日本火災学会論文集
Online ISSN : 1883-5600
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55 巻, 2 号
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論文
総説
  • 山内 幸雄
    2005 年 55 巻 2 号 p. 79-88
    発行日: 2005年
    公開日: 2011/03/16
    ジャーナル フリー
    建物内の天井に取り付けられた火災感知器の応答に関わる火災現象としては,火源の上方に形成される火炎プレーム(Fire Plume); 天井下に形成される天井流(Ceiling-jet); さらに室内の上部に形成される煙層(Smoke Layer)の三つが重要である。熱感知器の応答には,さらに気体から感知部への対流熱伝達および感知器内の熱伝導が関与する。また,煙感知器の応答には,煙の粒子的な性質が重要な役割を果たす。これらの現象と感知器の応答特性について,1950年から2003年にかけて発表された論文を選び,研究の流れを整理した。取り上げた研究は,直接的または間接的に火災感知器の応答予測に関わるもので,一般的な火災性状に関わるものを含むが,その全てを網羅したものではない。また,感知技術に関する研究は除外されている。
    (オンラインのみ掲載)
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