日本健康教育学会誌
Online ISSN : 1884-5053
Print ISSN : 1340-2560
検索
OR
閲覧
検索
6 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 小野寺 杜紀, 神田 晃, 渡辺 由美, 方 泓, 川口 毅
    6 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 1-13
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    埼玉県I町の小学校4年生248人を対象に、小児肥満について遺伝的および環境的要因を解明するために、本人の身体的状況・血液検査と、運動、食行動、間食摂取、およびストレス反応に関する質問紙調査を行った。肥満度の親子相関は、男女共に母親との相関がみられ、男子は、両親共非肥満の群に比べて、一方の親が肥満、両親共肥満の順に子の肥満の出現頻度が高かった。また、肥満群は男女共に血圧値が高く、男子ではHDLコレステロール値、AI値が高かった。男子の肥満群では、運動が嫌いで、これらの実施している者の率が低く、女子でも運動が嫌いと答えた者がやや多かった。食行動では、「給食を残さず食べる」と「食べ過ぎと注意される」が肥満群に多く、肥満群は非肥満群に比較して間食の摂取している率が低い傾向がみられた。ストレス反応については、男子では肥満群にストレスの強い傾向がみられたが、女子では認められなかった。これら肥満に係わる生活環境因子について数量化理論第II類の手法を用いて分析した結果、男女共「食べ過ぎと注意される」、「何かに集中できない」が、男子では「寂しい」、女子では「誰かに怒りをぶつけたい」と「給食を残さず食べる」が肥満傾向に働いていた。更に「食べ過ぎと注意される」場合の行動パターンをみると、肥満児の場合は「むしゃくしゃすると食べる」や間食において負の相関を示したが、非肥満児の場合は、男子では「夕食後に飲食をする」や、女子では「よく噛まずに食べる」、「お腹一杯になるまで食べる」など肥満の原因となる食行動をとる傾向がみられた。
    抄録全体を表示
  • 橋本 佐由理, 岩崎 義正, 宗像 恒次, 江澤 郁子
    6 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 15-24
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    本研究は、健康体操教室へ継続参加している女性中高年者に継続的な調査 (第1回: 1993年; 第2回: 1995年) を行ったものである。本調査では主に独自に開発した尺度を用いて、継続者 (n=107) と非継続者 (n=36) 、継続者 (n=107) と新入会者 (n=32) の比較検討を行なった。そして、教室の継続参加によりどのような心理社会的要因の変化が見られるのかを明らかにすることを目的とした。
    1) 独自に開発した調査票の尺度は、教室へ継続参加している中高年者に適用し得る。
    2) 教室への継続参加により、運動自信感、健康管理の自信感が高まる。
    3) 教室の継続群と非継続群では、運動を促すような行動感覚、運動をめぐる情緒的支援ネットワークの高低に差が見られ、継続群の方が有意に高かった。継続者と新入会者では抑うつ (CES-D) に差が見られ、新入会群の方が有意に高かった。
    4) 運動の継続年数と抑うつ度を見ると、高齢者用抑うつ度では、11年以上の継続者は有意に抑うつ度が低く、CES-Dでは1年以下の新入会者が有意に抑うつ度が高い。運動や健康管理の自信感については、11年以上の長い継続者は自信度が高い。
    抄録全体を表示
  • 丸谷 宣子, 神田 あづさ
    6 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 25-31
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    循環器系疾患予防に対する学校栄養教育プログラム作成の基礎データを得るため、小中学生を対象として、特に脂質と食物繊維関連の知識、自己効力、行動性に関する教育調査を行った。コレステロールでは用語の認識率は、小3以下では数パーセントであったが、小4では男女とも約36%となり、小3と小4の間で大きな成長が認められた。その後、学年とともに認識率は上昇したが、中3では男子75.9%、女子98.1%と男女差が大きかった。食品中の所在についても、知識の習得率は小3と小4の間で用語と連動した成長が示された。食物繊維に関しても、用語および食品中の所在に関する知識の習得率はほぼ同様な学年推移であった。上記2成分と循環器系疾患との関連性についての認識率は小学校高学年では男子の方が高かったが、中学生では女子の方が高く、また男女差が著しかった。リノール酸については用語および食品中の所在についての知識の習得率は著しく低かった。上記の結果から、脂質と食物繊維関連の系統的教育は小学校中学年から開始することが可能であり、循環器系疾患予防との関連性の知識については、中学校で学習が可能であることが分かった。特に男子の場合、小学校段階で、教育を開始しておくことが必要と思われる。また、自己効力を高めることが健康的な食行動を促すという結果が示された。
    抄録全体を表示
  • 岡本 佐智子, 藤澤 邦彦
    6 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 33-45
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    我が国は、他国に類を見ない速さで高齢社会を迎え、それにつれてその目標も、単に長生きするだけではなく、充実した人生を求めるようになってきた。しかしながら、生きがい対策事業として行われている福祉施設の評価に関する文献は少ない。そこで本研究は、東京都葛飾区老人福祉施設利用者157名を対象に、健康意識と行動に関する調査を行い、施設利用者の特徴と施設の利用状況を明らかにし、生涯健康をすすめる上で、施設の更なる活用に何が必要か見いだそうと試みた。その結果を分析し、以下の結果が得られた。
    1.施設利用者の主観的健康状態、日常生活自立状況は良好で、心身の健康に留意していた。
    2.施設利用状況は、長期利用者が多く、利用頻度も高く、来館が習慣化されていた。
    以上のことから、老人福祉施設は高齢者の縮小しがちな社会関係を広げる場の提供に成功しているが、もう一歩進んだ人間関係や生きるはりあいが持てるような働きかけが必要であると思われた。
    抄録全体を表示
  • 6 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 47-50
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top