巻号一覧
50 巻, 455 号
選択された号の論文の23件中1～23を表示しています
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斉藤 忍, 我妻 隆夫1984 年 50 巻 455 号 p. 1133-1139
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー複素モード法による弾性ロータのつりあわせを行う際に問題となる。実機と計算モデル間で多少共振動系が異なることに起因して修正量の計算値に誤差が生じることについて検討した。誤差は複素固有値の差異によると考え、危険速度近傍での振動測定値からこの値を補正する方法を提案し、数値実験でその有用性を確認した。この補正方法により複素モード法によるつりあわせの適用範囲を広めることができた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (751K) -
斉藤 忍, 我妻 隆夫1984 年 50 巻 455 号 p. 1140-1146
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー複素モード法により弾性ローダのつりあわせを行う際実際と計算モデル間に大きな振動特性の差異があると、第3報で述べた複素固有値を補正する方法のみでは不十分となり、新たな修正方法を見いだすことが必要となる。ここでは励振係数を補正する方法を提案し、数値実験によりその有用性を確かめている。すなわち前者ではつりあわせがうまくいかない場合でもこの方法を併用すれば有効なことがある。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (781K) -
亀岡 敏雄1984 年 50 巻 455 号 p. 1147-1157
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリーラビリンス溝の子午面流れは2種類のものから成ることは良く知られている。ラビリンスで発生する流体力で従来発表されているものはいずれも流れを一群の流線で置きかえているために計算値を実験値と必ずしもよい一致を見ない。本論文は互いに影響を及ぼし合う二つの流れがあるとして理論式をたて、その近似値を求めて実験値と比較したものである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1216K) -
西郷 宗玄, 岩壺 卓三1984 年 50 巻 455 号 p. 1158-1167
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー前報で一対のカルダン継手によって駆動されるロータ軸系の伝達トルクに起因する横振動の安定解析を行ったが、本報では二対の場合について前報と同様の解析を行った。その結果、一対の場合と同様二対の場合でも継手交差角が存在すれば伝達トルクによって係数励振振動のみならず自励振動も起こりうること、支持軸受剛性異方性が一対の場合ほどは安定化効果をもたないことなどがわかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (976K) -
小島 宏行, 長屋 幸助, 白石 秀雄, 山下 晃弘1984 年 50 巻 455 号 p. 1168-1174
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本報では、交番電磁力が作用するはり質量系の係数励振形非線形強制振動を理論的に調べるとともに実験を行った。はりの一端は固定されており、他端に取付けられた集中質量には交番電磁力が作用している。解析においては調和振動のほかに二次超調波ならびに1/2次分数調波振動を考慮した強制振動応答を調和バランス法を用いて求めた。さらにニュートン・ラフソン法を用いて数値計算を行い、数値計算結果と実験結果を比較照合した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (737K) -
田中 重穂1984 年 50 巻 455 号 p. 1175-1182
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー大容量化に伴いタービン翼とディスクの連成振動を考慮しない翼設計は不適切になりつつある。本研究では翼・ディスク連成振動の共振応答特性を連成なしの場合と関連づけて簡単に解析できる計算法を開発し、その実用性を実験とほかの計算法により検証した。また連成による非連成モードの分化の状況、共振応答特性と翼・励振力ピッチ比の関係などを明らかにし、これに基づき翼・ディスク連成振動を考慮に入れた翼設計法を提起した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (956K) -
前澤 成一郎, 天摩 勝洋1984 年 50 巻 455 号 p. 1183-1190
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー両端固定の完全にたわみやすい擦弦が正の減衰として空気抵抗だけを受けるときの定常振動を級数変換を利用するフーリエ係数解法によって厳密に解析した。その際、弓と弦との間の固定摩擦力特性は最も一般的なものとした。空気抵抗が一次の微小量のとき、二次以上の微小量を省略することによって、有名なヘルムホルツの振動モードが得られることを示し、同法則の裏付けを行った。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (876K) -
矢野 澄雄1984 年 50 巻 455 号 p. 1191-1198
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー変位の非線形関数と周期係数の積で表される復元力を有する自励振動系では係数共振や分数調波振動が発生する。1/3次分数調波共振やその付近の解が1/2次分数調波共振と同様に回転座標系への変換と平均法により位相平面上で詳細に調べられている。第二次係数共振域の定常解は線形Mathieu方程式の解の応用により求められている。係数共振付近のうなり振動が近似的に求められ、これら近似解法はよい精度をもつことが確認された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (870K) -
