日本健康教育学会誌
Online ISSN : 1884-5053
Print ISSN : 1340-2560
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13 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 川口 毅
    13 巻 (2005) 1 号 p. 1
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 竹森 幸一, 山本 春江, 浅田 豊, 仁平 將
    13 巻 (2005) 1 号 p. 2-10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    目的: 健康教育モデルを用いた減塩教室の指導効果を検討することを目的とした.
    方法: 青森県I村の地域住民と役場職員26名 (参加群18名, 非参加群8名) を対象とした.減塩教室は約月1回, 計6回開催された.減塩教室前後に尿中塩分と血圧値を測定し, アンケート調査を実施した.
    結果: 参加群のカリウムが教室後に有意に増加した.最終回のアンケートで, 「減塩実践への自信」は「自信はある」が参加群85.7%, 非参加群16.7%で, 「自信はない」が参加群14.3%, 非参加群83.3%で, 有意な関連がみられ, 参加群が自信はあるの方へ, 非参加群が自信はないの方にシフトしていた.参加群の「話し合いへの参加度」は「十分話し合いに参加できた」と「まあまあ参加できた」を合わせて77.8%, 「自分の問題点・解決策」については「十分わかった」と「まあまあわかった」を合わせて100%であった.「改善点を実践できたか」については「十分実践できた」と「まあまあ実践できた」を合わせて100%であった.参加群の収縮期, 拡張期血圧は教室後に有意に低下した.
    結論: 教室前後の比較で, 参加群の尿中塩分は有意差がなかったが, カリウムが有意に増加したこと, また最終回のアンケートにおいて, 減塩実践への自信がある, ないと参加群, 非参加群の間に有意な関連がみられたことから, シナリオ学習を応用した減塩教育は有効である可能性を示した.
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  • 杉本 洋
    13 巻 (2005) 1 号 p. 11-21
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    目的仕事のストレッサー, ストレス反応 (生活習慣) , 健康影響 (血糖コントロール) , 修飾要因 (療養生活上の認識) の関係を説明する糖尿病者の職業性ストレスモデルを構築, 検証すること.
    方法糖尿病をもつ勤労者145名に自記式質問紙調査を行った.
    修飾要因としての機能を想定し, 作成した療養生活上の認識9項目の探索的因子分析を行い, 得られた結果に基づき因子を解釈, 命名した.従属変数に, HbA1c (血糖コントロール) を, 独立変数にHPI (生活習慣) , 療養生活上の認識 (修飾要因) 各因子を設定したモデル, 従属変数にHPIを, 独立変数に仕事のストレッサー, 療養生活上の認識各因子, ストレッサーと療養生活上の認識各因子の交互作用を設定したモデルの重回帰分析を行い, 糖尿病者の職業性ストレスモデルを検証した.
    結果探索的因子分析の結果4因子が抽出され, それぞれ「時間保有感」「肯定的血糖コントロール感」「人的サポート感」「仕事と療養のバランス感」と命名された.重回帰分析の結果, 糖尿病者のストレスは, ストレッサー (量的労働負荷) がストレス反応 (HPIの低下) を引き起こし, 健康影響 (HbA1cの悪化) へとつながっている構造を示した.なお, 療養生活上の認識のうち, 強い時間保有感と, 中程度の肯定的血糖コントロール感が量的労働負荷のHPIに及ぼす影響を緩衝していた.
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  • 川越 有見子, 高橋 美奈子, 佐藤 舞子
    13 巻 (2005) 1 号 p. 22-33
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    目的: 入院患者の栄養指導において, 目に見えた効果を出す事は難しく生活の背景も含めた改善に向けての新しい取り組みが急務である.効果的な指導のあり方を実態調査を通し考察する.
