関西病虫害研究会報

ミカンキイロアザミウマによるトルコギキョウの葉被害の品種間差異

森下正彦

2003 年 45 巻 p. 1-4
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_1

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トルコギキョウの品種間で, ミカンキイロアザミウマによる葉の被害度が異なった.'ミッキーバイカラーローズ','ネイルマリンネオ','ネイルピーチネオ'は被害株率が高く, 一方,'クリアマリン','エクローサピンク','キングオブスノー','あずまの波','あずまの紫'など10品種では被害株率は30%以下と低く,'ティファニーピンク'など3品種の被害株率はその中間であった. 被害株率が低かった'あずまの紫'の葉片で幼虫を飼育すると, ほとんど1齢幼虫で死亡したが,'ミッキーバイカラーローズ'では幼虫の生存率は有意に高く, 葉での増殖が可能と考えられる. したがって, トルコギキョウの葉でみられる被害の品種間差異の一部はミカンキイロアザミウマの幼虫生存率の違いに起因すると考えられた. 一方, 花弁上では両品種とも幼虫の生存率は高く, 差は認められなかった.

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鳥取県におけるナシ黒星病菌のフェナリモル感受性モニタリングとDMI剤の散布時期の違いによる防除効果

安田文俊, 渡辺博幸, 伊澤宏毅

2003 年 45 巻 p. 5-9
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_5

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鳥取県内から分離されたナシ黒星病菌のフェナリモルに対する感受性を1997年と1998年に調査した. 分離菌株のフェナリモルに対するEC₅₀値の平均は0.47mg litre^-1であり, 薬剤感受性のベースラインと比較して感受性がやや低下している傾向が認められた. しかし, ほ場におけるDMI剤の効果試験を行った場合, 4月中旬～5月上旬の散布時期が最も防除効果が高く, この時期に2回DMI剤を散布することで発病はほとんど認められなかったことから, 本剤の防除効果は高く維持されていると考えられた.

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静岡県のカンキツ園におけるミカンハダニ捕食性昆虫の発生量の産地間差異

増井伸一, 池田雅則

2003 年 45 巻 p. 11-16
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_11

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静岡県東部地区の沼津市のウンシュウミカン産地におけるミカンハダニの発生は2000年から減少傾向を示した。2001～2002年は8月を除く毎月の発生は少なく, 年間を通して本種が発生している中部・西部地区と比べて, その差は有意であった。東部のウンシュウミカン園では7～8月のミカンハダニ密度上昇に伴いケシハネカクシ類キアシクロヒメテントウ等の捕食性昆虫が増加し, ミカンハダニの密度低下とともに減少した。起一方, 中部, 西部ではミカンハダニ密度は高いにも関わらず捕食性昆虫は増加せず, ミカンハダニ密度は維持された。 2000～2002年の各地区における殺ダニ剤散布に違いは見られなかったが, 殺虫剤散布は異なった。東部では7月以降にネオニコチノイド剤の散布はほとんど行われなかったが, 中部・西部では8月まで高頻度で散布された。また, 東部では合成ピレスロイド剤は使用されなかったが, 中部では9月に使用頻度が高まった。

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熱水土壌消毒によるチンゲンサイ根こぶ病防除

岩本豊, 長田靖之, 相野公孝, 神頭武嗣

2003 年 45 巻 p. 17-21
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_17

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チンゲンサイ根こぶ病に対して熱水土壌消毒法の適応性を検討した。熱処理が根こぶ病菌の生存に及ぼす影響を検討では, 50℃: 8時間, 55℃: 4時間, 60℃: 3時間の熱処理によって, 根こぶ病菌の根毛感染は阻害されたことから, チンゲンサイ根こぶ病を対象に熱水土壌消毒を行う場合は, 55℃では4時間以上, 60℃では3時間以上が必要であると考えられた。根こぶ病激発圃場において熱水土壌消毒を行ったところ, 地温55℃以上の継続時間は7.4時間であった。熱水処理区の根こぶ病の発生は著しく抑制され, 収量も増加傾向であった。熱水土壌消毒法のチンゲンサイ根こぶ病に対する適応性は高いと考えられた。

