巻号一覧
46 巻, 403 号
選択された号の論文の22件中1～22を表示しています
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花村 庸治, 田中 英穂1980 年 46 巻 403 号 p. 373-382
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー翼列フラッタの危険風速が単独翼に比べて著しく低いのは,翼相互の空力干渉によるが,この干渉は翼列上の各翼の弾性特性が等しいとき最も顕著になることに着目し,各翼の弾性特性を積極的に不均一にしてフラッタ速度を高めることを試みた.その結果,理論的にも実験的にもわずかな弾性特性の不均一化により著しくフラッタ速度を高められることを確認した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (975K) -
久保 忠延1980 年 46 巻 403 号 p. 383-392
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本報では,前報の二次元非定常流れの測定法を更に発展させた三次元非定常流れの測定法を考案し,この方法を用いて旋回失速状態にある遠心送風機の羽根車入口部における流れ状態を測定した.その結果,この測定位置における逆流を伴った複雑な三次元非定常流れ状態が明らかにされ,また本部の流れの測定法の有用性が確かめられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1042K) -
徳永 匡[ヨシ]1980 年 46 巻 403 号 p. 393
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本論文はターボ機械の羽根車につき新しい理論解析法を提示する.回転流面を二次元のRiemann空間(Einstein 空間)と考え,Gauss全曲率が一定の流面を導入して等長変換なる流体力学上の条件のもとに,Riemann面上の流れを球面または擬球面上の流れに共形的射影対応を行わしめる.数値計算例はRiemann面上の羽根形状を対数うず数として,任意の三次元ポンプまたは圧縮機についてのスリップファクタ,および揚程係数と流量係数の関係を求めた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (252K) -
永井 實1980 年 46 巻 403 号 p. 394-399
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー擬似衝撃波の前後に存在する流れの非一様性を評価するために,質量流量,運動量流量およびエネルギの修正係数を導入すると,これらの係数をパラメータとして擬似衝撃波前後の圧力比,密度比などの関数が疑似衝撃波直前の主流のマッハ数の関数としてexplicitに求められることを示した.具体例として疑似襲撃波に前後の相似の速度分布が存在する場合について計算を行い,本理論が従来の実験値をかなりよく説明することを示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (627K) -
長谷川 英治1980 年 46 巻 403 号 p. 400-405
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー薄い弾性板で境された二種の流体の流れの安定性を微かく乱方で調べた.流体は非粘性・非圧縮とし,板は引張りまたは圧縮面内を力を受けるとした.固有関係式より成長率と臨海波数と臨海面内力とを求めた.長波長の不安定性は板の性質に関係なく,上下の流体の密度差にのみよる.下の物流が上のそれより重いときには,板に圧縮面内力が働いていても,それが限界値以下ならば,系は不安定とはならない.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (647K) -
岡本 哲史, 榎田 浩二1980 年 46 巻 403 号 p. 406-414
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本論文は,静止空気中に噴出された二次元乱流自由噴流を片側フラップによって偏向したときの偏向角および噴流特性を実験的に研究したものである.フラップは縦横比10の長方形ノズルの下端に取付けられた.このノズルから出る噴流の中央断面における流れが二次元的であることを確かめたのち,種々のフラップ幅およびフラップ角に対して,速度・静圧の分布および最大速度線の偏向角を測定した.それによれば,フラップ幅がノズル幅の2.5倍になれば,噴流の偏向角はフラップ角に等しくなる.また偏向後の噴流の最大減速の衰退および噴流の広がりは抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (801K) -
谷内 聖1980 年 46 巻 403 号 p. 415-421
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーポアズイユ流れが突起でかく乱された後の挙動を究明するため,突起からの流下距離と損失ヘッドとの関係を調べ,さらにトレーサ注入方による可視化をおこなった.低レイノルズ数流れは突起でかく乱されると局所的な乱れを生じ,管摩擦係数は64/Reより増大する.この管摩擦係数は流下距離,レイノルズ数と互いに高度の相関関数にある.この乱れはおのずから収束し,その距離はレイノルズ数と管内径の積の関数となる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (768K) -
山口 隆平, 高橋 浩爾1980 年 46 巻 403 号 p. 422-431
