巻号一覧
50 巻, 454 号
選択された号の論文の24件中1～24を表示しています
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吉葉 正行, 宮川 大海, 佐藤 建吉, 藤代 大1984 年 50 巻 454 号 p. 1113-1122
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーγ'折出強化形Ne基超合金NCF751に90%Na2SO4+10%NaCl合成灰を塗布して800℃で回転曲げ疲労試験を行い,疲労特性におよぼす高温硫化腐食の影響とその結晶粒径依存性を調べた.腐食環境中の疲労強度は大気中の場合に比べて著しく低下するが,短寿命側では粗粒材ほど高く,一方長寿命側では結晶粒径に依存しない.これを腐食挙動と関連づけて考察し,特に疲労き裂の発生ならびに進展過程における粒界浸食の役割の重要性を明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1567K) -
石原 外美, 塩沢 和章, 宮尾 嘉寿1984 年 50 巻 454 号 p. 1123-1132
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー腐食疲労過程では多数の表面き裂が発生,進展する.本研究ではこのような多数の表面き裂が発生する場合の疲労寿命推定法を確立する研究の一環として,任意時点のき裂長さ分布の推定を試みたものである.まず,腐食疲労過程の試料表面の連続観察を行い,複数表面き裂の発生,生長挙動を調査した.ついで,これらの挙動を基に任意応力,任意繰返し数におけるき裂長さ分布を理論的に導出し,実験結果とよく一致することを示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1021K) -
石原 外美, 塩沢 和章, 宮尾 嘉寿1984 年 50 巻 454 号 p. 1133-1142
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本報は第1砲の続きとして,腐食疲労過程でほかのき裂と強い相互干渉・合体を伴い成長するき裂群F2の進展挙動に焦点を合わせ,その理論的取扱い方法について検討したものである.計算より導出されたF2のき裂長さ分布は,実験で得られるそれと良く一致することを示した.また,全体のき裂長さ分布Fあ,前報の単独進展するき裂群F1とF2の混合分布として導出され,これは実験結果とも良い一致をみた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (966K) -
駒井 謙治郎, 金崎 宏1984 年 50 巻 454 号 p. 1143-1150
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー13Crステンレス鋼の腐食疲労き裂進展と腐食生成物誘起き裂閉口について検討した.荷重-ひずみヒステリシスループ上では,腐食生成物が固体として作用するくさび効果と,粘弾性体として作用するくさび効果の双方が観察されたが,後者の荷重分担量は無視しうる程度であった.前者のくさび効果は極めて顕著であり,繰返し速度,応力比,カソード防食の影響を強く受けた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (888K) -
戸梶 恵郎, 安藤 善司, 小島 孝博1984 年 50 巻 454 号 p. 1151-1157
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー低炭素鋼を用いて,3%食塩水中で単一過大荷重負荷後の疲労き裂進展挙動を調べた.その結果,食塩水中においても空中と同様に遅れ遅延現象を示すが,過大荷重の影響を受けた領域が食塩水によって影響されず,遅延期間中の進展速度が加速されるため,食塩水中で空中よりも遅延が弱くなること,厚い試験片の表面と内部では共に遅れ遅延現象を示すこと,遅延挙動に対して有効応力拡大係数幅が有効であることなどが明らかになった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (853K) -
中村 春夫, 小林 英男, 柳瀬 悟, 中沢 一1984 年 50 巻 454 号 p. 1158-1165
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーコンパクト試験片について,疲労き裂の開閉口挙動を有限要素法により解析した.その結果を理想き裂との比較において,定量的に表示した.また,き裂開閉口挙動の応力比効果を明らかにし,除荷コンプライアンスとの対応を示した.さらに,疲労き裂に単一過大荷重を負荷する場合のき裂開閉口挙動を解析し,疲労荷重を超えた荷重範囲では,理想き裂として開口がなされることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (710K) -
田中 道七, 酒井 達雄, 岡田 憲司1984 年 50 巻 454 号 p. 1166-1173
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー3個の等間隔微小ドリル穴を有するSUS304ステンレス鋼について回転曲げ疲労試験を実施し,これらのドリル穴から発生した疲労き裂がひとたび合体すると,そのほとんど直後に破断することに基づき,き裂合体確率を理論的に求めて,これより疲労寿命分布を誘導した.得られた解析結果は,上記微小欠陥材の疲労寿命分布に関する実験結果の傾向とよく一致する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (933K) -
松本 浩之, 平田 孝, 笠野 英秋, 中原 一郎1984 年 50 巻 454 号 p. 1174-1182
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー構造物の形状が不連続に変化する角部では応力に特異性を生じる場合があり,これに関して過去に様々な研究がなされているが,そのほとんどが静的な場合を対象としてものであり,動的問題の解析は見当たらない.本研究は,二つの弾性領域からなる軸対称物体の衝撃ねじり問題をラプラス変換およびZakの方法を用いて解析し,角部における応力の特異性におよぼす形状および材質の影響を吟味したものである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (758K) -
高久田 和夫, 小泉 堯, 渋谷 寿一1984 年 50 巻 454 号 p. 1183-1192
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーき裂を有する弾性体の境界値問題を積分方程式に帰着し解析する方法について研究した.まず,Somiglianaの公式を用いて弾性体の変位を表し,き裂面上の境界条件から積分方程式を導いたが,その際に現れる発散積分についてはHadamardの有限部分をとることにより,き裂上下面の間の変位差を未知関数とする積分方程式が得られた.この方程式を用いて円形き裂が内圧を受ける場合の一般解を導いた.また積分方程式の数値解法も検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (871K) -
高久田 和夫1984 年 50 巻 454 号 p. 1193-1200
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーき裂を有する弾性体の境界値問題が一般に積分方程式として定式化できることに着目し,この積分方程式が物理的に許容できる解を持つための条件より,弾性体内部にあるふちの一部がくさび形に尖っている平面き裂,およびき裂ふちが弾性体表面と任意の角度で交わっている表面き裂のき裂先端近傍に生じる応力の特異性を求めた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (737K) -
青木 繁, 岸本 喜久雄, 竹谷 昭彦, 坂田 勝1984 年 50 巻 454 号 p. 1201-1209
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー微小空孔の発生・成長を考慮したGursonの構成式を用いて,有限変形理論に基づいた有限要素法により,延性材料中のき裂先端近傍における微小空孔の分布,応力とひずみの分布,き裂の鈍化挙動などを明らかにした.また,き裂先端付近に比較的大きな空孔が存在する場合についても同様な方法により解析し,き裂と空孔間にせん断帯による変形の局所化が生ずる条件を考慮することにより,限界き裂開口量に関する実験結果を説明した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (868K) -
三澤 章博, 隆 雅久, 国尾 武1984 年 50 巻 454 号 p. 1210-1217
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー近年ようやくさかんになって来た粘弾性固体の破壊挙動に関する理論解析から導出される種々のき裂伝ぱ予測式を検証するにあたって,精確なデータが不足している.著者らは,本報において線形粘弾性帯板の非定常き裂伝ぱ問題を取り上げ,一定温度条件下におけるき裂伝ぱ挙動の変位負荷速度依存性について,詳細な実験を行い,進展き裂長さの変位負荷速度依存性を検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (775K) -
大路 清嗣, 久保 司郎, 山河 昇, 久利 俊文1984 年 50 巻 454 号 p. 1218-1227
