巻号一覧
47 巻, 417 号
選択された号の論文の23件中1～23を表示しています
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清水 幸丸, 村上 光清, 葛原 定郎, 永房 誠, 杉野 公一1981 年 47 巻 417 号 p. 729-738
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は, ディフューザの中心線がねじれS字状およびコイル状に曲げられた, いわゆる空間曲りデュフューザについて, その性能を調べたものである. このようなディフューザでは, 流入速度が通常の曲り管出口における速度分布のように二次流れを伴って不均一になっている場合には, この不均一流がディフューザの曲りと関連して, ディフューザ内に強い二次旋回成分を発生することとなり, はく離の発生が防止される. そして直線円すいディフューザよりも高い圧力回復効率を示すことを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1238K) -
村田 暹, 三宅 裕, 小川 武範, 板東 潔1981 年 47 巻 417 号 p. 739-747
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー遠心羽根車の軸対称な子午断面内流れの羽根車内部と羽根車前方に対する基礎式を導き, それらを同時に2種類の特異点法を用いて解く. 一つは二次元特異点法を拡張した方法であり, 一つは軸対称な特異性を使った特異点法である. これらの特異点法に逐次近似法を適用することにより, 流路内にうずがちゅう密に分布する羽根車の流れが得られる. 本報は流れ面が羽根面と同一であるとする軸対称化を行っているが, 他の軸対称化法に対しても有効である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (840K) -
速水 洋1981 年 47 巻 417 号 p. 748-753
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー混流羽根車の翼間流れを解析する場合, 軸流羽根車の場合と異なり, スイープの影響を考慮せず回転流面内で二次元的に取扱われることが多い. 本報では最も簡単な二次元平板直線翼列の例を用いて, スイープがある翼列内の流れと二次元流れとして取扱った場合とを弦節比, くい違い角及びスイープ角をパラメータとして循環, 速度分布について解析的に比較し, 二次元的取扱いが許容される限界を明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (615K) -
村上 光清, 峯村 吉泰, 渡辺 邦夫1981 年 47 巻 417 号 p. 754-761
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーうず巻きポンプに小空気量を吸入させた場合の空気の流動を一般的に明らかにすることを目的として, 高比速度の軸流ポンプ羽根車の入口に空気送入用の細管を設け, ここから発生する空気ほうが羽根車内を通過する運動を追跡して気ほう流速を測定し, これを気ほうの三次元運動の理論的数値解析結果と比較して, 気ほうの運動に及ぼす気ほう直径, 水流量や比速度などの影響を検討した抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1005K) -
清水 幸丸, 杉野 公一, 葛原 定郎, 村上 光清1981 年 47 巻 417 号 p. 762-770
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー工業上用いられる多重曲り管の種類には, コイル状曲り, 平面内でら線状に巻かれた曲り, あるいは波状曲りなどがある. 本研究では, 曲率半径が小さい1, 3, 6の90°エルボまたはベンドを多数個用いて平面的な波状曲りあるいはねじれS字状に接続したコイル状曲りを作り, これら管路の水力損失と流速分布の関係を調べた. また, このような波状曲りとコイル曲りの関連性, 波状曲りが熱交換器としてすぐれた特徴を持つ理由などを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (962K) -
長谷川 英治, 田辺 勝1981 年 47 巻 417 号 p. 771-777
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー薄い弾性板で水平に覆われた液層がその上を吹く風によってどんな運動をさせられるかについて, 流体と板との運動の方程式の非線形性を考慮して, 解析した. 板に生ずるかく乱の波長に比べて液層の厚さが小さいとし, かく乱の波数と振幅にとについて四次までの精度で, 板の形を支配する式を得た. この方程式は線形的に不安定な領域内で, 波の形をした平衡状態をもつ. その振幅は, 液体の粘性, 板の剛さ, 面内力, 風の強さの関数である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (694K) -
田中 博喜, 高原 茂1981 年 47 巻 417 号 p. 778-785
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー直交する流れによって円柱群が振動する例は良く見うけられるが, これらの振動は円柱同志が連成した流力弾性振動と考えられる. これらの連成振動においては連成する円柱の本数で限界流速が異なることが予想される. 実際のプラントでは1, 2列の円柱群から数百列並ぶ円柱群までいろいろあり, これらの円柱群の限界流速を一律に取扱うのは危険と思われる. そこで円柱間隔l/D=1.33, 平行形円柱群について本数と限界流速の関係を究明した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (766K) -
徳田 仁, 橋場 敏夫1981 年 47 巻 417 号 p. 786-791
