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藤本 一郎, 田中 英穂, 石井 進, 山口 和夫
1984 年 50 巻 460 号 p.
2862-2869
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
ショートバブルの特性を示すバブルを伴う翼において,ねじり軸位置を種々変化させ,ねじりモードの強制振動を与え,翼面上多数の圧力孔での非定常圧力を測定し,エネルギ授受分布を考慮した解析を行った.その結果,振動翼と流体との間のエネルギ授受のメカニズムが解明され,同時にフラッタ特性に及ぼすバブルの影響などが明らかとなった.又,ポテンシャル流理論との比較及び流れに対する相対迎え角変動に着目したモデルによる考察も試みている.
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藤本 一郎, 田中 英穂, 石井 進, 山口 和夫
1984 年 50 巻 460 号 p.
2870-2878
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
前縁はく離状態でねじり振動する翼の非定常圧力分布を測定し,流体と翼との間のエネルギ授受の翼面上分布を基に翼の非定常空力持性を解析した.更に,第1報と同じ相対迎え角変動モデルの適用により,付着流のみならず前縁はく離流での翼の非定常空力持性に及ぼすねじり軸位置の影響の本質がとらえられた.又,篠原らによる自由流線理論と特異点法を利用した単独翼に対する理論を改良し,本実験結果との比較を行い,理論の妥当性も吟味した.
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藤本 一郎, 田中 英穂, 石井 進, 山口 和夫
1984 年 50 巻 460 号 p.
2879-2887
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
失速迎え角近辺におけるねじり振動翼のはく離特性に関して,振動数変化時の動的ヒステリシス現象も含めた翼の動的はく離特性を調べ,翼のねじり振動数の変化の履歴に依存し,部分はく離と前縁はく離状態が双方(一周期中持続)安定である双安定領域を中心に,ねじり振動翼の非定常空力持性に及ぼす動的ヒステリシス現象の影響を明らかにした.そして,ねじり軸位置によっては,翼全体の空力減衰特性が動的ヒステリシス現象により左右される事などがわかった.
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西山 哲男, 佐々木 幹夫
1984 年 50 巻 460 号 p.
2888-2898
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
定常じょう乱を有限量,非定常じょう乱を微小量とし,静・動翼面上の定常及び非定常束縛うず分布により非定常ポテンシャル流れを記述した.翼面上の接線流れの条件から導かれる束縛うずを決める連立積分方程式を解くために,若干の近似が導入された.得られた非定常流体力は,静・動翼の間隔,翼厚,ピッチ比及び速度比などとの関連において,既存の数値解と比較吟味され,ハーモニクス成分ごとに本解析結果の信頼性が確認されている.
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山田 豊, 伊藤 基之, 今尾 茂樹, 三木 啓史
1984 年 50 巻 460 号 p.
2899-2908
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
急閉式スイング形主弁と緩閉式副弁を併用した逆止め弁について,管路長さ,実揚程,流量,副弁口径,副弁体形状,主弁閉鎖モーメントを広範囲に変え,ポンプ電源しゃ断時の水撃を調べた.その結果主弁に比較的小さい閉鎖モーメントを加えれば,口径が主弁の0.1倍程度の小さい緩閉式副弁を用いることにより,すべての条件において水撃をほぼ完全に防止し,その上弁損失の少ない逆止め弁を得られることが明らかとなった.
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高畠 伸, 鮎川 恭三
1984 年 50 巻 460 号 p.
2909-2917
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
壁がぜん動運動する流路内の流れに対して,高レイノルズ数の極限における流れとしての渦無しの流れを考え,摂動法を用いてこれを解析した.摂動解を実験結果や他の解析結果と比較検討して,その有効性や適用範囲を確認するとともに,レイノルズ数の十分高い場合のぜん動流れの現象を明らかにした.また,その発生に関して議論の分かれていたリフラックス現象を,多くの計算例をもとに総合的に検討し,現象の本質を解明した.
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菊山 功嗣, 村上 光清, 西堀 賢司, 野口 俊英
1984 年 50 巻 460 号 p.
