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藤江 邦男
1983 年 49 巻 438 号 p.
294-297
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
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深野 徹, 伊藤 昭彦, 栗脇 哲祥, 高松 康生
1983 年 49 巻 438 号 p.
298-307
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
水平な長方形管内を10m/s以下の比較的底流速の気流に伴われて流動する液膜は,液体流動が少ないと流膜がきわめて薄くなり,その界面に二次元波やペブル波とは異なった液体の粘性力が支配的影響力をもつ波(粘性液)が生ずることを理諭と実験から明らかにした.粘性波は一定膜厚(20℃の水の場合0.255mm以下)で生じ,その速度は液体の界面速度より遅い,粘性液が生じると最少液膜厚さが薄くなり液膜破断が起こりやすくなる.
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西山 哲男, 西山 秀哉
1983 年 49 巻 438 号 p.
308-318
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
回転振動する部分空どう単独翼について,空どう面積や空どう後端厚みの時間的変動及び非定常空どう内圧力の存在を考慮した線形解析模型を提示し,これに基づいた特異点による非定常特性解析法を構成した.更に非定空どう流れ及び非定常流体力に関する測定実験結果から統計的処理により,振幅特性,周波数特性や諸量間の関連性を明らかにすると共に,これより提示した解析模型の確認と非定常特性解析結果の検証を行った.
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黒沢 敦
1983 年 49 巻 438 号 p.
319-328
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
旋回形噴霧ノズルの特性解析には従来から旋回流を自由うずと考えた解析法が用いられているが,その方法ではとくにうず巻室中心部に生ずる空どうに関して測定結果との差異が大きい,そこで旋回流が組み合わせうずになると考えて特性の解析を行い,強制うずに遷移する点の半径について実験的に明らかにするとともに,測定値と解析結果との比較検討を行い,噴霧ノズルの形状と諸特性,とくに空どう係数との関係について明らかにした.
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梅村 章
1983 年 49 巻 438 号 p.
329-339
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
ジェファリの与えた二極座標での変数分離によるストークスの方程式の一般解は,最も基本的な二円柱一様流があたっている場合の流れ場を記述するには不完全である.問題点の所在を明らかにすると共に解決法を示し,上記流れに対し低レイノルズ数で妥当な各円柱に作用する液体力学的力の解析的表示式を求めた.
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新谷 一人
1983 年 49 巻 438 号 p.
340-349
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
本稿では前報に引き続いて一様流中に置かれただ円柱まわりのレイノルズ数流れを取り扱い,今回は主として慣性効果について詳しく調べた.微小レイノルズ数による漸近展開ではレイノルズ数について一次のオーダの摂動解から,慣性効果を表す記述がはじまるが本稿ではその最初の三項までを厳密に計算した.
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小畑 忠司, 吉野 裕, 益田 重明, 有賀 一郎
1983 年 49 巻 438 号 p.
350-358
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
二次元直線流路の入口に種々のかく乱を与え,下流での時間平均流及びレイノルズ応力の測定を行い,かく乱が減衰して流入条件に無関係な十分発達した流れに移行する経過を調べた.かく乱の減衰は平均流において最も速く,乱れ量については特に壁面近傍での変化が遅く,流路幅の70倍以上の下流でもなおかく乱の影響が認められること,下流への変化は単調でなく波打ちが認められることなどを明らかにした.
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藤本 哲夫, 宇佐美 勝
1983 年 49 巻 438 号 p.
359-366
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
非定常測定を用いて,大きな圧力比でオリフィスあるいは短い円筒管を通過する希薄気体流の実験を行い,流動抵抗に関して信頼できる結果を得た.非定常法は,壁面からのガス放出によって大きな誤差を生ずるが,ガス放出率一定の仮定の下でこの効果を補正する方法を考えた.形状の異なる穴に対して得られた一連のデータから,ある圧力範囲内で十分有効に用いることのできる実験式の作成を試み,従来の結果との比較を行った.
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小田切 文治, 安東 茂典, 伊藤 昌年, 井川 勇喜夫
1983 年 49 巻 438 号 p.
367-375
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
GEM の抵抗を予測する際に周辺噴流と前進流との相互作成は無視できないという立場に立ち,従来の方法を批判する.この目的のため筆者らの以前の研究(半球模型によるもの)への続編として本報告では二次元模型による実験結果を述べる.模型側面は実機に近い形状とした.前報告の結果と相まち実用 GEM の巡航速度領域で好ましい干渉推力があること及びその発生のメカニズムがほぼ明らかにされた.
