巻号一覧
49 巻, 439 号
選択された号の論文の23件中1～23を表示しています
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石黒 亮二1983 年 49 巻 439 号 p. 555-561
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
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井上 雅弘, 林 秀千人, 山口 住夫, 生井 武文1983 年 49 巻 439 号 p. 562-569
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー後縁が厚い遷音速タービン翼列においては,後縁の死水域の圧力が性能に大きな影響をおよぼすので,本研究では,後縁の圧力を予測する二つの方法を提案した.すなわち,後向き階段状壁の基底圧力の計算に関して,上流の境界層を無視する方法と,境界層を考慮する方法を,それぞれ,翼の後縁における正圧面と負圧面の流れの適合条件を考慮して,翼列問題に拡張し,二次元翼列の実験結果と二つの方法による計算結果を比較検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (858K) -
井上 雅弘, 九郎丸 元雄, 下野園 均1983 年 49 巻 439 号 p. 570-577
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー自由うず巻形の軸流回転翼列の後方に単一傾斜熱線を挿入し,その出力を周期的に抽出して統計的に処理することにより,三次元流れ場を詳細に計測し,相対流線方向を基準とした三つのうず度成分で流れ場を表示することにより,回転翼列の後方に生成されるうずの三次元的構造を解明し,うずが減衰するようすを調べた.更に,熱線出力の分散から求めたレイノルズ応力の分布とうず度の減衰との関連について検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (861K) -
妹尾 泰利, 速水 洋, 植木 弘信1983 年 49 巻 439 号 p. 578-583
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー小弦節比円形翼形ディフューザの圧力回復率が羽根なしディフューザと円形翼列に関する理論を組み合わせた簡便な方法により予測できることをたしかめ,失速限界を調べた.さらに小流量域で失速しない翼列を前置翼列,大流量域で圧力上昇する翼列を後置翼列とした二重翼列を設計し試験したところ,サージ限界流量は羽根なしディフューザと同じで,圧力回復率は小流量域ではもちろん大流量域でのすぐれた特性が得られた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (792K) -
山下 新太郎, 中村 育雄, 山田 広也, 櫛田 武広, 後藤 吉正1983 年 49 巻 439 号 p. 584-592
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー十分に発達した二次元乱流境界層が,その厚さに比べて大きなみぞを過ぎるときの角部はく離点近傍の流れ特性を実験的に調べた.鋭い角の乱流境界層への影響はわずかに上流にまでおよぶ.角部近傍では流れの諸量が長手方向に急変化し,この特徴を平均流の基礎式,乱れエネルギ式に基づいて調べた.はく離直後の内部混合層で乱れエネルギーの生成と散逸は著しく非平衡で,u^^-2,v^^-2 スペクトルは角部近傍の内部混合層で一つのピークが認められた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (846K) -
長藤 友建, 河村 準市1983 年 49 巻 439 号 p. 593-599
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー供試フランシス風車について,ランナ前後の流れを3孔ピトー管を用いて実験的に測定し,種々の運転条件におけるランナ前後の定常流れとランナおよびその前後の流路との関連を検討した.結論として,ランナ入口側流れはガイドベーン形状とランナ部の子午断面流路形状に依存すること,ランナ出口側流れはランナ羽根出口形状と密接に関連していることを示す.また,吸出し管内に形成される強制うず領域とランナ出口側流れとの関係を示す.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (720K) -
長藤 友建, 森井 啓臣1983 年 49 巻 439 号 p. 600-608
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー供試フランシス風車について,流路各部の損失構成比率を実験・解析を併用して定量的に検証した.また,ケーシング・吸出し管単体流路での実験によって,従来必ずしも明確でなかった損失係数のいくつかを明らかにし,これらの損失係数が全体流路に組み込んだ場合にも適用できることを示した.最後に,実験で検討した各種損失係数を用いれば,一次元理論でかなりの精度の損失解析ができることを示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (831K) -
永井 伸樹, 稲村 隆夫1983 年 49 巻 439 号 p. 609-619
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は固体面上の液体を高速気流で微粒化する現象を二流体アトマイザの設計に応用することを目的とし,本報では風洞底面上の液膜流の挙動を調べて分裂条件を求め,分裂機構を考察した.液体表面の乱れや膜厚は空気流速および液体流量によって異なり,スコール波領域,微小じょう乱波領域およびロール波領域において液体の分裂が行われるが,微小乱れ成分は膜厚変動に対応する Kelvin-Helmholtz 機構によって成長し,分裂にいたる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1308K) -