大滝 英征1984 年 50 巻 455 号 p. 1199-1205
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー精密機械、電子機器などに高速移動する帯状材とか線状材が多く使用されるに及んで、その振動挙動の解析が重要視されるようになってきた。本報告は、トラバーサを介して巻取られる弦に衝撃荷重が加わる場合の振動挙動を解析し、不安定な振動を起こす条件などを検討した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (788K) -
五十嵐 昭男, 加藤 純一1984 年 50 巻 455 号 p. 1206-1213
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー玉軸受の内輪または外輪の軌道面の一円周上に複数個の圧こん状のきずがある場合に、外輪に一定のスラスト荷重を加え、内輪回転する玉軸受外輪の半径方向振動速度をアンデロンメータを用いて測定した。そして、きずの個数、きず角度、きずの大きさの組合せを種々に変えて振動の波形観察、振動パルスのピーク値の測定、瞬間周波数分析などを行った。その結果、複数個のきずがある玉軸受の振動の基本的な性質が明らかになった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1134K) -
中井 幹雄, 横井 雅之1984 年 50 巻 455 号 p. 1214-1224
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー車輪を模擬した内径固定、外径自由の円板について、軸方向固有振動数間に内部共振がある場合、単一モード以外のスキール(鳴き)が発生する可能性を理論的に検討した。二つあるいは三つのモード間に内部共振関係がある場合、二重あるいは三重モードのスキールが発生する可能性がある。しかし、その発生範囲は狭く、内部共振関係が完全に満たされない限り、単一モードに近いスキールが発生することが実験的、理論的に明らかとなった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1203K) -
川島 豪, 下郷 太郎1984 年 50 巻 455 号 p. 1225-1232
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本研究は、海底に長大な管を敷設する場合の管の沈下挙動について解析したものである。浮遊えい(曳)航法による場合、船によって水平方向にかけられた張力、管に取付けられている浮きを順次に切断するときの切断速度、切断方法などが、沈下時の管に生ずる最大曲げ応力、着地時の速度、沈下に要する時間などにどのような影響を及ぼすかを、理論解析と計算機シミュレーションにより考察した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1095K) -
斉藤 義夫, 西脇 信彦, 大谷 格, 沖本 一生1984 年 50 巻 455 号 p. 1233-1241
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー工作物や工具の保持状態は加工能率や加工精度に大きな影響を及ぼす。本研究は平面研削盤で最も一般的に使われる電磁チャックの保持特性について検討した。磁束密度および吸着力をガウスメータおよび荷重変換器を用いて測定した。以下の結論が導かれた。(1)磁束密度は周期的な分布を示し、これに関連して吸着力は吸着位置により左右される。(2)吸着力は接触面積に必ずしも比例しない。接触状態が吸着力に著しい影響を及ぼす。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1161K) -
兼田 槙宏, 深堀 正史1984 年 50 巻 455 号 p. 1242-1251
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー一様すきまを構成する軸対称環状2円板を面に垂直方向に相対的に加振することによって、平均して流体が一方向に流れるポンビング作用が発生する。この発生機構を実験的に証明し、前報で論じた理論解析の正当性を確認した。また、ポンピングの方向・強度に影響する諸因子の効果を実験事実と近似解析解とを対比させることによって明確にした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1201K) -
石橋 彰, 穂屋下 茂1984 年 50 巻 455 号 p. 1252-1259
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー接触面間にEHL油膜をほぼ完全に形成させれば、ピッチング限を著しく高くすることができた。この研究で得られた技術を改善して、すべり率の大きい場合に適用した。その結果、低硬度鋼(HB=180)のスコリーング限を著しく向上させることに成功した。例えば、ヘルツ応力1320MPa{135kgf/mm2=0.75 HB}、すべり率-130%(PV値=8880 MPa m/s)、普通歯車油使用で107回転させ、新しいスコーリング限の存在する理由とその性質を考察した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1183K) -
山本 雄二1984 年 50 巻 455 号 p. 1260-1266
