症例は77歳, 男性. 2000年7月肝機能異常を指摘され, 当院受診. 腹部造影CT検査ほか精査にてC型慢性肝炎に合併した肝細胞癌の診断で入院. この際はヨードアレルギーなどなく, 腹部血管造影を施行し, SMANCSを動注, 奏効していた. 2002年, 腎結石が疑われ, 5月15日, 腹部造影CT時にイオパミドール (イオパミロン300)100m
lを投与したところ, 検査中より顔面から頸部に掻痒感を伴う発疹, 紅斑が出現した. ヨード過敏症と診断された. 外来通院中の2003年3月にMRIにて肝細胞癌再発および門脈腫瘍塞栓が認められた. PIVKA-IIも4210mAU/m
lと上昇し, 門脈腫瘍塞栓合併肝細胞癌 (Stage IV A) 再発と診断. CO
2-DSA下にてリザーバーカテーテルを挿入し, 化学療法を継続, 奏効している. ヨード過敏症であっても血管造影を施行し, 奏効が得られた貴重な症例と考え報告した.
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