    方法: 生活習慣病の患者を対象に食生活調査を行い, 効果的な指導につなげるための問題点を抽出し, 実際の指導の中から, どのように解決されるかを検討した.調査対象は札幌市H病院の入院患者102名のうち栄養指導を受けた75名である.有効回答者は71名であった.調査内容は, 栄養指導の理解度, 意識の変化の程度, 食生活の改善ができない理由等についてである.さらに, 生活習慣病改善プログラムを用いた指導の実際を検討した.
    結果: 食生活習慣を変えることは, 制約も加わるが, 時間をかけて改善が出来た日を増やしていくことが望ましい習慣形成へとつながる.そのためには, 指導を受ける個々人に適した治療プログラムを作成し, チーム医療の形で支援していくことが, 指導効果を引き出す上で有益であった.
    結論: 生活習慣病外来は健康寿命を延ばす役割を担っているので, 支援体制を整え, 「自分の健康は自分で守る」という自己管理意識を実践向上させることが, 治療の効果をあげる上でも有用であることが示唆された.
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  • 萬代 優子, 山崎 喜比古, 八巻 知香子, 石川 ひろの, 小澤 恵美, 清水 準一, 富永 真己, 藤村 一美, 加藤 礼子
    13 巻 (2005) 1 号 p. 34-45
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    目的: 大学低学年生における, 1) Daily Hassles (以下DH) を記述的に明らかにすること, 2) 現在の生活状況, タイプA行動傾向, Sense of Coherence (以下SOC) およびソーシャルサポートに注目し, それらとストレスの大きさを表す重み付けしたDH総量との関連を明らかにすることによって, 1次予防的健康教育の取り組むべき課題を検討すること.
    方法: 都内の4年制3大学1, 2年生を対象に自記式質問紙調査を実施し, 有効回答621名について分析を行った.2) の分析には重回帰分析を用いた.
    結果: 1) 発生率が高いDHは「興味のない授業」などの大学生活に関する出来事が, ストレッサー強度が高いDHは「恋人との関係の変化」などの人間・社会関係に関する出来事が, また発生率・ストレッサー強度ともに高いDHは「睡眠不足」「時間不足」などの生活一般に関する出来事や進路に関することがあげられた.2) DH総量は, 現在の生活環境のなかで他者と接触する機会が多いほど高くなりやすく, とりわけ, SOCが低いほど高かった.タイプA行動傾向およびソーシャルサポートとは有意な関連は見られなかった.以上より, 教養課程の授業という教育機会を重視して, 学生が抱えるDHやそれによるストレスを予防し, 軽減するための実践的示唆が得られた.
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  • 近藤 佳代子, 遠藤 雄一郎, 藤田 政博
    13 巻 (2005) 1 号 p. 46-53
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 疾患や外傷により顔に生じた異形が当事者にもたらす心理社会的影響を文献的に検討し, 研究の到達点と将来的な研究課題を論考することである.文献は“facial disfigurement”を検索式としてOvid MEDLINEとWeb of Scienceで収集した.文献は, 生物心理社会モデルに基づき, 身体, 心理, 社会の3領域に整理した.身体的領域では, 近年の動向として, 疾患別ではなく「顔の異形」を対象とした研究へ移行があった.また, 異形が現われた時の年齢や異形が現われてからの年数, 疾患の重症度は, 心理的な影響を必ずしも予測しなかった.異形の影響を発達段階ごとに検討する必要性も示唆された.心理的領域では, 心理的ウェルビーイングの低下は, これを主題とした多くの研究で支持された.従って, 今後は当事者の心理的健康を促進するための介入や支援の拡充が必要と考えられた.社会的領域では, 様々なスティグマを被る状況に曝されており, 心理的健康の低下と関連があったが, 患者-医師関係の検討と, スティグマを緩和するための施策の不足が課題だった.対処戦略は, 異形への適応に阻害的な対処として回避や隠蔽が注目されていた.ソーシャルサポートは心理社会的適応の予測因子であるが, 詳細な検討を欠いた.特に, 今後はライフサイクルを視野に入れた家族関係とサポートの分析が望まれた.
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