2918-2925
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
自軸まわりに回転している直管の入口助走部における境界層の不安定現象の機構を実験的に明らかにした.管の回転をある限度以上に高めると層流境界層内には周期的な速度変動がみられ,これは低速回転時には下流で減衰するが,高速回転時には増幅されて乱流への遷移を早める.この変動は流れの可視化によってらせんうずであることが確認され,うずの伝ぱ方向,位相速度などの特性も解明された.
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河合 達雄, 安達 勤, 赤下 圭次
1984 年 50 巻 460 号 p.
2926-2934
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
翼列における二次流れの下流方向への変化過程を解明するため,減速の直線翼列について実験的研究を行った.翼列出口で渦面をなす随伴渦は最大強さの位置から巻き始め,2弦長下流ではほぼ軸対称な渦となる.その減衰は流路渦に比べて翼列出口で急速で,巻上がりに伴い純る.随伴渦は非粘性古典理論の予測に比較して,また流路渦と比べても側壁からかなり遠くに生じ,ピッチ平均の二次渦度および転向角の減少に大きく寄与する.
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清水 幸丸, 安井 雅二, 中村 聡伸, 永房 誠
1984 年 50 巻 460 号 p.
2935-2942
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
大きい面積比を持つ空間曲りディフューザの性能と曲りの曲率半径比,広がり角度および入口速度分布の賄係を研究し,次のような結果を得た.エネルギ効率は入口速度分布によって複雑に変化する.この効率の変化はディフューザ上流部に生じるはく離の大きさと,曲り内に生じる一方向旋回流の強さに起因する.この種の効率を悪化させるはく離の発生を押さえる方法を具体的に示し,高性能空間曲りディフューザの製作方法を明らかにした.
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吉永 洋一, 小林 博美, 金木 忠
1984 年 50 巻 460 号 p.
2943-2952
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
比速度の異なる遠心圧縮機羽根なしディフューザの性能と羽根車出口速度分布の関係について実験的に調べた.この結果,軸方向速度分布のひずみが大きい高比速度の遠心段ではディフューザ性能が大きく低下することが分かった.これを改善する方法として,平行壁ディフューザのシュラウド側壁面上に通路幅に比べ高さの低い案内羽根をつけた場合の実験を行い,ディフューザの性能向上に効果があることを明らかにした.
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江尻 英治, 白倉 昌明, 田古里 哲夫, 榎本 久雄
1984 年 50 巻 460 号 p.
2953-2959
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
第1報の実験に続き,本報では求心送風機入口案内翼,動翼を通り抜ける流れを理論的に解析し,円形翼列の性能予測を試みた.ポテンシャル解に境界層計算を実行し,直線翼列に関する理論を応用し円形翼列の全圧損失係数を計算した.その結果,実験で得られた全体性能最高効率点付近の動翼全圧損失係数に比較的近い値が得られた.また実機スケールにおける動翼性能を予測し,性能向上の程度を定量的に把握することができた.
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三宅 裕, 野路 郁太郎, 西川 義清, 村田 暹
1984 年 50 巻 460 号 p.
2960-2967
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
軸流送風機の低流量域における不安定特性を改善するための新しい方法としてエアセパレータをとり上げ,その構造,各部寸法の改善効果に及ぼす影響と高ボス比,高アスペクト比翼の羽根車の場合の効果を実験的に検討した,その結果,エアセパレータはブレードセパレータ以上に効果があり,特に,強い失速を伴う場合,高ボス比の場合など他の方法では改善困難である場合も有効であることがわかった.
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山口 健二, 市川 常雄
1984 年 50 巻 460 号 p.
2968-2976
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
従来のモデルではすきまの漏れのみについて考慮されていたが,本研究においては,それのほかに逃げ溝からの漏れ,ポンプ内等価容積(または等価圧縮率)の増加,側板背面までの影響を考慮して理論解析と実験とで種々比較検討した.その結果,吐出し圧力の脈動特性に及ぼす主因子は逃げ溝からの漏れとポンプ内等価体積であることを示すとともに,吐出し圧力の脈動特性がより明確になった.
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斎藤 彬夫, 宇高 義郎, 秋吉 正寛, 片山 功蔵
1984 年 50 巻 460 号 p.
