九州歯科学会雑誌
Online ISSN : 1880-8719
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77 巻, 1-2 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • 臨床研修歯科医師の技術向上のために
    小田 昌史
    2023 年 77 巻 1-2 号 p. 1-7
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/06/16
    ジャーナル フリー
    歯科用口内法エックス線画像検査とパノラマエックス線画像検査はCT検査が普及した現在でも,歯科診療に欠かせない画像検査であり,これらは治療方針を大きく左右する.適切な画像診断を行うためには適切な撮像技術が必要である.歯科用口内法エックス線撮像は臨床研修歯科医師がまず習得すべき基本技術のひとつであるが,全身の医療に適用されるエックス線撮像の中でも特に技術が要求されるため,臨床研修歯科医師にとっての大きな壁となる.読像についても,常に見落としを無くして適切な診断をくだすには要点をおさえて画一化した手順でおこなっていく必要がある.本稿では臨床研修歯科医師に向けて,診療技術がいち早く向上するために意識すべき撮像と読像のポイントを解説する.これまで培ってきた知識を有効に臨床応用する手助けとなれば幸いである.
  • 吉居 慎二
    2023 年 77 巻 1-2 号 p. 8-12
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/07/11
    ジャーナル フリー
    歯科医師臨床研修の基本理念(歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令)は,「臨床研修は, 歯科医師が,歯科医師としての人格をかん養し,将来専門とする分野にかかわらず,歯科医学及び歯科医療の果たす べき社会的役割を認識しつつ,一般的な診療において頻繁に関わる負傷または疾病に適切に対応できるよう,基本的 な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない」とある. 第二総合診療科ではこれを達成するための教育の2本柱として,「治療計画立案の習熟」と「治療手順の統一化」を 掲げ2021年から実践してきた.今回,これらの教育の概要を提示し,臨床研修歯科医教育の将来の発展について考 察していきたい.
  • 園木 一男, 秋房 住郎, 邵 仁浩
    2023 年 77 巻 1-2 号 p. 13-24
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/07/11
    ジャーナル フリー
    九州歯科大学口腔保健学科では,4年生が歯科衛生士国家試験(以下,国試)受験後の翌日,国試の自己採点を行う とともに,国試や九州歯科大学の国試対策に関するアンケート調査を行っている.このアンケート調査は1期生(平 成26年度卒)から聴取しているが,国試対策に対する学生評価を教員間で共有する目的で,著者が保存している5期 生25名,7期生26名,8期生24名,9期生23名,合計98名の回答を分析した.質問項目は,1.国試の難易度,2. 九州歯科大学の国試対策,3.総合演習試験,4.直前集中講義,5.今後,国試対策として大学が行った方がよい もの,6.後輩に伝えたいこと,7.全体を通して大学への要望・希望,8.学内における模擬試験の最終順位,9. 国試勉強の開始時期,の9項目である.1.国試の難易度については,55.1%の学生が総合的にみて難しいと回答し, 基礎問題が難しいと答えた学生が最も多かった.2.大学の国試対策については,総合的にみて役に立ったと回答し た学生は76.8%, 役に立たなかったと回答した学生は5.3%で, 特に4年次の模擬試験,DHS(Dental Hygienist Section)予備校講義,直前集中講義,総合演習系講義は80%以上の学生が役に立ったと回答した.一方,講義室の使用に関する評価が低かった.これらの結果は自由記述のテキストマイニング結果と一致していた.以上より現行の国 試対策は有効と判断できるが,さらに学生の満足度を上げるために改善を図る必要がある.
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