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土屋 良明, 堀越 長次, 佐藤 俊
1983 年 49 巻 438 号 p.
376-385
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
比較的小さい縦横比の長方形噴出口からの自由噴流について平均拡散を実験的に調べた.オリフィス孔の縦横比を4種に変えて測定を行った.その結果,縦横比,噴出速度によって異なるが,軸上の速度減衰と静圧分布に対応関係があることを明らかにした.また,断面内の両軸方向への広がりの相対的大きさが再度変わる場合があることを明らかにした.さらに,断面内の両軸上での速度分布,静圧分布の相違について調べた.
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中川 順達
1983 年 49 巻 438 号 p.
386-394
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
本研究では気液並行二相流を波の速さがけた違いの複数波動系ととらえ,特性曲線法の新しい利用手法により,その流体過度現象を解析した.その新たに得られた並行流特有の波の・・・意味を既知の均質流中の圧力波と比較考察し,二相流特有の気液相互作用の波の統一表示式.新しい無次元数や複合流動モデルを提示した.さらに本モデルなどを従来の実験結果に適用しその並行流部分の波の速さを試算し,本解析結果と良い一致を見た.
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世古口 言彦, 田中 収, 上野 隆司, 古川 徹, 江崎 秀司, 中里見 正夫
1983 年 49 巻 438 号 p.
395-405
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
垂直上昇気液環状ミスト流の流動特性を調査する上において,ホールドアップの実験データを磁気テープに集録語,じょう乱液の選別ならびにじょう乱液と液膜に関する主要パラメータの決定を計算機によって自動的に処理する方法を案出することによって,データ処理技術における省力化を試みた.実験は内径の異なった4種類の供試管を用い,得られたじょう乱液および液膜厚さに関するパラメータに及ぼす供試管径の影響について言及した.
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村上 光清, 峯村 吉泰, 片岡 匡史
1983 年 49 巻 438 号 p.
406-414
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
うず巻きポンプ羽根車内の圧力分布が,気液二相流時において,気液流量比によりどのように変化していくかについて,半開放形半径流ポンプを用いて実験的に調べた.圧力はケーシングにあけた小穴を通して測定し,ポンプ回転数やケーシングと羽根開放端のすきまなどの影響を検討したうえ,気液流量比の比較的少ない気ほう流領域において,圧力分布が気液流量比により著しくへんかし,特に羽根車入口部において顕著であることを示した.
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立花 規良
1983 年 49 巻 438 号 p.
415-425
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
水力式カプセル輸送におけるカプセルの始動に関連する傾斜円管上昇流中の円柱状のカプセルのつり合いについて調べ,カプセルのつり合いの状態が付着静止との二つに大別されることを明らかにし,その遷移を支配する臨海角度とカプセルのつり合い速度や負荷損失の特性を解明した.さらに,カプセルの付着静止状態における諸特性にもとづき,水平円管路におけるカプセルの始動速度や始動時の所要動力について検討し,その算定法を提示した.
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望月 貞成, 矢尾 匡永
1983 年 49 巻 438 号 p.
426-432
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
平行二円板間の放射状流れおよび熱伝達特性を実験により調べた.主な結果は次のようである.(1)レイノルズ数がある程度以上になると軸対称な層流はく離が生ずるが,これは従来考えられていたような定常な現象ではなく,はく離は両壁面上に交互に周期的に発生する.(2)はく離したせん断層は順次下流に行くにつれて巻き込み下流域に規則正しく並ぶ渦列を形成する.(3)その著しいかく乱効果により非常に高い熱伝達率を示す領域が形成される.
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智田 喜久二
1983 年 49 巻 438 号 p.
433-438
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
凝固を伴う円筒内定常層流熱伝達について,速度場・温度場を同時に解くことにより,それが管壁冷却の度合いによって変わることを示した.数値計算及び実験は水を対象として行われ,従来の実験報告も含めて,自然対流の影響が少ないと見られる実験データは本報の数値計算とよく.一致する
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桧和田 宗彦, 河村 隆雄, 馬渕 幾夫, 熊田 雅弥
1983 年 49 巻 438 号 p.
439-447
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
平板乱流境界層内に設置された単一筒状くぼみ内の流れと局所熱伝達について,H/D=0.1~1.0(H:くぼみ深さ, D:くぼみ直径), R
e=4.1×10
4~1.1×10
5 の範囲で実験を行い,くぼみ内流動にはフラッピング・スイッチングの二種の不安定流動を見つけた.また H/D=0.5 のくぼみでは付加抵抗,側面・底面平均熱伝達率が最大となり,斜め循環うずの形成により,流れの方向に対して非対称なくぼみ内流動をしていることを示した.なお境界層厚さの影響についても調べた.
