日本健康教育学会誌
Online ISSN : 1884-5053
Print ISSN : 1340-2560
検索
OR
閲覧
検索
11 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 小西 史子
    11 巻 (2003) 1 号 p. 1-11
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    中学生の「主観的健康感」に影響する要因として, 「朝食の孤食頻度」「夕食の楽しさ」「家族満足度」「学校適応感」を取り上げ, その影響力の強さと要因問の関連を明らかにすることを目的とした.方法は中学生を対象に上記の項目についてアンケート調査を行い, パス解析を行った.その結果, 「夕食の楽しさ」は「家族満足度」を介して「主観的健康感」に正の影響を与えるが, 「朝食の孤食頻度」は逆に負の影響を与える.また「朝食の孤食頻度」は直接的にも「主観的健康感」に負の影響を与える.「家族満足度」は「学校適応感」に正の影響を与え, 「学校適応感」は「主観的健康感」に正の影響を与える.すなわち「家族満足度」は「学校適応感」を介して, 「主観的健康感」に影響を与え, かつ直接的にも正の影響を与えるということが明らかになった.「朝食の孤食頻度」「家族満足度」「学校適応感」の3変数によって, 「主観的健康感」の分散の41%が説明され, 3変数の中で最も影響力の強いものは「学校適応感」であった.このように構築されたパスダイアグラムを男女別にみると, 女子は男子より「主観的健康感」に与える「家族満足度」の影響が強かった.学年別にみると, 2年のとき「主観的健康感」に与える「家族満足度」の影響力がもっとも強くなった.〔日健教誌2003; 11 (1) : 1-11〕
    抄録全体を表示
  • 中村 菜々子, 松尾 直子, 竹中 晃二
    11 巻 (2003) 1 号 p. 13-22
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    高齢者を対象としたストレス・マネジメント教育の重要性はよく知られているものの, 日本で高齢者を対象にしたストレス・マネジメント教育についての実践はまだ少ない.本研究の目的は, 日本の地域高齢者のある集団に対して, 1セッションのストレス・マネジメント教育を実施することであった.対象者 (N=37) は, 某市が運営している高齢者向けの教育センターで毎月1度実施されている授業の一部として, 1セッションのストレス・マネジメント教育プログラムに参加した.対象者はストレスの仕組み, アクティベーション及びリラクセーション技法について学習した.日本語版Iceberg Profile (IP) が, 介入前, アクティベーション後, そしてリラクセーション後 (介入後) に測定された.2要因の分散分析 (性別×測定時期) を実施した結果, IPは, 疲労とTotal Mood Disturbance (TMD) についてアクティベーション後とリラクセーション後とで有意に減少した.怒り-敵意と活気については有意な変化は見られなかった.また, 交互作用が一部に見られ, 女性の対象者は, 男性の対象者と比較して, 緊張-不安, 抑うつ-落ち込み, 混乱, 及びTMDが改善を示さない傾向にあった.結果は, 1セッションであっても, 地域高齢者を対象としたストレス・マネジメント教育がストレス反応を和らげる可能性を示唆するものである.今後は, 高齢者を対象にしたストレス・マネジメント教育について, 内容の困難度やプログラムの長さなどについてさらに詳細な情報が必要である.
    抄録全体を表示
  • 上地 広昭, 竹中 晃二, 鈴木 英樹
    11 巻 (2003) 1 号 p. 23-30
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 小学校高学年における身体活動の行動変容段階とセルフエフィカシーの関係を検討することである.小学4-6年生397名 (男子198名, 女子199名) を対象に調査を行った.日常の身体活動水準とセルフエフィカシーの関係について検証するために相関分析を行った結果, 日常の身体活動水準とセルフエフィカシーの間に有意な相関が認められた (男子r=.63; 女子r=.41) .また, 身体活動の行動変容段階とセルフエフィカシーの関係について検証するために分散分析を行った結果, 行動変容段階の主効果が認められた.つまり, 無関心ステージの子どもは, 他のステージの子どもよりも, セルフエフィカシーが低いことが明らかになった.このことから, 小学校高学年における身体活動のセルフエフィカシーを増加させることが身体活動量の増加につながる可能性が示唆された.
    抄録全体を表示
  • 岡戸 順一, 艾 斌, 巴山 玉蓮, 星 旦二
    11 巻 (2003) 1 号 p. 31-38
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    目的: 本研究は高齢者における主観的健康感と生命予後との関連を明らかにし, その死亡リスクが有意となる評定段階の検討を目的としている.
    方法: 調査方法は地域に居住する60歳以上の在宅高齢者19, 636人を対象に, 1998年7月より郵送法と面接法を併用した調査票による基礎調査を行い, その後, 2000年6月までの生存状況に関する追跡調査を実施した.分析方法は主観的健康感のどのような組み合わせの評定段階間で生存関数に有意な差が見られるかを年齢階級, 治療中疾病数, 手段的自立度を共変量とした比例ハザードモデルにより性別に検討した.
    結果: 主観的健康感が「健康でない」と回答した者の死亡に対するハザード比は, 「とても健康である」, 「まあまあ健康である」, 「あまり健康ではない」と回答した者をまとめた群と比較して, 男性で3.45 (95%CI: 2.25-5.30) , 女性で2.38 (95%CI: 1.34-4.22) と統計学上有意に高かった.また男性のみ「あまり健康ではない」と回答した者のハザード比は, 「とても健康である」, 「まあまあ健康である」と回答した者をまとめた群と比較して, 1.69 (95%CI: 1.02-2.82) と有意に高かった.
    結論: 男女とも主観的健康感が「健康でない」と回答した者の死亡リスクは, それより肯定的な回答をした者より高いことが見出された.さらに女性に比べて男性で生命予後に対する主観的健康感の影響が大きいことが見出された.
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top