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーピッチ8の二次元的な粗面における1ピッチ間の平均流速, 乱れ強さ, レイノルズ応力をレーザ流速計により三次元的に計測した. その結果あらさ要素の上部で発生するせん断流は相似解で表すことができる. その際乱流粘性係数は主流乱れの状態により二つの特長的な挙動をすることが知れた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (615K) -
末松 良一, 伊藤 忠哉, 新美 智秀, 中村 哲夫1981 年 47 巻 417 号 p. 792-800
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー前報において, 管内旋回流におけるうず流崩壊は, 流れ場に波動形かく乱が生起する現象にほかならないとの立場に立てば, 従来観測された特徴的な数種の崩壊形態の必然性が合理的に理解できることを指摘した. 前報では定常な崩壊形態を論じたが, 本報では, 流脈線が管軸まわりに周期的に回転する形で観測される非定常な崩壊形態も, 軸方向に位相分速度をもつ波動の生起に対応する流動形態として説明できることを示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1035K) -
辻 裕, 森川 敬信, 高橋 誠一, 上地 哲男, 潮海 弘資1981 年 47 巻 417 号 p. 801-811
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー粗大粒子の管内固気二相流をレーザ流速計を用いて測定する場合に問題となる, 粗大粒子による光線のしゃ断に原因する信号消滅や屈折による測定点のずれについて調べた. 水平管内における測定より, 粗大粒子によって気流の乱れが著しく増加すること, ただし管底付近では混合比がある程度以上増加すると乱れの強さが減少することを明らかにした. さらに気流速度の信号から粒子速度を求める方法について述べ, 測定結果を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1126K) -
鳥居 卓爾, 中山 恒1981 年 47 巻 417 号 p. 812-820
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー内外円筒間げきに比べて高さと円周とが非常に大きい垂直環状空間(高さ/円周=0.2～2, 高さ/間げき=100, 200, 400)の下部を加熱した場合に, 自然対流発生の臨界レーレー数をガレルキン法によって計算した. 臨界レーレー数は壁コンダクタンスに大きく影響されるが, 循環流のパターンは主として高さと円周との比に依存する. 実験値との比較も行った.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1028K) -
長坂 雄次, 長島 昭1981 年 47 巻 417 号 p. 821-829
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は, 液体の熱伝導率測定法の改良および標準物質の選定とその値を得ることを目的とし, 第1報として, 非定常細線法において従来問題であった温度変化の記録にディジタル方式を用いた装置を試作し, 液体の熱伝導率標準物質の候補の一つであるトルエンを大気圧下0～80℃の範囲で精度±0.5%で測定した. また, 高精度な熱伝導率測定に必要な温度伝導率を, 熱伝導率と同時に非定常細線法によって測定する方法を考察した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1069K) -
甲藤 好郎1981 年 47 巻 417 号 p. 830-835
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー25編にのぼる文献から, 入口サブクールが0の場合の限界熱流束q>co≷を求め, その結果, 7種類の異なる純粋流体に対し計301個のデータを集めた. そして最近著者が発表したq>co≷の無次元整理式をベースに, 上記の実験データの全容を鳥かんできる形に図示することを試み, 結局, 内管一様加熱二重管内の強制流動沸騰の限界熱流束の規則性を定量的に示すところの無次元図式整理が得られた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (661K) -
藤井 哲, 本田 博司, 小田 鴿介, 河野 俊二1981 年 47 巻 417 号 p. 836-843
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー水蒸気-空気混合気の水平流に直交する水平円管上の凝縮に関して, 圧力0.03～0.085bar, 混合気流と壁面の温度差3.7～14.3K, 主流空気質量濃度0～20.6%および混合気流速2.4～70.7m/sの範囲にわたる実験を行った. 純粋蒸気に関する著者らの平均熱伝達係数の半実験式を液膜に適用して求めた混合気境界層の物質伝達係数はRoseの式とかなり良く一致する. また上述の両式を連立させて解いて得られる凝縮量は実験値とよく一致する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (845K) -
山田 幸生, 森 康夫1981 年 47 巻 417 号 p. 844-851
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーふく射伝熱を有効に利用することにより高温での伝熱促進が可能であることはすでに報告されている. 本研究では二重管環状部に空気を流し, 外管を断熱して内管から加熱した場合の伝熱促進効果についての実験結果を報告している. また, 各種表面のふく射率を測定し, 表面のふく射率を高めた場合についても実験を行っている. さらに理論計算結果との比較も行って実験結果と一致することを確認し, 現象の基本的解明を行っている.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (832K) -
稲田 茂昭, 宮阪 芳喜, 泉 亮太郎, 小長谷 芳彦1981 年 47 巻 417 号 p. 852-861