野崎 勉1983 年 49 巻 439 号 p. 620-627
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーノズルアスペクト比が異なる場合の付着流の実験から,アスペクト比が小さい場合,ノズル形状,レイノルズ数および初期乱れ強さの付着流に及ぼす影響を明らかにした.また,アスペクト比が3以下では前報の二次元の近似計算結果はそのまま適用せず,新たにアスペクト比,オフセット比およびレイノルズ数の関数として修正係数を導入し,オフセット比の小さい領域を除いてはこの係数を用いて付着距離が適切に表されるようにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (841K) -
熊谷 輝雄, 藤原 二郎1983 年 49 巻 439 号 p. 628-635
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー低レイノルズ数における単独剛体球の流体抵抗を不確かさ ±1.2% の精度で測定し,ストークスの抵抗則はレイノルズ数が0の場合しか成立せず,0.4以下のレイノルズ数ではオゼーンの抵抗則が成立するという結論を得た.また,グリセリンの吸湿性を利用した流線可視化法を開発し,同法により単独剛体球の周りの流れがオゼーン近似の一次解で良好に記述できることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (884K) -
巻幡 敏秋, 宮井 善弘1983 年 49 巻 439 号 p. 636-645
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー横流れ中へ放出される集合噴流の上昇特性は,組み合わされる単独噴流の干渉および連行現象と横流れによって生ずる流体抵抗とを考慮した運動量理論の関係式に,差分法の適用による解法から数値的に評価できることがわかった.また,横流れから受ける流体抵抗力は,流速比 U0/U∞ によって変化させる必要があるが,U0/U∞≧4 においては CD=2.0 とおいた流体抵抗力で,上昇特性をある程度の精度のもとに推定できる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (924K) -
松島 均, 溝本 雅彦, 猪飼 茂1983 年 49 巻 439 号 p. 646-655
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー平板壁温を常温～300℃まで100℃おきに変化させた際の平板乱流境界層における速度と温度の乱れ構造を,温度補償を行った熱線流速計を用いて,実験的に研究した.その結果,温度境界層の構造には熱負荷の違いによる顕著な変化は見られないにもかかわらず,加熱平板より流体に与えられる熱負荷が増大するにつれ,その影響が速度の乱流境界層の大局的構造に対してのみならず微細構造にも大きく現れることが明らかとなった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (925K) -
五十嵐 保1983 年 49 巻 439 号 p. 656-665
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー円柱のはく離せん断層を小円柱により制御した場合と後流のうず形成位置をスプリッタプレートにより制御した場合の流れの非定常性,すなわち変動成分を考慮した流れ特性と熱伝達特性との関連を亜臨界のレイノルズ数範囲で調べた.その結果,前者についてははく離点近傍の変動圧力の二乗平均値,後者については後方岐点の変動圧力の二乗平均値が円柱背面の熱伝達を支配する最も重要な因子の一つであることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (949K) -
上原 春男, 楠田 久男, 中岡 勉, 山田 実1983 年 49 巻 439 号 p. 666-675
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー鉛直面上での膜状凝縮熱伝達に関する研究は,数多く行われているにもかかわらず,液膜が乱れている場合の経験式は確立されていない.本報はプラントル数の異なる4種類の物質(フロン113,フロン11,エタノール,プロパノール)と3種類のテストセクションを用いて,平均熱伝達係数を測定した.そして,これらの実験結果とこれまで発表されている実験値を用いて,液膜が波流と乱流の場合について,一般的な経験式を導いた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1026K) -
棚沢 一郎, 西尾 茂文, 高野 清, 田渡 正史1983 年 49 巻 439 号 p. 676-684
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリータービュレンス・プロモータ(乱れ促進体)を用いた強制対流熱伝達の促進法について実験的研究を行った.検討の結果,空孔率が23%前後の多孔板プロモータ(薄い鋼版に直径2mm程度の穴をあけたもの)を流れに直角に配置した伝熱面の総合性能(流動・伝熱の両方を配慮)がほかよりも優れていることを確認した.また伝熱・流動測定と併行して流れの可視化を行い,多孔板プロモータによる伝熱促進機構を定性的に明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1044K) -
渡辺 健次, 平 辰二, 森 康夫1983 年 49 巻 439 号 p. 685-694