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太田 照和, 相場 眞也, 鶴田 恒彦, 加賀 正昭
1983 年 49 巻 438 号 p.
448
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
軸比1:2のだ円柱からの強制対流熱伝達の実験を行い,局所および平均熱伝達特性を明らかにした.実験範囲はだ円柱長軸にもとづくレイノルズ数がおよそ5000~90000,迎え角αは0°から90°である.局所熱伝達特性は円柱の場合とはかなり異なり,またα>40°になると,はく離領域内の伝熱量が上流側の境界層発達領域におけるものよりも大きくなる.平均ヌセルト数の迎え角とレイノルズ数への依存性が明白にされ,α=75°~90°で最大,α=30°で最小となる.本実験のレイノルズ数範囲では,α=30°をも含むすべての迎え角において,だ円中からの平均ヌセルト数は同一円周長さの円柱からのものよりも大きいことが明らかにされた.
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前川 透, 棚沢 一郎
1983 年 49 巻 438 号 p.
449-455
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
平行四辺形密閉空間の四辺の内,重力と平行に置いた二つの辺の一方を加熱面,他方を冷却面とした場合,この密閉空間内流体の自然対流による伝熱特性は,加熱面・冷却面のいずれが上方に位置するかで大きく変わり,熱の流れに対して一種の整流機能が現れる.本研究では,このような伝熱特性を,種々の幾何学的・熱的条件において測定するとともに,その結果を,流れの可視化や数値解析によって,流れの特性と関連付けた.
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蜂巣 毅, 田口 啓二
1983 年 49 巻 438 号 p.
456-465
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
水ー空気混合噴流による焼入法の実用化を目指し,ノズルから噴出水量,ノズルと冷却面管距離などの冷却条件を変化させて円板や円柱を焼入冷却し,得られる表面硬さ,硬化層深さ,変形量などを測定した.焼入結果に及ぼす冷却条件の寄与率を算出しさらに重回帰式の形の整理した.円柱の実験により本焼入法は,任意の最適冷却速度を具現でき,かつ局所冷却が可能なことから合理的な焼入変形となし得ることを示した.
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藤井 哲, 加藤 泰生
1983 年 49 巻 438 号 p.
466-472
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
水蒸気ー空気混合の鉛直面上への層流膜状体積力対流凝縮に関する実験が大気圧近傍下で行われている.主流空気濃度は水蒸気が飽和と仮定して熱力学的に求められ,0.1〓W
100〓0.95の範囲にある.熱及び物質移動の値が凝縮量,冷却水のエンタルピ上昇から求められ,著者らの倫理的予測値及び従来の研究と比較検討されている.実験値と理論値は実験精度内で十分一致することが示されている.
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中山 昭男, 鹿野 松太郎
1983 年 49 巻 438 号 p.
473-482
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
伝熱面から電解水素ガスを少量発生させ,小温度差熱源で著しい高熱流束を得る伝熱促進法の機構について,高速度写真フィルム解析から検討した結果,電解水素ガスが小さな過熱渡でも安定した沸騰をひきおこし,かつ蒸気ほう発ぽう点数を増加させるためであると考察できた.
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亀井 秀也, 平田 賢
1983 年 49 巻 438 号 p.
483-492
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
工業界への応用として有用性をもつ,水中への水蒸気の直接接触による伝熱はスチームアキュムレータなどで取扱われている.ところで,一度に多量の水蒸気を凝縮させるときに生じる振動音の発生が大きな問題となっている.本報では,その凝縮振動音の減衰及び高周波音の除去について,非凝縮性気体との混合やオリフィスの形状変化によって効果ある実験結果を明らかにした.
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/ 新井 雅隆, 清水 正則, 廣安 博之, Hiroyuki HIROYASU
1983 年 49 巻 438 号 p.
493-500
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
平均粒径と噴出運動量の等しいガソリン,燈油,重油,の噴霧を作り,同一の燃焼装置で燃焼特性を調べてつぎの結論を得た.スワールの無い状態の燃焼では燃料の輝発性の差が吹き消えた限界に顕著に現れるが,スワールにより保炎効果を増すと燃料による差が小さくなる.また輝発性よい燃料ほど噴射弁近くに温度こう配のピークが現れ,輝発性の悪い燃料ほどこのピークは小さく,かつ噴射弁から遠ざかることなどが明らかになった.
