日本航空宇宙学会誌
Online ISSN : 2424-1369
Print ISSN : 0021-4663
ISSN-L : 0021-4663
69 巻, 10 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
特集 はやぶさ2の10年の軌跡-開発から拡張ミッションまで 第2回
  • 大島 武
    2021 年 69 巻 10 号 p. 295-301
    発行日: 2021/10/05
    公開日: 2021/10/05
    ジャーナル 認証あり
    2014年12月に打ち上げられ,2020年12月にカプセル地球帰還を果たした小惑星探査機はやぶさ2のシステム設計と開発経緯について述べる.外部搭載機器の搭載位置や指向方向は,運用全体を見通した上で,はやぶさ2が予定する軌道と,太陽,地球,小惑星の位置関係から決めた.電源系は,太陽距離が大きく変化することを考慮した設計としている.通信系は,運用に合わせたアンテナ配置としている.姿勢軌道制御系は,小惑星近傍運用向けの機器や自動化自律化機能を持つ.データ処理系は柔軟な自動化自律化機能や,低ビットレートにも適合したテレメトリシステムを持つ.熱制御系は,ピーク電力を抑え,イオンエンジンに最大電力を供給できるピークパワー制御機能を持つヒータ制御装置を採用している,など.開発経緯については,主要スケジュールと,はやぶさ初号機からの変更点について述べた.
特集 亜音速機の環境性能を向上させるエコウィング技術の研究開発成果紹介 第2回
  • 栗田 充, 古賀 星吾, 笹森 萌奈美, 飯島 由美, 飯島 秀俊, 阿部 浩幸, 髙橋 英美, 西沢 啓
    2021 年 69 巻 10 号 p. 302-306
    発行日: 2021/10/05
    公開日: 2021/10/05
    ジャーナル 認証あり
    宇宙航空研究開発機構の航空技術部門ではエコウィング技術の研究開発事業にて,燃料消費量削減及びCO2排出量低減を実現するために,表面摩擦抵抗を低減させるリブレット技術の研究開発を進めてきた.本研究事業では,一般的な航空機用塗料を微細な溝を持つリブレットに成形する技術と,風洞実験やDirect Numerical Simulationによる設計及び評価技術の開発を進めた.また2017年と2018年にはJAXA実験用航空機「飛翔」による飛行環境でのリブレットの性能評価を実施し,塗料型リブレットの有効性を確認した.
連載 えあろすぺーすABC
トピックス
連載 ソフト・リジッド
その他
feedback
Top