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーSUS304鋼の高温低サイクル疲労き裂伝ぱ実験を行い,応力比R≧0の領域においてもR<0の場合同様,繰返し数依存形き裂伝ぱの現れる領域と時間依存形き裂伝ぱの現れる領域の双方が存在することを明らかにした.繰返し数依存形より時間依存形への遷移は,クリープひずみと弾性ひずみの相互干渉に関する解析に基づいて著者らが提案したβが,ある一定値をとるときに生ずるものと考えることにより,統一的に説明づけられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1012K) -
菅原 幸夫, 石川 博将, 秦 謹一1984 年 50 巻 454 号 p. 1228-1235
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーS45C材の丸棒を高周波焼入れし,実測した温度と時間の関係を用いて,熱弾塑性応力の数値計算を行っている.計算に際しては,丸棒の加熱および冷却時に現れるA1およびA3変態,マルテンサイト変態,さらにパーライト変態に伴う材料物性値の変化が,温度あるいは温度と時間に依存するとしている.つまり相変態が考慮されている.数値計算は,Mendelsonの逐次近似法による.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (767K) -
阿部 武治, 長岐 滋, 赤瀬 哲也1984 年 50 巻 454 号 p. 1236-1244
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー金属材料の塑性変形に伴って自由表面の荒れあるいは表面粗さが生じるが,これは材料の不均質性と密接に関連している.そこで,不均質体のモデルと用いて弾塑性変形における表面荒れの発生についてシミュレーション計算を行い,解析的な検討を加えて,表面粗さに対する種種の因子の影響を明らかにするとともに,材料内部の塑性変形の不均一と表面粗さの大きさを結びつける関係式を導いた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (824K) -
杉田 雄二1984 年 50 巻 454 号 p. 1245-1252
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー使用済み核燃料輸送容器の緩衝体として円環かくを取り上げ,剛体板による軸対称圧縮時の静的な力,たわみ関係の簡易計算法を軸対称変形を仮定して導いた.子午線方向の長さを不変とし,この方向の曲率分布をフーリエ級数で近似した増分形レーレー・リッツ法を用いることにより,接触点の連続的な移動を伴う弾塑性大たわみの問題を計算した.また,寸法,断面形状の異なる6種類の試験体について実験し,その適用性を検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (823K) -
吉田 総仁, 小幡谷 洋一, 山本 修治, 大森 正信1984 年 50 巻 454 号 p. 1253-1259
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーThe effects of variations in the maximum effective stress and stress ratio on biaxial strain accumulating behaviors are experimentally investigated using thin-walled tubular specimens of a carbon steel subjected to combined steady cyclic axial load and internal pressure. When the maximum effective stress was changed with number of cycles keeping constant in the stress ratio, the strain accumulating rate under biaxial stress condition was equal to the rate under uniaxial stressing. The biaxial strain accumulating rate was smaller compared with the rate in the uniaxial condition when the stress ratio was changed with number of cycles. A constitutive equation of biaxial mechanical ratcheting is proposed. The predictions by the present equation are agreed well with the experimental observations.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (699K) -
影山 和郎, 野中 勝信, 島村 昭治, 福田 俊二1984 年 50 巻 454 号 p. 1260-1266
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーFracture toughness of carbon-cloth/epoxy composites is analytically and experimentally discussed. Specimens with different angle of fiber direction are used in order to examine the anisotropy of the facture toughness KC. The stress intensity factors of the anisotropic specimens are calculated by using the finite element method with a crack tip singular element. The effect of the specimen type, thickness, crack length and crack tip width on the fracture toughness is examines. The acoustic emisson (AE) is measured during the fracture toughness testing. The amplitude distribution and the relation between AE event count and the applied stress intensity factor are also examined.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (887K) -
吉岡 純夫, 渡辺 勝彦, 北川 英夫, 井上 彰夫, 熊沢 道夫1984 年 50 巻 454 号 p. 1267-1274
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーThe fatigue crack growth threshold (ΔKth) of steel materials was experimentally studied under mode III or mixed mode I+III, and a necessary criterion for estimating the fatigue strength of cracked components under mixed mode condition including mode III loading was studied. The value of ΔKth under mode III is known to be constant irrespective of the effect of stress ratio (R=Kmin/Kmax). At the same time, the value of ΔKth under mixed mode I+III is found to be evaluated by the fracture criterion based on the maximum principal stress criterion. It has been further confirmed that the fatigue strength under mode III of a welded joint possessing an unpenetrated portion may be estimated by using the technique of fracture mechanics.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (859K) -
千田 豊満1984 年 50 巻 454 号 p. 1275-1281