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーねじり板を設置した伝熱管の管内流による対流熱伝達率と摩擦係数の変化と,伝熱管温度が950℃までの高温での伝熱性能を測定して,ねじり板による対流とふく射の伝熱促進効果を実験的,理論的に調べるとともに,この結果を用いて石炭だきの流動層空気加熱器にねじり板を設置した場合の最適な設計条件を示し,ねじり板による伝熱促進効果が素管に比べて伝熱面積とともに圧力損失も大幅に減少させられることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1105K) -
塚本 康夫, 瀬口 靖幸1983 年 49 巻 439 号 p. 695-704
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー薄形フィンに対する一次元熱伝導モデルを用いて,与えられた放熱量を満足すると同時に,形状についてもさまざまな制約条件を設けることにより,構造上の強度をも考慮に入れたフィンの最小材料に関する形状決定問題を変分原理に基づいて定式化し,さらに解法の簡単化のために,有限要素法による離散化と乗数法による反復解法を組み合わせた形状決定法を提案し,いくつかの数値例によりその有効性を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1083K) -
中村 直, 川口 修, 佐藤 豪1983 年 49 巻 439 号 p. 705-714
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー気体燃料噴射式連続流燃焼器の小型模型を用いて,その最上流部一列の二次空気孔の数,大きさ,位置を変えて,燃焼時での二次空気流入状況を実測した.さらに燃焼生成ガス,燃焼効率への二次空気条件における影響について検討した.二次空気の貫通度・流入状況は空気孔条件できまる二次空気噴流速度や運動量により変化し,その一次領域への流入は燃焼器性能に大きな影響を及ぼし,空気孔に関して最適条件があることが判明した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1155K) -
橋本 正孝, 浜本 嘉輔, 大川 尚男, 佐藤 理1983 年 49 巻 439 号 p. 715-723
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー燃焼場のガス流速をレーザー流速計(LDV)にて測定する場合,火炎面におけるガスの屈折率変化の為に,LDVに見掛けの流速値があらわれることを実験的に確かめ,実測値と比較しうる妥当な計算結果を得た.また,この見掛け速度は,火炎面の移動速度に比例し,火炎規模の増大とともに大きくなること,レーザ光線に対する火炎面の相対角度が高周波で変化するような乱流火炎では,無視できなくなる可能性を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (907K) -
水谷 幸夫, 香月 正司, 上田 正則1983 年 49 巻 439 号 p. 724-728
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー放射噴流拡散火災バーナの火災安定機構を実験的に検討した結果,火災の安定性は還流領域の代表当量比によって支配され,この代表当量比のある範囲において火災が安定化されることが分かった.代表当量比に関する過濃・希薄吹消え限界はバーナ直径や空気流速の関数である.この代表当量比は燃料噴流と空気流の運動量比,燃料噴流の乱流拡散,バーナの幾何学的形状などに依存して変化する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (633K) -
村上 好生, 石原 荘一1983 年 49 巻 439 号 p. 729-736
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー内燃機関のシリンダとピストンとのすきまは,潤滑,放熱,圧力シール,摩擦などにかかわる重要な箇所であるが,運転中かなり熱変形することが予想される.そこで,空冷二サイクル機関を供試機関に選び,このすきまの熱変形を測定した.この測定法は「急停止法」とでもいうべきで,ダイヤルゲージを使用し,実用的である.測定の結果,正常な定格運転のときでも,局部的にしまりばめの箇所があることなどがわかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (838K) -
加藤 隆1983 年 49 巻 439 号 p. 737-740
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー付着噴流の基本動作である付着の挙動解析は,定常的な面から解析を試みたものがほとんどであることから,非定常領域内で明らかにするためにモデルとして強制付着する4種類の非対称急拡大管を用い非定常層流領域内で種々のレイノルズ数変化を与えた場合についての付着噴流の流動機構などを数値解析より明らかにした.その結果,オフセットの状態やレイノルズ数の大きさにより,3種類の流動機構となることが明らかとなった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (523K) -
菅原 征洋, 太田 照和, 山田 悦郎1983 年 49 巻 439 号 p. 741-744
発行日: 1983/03/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は固液密度変化を考慮した場合の密閉管(鋼管)内の水の凍結挙動や管内圧力上昇について解析を行ったものであるが,管内径,肉厚,外気温度によって複雑な挙動を示すことが認められた.また,管内圧力が最大圧力に達し氷点が降下して凍結が止まるという,いわゆる凍結限界の存在を見出したが,このときの最大凍結量と管内最大圧力に対する推定式を求めて管破壊防止のための基礎資料を得ることができた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (463K)
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