宇宙航空研究開発機構の航空技術部門ではエコウィング技術の研究開発事業にて,燃料消費量削減及びCO
2排出量低減を実現するために,表面摩擦抵抗を低減させるリブレット技術の研究開発を進めてきた.本研究事業では,一般的な航空機用塗料を微細な溝を持つリブレットに成形する技術と,風洞実験やDirect Numerical Simulationによる設計及び評価技術の開発を進めた.また2017年と2018年にはJAXA実験用航空機「飛翔」による飛行環境でのリブレットの性能評価を実施し,塗料型リブレットの有効性を確認した.
抄録全体を表示