2977-2984
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
固体がその融点より高い温度の伝熱面に押付けられて溶融する現象を解析し,数値計算を試みた.無次元熱流束の解析値を前報で示した水およびオクタデカンに関する実験値と比較した結果,良好な一致を見た.さらに無次元熱流束をステファン数と無次元接触面圧による簡単な近似式で表示するとともに,伝熱面と溶融固相問の液相厚さの分布,液相内の圧力・速度・温度の各分布を明らかにし,考察を加えた.
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日野 竜太郎, 植田 辰洋
1984 年 50 巻 460 号 p.
2985-2992
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
内管加熱垂直環状流路を上昇するR113サブクール沸騰流の温度変動特性を,限界熱流束までの熱流束域について調べた.測定には極細熱電対を用い,時定数を補償する回路を通して温度変動を記録し,計算機処理によって,流路内の温度と温度変動分布,蒸気ほうの通過ひん度と通過時間分布を求めた.限界熱流束に近い状態では,壁面近傍に通過時間の比較的長い合体気ほうが現れること,このために壁温上昇を生じうることを示した.
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本田 博司, 藤井 哲
1984 年 50 巻 460 号 p.
2993-2999
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
正弦波形およびV字形の縦溝を有する鉛直面上の層流膜状凝縮に関する前報の理論解析に基づいて,丸みを有する任意の溝形状の場合に適用できる膜状凝縮熱伝達の無次元整理式を導いている.そして,フロン系冷媒,水およびアンモニアの縦溝付き鉛直管上の凝縮に関する従来の実験値の大部分は±20%以内で提案された式と合うことが示されている.
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森 康夫, 土方 邦夫, 近藤 敏和, 平沢 茂樹
1984 年 50 巻 460 号 p.
3000-3007
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
管外面に軸方向の微細フインと凝縮液排除用のかさを有する垂直凝縮管を取り上げ,R-113に対する凝縮実験を行った.その結果,単管の伝熱性能に及ぼす,蒸気過熱度と蒸気流速の影響は,実験範囲内では小さいことがわかった.また,蒸気流速と凝縮液滴飛散との関係を検討し,2列の管群の伝熱性能に及ぼす,管ピッチ,管配列の影響を明らかにした.
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五十嵐 保
1984 年 50 巻 460 号 p.
3008-3014
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
亜臨界のレイノルズ教範囲で円柱のはく離領域の流動と熱伝達に関する実験的研究を直径の異なる4本の円柱に対し行った.その結果,後方岐点の熱伝達率は円柱直径によらず変動圧力のrms値△P
rにより与えられることが確認された.この△P
rは動圧とレイノルズ数により,定式化された.また壁面近傍の熱線の出力の時間平均値変動量のrms値,u^^-と△uを用いてはく離域の局所熱伝達率分布を見積もることができることを示した.
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能登 勝久, 松本 隆一
1984 年 50 巻 460 号 p.
3015-3023
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
正および負浮力自然対流を伴うカルマン渦列が扱われた.時間項を含む初期かく乱を与えることによって,非定常数値解が得られた.それらを検討・考察することによって,正浮力によってカルマン渦列は崩壊消滅すること,負浮力によってカルマン渦列は発達することがはじめて明らかにされた.流れの可視化によって,正浮力による渦列崩壊が実証された.さらに自然対流による渦列の崩壊および発達に関する原因考察がなされた.
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赤木 新介, 武村 資文, 黒岩 正
1984 年 50 巻 460 号 p.
3024-3032
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
COM(Coal Oil Mixture)や高粘度重油などの高粘性流体中に置かれた水平円柱伝熱からの自然対流熱伝達に対し,粘性の温度依存性を考慮して基礎式を差分法により考慮し基礎式を差分法により解析した.流線,等温線ヌセルト数などを,レーレー数1～100,伝熱面温度50～1500℃の範囲について求め,さらに平均ヌセルト数とこれを支配する粘性の変化をあらわす二つの相似数との関係を明らかにした.併せて平均ヌセルト数の無次元表示式を定めた.
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田島 守, 牧 忠, 片山 功蔵
1984 年 50 巻 460 号 p.
