巻号一覧
前身誌
14 巻, 48-1 号
選択された号の論文の19件中1～19を表示しています
- |<
- <
- 1
- >
- >|
-
澁谷 巖1948 年 14 巻 48-1 号 p. 1-9
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー嵌合や燒嵌めでは嵌合體の寸度の異なる場合が多い.たとえぱ軸に圓板状のものを嵌合するようなものである.このときは應力集中がおこる.この集中については從來Foppl氏などによつて簡單に解かれているのみで理論的研究は全く見られない.本論文では立體應力集中論の一問題として取り上げ,その中の最も簡單な例を解いてこゝに發表する次第である.内容は極めて簡略にしてあるが,その公式は設計の目安として取り入れることができるであろうと思う.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1087K) -
澁谷 巖1948 年 14 巻 48-1 号 p. 9-17
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー回轉體内部の空洞附近の應力集中が重要なことについてはNeuber氏などによつて解かれているが,その手段に關してはなお別の考え方がある.平面應力理論のWangerinの方法など三次元に應用して,便利であろうと思われる.この論文では上述の方法とは若干異なるが體積増加率と回轉率を中心として變位uα, uβを求めた點に關しては全然同一である.球形空洞附近の應力分布について解き從來の理論と比較した.さらに球形を斷面が隅に丸味のある正方形の固轉體に直し,係數kを小さいとして展開して解を求め隅の曲率と應力集中率との關係を求めたのである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1047K) -
澁谷 巖1948 年 14 巻 48-1 号 p. 17-25
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーつる卷ばね線素の應力問題はすでにGohnerによつて解かれている.この理論は從來のSt. Venantの理論が直角座標系におけるものに對して圓筒座標系におけるものへの發展と考えられるのである.從つて各種の斷面形について,この理論の應用は新しい意義をもつであろう.特に矩形斷面に對しては嚴密な解が求められるのでその場合の解析を行つた.また最後に曲線座標を用いてSt. Venantの理論でこれまで解かれている各種の斷面に對して應用の道を開いたのである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1060K) -
澁谷 巖1948 年 14 巻 48-1 号 p. 25-33
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー立體應力集中の理論に關してはNeuber氏の詳細な理論がある.Neuber氏は變位成分の中に入つて來る補助函數φ1, φ2, φ3が調和函數である性質を利用して問題に應じて適當にその形を決定して解を求めている.この論文ではNeuber氏の考え方にとらわれず二次元問題におけるWangerin氏の方法を三次元に擴張してみることを試みる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1067K) -
澁谷 巖1948 年 14 巻 48-1 号 p. 34-40
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー引張破斷應力とその附近の變形の問題は基礎的なものであるが餘り取り扱われていないので抗張力を越して後の眞應力との關係が直線的であることに注目して,變位は大きいが彈性理論がほぼ成立するものと考えて應力計算を行つた.斷面内の應力で主要な引張應力は上の理論が成立するが,壓縮應力が出れば從來の彈性係數となつて理論は複雜となつて來る.しかしこれにはふれずに體積増加率が一定と云う條件を使用していろいろの理論的解析を行つたものである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (904K) -
根來 祥三郎1948 年 14 巻 48-1 号 p. 40-45
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー軟鋼材の梁が靜的に荷重を受けて斷面内に初期の塑性應力度を生ずる程度に曲げた場合に該梁が受ける各斷面内の應力度状態,モーメントと梁軸の曲率半徑との關係を示す式ならびに塑性域梁分,降伏域梁分および彈性域梁分の各境界斷面の條件式を誘導し,これらの式より3箇のローラーで靜的に鋼板を曲げる場合に上記の所要量を求める一數値計算法を指摘した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (769K) -
奥田 克己, 宇野 九十九1948 年 14 巻 48-1 号 p. 45-52
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー高壓高温のタービン圓板では匍匐のため,その外周が膨脹して翼先端とケーシング内壁とが接觸するに到る恐があるゆえ,匍匐變形を考慮した設計が必要である.本報告はその近似計算法を述べようとするもので,匍匐状態を初期匍匐状態と整定匍匐状態とに分ち,まず整定匍匐状態における應力分布をC. R. Soderbergの基礎式より出發して階差法によりて求め,かゝる應力状態が初期匍匐状態においても成立しているものと假定することにより匍匐量が實際よりかなり大き目に求まる方法を提唱し,最後に一計算實例を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (940K) -
渡邊 榮1948 年 14 巻 48-1 号 p. 53-56
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー銅鉛合金は優秀な軸受合金として高速高負荷軸受に廣く使用されているが,錫基軸受合金に比較して燒附き易い缺點のあることが一般に認められている.この缺點を補なう對策の一つとして軸受表面に軟質の金屬めっきを行うか,または軸受表面を多孔質にし油の吸着性を良好にすると共に軸の變形に對して馴染み易くすることが考えられるが,これらの表面處理が如何なる程度に効果があるかは未だ定量的に明らかにされていない.よつて著者はIn, Pb, Pb-In(2%In),等をめっきした場合および電解により銅鉛合金の表面から銅または鉛のいずれかを除去した場合ならびに表面を酸化させた場合等の効果について試驗した結果Inめっきが最も有効にしてPbめっきがこれにつぎ電解によりCuを除去したもの,Pb-In合金,およびPbを電解により除去したものは相當の効果はあるが前二者におよばず,また酸化被膜はその効果が最も少いことを認めた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (607K) -