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーThe fractographic features of the fracture surfaces caused by impact loads and the correlation between the features and the underlying microstructures are studied. The specimens of structual steel SS41 are broken off by a gun-type impact testing machine or Charpy impact testing machine at various impact velocities. The fracture surfaces are observed and photographed using a scanning electron microscopy (SEM) and then plated electrolytically with nickel. The specimens are cut on a plain perpendicular to the fracture surface. The cross sections are polished and etched. The optical photomicrograph of the section reveals the profile of the surface and the underlying microstructure without any edge rounding. Matching the SEM photographs to the optical micrographs, the correlation between the fractographic features and the microstructures is discussed.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1027K) -
林 巌, 林 輝1984 年 50 巻 454 号 p. 1282-1290
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーThe formulae for the torsional stiffness and those for the yield torque of small involute-splined shaft couplings are derived under some assumptions. then the four kinds of small splined shaft couplings are made as a trial, and those torsional characteristics are measured and compared with the theoretical ones. Consequently it is found that the assumptions are right, and the formulae are practically enough to calculate the torsional characteristics. Moreover the relation between the torsional characteristics and some parameters of the splined shaft couplings are studied with the formulae. And some instructions for minimizing the size of the couplings are obtained.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (788K) -
渡辺 勝彦, 倉繁 裕1984 年 50 巻 454 号 p. 1291-1302
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーThe crack energy density εJ-integral which is the path independent expression of εare applied to creep problem and it is shown that εand its differential coefficient with respect to time εst are valid parameters to creep crack without any restriction on constitutive equation. The contents are as follows; (1) εand εst are introduced as creep crack parameters and it is shown that εst can be evaluated by path independent integral εJst obtained by differentiating εJ with respect to time. (2) It is pointed out that J'-integral (C*-parameter) can be evaluated by newly-introduced ε'Jst which is a path independent integral even to non-steady state creep, and the physical meaning of J' is clarified based on ε'Jst. Also the relation between εst and J' is discussed ant the role of J' is made clear. (3) The validities of εand εst as creep crack parameters are numerically verified through finite element analyses.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1058K) -
西谷 弘信, 遠藤 正浩1984 年 50 巻 454 号 p. 1303-1308
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーThe successive observations of the rotating bending fatigue processes were made on the age-hardened aluminum alloy having extremely small notches whose depth t and root radius ρ were smaller than the grain size. The age-hardened aluminum alloy is notch sensitive for the ordinary notch whose ρ is much larger than the grain size. However, it is notch insensitive for the case of an extremely small notch. This phenomenon is explained based on the behavior of shear mode micro-cracks initiated from the specimen surface.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1062K) -
石川 浩, 鶴井 明1984 年 50 巻 454 号 p. 1309-1315
発行日: 1984/06/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーA stochastic fatigue crack growth model has been proposed in consideration of spatial random propagation resistance. The Fokker-planck equation has first been formed and solved analytically for a locally stationary random process. Then, by use of the solution, a stochastic growth model has been constructed which is deemed to reflect the engineering reality of random propagation resistance due to material inhomogeneity. Based upon the mode., the theoretical fatigue crack propagation life distribution has been derived explicitly, and its characteristics have been examined carefully. At the same time, it is exemplified that the derived life distribution shows a very good agreement with experimental data, and this suggests a wide applicability of the proposed model in the practical design.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (754K)
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