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー転がり-滑べり接触における焼付き発生条件を、前報の焼なまし材に続いて、より硬さが高く、酸化膜の形成しやすい調質材について検討した。前報でも示たように、焼付き発生には多くの因子が影響を与えるが、(1)表面温度、(2)接触状態の過酷度、(3)表面強度の3因子がとくに重要であり、これらの因子を総合的に判断することにより、始めて焼付き発生条件または焼付き発生を防止するための条件が推定できることを、さらに明確にした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (916K) -
田中 成忠, 石橋 彰1984 年 50 巻 455 号 p. 1267-1274
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー5種類の異なる歯数をもつ、硬さHB=185~HV=800の試験歯車を用いて、4種類の素数と整数の歯数比をもつ歯車対を構成させ、耐久力試験を行った。試験歯車対は、ホブ切歯車同士、ホブ切歯車とセービング歯車、スカイビング歯車、またはマ-グ研削歯車の組合せとした。歯数比が素数の場合は、歯車精度の面圧強さに及ぼす影響が著しく、精度が良くない場合には、面圧強さがかなり小さくなること、その理由などを明確に示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1023K) -
小林 隆志, 沢 俊行, 竹井 英明1984 年 50 巻 455 号 p. 1275-1284
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー圧力容器ふたを本体に多数のねじ込みボルトによって締結した場合の接合面応力分布を三次元弾性論に基づき解析した。さらに内力係数およびボルトに生じる曲げモーメントを考慮した最大応力についても三次元弾性論および弾性床上のはり理論により解析する方法を示した。また接合面の分離開始および内部流体の漏えい開始時の内圧を推定する方法を示し、これらに対応する実験を行い、計算結果と実験結果がかなりよく一致することを示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1147K) -
舟橋 宏明, 小川 潔, 後藤 康夫, 小島 史夫1984 年 50 巻 455 号 p. 1285-1291
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー平面上を直進歩行する二足歩行機械の脚機構を、回転対偶のみからなる平面機構によって構成するために、足関節が腰部に対して所要の軌跡を描くための足関節軌跡創成機構と足部が足関節まわりに所要の角運動を行うための足部駆動機構に分割して総合することを提案し、本報では前者の機構について機構形式の選択、量の総合および総合結果の比較・検討を行っている。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (820K) -
舟橋 宏明, 小川 潔, 本田 巌, 岩附 信行1984 年 50 巻 455 号 p. 1292-1297
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー前報で得られた足関節軌跡創成機構に足部を付加するために、まず足部の足関節まわりの角変位曲線と足部寸法を求めている。ついで大たい(腿)部上の6節機構と下たい部上の4節機構を連結した足部駆動機構を提案し、総合を行っている。さらに総合された足部駆動機構と足関節軌跡創成機構を組合せ、これにモーメント補償機構を組み込んだ歩行機械を試作し、試作機が総合条件をほぼ満足して歩行することを実験により確認している。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (773K) -
平岩 正至, 近藤 一義1984 年 50 巻 455 号 p. 1298-1305
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー角筒絞りの加工限界に差を示すアルミニウム硬質材と軟質材をモデル部材とし、合わせ板とすることによる限界向上を検討した。硬質部材は軟質部材の直辺部の荷重負担割合を高める作用をもち、軟質部材は硬質部材の曲辺部の相対破断強さを向上させる作用をもつ。これらにより、角膜丸み半径のポンチ寸法に占める比rc/lが小さい場合には軟質部材の著しい限界向上がえられ、rc/lが大きい場合には両部材の限界向上がえられた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (968K) -
大場 史憲, 加藤 清, 津村 俊弘, 安田 一彦1984 年 50 巻 455 号 p. 1306-1313
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー本研究では、フレキシブル生産システムの基本設計に際し、システム構造を決定する問題を取扱う。生産部品のファミリ化、加工機械のグループ化を行うことにより生産セルを体系的に構成する。そのために、数量化分析III類を拡張したアルゴリズムを提案し、相関分析に基づくシステム構造の最適化を計る。また、生産形態の選択に際しての意思決定のための一つの指標を与える。計算例により本手法の有効性を示す。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (965K) -
田中 道彦1984 年 50 巻 455 号 p. 1314-1317
発行日: 1984/07/25
公開日: 2008/02/21
ジャーナル フリー境界要素法は、解析対象物の周辺境界のみの要素分割で済むため、有限要素法と比べて入力データも少なく、また短い時間で精度良い解析のできることから、歯車の応力分布や形状係数の計算などには非常に便利な解析手段となっている。このため、本論文では各種の平歯車や相当ラックの応力分布を、境界要素法を用いて自動的に解析する方法、ならびに歯車の寸法・形状や境界の要素分割も自動的に行う方法について検討したものである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (594K)
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