九州歯科大学では,「本学の学生を海外協定大学へ派遣して国際交流を体験させる.一方で海外からの学生を受け 入れることによって,本学でのグローバル社会において活躍できる人材育成を図ること」を目的として,九州歯科大 学国際交流プログラム(Kyushu Dental University Global Scholarly Exchange Program: KDU-GSEプログラム)を行っている.口腔保健学科では,歯科衛生士養成機関同士のKDU-GSEプログラムを作成し,実施している.今後の 国際交流推進のためにその概要を報告し,学生の国際交流に対する意識について検討した.
KDU-GSEプログラム派遣学生は現地での歯科医療機関への訪問を行い,教員,現地スタッフや学生との交流を行っ た.学生は意義のあるものであったと報告しており,滞在期間の中で充実した国際交流を体験できることが示唆され た.本プログラムを体験した学生は,大学院進学や企業就職を進路選択したことより,将来国際的に活躍する歯科衛 生士が育まれることが期待された.また,台湾からの受け入れ学生には,歯石除去の実習および障害者や高齢者に対 する口腔のケア・摂食嚥下訓練などの専門科目実習を提示することができた.その結果,台湾学生にも新しい分野に 関心を持つ機会を与えられたと思われる.さらに,国際交流に対する一般学生の質問紙調査においても,8割以上の 学生は国際交流の重要性を認識していた.
以上より,本学口腔保健学科KDU-GSEプログラムは目的に即した成果を十分に挙げていると考えられた.
抄録全体を表示