高橋 利衛, 和田 早稻1948 年 14 巻 48-1 号 p. 56-60
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (630K) -
佐々木 外喜雄, 小野 繁1948 年 14 巻 48-1 号 p. 60-67
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は球軸受の荷重方向と運轉性能との關係を明らかにするため,數種の小型球軸受について方向は異なるが大きさ一定な荷重を與えた場合の摩擦特性を吟味し,併せて潤滑劑の種類および回轉數の影響を檢討したものである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1141K) -
中西 不二夫1948 年 14 巻 48-1 号 p. 68-73
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー捩りと曲げとによる降伏現象はすでによくわかつていて,それから均等應力の下における降伏應力を求めることができる.この應力にくらべて引張荷重による降伏應力は約10%大きい.この理由を明らかにするのがこの論文の目的である.引張荷重で降伏が進行する途中では,降伏歪みによる變形のために必然的に曲げ應力が加わるので,このときの降伏は引張一曲げ組合せ應力による降伏である.降伏應力が均等應力のときのより約10%大きくなるのはこのためである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (789K) -
中西 不二夫, 亘理 厚, 佐藤 和郎1948 年 14 巻 48-1 号 p. 73-77
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー加速度が正の値から負の値へ直線的に變化するようなカムについて,その變化の傾きを種々に變えた場合の弁の跳りを,定加速度カムについての弁の跳りと比較してみたものである.定加速度カムでは高回轉にも跳らない範圍があるが,加速度變化の傾きを増していくと,あるところで高回轉の跳らない範圍は消え,低回轉の跳らない範圍は少し増すがその増し方は僅かである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (574K) -
中西 不二夫, 佐藤 和郎1948 年 14 巻 48-1 号 p. 77-81
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー定加速度のカムを用いたときの弁の跳りについては,前にも一度調べたことがあるが,さらに詳しく調べてみたものである.この種のカムは弁の跳りに對してはよい性質を持つていて,カムの形と弁機構の剛さを適當に選べば,相當回轉數の高いところまで弁を跳らないようにすることができる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (620K) -
河本 實, 菅原 利文1948 年 14 巻 48-1 号 p. 82-87
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1232K) -
井合 滋1948 年 14 巻 48-1 号 p. 87-93
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (864K) -
西原 利夫, 郡 利矩1948 年 14 巻 48-1 号 p. 94-107
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1550K) -
西原 利夫, 平 修二, 三谷 哲夫, 森本 隆興1948 年 14 巻 48-1 号 p. 107-113
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー繰返應力の殘留應力におよぼす影響は,實際上重要なる問題である.従來は,殘留應力は繰返應力によつて變化しないものとして取扱われているが,筆者等は殘留應力を有している軟鋼板形試驗片に繰返曲げ應力を與えて,X線的應力測定法により,應力繰返數の増加に伴なう殘留應力の變化を觀察した結果,殘留應力は繰返數の増加と共に,對數曲線的に減少し,遂にある繰返數において消滅し,そののちは殘留應力の消えたまゝの状態で破壊にいたることを明らかにした.從つて,殘留應力が材料の疲勞強さにおよぼす影響は餘り大なるものでなく,むしろ殘留應力を生ぜしめた加工による材質の變化の影響の方が大であることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (890K) -
中川 正善, 福尾 信平1948 年 14 巻 48-1 号 p. 113-125
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1205K) -
椹木 義一1948 年 14 巻 48-1 号 p. 126-136
発行日: 1948/09/15
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーさきに著者は初期歪型復原力を有する振動系の強制振動に關して種々の近似計算,ならびに實驗結果について二つの報告を行つた.しかしてこれらの場合においては減衰項は簡單のため無視して考えていたのである.さて實驗結果を量的に見たときには減衰を無視した考え方では理論値と實驗値との間に非常に大きなひらきの存在することを認めたので,減衰を考慮した場合の解法について二三の計算および實驗を行つた結果をこゝに報告するものである.しかして嚴密解は極めて困難であつて,こゝに述べる方法も近似解であることはもちろんであるが,その近似の程度を自覺して使用する範圍においては相當正直に實驗結果を表わすことを見出したのである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (972K)
- |<
- <
- 1
- >
- >|