機械学會論文集
Online ISSN : 2185-1123
ISSN-L : 2185-1123
1 巻, 1 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 澤田 正雄
    1935 年 1 巻 1 号 p. 1-4
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
  • 澤田 正雄
    1935 年 1 巻 1 号 p. 4-7
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
  • 坪内 爲雄
    1935 年 1 巻 1 号 p. 7-11
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    薄肉曲輪が荷重のために有限變形を受ける際、荷重量に應ずるその變形状態を例を楕円形輪にとり特別なる圖式解法を使つて正確に求めて見た。この結果を普通の解き方、即ち變形の有限値を考慮せざる解き方の結果と比較して両者の間に相當大なる差のある事が明かになり斯る場合には變形の有限値はこれを無視し得ざる事を知つた。
  • 藤野 篤之
    1935 年 1 巻 1 号 p. 12-19
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    比例中心距離式に依る標準齒車で齒數の少い場合の缺陷を補ふためには、自在中心距離式を用ゐて齒面のアンダーカッチングを避け、同時に噛合されたときの接觸率及び作用面の値が大きく又滑り比の絶對値が小さくなる様に設計することを要する。從つて優良なる齒形を削成するために最も重要なる點は、齒面とすべきインボリュート曲線部分の選定であるが、これは同時に齒底円の半径を適當に決定することを意味する。著者の命名に依るフルマーク齒車は標準ラック型カッタ又は標準ピニオン型カッタで削成する自在中心距離式のものである。標準ラック型カッタで削成する場合にあつては、組合せ毎に齒の高さが異るから工作及び實用上不便であるが、著者は標準ピニオン型カッタで削成する場合に於て、齒底円の半径を適當に定めると中心距離は前者の場合と等しく、且大齒車の齒數が或る程度を超える組合せにあつては、小齒車の齒數に関係なく齒の高さは常に全高となることを見出した。本論文は標準ピニオン型カッタで削成する自在中心距離式のフルマーク齒車に於る齒底円の半径の決定方法を主として記述し、標準ラック型カッタに依る場合をも併せて叙述したものである。
  • 市原 通敏
    1935 年 1 巻 1 号 p. 20-27
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    先づ衝撃の速さと辷り述度の関係を衝撃引張り、圧縮、捩りの各試驗について求め次で衝撃捩り試驗機について説明しその實驗結果として常温にて行ひたる各種金屬の靜的及び衝撃捩りダイアグラムを比較し更にその相違の原因を考察した。
  • 市原 通敏
    1935 年 1 巻 1 号 p. 27-31
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    先づ第2報に記述せる實驗結果より金屬の粘性係數を求めた。その求め方は常温に於る各種金屬の靜的並に衝撃捩りモーメントの降伏點の差よりこの係數を求めた。次に焼鈍せる材料と捩り加工をしたる材料の衝撃捩りを比較した。而して更に衝撃捩りの中途に於て一旦捩ることを停止し荷重を取去り休息し更に衝撃捩りをなす場合に得る可き捩りダイアグラムに就いて考察した。
  • 市原 通敏
    1935 年 1 巻 1 号 p. 31-39
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    題記の3材料の靜的及び衝撃捩り線圖を低温度より高温度に亙りて求めた。而してそれ等の線圖より降伏點、粘性係數、全捩り角度及び切斷ヱネルギが温度と速さで如何に異るかを明にした。就中低温並に青熱脆性の内容を線圖の形の上に明かにした。尚兩脆性點に於る加工の温度効果につきて論じた。
  • 澤田 正雄
    1935 年 1 巻 1 号 p. 39-44
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
  • 柏原 方勝
    1935 年 1 巻 1 号 p. 45-47
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    振動せる物體間の摩擦係數を測定し、その値が靜止せる物體に就て測定せる値に較べて著しく減少する事及びその減少の程度は振動數の増加と共に増すことを明かにした。
  • 宮津 純
    1935 年 1 巻 1 号 p. 47-56
