從來眞直梁の強さは普通の設計法では單に所謂纎維應力のみから定められて居るが、本論文ではこの強さにおける剪斷應力の影響を直斷面が矩形及び円輪形である兩場合に就き寸法割合の廣範圍に亘りて計算から求め、その結果寸法割合が可なり極端でない限り眞直梁の強さの定め方は從來の儘にて差支ないことを示した。

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本文は材料の粘性抵抗を考へに入れて彎曲棒並に平板の振動を二三の簡單な場合に對して取扱つたものである。

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本論文は流体力学における循環の考を捩りの問題に應用して表題の捩り應力を求めたものである。1點に微少捩りCdsがあるときの應力函數をψ=Gτ/2 RCdslnγ(C : 捩りの度合を示す無元係数)とすれば、ψは捩りの基礎式を滿足することは明らかである。次に周邊條件ψ-Gτ/2 γ²=常數を滿足させるためにCを適當な形で外周上、内孔周上に分布させ、この分布方式を周邊條件に合ふ様に決定する。即ち、捩りを円柱の中心だけに與へないで斷面全体に適當に分布して基礎式及び周邊條件を滿足させ様とするのが根本方針であつて、この方法を"捩り分配法"と名づけたのである。この方法は他種の問題に應用して有望であると信ずる。例題として円孔が二つ、三つ、四つの場合の剪斷應力線及び剪斷應力の大きさを計算して圖示した。

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從來動力計と稱せられるものは凡てモーメントのみを測定するものでこれにより動力を測定するには同時に回轉數をも測定せねばならぬ。著者は從來の動力計とは全く趣を異にしたモーメントと回轉數の積即ち動力を直接に測り得る傳達動力計を數種考案しその中2種類を試作し試驗した。その原理は何れも電動機の起電力が回轉數に比例する性質及び傳達モーメントと共に一次的に變化する他の機構とを用ひ回轉數とモーメントの積を測定するにある。試驗の結果その取扱ひも比較的容易で且正確である。尚本測定法によれば計器1個にして直ちに動力を讀み得るのみならず從來至難とされてゐた急激に變化する動力及び積算動力をも測定することが出來る。

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内圧を受ける円筒の一部分が塑性變形を起した場合に對して「塑性域の体積は不變である」との假定を置いて問題を解いたところ、比較的容易に矛盾の無い結果が得られた。又円筒の強さに関するCook及びRobertsonの實驗結果を塑性理論から吟味し、この實驗結果が從來良く材料破壞の法則の適否に對する實驗的根據とされてゐた事柄に就て批判を試みた。その結果この實驗結果はその目的に對しては不適當である事が解つた。尚円筒が外圧を受ける場合における一部分塑性變形の問題を解き、これ等の内圧及び外圧を受ける円筒に對する解から、燒嵌め及び力嵌めに於て円筒の一部分が塑性變形を起す場合に對する締代と直圧力との関係を明かにした。

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高温度の熱良導流体(熱傳導率無限大)を容器に入れた時、熱は容器の外圍から大気中に放散されて流体の温度は時間と共に次第に降下する。筆者は壁中の温度の初の分布状態を任意に與へて、流体の温度、並に容器の壁の温度の時間に對する變化を計算した。此處に熱傳導率無限大と云ふのは見掛け上の事で、良く掻き廻はされて居る流体は温度分布一様であるから、凡て斯様に考へられやう。本論文に用ひた假定を次に示す。1. 容器内の流体は何處でも一様の温度分布状態即ち熱傳導率が無限大であると假定する。2. 流体と、それが接する容器内壁表面との間の熱傳達はNewton法則に從ふ(流体と壁との間の熱抵抗が無い時は、熱傳達係數を無限大として筆者の求めた式より直ちに出せる)。3. 容器の外面の傳達はNewton法則に從ふ。

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第1報に引續き、週期60s内外、最大振幅0.2℃程度の温度波を使つて、水分の移動を防ぎつゝ温度傳導率を測定する方法を述べた。前報以後、加熱電流斷續の週期を正しく保ち、平均温度を一定に保つ事を主眼として温度傳導率測定裝置を改良し、その精密度を高めた。同時に誤差の諸因(1)温度波が純正弦的で無い影響(2)円柱兩底面の端効果(3)最初温度分布による過渡状態項と水分移動等を計算によつて調べ、その除去法を考へた。唯加熱中の過渡状態項及び温度波の週期、振幅を如何程にすれば、水分の移動を伴はぬかは、實驗的に求める外無いから、気孔に富む鑄物砂を試料として、加熱電流、週期を種々に變へ、乾燥時密度、平均温度を一定に保つて含水率、気孔率と温度傳導率の関係を求めた。傳熱率は比熱、温度傳導率から算出した。總ての實驗結果が良く同一曲線上に乘る事から、水分移動の無い事を確め、鑄物砂の温度傳導率は最初水分を吸着すれば急激に増すが、或る含水率で極大となり、以下水分と共に却つて低下する事を知つた。傳熱率は含水率と共に初め急に後緩かに増し結局乾砂の數倍となる事を求めた。尚乾砂の傳熱率は週期法によらずとも他の比較法、円筒法、投入法で求められるから、實驗精度檢證のため、これ等の方法による値と比較して±4%程度の精密度のある事を知つた。最後に以上の結果が常識的に特異でない事を述べた。

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本研究はBosch燃料ポンプ及び噴射弁を用ひ種々の運轉状態のもとに於てポンプの送出弁の出口及び噴射弁の入口における圧力、同時に弁運動を電気容量により測定し噴射の遅れ、噴射時間、噴射圧力、及び弁運動の相互関係並にこれ等に及ぼす各種の影響を見出した。回轉數は毎分900を中心に最低100から1, 500の間で實驗を行つた。

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スミス社製フラックソー・トランスポーターを使用し、乾燥窒素ガスの密閉循環式に依る石灰窒素の輸送設備並に輸送機の構造及び機能を述べ、從來の輸送機との經濟的比較をなす。

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