巻号一覧
47 巻, 420 号
選択された号の論文の16件中1～16を表示しています
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安田 仁彦, 林 伸和1981 年 47 巻 420 号 p. 987-999
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー半径方向に一様な初期張力を受ける周辺固定円板に、調和外力が作用する場合の軸対称の分数調波振動の問題を扱った。Karmanの運動方程式からモード方程式を導き、これに基づいて理論解析した結果、円板には1/2次および1/3次の分数調波振動が発生すること、内部共振のため振動は初期張力の影響を大きく受けることなどが明らかになった。実験によって分数調波振動の発生が確認され、理論が妥当なものであることが示された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1278K) -
長屋 幸助1981 年 47 巻 420 号 p. 1000-1009
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本報は任意形状板の振動の二重連結問題の解析法を示したものである。解析では曲線部分の境界を微小境界に分割し、微小境界内で法線の傾きを一定と仮定して幾何学および力学的境界条件式の一般的な座標変換式を誘導し、それらを境界に沿ってフーリエ展開することにより境界条件を満足にさせた、いくつかの例について数値計算を行い、また実験をも行い両者の比較検討を行った。その結果本解法が精度の良い結果を与えることがわかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1113K) -
坂田 勝, 遠藤 満, 岸本 喜久雄, 林 宣彦1981 年 47 巻 420 号 p. 1010-1016
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー二極発電機ロータの二次的危険速度における振動を軽減するために、慣性スロットを設けて曲げ剛性の異方性を緩和することが工業的手段となっている。本研究では振動解析に伝達マトリックス法を用い、伝達マトリックスの剛性要素の決定に三次元有限要素法を採用することによって、慣性スロットが二次的危険速度と振動に与える影響を定量的に解析した。また、モデル・ロータによって実験し、解析手法が妥当であることを検証した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (795K) -
多々良 陽一, 森脇 信康1981 年 47 巻 420 号 p. 1017-1027
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本研究において、等価二物体の直衝突におけるはねかえり係数の速度および材料依存性に関する理論式が提出される。2本の振り子を用いた鉛、黄銅、めのう、ガラス、磁器の等価二球の同様な実測が行われ、ここで誘導されたはねかえり係数の実測式に従って、速度の関数として図示される。理論と実験はよく合致し、その結果、上記固体の粘性抵抗が非線形となること、および粘弾性係数比λ/kが推定される。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1350K) -
梅澤 渚彦, 小林 昌之, 北條 春夫1981 年 47 巻 420 号 p. 1028-1036
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー騒音の少ない歯車箱の設計のために、その単純なモデルである鋼製の直方体箱からの音の放射を、主に音響ホログラフィを用いて調べた。その結果、空気中の音の波長に対する板を伝わる曲げ振動の波長の比が1.5以上では、板全域から板の共振モードに対応して音が放射され、また1.5以下では側板からその表面に沿った方向に放射されるために見かけ上箱のりょう(稜)部のみが音源となり、かつ前者に比べて音の放射が少ないことがわかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1508K) -
久門 輝正, 築添 正, 井上 洋一1981 年 47 巻 420 号 p. 1037-1045
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー研削、研摩布紙、砂吹き、旋削仕上面(S15CK)を用いて接線力の繰返し負荷を行ったときの接合面間の横方向相対変位量を測定し、理論式の妥当性を確かめた。仕上方法、潤滑剤塗布とA1蒸着膜は接触突起の変形挙動にかなり影響を与える。研摩布紙と砂吹き仕上面の場合、微視的すべり量、弾性変形量と接合面の減衰能は研削仕上面より小さくなるが、面に垂直方向の食込み量は大きくなる。また、変形しやすい表面皮膜をもつ面やなめらかな面は減衰能が大きい。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1132K) -
池内 健, 森 美郎, 大久保 俊文, 市 修三1981 年 47 巻 420 号 p. 1046-1053
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー剛体面に接着された弾性体または周囲を固定した薄い円板によるたわみ面と剛体面とか非圧縮性流体を介して周期運動を行う場合の円形スクイーズ膜を数値解析し、膜厚、膜圧力、負荷容量、吸収動力などを計算し、ポンピング作用によってキャビテーションが防止され、負荷容量が生じる弾性流体潤滑機構とダンパとしての動力吸収特性を明らかにした。また上記2種類のスラスト軸受を加振して浮上させ、これに実験的検証を加えた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (943K) -
村田 暹, 三宅 裕, 冨永 彰, 川端 信義1981 年 47 巻 420 号 p. 1054-1064
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー球面みぞ付スラスト軸受の動特性を著者らの開発した二次元理論を用いて解析した。軸・受球中心が一致している場合を扱い、垂直方向振動、横方向振動に対する弾性係数と減衰係数、ホワール運動の場合の軸受反力を求めた。又、無限みぞ数理論による計算式を新たに導き、実用に供するとともに数値計算を行って、二次元理論の結果と比較してその精度を検討した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1036K) -