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    挾角π/nをなす2直線間の領域に於て主流に任意型式を附與した場合、中に保持された自由渦の径路速度等は第1報記載の結果を擴張する事に依つて次の如く決定さる。渦の径路 : (Γ/4π)log sin nψ+I=C速度成分 : uz=-(Г/4πρ)[(1-n)sinψ+ncos(n-1)ψ/sinnψ]-[R] νz=(Γ/4πρ)[(1-n)cosψ+nsin(n-1)ψ/sinnψ]+[I] nsin(n-1)ψ/sinnψ Vp=-(nГ/4πρ)cotnψ-∂R/∂ρ, Vψ=Г/4πρ+∂I/∂ρ但し主流の複素ポテンシアルをw=F(t)=F(zn)渦の位置をz0=ρeとする時、F(z0n)=R+iI, dFz=z0/dz0=[R]+i[I], Гは渦の強さCは積分常數、uz, νzは實虚兩軸方向の、Vp, Vψは半径並に円周方向の速度成分を表はす(第1報第1圖B參照)。第1報では角部を廻つて流るゝ主流に関するもの(本文第1圖A)を問題とせるも本文ではそれとの連絡上次記の2例を採擇した。(1)領域角の2等分線が分割流線となれる場合(第1圖B)(2) 領域角の2つの3等分線が分割流線となれる場合(第1圖C)。前者に於ては渦回轉の向に依り径路には性質上根本的相違なく且渦平衡の位置も存在せず。後者に於ては渦回轉の左右に因て径路に相違があり、渦の平衡位置は第1報の例と同じくψ=π/2n, 但し強さはГ=-12πnUρ3n從つて渦回轉の向は第1圖Cに示す型の主流に對し左卷きである事を示す。微小變位に對するその安定は領域角α(π/n)がπ/3より小なるか大なるかに依り安定か不安定である。α=π/3に就ては円周方向の微小變位のみに對し中位その他の變位に對しては不安定である。α<π/3では上記の點以外に平衡を保つ位置存在し、1例n=4に於てはこれがψ=22°30&mnplus;4°12′強さはГ=-16√(33)πUρ12/3となりてこの平衡は微小變位に對し不安定である。最後に平行なる2境壁間に於る渦に就き下記の結果を得た。渦の径路 : (Г/4π)log sin(πY/H)+I=C速度成分 : uz=-∂I/∂Y-(Г/4H)cot(πY/H), νz=∂I/∂X但しYは境壁の幅間の方向へ向ふ虚軸、Xは實軸を示しY=0, Y=Hが2境壁を形成するものとす(使用文字の表現する約束は前に同じ)。特に主流が一様なる流れでは次の結論を得る。渦回轉の向が圖を見下して時計針の回轉と同じ向の場合は流れの下流に向つて右側の境壁に近く平衡に達し、反對の向なる場合は左側の境壁に寄つて平衡を保つ。その平衡位置は何れも渦の強さ小なる程境壁に近い。單に渦のみ存在する場合では渦回轉の向如何に関らず境壁間の中點が平衡位置となる。平衡渦の安定は境壁に平行なる變位に對して中位その他の變位に對しては不安定にして渦は境壁に平行に時間と共に移動する。
  • 山下 誠太郎
    1935 年 1 巻 1 号 p. 56-62
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    気化器のノッズルを出て微粒子化したガソリンが途中で再び集滴に逆戻りすることなく依然として微粒子状態で空気に抱擁されたまゝで吸込管の深部に到達することはどの見地からしても望ましいことである。然し気化器の構造次第で中にはかなり多量のガソリン微粒子が吸込管の初部で集滴に逆戻りするものもある。そこで著者はまづ気化器の構成要素のうち絞り管の形状ノッズルの外径及び口径並にノッズルの絞り管に對しての取附位置等が吸込管初部での集滴量に及ぼす影響を清水を霧化させる模型気化器につき實驗上から考察した。そして極めて大体の定性的性質のものながらそれ等に関する一般法則を誘導した。それからその次には絞り管の咽喉部周壁の小孔から送油する方式、二重絞り管を使用する方式及び別途から誘入した空気を混ぜて燃料をまだノッズルを出ない前に乳化させる方式等現在の気化器に實施されて居る二三の特殊方式に就きて模型試驗を施行しこれ等諸方式の吸込管初部に於ての集滴量に及ぼす影響を檢討した。
  • 小林 和雄
    1935 年 1 巻 1 号 p. 63-70
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    本論文は東京電燈株式會社水力發電所90個所の水車167臺に就き試みた、羽根車、水承、噴口、等の摩滅、腐蝕、壽命等の統計拔萃で、これ等の發電所は10年乃至30年使用されたものである。日本に於ては砂の被害が多く、砂に對する特別の考慮を要する。これ等砂の被害、羽根の腐蝕、その他の故障に就て筆者の經驗を記述した。故障と稱しても水車の性質上トラブルが主であること勿論である。
  • 大月 武一
    1935 年 1 巻 1 号 p. 70-76
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    ばね板の燒入は一般に燒入液として種油を使用した2段操作燒入法(以下從來焼入法と稱す)が採用されてゐるが、この燒入法は以下細説する如く製品の品質統一上に不尠る不便があり且又經濟上に或は作業能率上に於ても改良研究すべき幾多の分野が殘されてゐる。依つて因襲的な從來の燒入法に對し可及的に生産能率を向上せしめ、品質に就ても改良統一を計るため燒入液として古礦油を使用する1段操作燒入法を採用し且燒入燒戻の熱處理を自動的に行ふ松永式ばね板自動燒入装置(以下本燒入法と稱す)を發明した。茲に本燒入装置に就て構造操作及び使用方法等の概略に就て説明した後、兩燒入法に依つて製作したばね板の各材質試驗成績及び彈機に就ての荷重、耐久、兩試驗成績等を比較して本自動式1段操作燒入法の性能及び燒入液として古礦油の使用可否に就て論及し併て兩燒入法に依る燒入油の消費價格や作業能率等を比較して本燒入法の經濟的價値を求めた。その結果本燒入法に於ては價格極めて低廉な古礦油を使用する他尚1段燒入及び自動操作に依つて作業能率も著しく増進し經濟上利する所甚大であるのみならず熱處理作業が自動的に行はれるため常に品質の統一された優秀な製品が得られる事が判明した。
  • 竹谷 勢一
    1935 年 1 巻 1 号 p. 77-84
    発行日: 1935年
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
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