3033-3040
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
焼入れ効果に重要な働きをする鋼内の相変態現象に着目し,S45C炭素鋼を用いて焼入れを行い,伝熱学的に検討を加えた.円柱試験片の初期温度をA
1相変態温度727℃の上と下に保ち,相変態の有無による冷却曲線の実験と計算結果を比較して相変態熱の影響を明らかにした.併せて相変態熱の影響が顧著に現れる円柱中心の冷却曲線を解析して,相変態熱を求め,A
1冷却速度を用いて相変態現象と焼入れ効果の関係を明らかにした・
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白井 紘行, 田部井 勝稲, 加藤 総一郎
1984 年 50 巻 460 号 p.
3041-3050
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
アーク放電形の新式Maecker形プラズマ発生装置で作った非平衡高温Arプラズマに微量のN
2ガスを混入し,発生するN
2+の1st Negativeバンドを利用して温度測定を試みた.実験的バンド強度分布と理論的な人工スペクトルとの比較から,軸対称陽光柱内の回転および振動温度を測定したが,電流,圧力あるいは径方向位置に依存して3000～9000Kの温度が得られた.高圧力になるにつれて両温度は急速に接近し,平衡になる.
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増田 英俊, 日向野 三雄
1984 年 50 巻 460 号 p.
3051-3058
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
金属の全半球ふく射率の熱量法による測定技術の確立を目的とし,測定装置を試作し定常法でCuとAlについて測定を行った.本結果および最近行われた非定常法による結果との考察から,測定精度が低いと評価されてきた定常法でも精密な測定を行えば十分高い精度の結果が得られることを明らかにした.誤差要因の検討から,定常法で測定する際に,特に注意しなければならぬ技術上の問題点を指摘し,また潮定値の誤差の評価法を検討した
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伊藤 献一, 矢野 利明, 藤田 修
1984 年 50 巻 460 号 p.
3059-3067
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
メタノールを火花点火エンジンで燃焼した場合,排ガス中に含まれるNO
2量の多いことが知られている.この原因が,未燃メタノールの酸化過程と関連したNOからNO
2への酸化(NO/NO
2変換)によるものであることを明らかにした.変換の条件を反応管を用いて細に調べた結果,このNO/NO
2変換は700～950Kの温度場において著しく,また,他燃料との比較からメタノール燃焼排ガスに特有の現象であることをつかんだ.
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寶諸 幸男, 神野 高吉, 中井 宏之, 角田 敏一
1984 年 50 巻 460 号 p.
3068-3076
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
気化器付き4気筒火花点火機関を加速運転し,気化器と吸気管内の燃料輸送過渡特性さらにそれが機関性能に及ぼす影響を調べた.その結果,気化器メインノズルからの燃料噴出開始は絞り弁開速度の増大に伴って遅れ,吸気管内燃料液膜流速は弁開速度に関係しており,ある弁開速度で極大値を示すことがわかった.さらに過薄混合気の形成は気化器燃料噴出遅れよりも吸気管内燃料液膜の輸送遅れが大きく影響することが明らかになった.
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小屋 雅彦, 小竹 進
1984 年 50 巻 460 号 p.
3077-3083
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
In order to calculate transonic flows in highly three-dimensionally twisted turbine blade cascades, the finite volume integral method of solving the governing equations is implemented for the treatment of boundary conditions and the discretization scheme. The developed scheme reduces the discretization error associated with the distorted gird configuration of highly three-dimensional blades. With the developed method, flows in two typical turbine blade cascades has been calculated with two kinds of treatment of energy equation.
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杉山 弘
1984 年 50 巻 460 号 p.
3084-3090
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
A numerical method (inverse method) was developed for a gas-particle supersonic flow past two-dimensional blunt bodies. This method is based on two transformations (von Mises and additional one), which are convenient for determining the shock layer flow fields and the body shapes. Using the present method, the pure gas flow field around a circular cylinder was first solved numerically for the freestream Mach numbers M
∞=2.0 and 3.0. Then the gas-particle flow in the shock layer around blunt bodies (nearly circular cylinders) was solved for freestream Mach number M
∞=3.0, with particle diameter d
p 2, 5, 10 μm and freestream loading ratios α=0, 0.2, 0.5 and 1.0, respectively. The effects of d
p and α on the shock stand-off distance, the body surface pressure and flow quantities along the stagnation streamline are discussed, and the flow patterns in the shock layers are also shown.