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トマトハウスにおけるトマトサビダニの発生・分散パターン

田中寛, 柴尾学

2003 年 45 巻 p. 23-27
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_23

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トマトハウスにおけるトマトサビダニの発生と分散のパターンを調査するために, 2000年6月～10月の間1～2週間毎にルーペによりサビダニを計数した。サビダニは7月中旬に初認され, 10月上旬に生息密度が最大となった。サビダニは株内では速やかに上位の茎葉に分散したが, 隣接株への分散は遅く, 株間分散は主として人為によると考えられた。コハリダニ類がサビダニの有力な天敵であることが明らかになり, 殺ダニ剤のスポット散布はコハリダニ類を活用する優れた方法であることが示唆された。

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ヒラズハナアザミウマの幼虫に対する薬剤の殺虫効果

森下正彦

2003 年 45 巻 p. 29-30
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_29

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Two populations of Flankliniella intonsa (Trybom), were collected from commercial greenhouses (strawberry and sweet pepper) in Wakayama Prefecture, Japan. Four females were transferred onto a kidney bean leaf, Phaseorus vulgaris L., floated on 0.5% agar gel in a plastic Petri dish. The Petri dish, which contained 30-60 larvae 2 to 3 days after hatching, was sprayed with 6 ml of insecticides through a spraying tower. Of the organophosphates, dichlorvos, sulprofos, methidation, and fenitrothion were toxic with more than 90% of corrected mortality. Acrinathrin, chlorphenapir and emamectin benzoate also achieved high mortality. The Wakayama population collected from sweet pepper was more tolerant to some insecticides than the Iwade population which was collected from straw-berry.

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粘着トラップを利用したウメシロカイガラムシ1齢幼虫の発生消長

森下正彦

2003 年 45 巻 p. 31-32
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_31

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Sticky traps were placed under the branch of peach trees that were infested by Pseudaulacaspis prunicola (Maskell) in order to forecast the occurrence period of the 1st instar nymph in 2001 and 2002. There were three peaks of the occurrence: one is in late April to early May, another in early June and the other in late August.

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ワタアブラムシに対するニホンアブラバチの寄生

太田泉

2003 年 45 巻 p. 33-35
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_33

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Host acceptance and host suitability of the cotton aphid, Aphis gossypii for an indigenous parasitoid, Lysiphlebus japonicus were investigated in the laboratory and compared with those for a commercially introduced parasitoid, Aphidius colemani. L. japonicus attacked 2-, 4- and 6-day-old aphids, but not 0-day-old ones. The rate of oviposition occurrence after attacking hosts was not significantly different between L. japonicus and A. colemani. However, the survival rate of L. japonicus larvae in the hosts was significantly lower than that of A. colemani. This suggests the low suitability of A. gossypii as a host of L. japonicus.

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野外における昆虫病原性糸状菌Nomuraea rileyiのハスモンヨトウに対する殺虫効果

杉田花菜子, 廣森創, 廿日出正美

2003 年 45 巻 p. 37-38
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_37

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アブラナ科に寄生する害虫に対する昆虫病原性糸状菌Paecilomycesの殺虫活性

二神幸子, 廣森創, 廿日出正美

2003 年 45 巻 p. 39-40
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_39

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斑点米の要因となる割れ籾に及ぼす施肥・遮光による影響ならびに品種間差

小嶋俊彦, 小松茂雄

2003 年 45 巻 p. 41-42
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_41

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出穂期が異なる水稲に対するカメムシ類による斑点米発生程度の違い

北上達, 西野実

2003 年 45 巻 p. 43-44
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_43

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湛水溝によるカンザワハダニとハスモンヨトウ幼虫の侵入防止

福嶋総子, 矢野貞彦

2003 年 45 巻 p. 45-46
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_45

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The ditch (18cm in width, 18cm in depth) was installed around the greenhouse, and filled with water. It efficiently prevented the Kanzawa spider mite, Tetranychus kanzawai Kishida and common cutworm, Spodoptera litura (Fabricius) larva from invading into the greenhouses.

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アリガタシマアザミウマによる施設キュウリのアザミウマ類防除の可能性

井村岳男

2003 年 45 巻 p. 47-49
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_47

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The control effect for the harvivorous thrips by releasing of predacious thrips, Franklinothrips vespiformis (Crawford)(Fv) on greenhouse cucumbers was examined. Adults of Fv were released about one individual per plant, four times at about a week intarvals after flowering of cucumbers. Population densities of harvivorous thrips, Fv and indigenous Orius spp. on leaves and flowers were investigated with separating an each developmental stage. Dominant species of harvivorous thrips were Thrips tabaci Lindeman on leaves and Frankliniella intosa (Trybom) on flowers. Population densities of harvivorous thrips were suppressed at low level by Fv on leaves but not on flowers. Fv occurred only on leaves but Orius spp. on both leaves and flowers. As a result, control effect on thrips by Fv was restricted on leaves but not on flowers, because the foraging behavior of Fv was observed more frequently on leaves than on flowers of cucumber plants.