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー強い凝縮作用のもとでは, バーンアウト点をすぎ, さらにそれを越える第2バーンアウト点まで安定した沸騰曲線をえることが可能である. このことを伝熱面表面局所について実証し, 高熱流束城の伝熱機構解明の手がかりとした. またバーンアウト点をすぎ, 遷移沸騰的傾向のみられる領域から再び熱流束が急上昇する特異現象の存在を明らかにし, この現象はサブクール度と伝熱面汚損度とのかね合いに支配されることを見いだした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (972K) -
山川 正剛, 土屋 毎雄, 高橋 亮一, 坂口 忠司1981 年 47 巻 417 号 p. 862-871
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーナトリウム加熱蒸気発生器の水側に生じる流動不安定現象(密度波振動)を, 線形の初期値問題に帰着させ, モード展開法の一種である重み付き残差法を用いた新たな解析手法を提案した. 本数学モデルの主要部分を構成する自由振動方程式に関する計算コードを動燃改造しMW蒸気発生器の解析に適用し, 実験値と解析値を比較してその妥当性を検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (900K) -
若井 和憲, 志水 昭史, 織田 幸久1981 年 47 巻 417 号 p. 872-879
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は副室付き定容燃焼室の燃焼ガス組成などシュミレートすることを目的としたものである. 本報告ではその第一段階として火炎のモデル化を試み, 燃焼室形状および当量比と燃焼のパターンとの関係を見た. シュリーレン写真, 指圧線図などより, 仕切板を入れることで燃焼時間は大幅に短くなり, 燃焼室形状により無次元指圧線図, 火炎形状のパターンは異なるが, 当量比には影響されず相似の経過をたどることがわかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1041K) -
中川 泰彦, 中井 明朗児, 浜井 九五1981 年 47 巻 417 号 p. 880-886
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー火花点火機関における燃焼のサイクル変動を解明するため, 通常燃焼と急速燃焼(2点点火)の二つの燃焼方式, ガソリンとプロパンの二つの燃料を用いた広範囲の実験を行い, 圧力測定値を大形電子計算機を用いて解析した. その結果, 燃焼のサイクル変動は空燃比のサイクルごとの変動に強く依存していること, また点火から熱発生開始までの熱発生遅れ期間が短くその分散が小さいほど燃焼のサイクル変動が小さいことがわかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (749K) -
浜本 嘉輔, 脇坂 知行, 大西 正幸1981 年 47 巻 417 号 p. 887-895
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー均一希薄混合気(プロパン～空気)使用時の火花点火機関におけるサイクルごとの燃焼変動状態を調査し, つぎのような結果を得た. (1)初期火炎の形状, 大きさはサイクルごとにかなり大きく変動するが, これに及ぼすガス流動の影響は小さい. (2)初期燃焼期間と主燃焼期間の相関関係は強くなく, 全燃焼期間の変動に及ぼす初期燃焼期間の変動の影響の程度は, 主燃焼期間の長さによって変わってくる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (914K) -
安 秀吉, 神本 武征, 松井 幸雄, 松岡 信1981 年 47 巻 417 号 p. 896-903
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー二色法の原理を利用して, 輝炎のネガカラー写真の色濃度の測定から瞬間的な火炎温度とKL因子の分布を測定する方法を提案した. この方法を直噴式機関に応用し, (1)すきま部では火炎温度はくぼみ部より低いが, すす濃度はくぼみ部より高い. (2)スワール比を大きくすると火炎温度は高くなり, 局所的に2500K以上の部分が現れる. (3)一つの噴霧火炎をみると, スワール下流側の温度のほうが上流側より高い, などを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (896K) -
村山 正, 宮本 登, 近久 武美1981 年 47 巻 417 号 p. 904-910
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーディーゼル機関において, 代替燃料としてのメタノールを用いると共に, 総合的な機関性能の向上を目的として, 予燃焼室式機関の予室内に少量の軽油を補助噴射することによって機関を運転した. その結果, 主噴射のほぼ5℃A前に, 4～10%程度の軽油を補助噴射することによって, 通常のディーゼル機関と同一の熱効率で, しかも完全無煙, 低NOx, ならびに静粛な燃焼を実現し得ることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (805K) -
松村 博昭1981 年 47 巻 417 号 p. 911-914
発行日: 1981/05/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー垂直平板自然対流熱伝達に関し, 板幅の異なる平板が対流場におよぼす影響を解明するため数種類の有限幅平板について実験を行った. その結果板幅の減少とともにSparrow-Gregg, Dotsonらの二次元流れに対する結果からはずれて熱伝達が増大することが明らかにされ, 種々の平板に対する結果を統一的に表す実験式を求めた. 熱伝達増大の原因を流れの可視化によって考察した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (592K)
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