巻号一覧
49 巻, 440 号
選択された号の論文の20件中1～20を表示しています
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清水 幸丸, 永房 誠, 杉野 公一1983 年 49 巻 440 号 p. 747-756
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー曲りディフューザの中の基本形であるU字状曲りを取りあげ,ベンドの曲り角度,曲率,広がり角度および面積比を種々変化させ,入口速度分布と圧力回復効率の関係を検討した.そして,入口条件によっては,広がり角度18゜(面積比16)においても高効率が得られるという興味ある結果を得た.また,本論文では,平面内で蛇行状に曲げたディフューザの性能も検討し,U字曲がりディフューザとの比較検討を行い,そのすぐれた特徴を明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1037K) -
小林 陵二, 藤沢 延行1983 年 49 巻 440 号 p. 757-764
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー曲率半径が下流方向に一定の凹面壁に沿う二次元乱流壁面噴流について,平均流および乱流特性に対する曲率の影響を実験的に調べている.実験は,曲率b/R(ただし,b:半値幅,R:曲率半径)が0～0.1の範囲について行われた.乱れエネルギのエネルギバランスの各項(対流・生成・拡散・散逸)は,曲率が大になると減少することを明らかにした.また,速度相関を測定し,相関に対する曲率の影響も考察している.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (790K) -
石井 潤治, 本阿弥 真治1983 年 49 巻 440 号 p. 765-773
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー三次元乱流境界層のはく離に関する基礎的研究として,対称面上のはく離点およびはく離領域の性質を実験的に調べた.流れの可視化,サーマルタフトによる順流率,壁面静圧変動のパワースペクトル密度,さらに,流れの可視化とサーマルタフトとの組合せ測定の結果から,はく離領域に2種類のはく離渦が存在し,はく離領域の流れは大きな非定常変動をするが,その変動はあまり上流に影響しないことを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1030K) -
石沢 進午1983 年 49 巻 440 号 p. 774-783
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー第1,2報に,定常層流境界層に関して新構想の多重級数展開理論を確率した.この理論による級数解は,無限回連続微分可能なあらゆる主流速度分布を包括するが,ただ無限回連続微分が不可能なCk(∞>k≧0)級関数主流速度の場合を表し得ない点が指摘される.そこで本第3報は,特性関数の表現として独特の新しい等価的・可換的加重平均近似理論を展開することによって,このような場合をも包括するように解の範囲を拡張したものである.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1087K) -
高浜 平七郎, 岡田 修, 藤田 秀臣, 水野 篤1983 年 49 巻 440 号 p. 784-792
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー水量の少ないノズル給水垂直下向き環状噴霧流の非整定区間における液膜厚さ,最大波高,波速,波の周波数を電気抵抗法により測定し,また気液界面の摩擦係数λiの軸方向変化を調べた.軸方向距離x/dの増加とともに平均液膜厚さは増加し,λiは減少するが,それぞれx/d=30～100,x/d=50～80で一定になり,浮遊液滴による非整定区間の判定結果よりも早く落ちつくことを明らかにした.またじょう乱波の発生位置に及ぼす諸因子の影響を明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (941K) -
牧 博司1983 年 49 巻 440 号 p. 793-800
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー移動する壁面に同方向の平行なウォールジェットが共存する流れ場には,壁面上の速度こう配の符号が正から負に変わる臨界距離が存在することを実験的に明らかにし,この臨界距離の求め方を示した.さらに,この種の複合形の流れ場においては,両者の流れ場の代表速度の大小によって,これまでによく行われている両者の流れ場の代表速度の相対速度でこの種の流れ場を正確に記述できない場合も存在することを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (826K) -
坂田 弘, 足立 武司, 稲室 隆二1983 年 49 巻 440 号 p. 801-808
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーはく離を伴う非定常流れの解析法として,境界要素法の一種である特異点分布法とうず放出モデルとを結びつけた新しい手法を展開した.本手法は従来の写像を用いるうず点法に比べ,複雑な形状をした物体まわりの流れ解析への適用が容易である.解析例として迎え角をもつ正方形柱まわりの流れをとりあげ,St数,揚力係数および抗力係数について,解析結果とこれまでに報告されている実験結果とを比較し,妥当な結果を得た.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (933K) -
