, 今村 正人, 中川 泰一, 是枝 ちづ, 関 寿人, 井上 恭一, 播磨 ...
    2001 年 42 巻 7 号 p. 373-377
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    門脈腫瘍栓へのマイクロセレクトロンを用いた腔内照射が有効であった肝細胞癌症例を経験したので報告する. 症例: 70歳, 男性, S6, 2.7×2.3cmの肝細胞癌に対し肝動脈塞栓療法, 経皮的マイクロ波凝固療法を施行した. 後に原発巣は十分にコントロールされているにもかかわらずPIVKA-IIが上昇し, 門脈本幹から右枝にかけて腫瘍栓を認めた. 門脈腫瘍栓に対し腔内照射による放射線療法を施行, 腫瘍栓は消失し2年2カ月生存した.
  • 厚生労働省特定疾患門脈血行異常症調査研究班
    2001 年 42 巻 7 号 p. 378-384
    発行日: 2001/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
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