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中山 顕, 児山 仁
1984 年 50 巻 460 号 p.
3091-3098
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
A general numerical calculation scheme has been developed for the predictions of internal flows within ducts of arbitrary wall geometries. A general coordinate transformation procedure has been proposed so as to overcome the complexities associated with irregular wall boundaries. Navier-Stokes equations are reformulated into arbitrary coordinate and velocity systems through a vector analysis without resorting to any extensive tensor calculus. General finite difference equations are reduced upon discretizing the governing equations in the generalized velocity and coordinate system. As for practical applications, calculations are carried out for the developing flows and diverging-converging rectangular duct.
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葦埜 勲, 前田 茂
1984 年 50 巻 460 号 p.
3099-3106
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
Comparison with the theoretical analysis of the decay of a turbulent swirling flow in a pipe and the results of experiments are presented. An angular momentum equation is guided from Navier-Stokes equations. Here, Reynolds shearing stress is treated with Boussinesq's expression. The second derivative of angular momentum respects to radius needs to be negative from the decay of moment. Therefore, at the boundary of forced and free vortex, an attention to the solution of equation must be payed. Near the wall, shearing stress for laminer flow is applied. And angular momentum equations in each region are numerically solved and that solutions are connected smoothly on each boundary. As the results, the prediction of the decay agrees much with the results of experiments.
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清水 優史
1984 年 50 巻 460 号 p.
3107-3115
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
The genesis of Korotkoff sound at high cuff pressure has been made clear by the model expreimental study using the thin walled silicon rubber tube being modified to have zero internal cross sectional area as an artery ehen compressed by the relatively higher external pressure than the internal one. The sound is generated by the steep pressure wave front formed in the course of pressure wave propagation through the completely collapsed tube segment under the cuff. The amplitude of the pressure wave penetrating into the collapsed tube segment and that of the steep wave front reaching to the distal end of the segment, measured from the artery also weakens correspondingly and, at some Peb, the sound becomes unaudible. The pressure wave form depends strongly on the transmural pressure at the distal end of the collapsed segment.
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趙 〓, 真田 一志, 北川 能, 竹中 俊夫
1984 年 50 巻 460 号 p.
3116-3123
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
Trapped air in a liquid conduit has a great influence on the fluid transient. In this paper, especially its effect on the transient flow rate is studied experimentally and analytically. Transient flow velocity, following a quick opening of a valve attached at the downstream end of the test pipeline, was measured experimentally. The experiments showed that the transient flow velocity often exceeds the final steady state flow velocity. The numerical calculation by means of characteristics method showed a good agreement with the experimental results. Maximum value of the transient flow velocity depends on the volume and the position of the trapped air, and the pressure loss of the pipeline and the valve, and the pressure at the downstream side of the valve. Five dimensionless parameters, which represent above-mentioned factors respectively, are derived, and the relations between the maximum flow velocity and these five parameters are expressed graphically.
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時末 裕充, 高田 浩之
1984 年 50 巻 460 号 p.
3124-3132
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
A numerical scheme is developed for use on two-dimensional time-dependent incompressible turbulent flows of thigh Reynolds number, and applied to the flow over an impulsively started 15% thickness elliptic airfoil at an angle of attack of 30° at a Reynolds number of 5×10
5. The scheme divides the flow field around an airfoil into two regions, the boundary-layer region and its outer flow region. The Reynolds equations with vorticity and stream function as variables are solved in the outer flow domain. The equation of integrated form for the vorticity is solved using a combination of finite differences and grid-free point vortices, while that for the stream function is solved by a similar technique to "Cloud In Cell" method. Results for the problem which involved massive flow separation were compared with experimental data and flow fields and aerodynamic forces acting on the airfoil compared well with mesurements.
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時末 裕充, 高田 浩之
1984 年 50 巻 460 号 p.