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和歌山県におけるシロイチモジヨトウの薬剤感受性

井口雅裕, 森下正彦, 薮野純子, 福嶋総子, 岩橋良典, 矢野貞彦

2003 年 45 巻 p. 51-52
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_51

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三重県南部の柑橘園地におけるケシハネカクシ類の発生消長

鈴木賢, 山上尚史

2003 年 45 巻 p. 53-54
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_53

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防風樹がカメムシ類のナシ被害に及ぼす影響

水主川桂宮, 新田浩通, 栗久宏昭

2003 年 45 巻 p. 55-56
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_55

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ボーベリア・ブロンニアティ剤の3年連続処理によるイチジクのキボシカミキリの防除

小林彰一, 岡田裕彦, 前田知佐, 柴尾学, 田中寛

2003 年 45 巻 p. 57-58
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_57

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露地用黄色灯支持器具の実用性評価

久保田豊, 金堀雄介, 竹下博則, 向阪信一, 柴尾学, 田中寛

2003 年 45 巻 p. 59-60
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_59

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ネギ葉片浸漬法およびソラマメ催芽種子浸漬法によるネギアザミウマの薬剤殺虫効果

柴尾学, 田中寛

2003 年 45 巻 p. 61-62
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_61

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有機栽培ナスにおける土着天敵の害虫抑制状況

平正博, 峯村晃

2003 年 45 巻 p. 63-64
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_63

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大阪府でナスとキャベツに新たに発生した鱗翅類害虫

那須義次, 田中寛, 柴尾学

2003 年 45 巻 p. 65-66
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_65

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有機栽培トマトにおける病害虫発生状況

峯村晃, 平正博, 野村康弘

2003 年 45 巻 p. 67-68
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_67

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マルチプレックスPCR法による大阪府内の各種作物におけるハモグリバエ類成虫の識別

古川真, 柴尾学

2003 年 45 巻 p. 69-70
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_69

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愛知県での青ジソ (オオバ) における害虫の発生及び防除

伊藤啓司, 小栗あゆみ, 鈴木敦利

2003 年 45 巻 p. 71-72
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_71

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Cercospora属菌による黒大豆子実種皮のかすり状裂皮について

木村重光

2003 年 45 巻 p. 73-74
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_73

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黒大豆種皮に生じるかすり状裂皮は, Cercospora属菌が関与していることがわかった。また, 分離したCercospora属菌は紫斑病菌 (C. kikuchii) であることが強く示唆された。

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植物根面における病原性および非病原性Fusarium oxysporumの増殖比較

野々村照雄, 長谷川友哉, 宮島一智, 松田克礼, 前田和彦, 岡田清嗣, 草刈眞一, 豊田秀吉

2003 年 45 巻 p. 75-78
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_75

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In the present study, a green fluorescence protein (GFP) gene was introduced as a monitoring reporter into mycelial protoplasts of different formae speciales of Fusarium oxysporum (lycopersici, melonis and fragariae) to analyze infection behavior of pathogenic and nonpathogenic fungi on roots of host and nonhost plants. Successful integration of the GFP gene into chromosome was confirmed by polymerase chain reaction and Southern hybridization analysis. GFP-marked fungi emitted bright green fluorescence under UV irradiation. Transformed microconidia of F. oxysporum were inoculated by dropping conidial suspension onto roots of tomato and melon cotyledonal seedlings. Fungal development on roots was observed with a fluorescence microscope at the post-inoculation stage (1 to 3 days after inoculation). As a result, the microconidia of all formae speciales germinated and attached to root surface and elongated hyphae to reticulate root surface, irrespective of host and nonhost plants. After this reticular elongation of hyphae, the pathogenic fungi on host plant roots invaded to cause necrosis at the inoculation site of roots. Thus, the present results demonstrated that both pathogenic (F. oxysporum f. sp. lycopersici on tomato) and nonpathogenic fungi (F. oxysporum f. sp. fragariae on tomato and melon, and F. oxysporum f. sp. melonis on tomato) could indistinctively elongate hyphae and colonize host and nonhost plant roots at the early stage of inoculation, and only the pathogenic fungi invade host roots to cause the symptoms after mycelial colonization.

