背景:日本健康教育学会栄養教育研究会は2023年度からICT活用による栄養教育の実践をテーマに活動を行っている.本稿では2024年度の活動として2025年3月22日に開催した公開学習会「SAMRモデルを用いたICT活用の実践術~児童・生徒主体の学びの実現に向けて~」について報告する.
内容:学習会はオンラインにより2部構成で実施した.第1部は三井一希氏による講義「学習者主体の学びの実現へ向けたICTの活用」,第2部は講義を受けての意見交換をワールドカフェ方式で行った.意見交換は小グループに分かれ,①講義を聞いての気づきや疑問,②栄養教育におけるICT活用のメリット・デメリット,③SAMR(Substitution, Augmentation, Modification, and Redefinition)モデルを踏まえた今後の実践におけるICT活用の3点について行った.参加者は50名であった.学習会に対するアンケート(回答者45名,回答率90%)では,全回答者が本学習会で新しく学んだことがあった,満足したと回答した.満足した理由にはSAMRモデルという新たな知識を得たことや意見交換で理解を深められたことなどが多く挙げられた.また,回答者の96%が,学習会で得たICT活用の知識を用いて学習者主体の学びを実践できそうだと思うと回答した.
結論:本学習会は,SAMRモデルという新たな視点でのICT活用に関する知識を提供し,参加者の今後の実践につながる学びを深めることに貢献できた.
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