3133-3141
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
ジャーナル
フリー
The stalling characteristics of 15% thickness elliptic airfoils in incompressible turbulent flows at a Reynolds number of 5×10
5 are investigated numerically by solving the Reynolds equations and the boundary-layer equations. Calculations were performed on the airfoils impulsively started at high angles of attack and oscillating in pitch with large amplitude. The development of the separated flows and the behaviour of the forces are studied in terms of patterns of streamlines, vectors of velocity and lines of constant vorticity, and normal force and moment coefficients it is observed from the results that the separated flows over impulsively started airfoils at high angles of attack show oscillatory behaviour.
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棚橋 隆彦, 澤田 達男, 金井 恵理也, 千野 晃, 安藤 常世
1984 年 50 巻 460 号 p.
3142-3151
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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The early stage of the flows due to uniformly accelerated flat plate, elliptic and circular cylinders from rest in incompressible viscous fluids are numerically studied by the finite difference method. The time dependence of streamlines and equi-vorticity lines are shown in the flow patterns. The Dufort-Frankel technique is used for solving the vorticity transport equation and the finite Fourier transport equation and the finite Fourier transform for solving the stream function, which is applied to the analysis of a block tridiagonal matrix equation. The main conclusions are as follows ; (1) The Fourier series method is more than ten times faster than the SOR method. (2) Numerical experiments obtained here have very good agreements with real experiments for flat plates and circular cylinders. (3) The length of vortex pairs behind an uniformly accelerated elliptic cylinder at the attack angle 90° is obtained as a resultant of numerical experiments. (4) The growing process of the secondary vortexes behind a circular cylinder is revealed at Reynolds number 731.
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村岡 一雄, 田代 伸一
1984 年 50 巻 460 号 p.
3152-3158
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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This report is concerned with results of the systematic experiment which aims to clarify the relation between the behavior of the wake from a circular cylinder within a laminar boundary-layer and the boundary-layer transition. Main results are as follows. The behavior of wake is different according to the gap size, the boundary-layer thickness and the distance from the origin of boundary-layer to the elements, and is classified into-three regions. First, in the region I, no vortex shedding is found and the process of transition is substantially same as the process caused by the roughness elements which is laid on the surface In region II, the periodic laminar vortex shedding is observed to be died out in downstream and the transition process is similar to one in region I. In region III, the regular vortex shedding develops rapidly to turbulent wake and causes the boundary-layer transition.
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仲條 一郎, 本阿弥 真治
1984 年 50 巻 460 号 p.
3159-3165
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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The paper presents the behavior of a separating shear layer and its reattachment when an additional centrifugal body force due to streamline curvature is imposed on the shear layer. A curved channel is attached to a backward-facing step to obtain such a flow situation. In addition to he inherent stability within the conventional straight channel, the stabilizing and destabilizing effects on the reattachment process are given according to the direction of curvature. Three different surface configurations are used (flat, convex, and concave); with weak, mild, and strong surface curvature, the measurements were performed for seven separated cases. The reattachments point was determined by a thermal tuft probe. A hot-wire anemometer was used for the measurements of mean velocity and turbulence. Flow visualization of the shear layer was made by means of a smoke-wire method. Reynolds number based on step height was 8×10
4, curvature paramenter being in the rage -0.04<δ/R<0.05.
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佐野 正利, 平山 直道
1984 年 50 巻 460 号 p.
3166-3175
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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Organized structures to make clear bursting phenomenon of turbulent boundary layers with injection and suction through a slit have been investigated experimentally. Conditional sampling with VITA and quadrant analysis have been applied and space-time correlation has been measured. Moreover, the relationship between bursting phenomenon and wall pressure has been investigated. These results show that the contribution from ejection of bursting phenomenon to mean Reynolds stress - <uv>^
- near the wall decreases by injection through the slit and increases by suction through the slit. This in the reason that mean Reynolds stress near the wall decreases by injection and increases by suction. Space-time correlation of velocities indicates that coherent structure with oblique angle to the wall exists in boundary layer. The oblique angle to the wall becomes larger with injection.
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東 恒雄, 星野 達郎
1984 年 50 巻 460 号 p.