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伊藤 昭彦, 黒崎 晏男, 一色 尚次, 山岸 勝明
1983 年 49 巻 438 号 p.
501-507
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
可燃性固体の有炎燃焼時の燃え広がり速度に及ぼす固体形状の影響を調べるため,平板とは異なった形状である円筒状の薄い紙を用いて,垂直下方への燃え広がりについて検討した.燃え広がり速度は円筒の10mm以上で1枚の平板状の紙のそれよりも速くなり,直径の増加とともに増加する.これはエンバー(炭素残さ)や円筒内の火災からのふく射による熱移動速度が,直径の増加とともに増加するためである.
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北野 三千雄, 松沼 厚, 大塚 芳郎
1983 年 49 巻 438 号 p.
508-516
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
平行流バーナと伸長流バーナのすす限界の比較実験を行うことにより,伸長流のほうが排出抑制作用が強いことを確認した.火炎面モデルに基づく解析によれば,伸長流中では,すす生成領域における燃料の滞留時間が短縮するためすす濃度が低下し,また,火炎体積が小さくなるため単位時間当たりのすす生成量が少なくなるから,このような火炎内のすす生成の抑制が,伸長流のすす抑制作用の一因となっていることがわかった.
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池上 詢, 塩路 昌宏, 石山 拓二
1983 年 49 巻 438 号 p.
517-525
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
レーザ・ドップラ流速計の信号処理方法として,光電子増倍管より得られる光電子パルスから直接自己相関を求める方法を用い,輝炎内の流動状態の測定に適用できることを示した.この目的に必要な高速ディジタル相関器を試作するとともに,得られた信号から平均流速,乱れ強さ,流速の確率密度関数を求める方法を示した.さらにアセチレン噴流拡散炎へこの方法を適用し,その流動状況の測定結果を例示した.
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守田 栄之, 松本 直勝
1983 年 49 巻 438 号 p.
526-532
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
少ない試行回数,比較的簡単な実験装置で可能な自動車用ガソリン機関の制御パラメータ最適化手法を検討した.適用した対象系モデルは動的モデルで運転条件変化,環境条件変化など種々の過渡時最適化も本質的に可能である.特に最適化処理上必要な制御パラメータによる排気ガス瞬時感度測定上の問題を解決した.本方法検証のためオンラインの供試機関~ミニコンピュータシステムで実験を行い,きわめて良好な一致を得た.
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守田 栄之, 中塚 弘敬
1983 年 49 巻 438 号 p.
533-537
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
系の動的挙動解明や最適制御のために機関~負荷系はん用モデルを作成した.ディジタル形状態変数法による動的モデルである.特徴は系内各要素の取換えや制御系統条件,環境条件の変更などのシュミレーションが可能なこと,データ取得とマッチしたテーブル検索形の要素演算であることなどで,実機に適用し検証運転の結果,比較的良好な一致が見られた.更に燃料加速ポンプ,点火時期の定数変更時の系挙動把握もおこなった.
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市川 常雄, 日比 昭, 若宮 達也
1983 年 49 巻 438 号 p.
538-541
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
歯車モータの起動時における過渡現象(回転数の立ち上がりや圧力,トルクの変化)について実験的に調べた.その結果,歯車モータの出力軸の角位置によって起動トルクや漏れ流量が異なるため,鼓動時に停止している角位置によって起動時の過渡現象が非常に異なったものになることが明らかになった.また,負荷の慣性モーメントの大きさや油圧回路条件などによって起動時の過渡現象が非常に大きく影響されることが明らかになった.
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斎藤 彬夫, 宇高 義郎, 松田 謙治
1983 年 49 巻 438 号 p.
542-547
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
広い温度範囲にわたる溶融塩の熱伝導率および熱容量と,それらの温度依存性を,一回の加熱・測定により同時に決定する新しい測定法を提案した.溶融塩の腐食性,電気伝導性を考慮した,高温域での測定装置を製作し,265~340℃における LiNO
8 の熱物性値を測定した結果,従来得られている値とほぼ一致した.
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増田 渉
1983 年 49 巻 438 号 p.
548-551
発行日: 1983/02/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
レーザ核融合炉においては,10
4 という大きな圧力比と 1m ものビーム径の空力窓が必要となる.このような空力窓を従来の方式で実現すると運転動力は数百 MW という巨大なものになる.本研究ではこのような高圧力比口径空力窓を妥当な運転動力で実現する方法について検討し,多段式空力窓の採用を提案した.本方式による運転動力は数 MW, または光路長を 100m 程度とすることができる.
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