安濃田 良成1983 年 49 巻 440 号 p. 809-817
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー2枚の平行回転円板間に発生する非軸対称旋回流れの構造と発生機構を明らかにするため,線形安定性理論に基づく解析とスモークワイヤ法による流れの可視化実験を行った.その結果,この流れは本質的には剛体回転流に非軸対称のじょう乱の重ね合わさった旋回流であり,周方向の波の伝ぱとして記述されること,またこの二次流れの発生の原因は円板外縁近傍における主流速度急変に基づく不安定によるものであることを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (859K) -
須藤 浩三, 富田 幸雄, 山根 隆一郎, 石橋 幸雄, 音羽 秀和1983 年 49 巻 440 号 p. 818-827
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー水ベース磁性流体を用い一様垂直磁場の作用下で,レイノルズおよび平均ずり速度の広い範囲にわたって実験を行い,実用上,重要な管摩擦係数の実験式を提示した.さらに,(1)水ベース磁性流体は磁場の作用とは無関係に非ニュートン粘性挙動を示すこと,(2)磁場は流れの遷移を遅らせ,乱流域では圧力損失を減少させること,(3)磁場の作用によりニュートン性が増大することなどを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (908K) -
佐野 勝志1983 年 49 巻 440 号 p. 828-836
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー比速度266(m8/min,m,rpm)の両吸込うず巻ポンプの吸込管の上流,および吐出し管の下流にタンクを接続した系の液柱の固有振動数について,実験的に検討した.その結果,ポンプを等価管路に置き換えることにより,ポンプを含む配管系の液柱の固有振動数を精度よく求め得ること,また固有振動数は吸込管路,吐出し管路およびポンプの等価管路に依存するが,ポンプの吐出し量および回転数の影響は非常に小さいことを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (878K) -
鹿毛 一之, 松尾 一泰, 川越 茂敏, 永武 実1983 年 49 巻 440 号 p. 837-842
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー遷音速ルトビーク管には上流弁方式と下流弁方式があり,上流弁方式では非定常圧縮波,下流弁方式では非定常膨張波の挙動が始動過程に大きな影響を及ぼす.従って両方式の始動過程は著しく異なることが推察される.本論文では,下流弁方式における始動過程に及ぼす抽気量と抽気室容積の影響を,圧力計測と光学観測により実験的に明らかにし,始動過程のメカニズムを解明するとともに,上流弁方式との比較検討を行った.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (821K) -
斎藤 彬夫, 宇高 義郎, 片山 功蔵, 松井 秀夫1983 年 49 巻 440 号 p. 843-851
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー潜熱を利用するカプセル形蓄熱装置の伝熱特性と伝熱機構を解析的,実験的に検討した.放熱過程では熱伝導が支配的であり,熱伝導解析が現象をよく表すが,蓄熱過程においては,液相部に発生する自然対流の考慮が必要となる.蓄熱過程の計算モデルを提案し,熱流束の経時変化と,カプセル内の自然対流の発達段階とを対応させて考察を加えた.また,自然対流の影響が顕著となるグラスホフ数を計算により検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (997K) -
森 康夫, 姫野 修廣, 土方 邦夫, 宮内 敏雄, 後藤 康志1983 年 49 巻 440 号 p. 852-858
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー分子振動緩和による熱流体力学的影響を解明するため,その1つとして高速度亜音速流中に置かれた円柱の岐点伝熱性能に及ぼす分子振動緩和の影響について理論的・実験的研究を行い,次のような結論を得た.(1)振動緩和時間が長く温度平衡が大きい場合には,温度平衡の場合に比べて伝熱量は小さくなる.(2)振動緩和による伝熱量の変化量は,振動自由度の比熱の大きさに大きく依存し,振動自由度の比熱が大きいほど大きくなる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (799K) -
稲葉 英男, 関 信弘1983 年 49 巻 440 号 p. 859-868