戸部 俊美, 丸山 昇1981 年 47 巻 420 号 p. 1065-1072
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーS45C焼ならし歯車を対象に、一定荷重振幅下のP-S-N曲線を求め、これをもとにプログラム荷重および実働歯元応力波形を用いた試験の結果を考察する。歯の曲げ疲労強度は、弾性論による実応力で表示している。変動係数1/12と1/9の正規分布に従うプログラム荷重では、マイナー則は時間強度域で適用可能であるが、107回付近で危険側となる。また、応力波形の形状の影響が時間強度域で認められる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1044K) -
〓 泰亨, 鈴木 敏之, 會田 俊夫, 藤尾 博重1981 年 47 巻 420 号 p. 1073-1081
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー遊星歯車3個と内歯車からなる遊星歯車装置を対象として、リム厚さが内歯車の負荷の作用する歯ならびにそれ以外の歯の歯元、歯底部に発生する応力の大きさおよびその分布状態に及ぼす影響を、ひずみゲージによる応力測定、二次元光弾性実験および有限要素法による計算によって明らかにし、歯の形状、本体剛性が外歯車と大きく異なる内歯車の歯の曲げ強さ設計に寄与しようとするものである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1371K) -
寺内 喜男, 永村 和照, 西條 博光1981 年 47 巻 420 号 p. 1082-1093
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー曲げ強度、歯面強度のいずれもインボリュート歯車にまさるインボリュート・サイクロイド合成歯形歯車を考案し、その歯形設計法についてはすでに論じているが、本報では合成歯形歯車の歯面強度を調査するためにピッチング試験を行い、そのピッチング発生の特徴を明らかにした。さらに同時に試験されたインボリュート歯車の歯面強度との比較により合成歯形歯車の歯面強度の優位性を実験からも確認することができた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1822K) -
西郷 宗玄, 矢田 恒二1981 年 47 巻 420 号 p. 1094-1101
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー新しい形式のフライホイール(FW)車用変速装置の可能性を探るため、遊星歯車に不平衡質量を付加した2自由度遊星歯車機構と二つの一方向クラッチとを組み合せた機構からなる変速装置を考案した。エネルギ蓄積用と車両慣性相当の二つのFWがそれぞれキャリア軸、太陽軸に結合されている場合の変速過程の数値シミュレーションを行った。また、実験を行いシミュレーション結果と比較した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (880K) -
牧 充, 郡原 宏1981 年 47 巻 420 号 p. 1102-1109
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー点接触歯車の一般的な一構成法を示し、相対全曲率0の点接触歯車を得ることができることを示した。また、相対全曲率0の点接触の意味を明らかにした。ついでこの方法を鼓形ウォームギアに応用し、歯あたりマークが大きくしかも組立誤差があってもそのマークの大きさがあまり変化しないものを得る方法を示した。またヒンドレウォームギアと商品名プラナウォームギヤとで、好性質の点接触鼓形ウォームギヤを得ることを示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (993K) -
岡村 健二郎, 山品 元, 西田 光男, 岡村 繁憲1981 年 47 巻 420 号 p. 1110-1115
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本論文では、混合流れラインの諸特性に応じて、ライン生産率・進ちょく率を改善するための方策を論じた。このなかで、特に進ちょく率を改善するための方法としてあらたに「仕事の投入時期を管理すること」を提案した。そして、コンピュータシミュレーションを通じて、この方法は、多くの場合、進ちょく率の改善のために従来採られている「バッファ容量の規制」よりもすぐれていることを示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (804K) -
大崎 紘一, 和田 益幸, 赤木 文男, 菊池 進1981 年 47 巻 420 号 p. 1116-1124
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー年齢および職種による職業適性の変化を、労働省編一般職業適性検査による9適性能から、20~59歳の年齢の種々の職種の作業者(設計士、製缶工、溶接工、玉掛・クレーン工、機械工、組立工)について調べた。その結果、設計工の適性能は31歳まで二次曲線に沿って向上し、51歳の高年齢まで維持されたが、ほかの職種ではほとんどの適性能は単調に低下した。また、数理能力、空間判断力、運動共応はすべての職種で高年齢まで維持された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1029K) -
浦田 喜彦1981 年 47 巻 420 号 p. 1125-1129
発行日: 1981/08/01
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本研究ではこれまで非軸対称現象は発生しにくいという判断により検討されてこなかったが、本報では非軸対称現象について直接解析を行い、無視できる理由を理論的に明確にした。それによると連成波の非軸対称モードのうち、流体が主になるものは低振動数域ではすべて実数の波数を持たず、波として伝わる性質を欠いているので、連成波の弾性管内の流体の波動と見る立場からは非軸対称現象を無視したことは妥当と結論づけられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (661K)
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