3176-3184
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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This paper discribes the influence of wall roughness on the transition from laminar to turbulent flow occurred in the redial flow of a thin liquid film. Visual observations on the properties of liquid surface were performed on the plates with the following three types of distributed roughness; (a) saw-toothed roughness and (b) trapezoidal shaped roughness, both of which were regularly constructed in a concentric configuration, and (c) irregularly distributed sand roughness. It was found that the point of transition moved upstream as the height of wall roughness in creases under otherwise identical conditions, and that the transition occurred in each of the three regions of flow, namely, (1) the stagnation flow, (2) the region in which the laminar boundary layer grows, and (3) the region in which the whole flow is the laminar boundary layer. Furthermore, experimental results showed that the critical local Reynolds number decreases according as the height of wall roughness increased.
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五十嵐 保
1984 年 50 巻 460 号 p.
3185-3192
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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Experimental investigations on the characteristics of the flow around rectangular cylinders were carrded out is the range of subcritical Reynolds numbers. The width to height ratio (C/d) of the sections was varied from 0.1 to 4.0. The fluctuating pressure coefficient has a maximum in the same tendency as that of the drag coefficient when C/d=0.67. The differences in flow patterns between the two critical values of the ratios C/d=0.67 and 2.8 become clear. The flow around the cylinder around the leading edge corners have been found to indicate a good agreements with that around the cylinder with larger value of the ratio of C/d.
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石塚 勝, 宮崎 芳郎, 佐々木 富也
1984 年 50 巻 460 号 p.
3193-3198
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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This paper describes some experimental values of aerodynamic resistance of perforated plates in natural convection, providing basic thermal data necessary for designing electronic equipment casings. In the conventional measuring method which measures only in the higher region of Reynolds number, there is a disadvantage that the utmost precision cannot be attained in measurement due to the values of pressure loss and velocity being unidentifiably small. Io our new method, however, it is designed to evaluate a fluid resistance coefficient depending on the air temperature elevated by the combined effect of motive power of natural convection and fluid resistance and consequently to elucidate the influence of Reynolds number, coefficient of porosity, and thickness of plates/diameter of holes on resistance coefficient of perforated plates.
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坂口 忠司, 小澤 守, 浜口 八朗, 佐野 晋作
1984 年 50 巻 460 号 p.
3199-3202
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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Simplified correlations for estimating characteristic parameters are presented with reference to a transient slug flow, which is induce by an abrupt increase in a volumetric gas flux in a horizontal two-phase shear flow. The correlations are available in the range of tube diameter : 20-40 mm, initial gas flux : 0.3-1.0 m/s, final gas flux : 0.9-3.2 m/s. and liquid flux : 0.04-0.08 m/s.
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国清 行夫, 松永 成徳, 塚本 寛, 中山 博愛, 宇野 美津夫
1984 年 50 巻 460 号 p.
3203-3210
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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As the continuation of the research to improve the suction performance of a high-head axial-flow pump, composed of tandem impellers (an inducer and an impeller), the present study was aimed to make clear the three-dimensional periodic flow field in the pump. The KIII type pump, a bigger model of the KII type, was constructed and used to examine the flow field, which was measured by traversing a combined five-hole Pitot probe with high-frequency response at the inlet and the exit of each impeller. Adopting the "phase locked ensemble averaging" technique, the sampling date were analyzed with the aid of a digital computer, and the time averaged distributions of pressure and components of velocity with respect to the impeller passages were obtained. Each efficiency of components, such as the inducer, the impeller and the guide vanes was also obtained to evaluate the relationship among them.
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三宅 裕, 稲葉 武彦, 久保 尚重, 竹岡 順一
1984 年 50 巻 460 号 p.
3211-3217
発行日: 1984/12/25
公開日: 2008/03/28
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Externally pressurized supersonic gas thrust bearings whose generation of load capacity is substantially independent of the viscosity of working fluids, have been proposed and analyzed by the authors. This report presents the experimental results of the static characteristics of this new type of bearings. The experimental results including load capacity, stiffness, mass flow rate and pressure distributions in the bearing clearance, generally show a good agreement with the theoretical predictions and verify the validity of this new bearing. The effect of an orifice to improve the stiffness is also examined. Some problems which should be solved to put the bearing in practical use are pointed out.
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