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー垂直多孔質層の非定常伝熱特性に影響を及ぼす諸因子として多孔質層寸法,空げき率および多孔質特性の効果が数値解析および実測により明らかにされた.その結果発生した自然対流は層内の熱的均質化および早期定常化の効果を有することが判明した.さらにこの種の多孔質層を蓄熱槽として用いる場合など適当に各因子を組合せて対流熱輸送を制御することにより,その多孔質蓄熱槽の非定常伝熱特性を任意に変え得るという結果を得た.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1080K) -
泉 亮太郎, 山下 博史, 加賀 定, 阿部 真一1983 年 49 巻 440 号 p. 869-876
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー流動層形熱交換器の基礎研究として,垂直円筒形の場合について,流動特性とともに外周壁面熱伝導特性を実験的に検討した.とくに局所ヌセルト数の層高さ方向の分布に対する初期流動層高さ,流速および粒径の影響を示し,また局所ヌセルト数の適当な高さまでの平均値についても整理し,熱交換器としての圧力損失を含めた総合的な性能の評価をvolume goodness factor を用いて行い,有効な伝熱面高さについて明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (802K) -
網谷 龍夫, 足立 武司, 加藤 敏1983 年 49 巻 440 号 p. 877-884
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー従来の研究は小形のボルテックスチューブに関するものであったが,著者は大形で短いうず室のボルテックスチューブの実験を行い,小形と同程度に温度分離することが判明した.従来の理論では大形で短いうず室で温度分離(小形と同程度の効率)することの説明が困難であったので,温度分離についての新提案を行い,流体の基礎方程式を数値計算で解いて,大形で短いボルテックスチューブも温度分離する可能性があることを示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (768K) -
中山 昭男, 鹿野 松太郎1983 年 49 巻 440 号 p. 885-892
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー核沸騰下の伝熱面から電解水素ガスを少量発生させ,小温度差熱源で著しい高熱流束を得る伝熱促進法の機構解明および通常の核沸騰熱伝達機能解明に供する目的で,減圧下の核沸騰時の離脱蒸気ほう径について理論的かつ実験的に検討した結果,蒸気ほう発生頻度を考慮した解析値は実験値を比較的よく説明することを明らかにした.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (748K) -
山口 誉起, 大岩 紀生, 中桐 由浩, 横井 真澄, 楠 隆博1983 年 49 巻 440 号 p. 893-900
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本論文では,まずコヒーレント構造火災の熱的および流体学的発生条件を調べ,本構造をせん断域の高速側と低速側にもつ2形態の火災を得た.その内の高速側にコヒーレント構造をもつ火災に対し,引き続き高速度撮影写真,変動温度およびイオン電流の詳細な測定を行い,本構造火災の下流方向への燃焼過程の発達と火災形態を明らかにした.得られた結果を総合して,その燃焼過程と代表的な温度およびイオン電流波形をモデル表現した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1413K) -
神本 武征, 高橋 浩, 小林 治樹, 松岡 信1983 年 49 巻 440 号 p. 901-908
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー急速圧縮装置を用いて平面に衝突するディーゼル火災の対流熱伝達に関する実験を行った.衝突面の熱流束は,通常の等温ガス噴流の衝突の場合と異なり,よどみ点から半径方向にほぼ一定に分布する.これは,よどみ点から半径方向に減少する熱伝達率と,半径方向に向かって燃焼が進行するにつれて増加する熱落差とが相殺し合う結果と解釈される.衝突面への熱損失率は熱発生率の約10%であり,両者の時間経過曲線は良く似ている.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (937K) -
八賀 正司, 脇坂 知行, 浜本 嘉輔, 嶋本 譲1983 年 49 巻 440 号 p. 909-920
発行日: 1983/04/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー駆動運転時の内燃機関シリンダ内におけるガス温度Tgを,冷線を用いて測定する方法として,冷線の熱平衡式を数値解析することにより,冷線の軸方向平均温度TmcからTgを求める手法について検討した.その結果,ガス流速Uが既知の場合,本方法によりTmcからTgを求め得ることが明らかとなった.またUが未知の場合には,冷線と熱線を用い,それかの熱平衡式を連立させて数値解析することにより,TgとUを求め得る手法を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1094K)
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