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CLA培養でGibberella zeae (Fusarium graminearum) の子のう殻と胞子を形成させる際の葉の乾燥と通気の必要性

外側正之

2003 年 45 巻 p. 79-80
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_79

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種もみの温湯消毒が1回当たり最大80kg処理できる装置の開発

黒田克利, 鈴木啓史, 冨川章, 鈴村素弘

2003 年 45 巻 p. 81-82
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_81

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ピーマン白絹病に対する殺菌剤トルクロホスメチル水和剤及びフルトラニルフロアブルの防除効果と作物残留

望月証, 牧浩之, 久野託靖, 長田靖之, 高木廣, 清水克彦

2003 年 45 巻 p. 83-84
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_83

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ボーリング処理によるナシ心腐れ症の発病抑制効果

新田浩通, 中元勝彦

2003 年 45 巻 p. 85-86
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_85

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ナシ'愛甘水'における胴枯性病害の発生実態

西川祐司, 新田浩通

2003 年 45 巻 p. 87-88
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_87

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茎頂培養によるナシ粗皮病の枝病徴の消失

新田浩通, 金好純子

2003 年 45 巻 p. 89-90
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_89

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無袋栽培ナシ'幸水'における収穫前約1か月間におけるナシ黒星病防除の要否

新田浩通

2003 年 45 巻 p. 91-92
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_91

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ダイズ茎疫病菌のレース検定のための寒天培地接種法の開発

杉本琢真, 吉田晋弥, 相野公孝, 大西稔治, 塩飽邦子

2003 年 45 巻 p. 93-96
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_93

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Using the agar medium inoculation method, three isolates of Phytophthora sojae were tested for virulence on six cultivars. In about 10 days, they were classified into race A, B or H, respectively. That period was from 14 to 19 days earlier than the conventional flooding inoculation method. Our proposed new method is available for the pathogenic test of Phytophthora sojae.

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エンドウつる枯細菌病の種子保菌検定

増田吉彦

2003 年 45 巻 p. 97-98
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_97

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Contamination of bacterial pea blight pathogen (Pseudomonas syringae pv. pisi) on pea seeds (Pisum sativum) was investigated in Wakayama prefecture in 2002. Pathogenic bacterium was detected at high frequency in theseed lots of private production at Inami town, both from dry seeds and from seedling beds under chilling treatment. The bacterium was not detected in five seed lots of offical production at Hashimoto city. Contamination check must be necessary for the reduction of the outbreak of bacterial blight.

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キュウリ栽培施設における熱水および土壌還元消毒の効果と土壌pH. EC, およびキュウリの生育に及ぼす影響

高井啓, 西和文, 田口義広, 渡辺秀樹, 勝山直樹, 窪田昌春

2003 年 45 巻 p. 99-100
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_99

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キャベツ黒すす病保菌種子の発芽後における病原菌の動態

野村康弘, 窪田昌春, 西和文

2003 年 45 巻 p. 101-102
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_101

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有機栽培における葉面微生物の調査

野村康弘, 峯村晃

2003 年 45 巻 p. 103-104
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_103

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カキ黒星病に対する3種殺菌剤の効果と未結果樹における殺菌剤散布時期

新田浩通, 西川祐司

2003 年 45 巻 p. 105-106
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_105

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市販の残留農薬検査キット(エンバイロガード^®)の利用について

天野昭子, 小林忠彦

2003 年 45 巻 p. 107-108
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_107

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講演要旨

2003 年 45 巻 p. 109-118
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_109

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東海地区における2002年度病害虫の発生概況

北上達

2003 年 45 巻 p. 119-126
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_119

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近畿地区における2002年度病害虫の発生概況

吉本均, 増田吉彦

2003 年 45 巻 p. 127-134
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_127

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2002年度東海地区における病害虫関係の研究動向

松尾尚典, 天野昭子

2003 年 45 巻 p. 135-138
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_135

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2002年度近畿地区における病害虫関係の研究動向

相野公孝, 廣瀬敏晴

2003 年 45 巻 p. 139-142
発行日: 2003/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.45.0_139

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