科学基礎論研究
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17 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 形相生物学と解析生物学
    長谷 栄二
    1985 年 17 巻 3 号 p. 117-119
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2009/07/23
    ジャーナル フリー
  • 川喜田 愛郎
    1985 年 17 巻 3 号 p. 121-136
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2009/07/23
    ジャーナル フリー
    “Bioethics” というアメリカ渡来の新語は, 片カナで「バイオエシックス」または, もっともらしい直訳の「生命倫理」という形で, 近年われわれの間にも市民権を獲得しようとする勢いをみせている。その言葉の詮議はしばらく置くとしても, およそその方角に, 現代科学技術の鬼子のような形で, さまざまの倫理的難問がうまれ, われわれをしばしば深い当惑に陥れていることは, 今ではよく知られている通りである。それらは多くのなまなましい現実性をもつ「事例」 (case) の形をとってわれわれの前にたちはだかって, 個々に緊急な解答を要請しているのだが, 本稿ではそこから一歩退いて, それらの具体的な課題の底に潜む本質的な問いかけの輪郭をごく大まかに描いてみたい。「バイオエシックス」論議が往々無秩序な論題の並列にとどまりがちにみえるのを少々うとましく思って, おせっかいな交通整理を試みるのを主旨とするこのエッセイでは, 多少ともつっこんだ論考は, 残念ながらあらかじめその「仕様書」からははずされている。
  • 生物学の歴史にたどる
    八杉 龍一
    1985 年 17 巻 3 号 p. 137-143
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2009/07/23
    ジャーナル フリー
  • 存在論的考察
    永井 博
    1985 年 17 巻 3 号 p. 145-151
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2009/07/23
    ジャーナル フリー
  • 木原 弘二
    1985 年 17 巻 3 号 p. 153-158
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2009/07/23
    ジャーナル フリー
  • 生命科学基礎論への導入
    関谷 真
    1985 年 17 巻 3 号 p. 159-165
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    実証は自然科学の基礎となる。実証は経験を基にして, その経験のまとまりから, 法則を含んだ理論が形成される。その意味で, 実証主義は, 経験論の係累にある。その経験的事実から自然現象を説明するとき, 現象の予測が可能となる場合がある。理論の検証は, この予測可能性に負うところが大であり, かつ, 検証は誰でもが可能でなければならない。
    実証主義においては, 理論構成で用いられる概念は, 形而上的であってはならない上にそこで用いられる概念の定義は経験される事実に限定された定義でなければならない。
    実証主義の立場をとるか, とらないかは別にして, 経験の積み重ねがわれわれの日常生活に大事な働きをしている。しかし, 経験的事実の範囲を越えた価値にもわれわれはその生活基盤を置いている。未だ実現されていない目的遂行はその一つである。
    われわれは, 経験を自分の意識でまとめている。その経験はことばによって表わすことができる。しかし, 同時にイメージによる表現も用いている。例えば, 道順の説明に地図とことばの説明を併用すると自分にも他者にも解り易い。
    ごく一般的に, われわれの日常の相互理解と相互情報交換を通して社会的通念を形成している基礎に, 「ことば」と「イメージ」がある。
    「ことば」と「イメージ」の生理心理学的分析を試みるのではなく, この一組の事柄がわれわれの認識活動でどういう意味をもっているのかその働きの形式を再確認することをこの論議の主題としたい。
    生物諸科学が生命科学という総称にまとめられるには, それなりの理由があることであろう。そういう生命科学論がいういろいろな場面で登場する最近の傾向は何がそうさせているのか, それが案外に理解できるという期待もある。
  • 柳瀬 睦男, 坂本 百大
    1985 年 17 巻 3 号 p. 167-170
    発行日: 1985/12/25
    公開日: 2009/07/23
    ジャーナル フリー
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