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー鉛直に設置された直管出口から下向きに大気中に噴出する層流噴流のうち,重力の影響のきわめて大きい流れの速度分布をレーザー・ドップラ流速計により測定した.噴出前,管端に近づくと軸付近の軸方向速度は増加し,管端面の流れはポアズイユ流れとかなり異なる.噴出したあと下流へ行くと軸付近の軸方向速度はさらに増加する.噴出前と噴出後ともにフルード数の小さいほど,軸付近の軸方向速度は大きくなる.jpn抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (912K) -
山口 隆平, 高橋 浩爾1980 年 46 巻 403 号 p. 432-439
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー鉛直な管路から,液体が大気中に噴出する流れの速度分布,圧力分布を,うず度輸送方程式と運動量理論とを用いて数値計算より求めた.その結果,噴流形状,軸方向速度および管壁上の圧力にフルード数の及ぼす影響が明らかになった.このことは第1報の実験結果の傾向とよく一致している.管出口近くでは,うずができることが予想されたが,うずは発生しなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (695K) -
長谷川 英治1980 年 46 巻 403 号 p. 440-445
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー水平な壁に粘着する軽い油膜の上に重い流体があると,重力で下の流体は上のほうへと浮き上がろうとする.こんな場合に,安定な定常状態があるか否かを理論的に調べる.流れは二次元で非圧縮とし,上の流体は完全流体,下のそれは粘性流体とする.波数と振幅とについての四次までの界面高さの方程式をもとに,非線形性は安定作用をもち,安定な平衡状態の存在することを示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (691K) -
斉藤 進, 酒井 俊道, 草間 秀俊1980 年 46 巻 403 号 p. 446-457
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー高利得で周波数特性に優れたアナログ素子を得るために,噴流偏向形増幅素子を伝達管路を用いず,噴流を次段の噴流に直接作用させ結合するような素子を開発した.実験は水を用い,利得は流量ゲインを測定し,周波数特性は主噴流の可視化を行いストロボ・スコープと同期させて写真撮影することにより測定した.この結果,流量ゲインが大きく,周波数特性も400Hz程度まで一定振幅を示す素子が得られた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1305K) -
清水 昭比古, 越後 亮三, 長谷川 修1980 年 46 巻 403 号 p. 458-469
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー連続体近似を用いて,円管内固気二相流入口助走区間の流動,および熱伝達の解析を行った.固体粒子には,ストークスの抗力,重力のほかに,周囲流体の速度こう配に基づく,流れに直角方向のdrift forceが作用することを考慮し,さらに,上昇流と下降流とでこのdrift forceの向きが異なることから,粒子相の壁面上での取扱いにくふうを加えて,現実の流動状況をよりよく表し得るようにした.計算結果は,両相の速度分布,粒子相密度分布,流れ方向の圧力こう配,および壁温一定条件下での熱伝達の形で示し,流動伝達の基本的な抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1103K) -
太田 照和, 金 伸彦, 菊地 庄治1980 年 46 巻 403 号 p. 470
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーはく離と再付着を伴う鈍い前縁を有する平板まわりの二次元流れにおける温度・速度場の詳細を明らかにするため,頂角αが180°,120°,90°,60°のくさび形および半円柱状の5種類の前縁形状に対して風胴実験を行った.くさび頂角が大きくはく離領域の大きな場合とはく離領域のきわめて小さなα=60°,半円柱の場合とでは温度・速度境界層特性は著しく相違し,しかもかなり下流にいたるまでその影響が大きく残ることが明白にされた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (287K) -
中村 博, 浅古 豊1980 年 46 巻 403 号 p. 471-481
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー温度のことなる鉛直二平行平板に斜めのしきり壁を設けて作られる平行四辺形チャンネル内の自由対流問題を扱った.ます上下のしきり壁が直線的な温度分布または断熱である場合Pr数を0.72,縦横比を1としてしきり壁の斜角を-π/3～π/3に変えた数値計算をおこない,Ra数による速度場および温度場の概略を示した.ついでしきり壁がほぼ直線温度分布の場合の実験をおこない計算値と比較検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1111K) -
一宮 浩市, 長谷川 修, 山崎 和彦1980 年 46 巻 403 号 p. 482-491
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー突起の,相対する伝熱面への影響を検討するために,片側を断熱,片側を伝熱面とした平行平板流路の断熱側に単一突起を設け実験を行った.4種類の突起に対し局所熱伝達係数,突起の抵抗,突起後の乱れおよび速度分布を,流路間隔と流量を変化させて測定した.その結果,突起後方の局所熱伝達係数は2～3の極大値を持つ.この原因については熱伝達と流動状態を対応させることにより明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (886K) -
