日本機械学會論文集
Online ISSN : 2185-9485
Print ISSN : 0029-0270
ISSN-L : 0029-0270
9 巻, 34-2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 菅原 菅雄, 關 眞治
    1943 年 9 巻 34-2 号 p. 1-7
    発行日: 1943/04/10
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
  • 菅原 菅雄, 中村 行三
    1943 年 9 巻 34-2 号 p. 8-20
    発行日: 1943/04/10
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    蒸汽タービンの段落効率の理論的研究は既に発表した。今回はこの続報の一として、單回轉軸流の衝動及び反動両タービンの段落効率に及す諸因子の影響に就て計算した結果を報告する。單段落タービン及び多段落タービンの中間段落の場合に就ては特に詳しく計算した。又多段落タービンの最初及び最後の両段落の効率は、タービンが衝動式か反動式かによつて前二者の効率のいづれかに一致するか、又はその中間に存在することを示した。更に従耒反動度0.5タービン即ちParsonsタービンの段落効率が最良と考へられてるたが、実際はこの予想に反して反動度が約0.1∿0.3に於て効率が最大となると云ふ重要な結果を得た。
  • 長尾 不二夫, 大東 俊一, 阿知波 二郎
    1943 年 9 巻 34-2 号 p. 20-24
    発行日: 1943/04/10
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    一般にヂーゼル機関の理論的熱効率は圧縮比が高い程大である。併し実際の機関に於て圧縮比を上げた場合に機関性能が如何に変化するか、又その変化と燃燒状況とが如何なる関係にあるかを吟味するために、C.F.R.ヂーゼル燃料試驗機関を用ひて実驗した。機関回轉数は900 rev/mn, 燃料噴射時期は上死点前13°とし、セタン價95, 61, 33の3種類の燃料を選び、夫々の燃料に対して種々の圧縮比に於て性能試驗を行つた。実驗の結果、夫々の燃料に対して最適圧縮比があり、これ以上の圧縮比では熱効率は却て低下し、同時に機関の最大出力も減少することを確認した。又何れの燃料に於てもこの最適圧縮比は機関出力が低い程大きいが、高セタン價燃料ではその変化が小さいことが明らかになつた。
  • 石谷 清幹
    1943 年 9 巻 34-2 号 p. 25-35
    発行日: 1943/04/10
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    蒸汽罐、燃燒炉、内燃機関等の設計や研究に際しては燃料が燃えるには何程の空気を要するか、又燃えた結果何程のガスを発生するかを知る必要がある。これ等の量は燃料の元素分析結果を知れば便覽や教科書に出てるる算式により正確に計算し得る。しかし燃料の元素分析は煩雜で熟練を要するため一般に廣く行なはれてをらず、且又蒸汽罐、就中石炭焚きの蒸汽罐の場合には燃料の種類が相當廣範囲に変化することが予想され、それ等の元素分析結果が設計の當初に全部判つてるることは殆ど考へられぬので、この方法は一般的には実行困難である。それ故燃料の簡單な特性からこれ等の量を算出する必要がある。従耒廣く一般に使はれてるるのは燃料の低位発熱量から求めるRosinの算式であるが、これは全くの実驗式であり、且独逸資料に基づいたものである。併し飜つて考へるに、燃料の発熱量もガス量や空気量と同様に、周知の算式により燃料の元素分析結果から算出し得る。従て発熱量とガス量、空気量とは燃料の組成を媒介として互に関聯してるるのであつて、成分と発熱量及び成分とガス量空気量との関係式から、成分の項を消去しさへすれば、直ちに発熱量とガス量及び空気量との関係式が得られる筈である。以下はこの立場から、発熱量からガス量及び空気量を求める算式を理論的に導く方法を考へ(第2及び3節)、得た算式をRosinの実驗式と比較し(第4節)、木材、石炭及び重油に対する実測値と対比して確かめた(第5節)ものであつて、更に実際の使用の便宜のために計算図表(第9図)をも作製した。
  • 高橋 安人
    1943 年 9 巻 34-2 号 p. 35-42
    発行日: 1943/04/10
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    平板、円筒、球の不定常一次元熱傳導問題を、従耒主として周囲の流体温度が一定の場合に用ひられて耒た觧の擴張に依て、この温度が変る場合にも一般的に出耒るだけ簡單に計算する方法を檢討した。更にこれから図觧法を導き、これをSchmidtの方法と共に実際上重要な傳熱問題に應用する手段を提示した。
feedback
Top