赤川 浩爾, 坂口 忠司, 藤井 照重, 藤岡 定和, 杉山 誠, 当舎 芳久1980 年 46 巻 403 号 p. 492-500
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は気液二相流において弁の急閉によって生ずる衝撃現象の特性について研究したものである.長さ18.54m内径20.7mmの水平管中の空気-水二相流の気ほう流領域において衝撃による圧力応答を管路上の4点で測定を行い,弁急閉直後の弁端の圧力上昇値,最大圧力上昇値および圧力波の伝ぱ速度を求めた.これらの実験値の理論的検討を行い,その特性を明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (979K) -
高浜 平七郎, 岡田 修, 浜田 幸弘1980 年 46 巻 403 号 p. 501-509
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーノズル給水による垂直下方向環状噴霧流の実験を行い,二相流の非整定区間長さを管壁液流,管内の圧力損失,液滴浮遊量の分布ならびに断面全体の液滴浮遊率の軸方向変化の4因子より判定する方法を提案した.さらに非整定区間内におけるこれら諸因子の変化を明らかにした.気相レイノルズ数Rego≧9.4X104の比較的速い気流速度の場合に,管長管径比x/d=170～190の位置において環状噴霧二相流が整定することを確かめた.jpn抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1014K) -
岡田 定五, 園部 久雄, 大江 悦男1980 年 46 巻 403 号 p. 510-519
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー密閉形沸騰冷却方式では,冷却容器の圧力が大幅に変化する気密が不十分であると,不擬縮ガス(空気)の侵入により冷却性能が低下するなどの問題があった.本研究は上記問題を解決する方式として冷却容器の一部を開放し常に大気圧で動作する開放形沸騰冷却方式の基礎実験を行ったもので,本方式の動作原理や冷媒の流動状態などの検討を行い冷却装置として適する蒸発器,擬縮器及び液留の配置を明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1222K) -
新井 雅隆, 永井 伸樹1980 年 46 巻 403 号 p. 520-530
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー回転羽根方式の旋回流発生装置により円筒形燃焼器内の空気流動,噴霧の分散,着火と保炎の機構および燃焼特性におよぼす旋回流の影響が調べられつぎの結論が得られた.スワール数が0.4以下の場合は,中空円すい状に噴霧された燃料の半径方向の分散は気流により制限される.スワール数が0.4以上の場合は軸上に逆流が存在し,噴霧はこの逆流の縁に沿って移動する.着火と保炎はこの逆流により行われる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1192K) -
廣安 博之, 角田 敏一, 田中 俊治1980 年 46 巻 403 号 p. 531-539
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー高速ディーゼル機関においては,シリンダ内に噴射された噴霧は,ピストン・ヘッドあるいはシリンダ壁に衝突した後,着火が起こることが多い.そこで本研究は,燃焼室壁面が噴霧の着火おくれにどのような影響を及ぼすかを,壁面がない場合と比べながら測定した.着火おくれはフォト・トランジスタおよび16mmシネカメラを用いて発火おくれを測定した.その結果,ふん囲気圧力が高い場合は,壁面の影響はないが,低い場合は着火おくれが短くなることがわかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1145K) -
青柳 友三, 松井 幸雄, 神本 武征, 松岡 信1980 年 46 巻 403 号 p. 540-549
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーガス採取法により燃料室内のすす,NO濃度,局所当量比の時間経過と空間分布を調べた.火炎内が燃料過濃な拡散燃焼早期に多量に生成されたすすは,火炎内の当量比の低下とともに急速に再燃焼して最大濃度の数十分の1の濃度に低下し,後燃え期にはほぼ一定の濃度を保ったまま排出される.NOは火炎内当量比が約1に低下する拡散燃焼後期に最大濃度を示し,以後,空気との混合により数分の1の濃度に希釈されて排出される.jpn抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1101K) -
山田 悦郎, 高橋 カネ子1980 年 46 巻 403 号 p. 550-553
発行日: 1980/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー熱伝導率の異なる物質から構成される,巨視的にみても不均質な物質工学上にも多く用いられている.しかし,その熱伝導率の研究は少ない.本報は,このような複合物質を簡単なモデルにおきかえ,差分近似を用いた数値解析によって影響因子の分析を行い,熱伝導率の推定式を提案した.この式による推定値は,複合物質中の不連続相の大きさが広い範囲にわたって,数値解析結果と±3%以内で一致することが示された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (515K)
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