北関東医学
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51 巻 , 6 号
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  • 藤野 文代, 斎藤 英子
    2001 年 51 巻 6 号 p. 365-369
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
    【背景と目的】手術をうける乳がん患者における POMS (Profile of Mood States) 得点と TEG (東大式エゴグラム) 得点, 疾患の受け止め方との関連を明らかにする.【患者および方法】対象は手術をうける乳がん患者のうち, 研究協力に承諾が得られた患者10名とした.方法は術前・術後・退院後の3回, 約30分の面接と市販のPOMS質問紙と TEG 質問紙を用いて留め置き, 後日回収した.【結果】10名のうちTEGのAC (adapted child) 優位タイプである2名はPOMS検査の中で3尺度 (不安・抑うつ・混乱) において, 術前・術後に高値を示し, 3回の面接時, 2名とも術後は「傷は見たくない」と言い, 退院後は「服をきているから大丈夫」というように, 乳房切除後の受容が遅れ, 過剰に適応していることが明らかになった.10名のうちPOMS6尺度のいずれかに, また術前・術後のいずれかに高値を示した者は6名であった.6尺度の平均値を比較すると, 「緊張-不安」尺度における術前の平均値は術後よりも高く (p<0.08), 「活気」尺度における術後の平均値は術前より高く (p<0.08) なっていた.【結論】1.乳がん患者のPOMS得点は「緊張-不安」尺度が術前は術後より高く, 「活気」尺度が術後は術前より高くなっていた.2.POMS得点のうち, 「緊張-不安」「抑うつ」「混乱」尺度において高値を示した2名のTEGタイプはAC (adapted child) 優位タイプであった.3.TEGにおいて, FC (free child) 優位タイプ・AC (adapted child) 優位タイプの3名はPOMS尺度の3尺度以上において, 術前・術後・退院後のいずれかにおいて, T得点60以上が3-9個と多くなっていた.4.乳がんについての受け止め方は, 術前の不安が強く, 術後は傷を見ることが遅れ, 退院後は「服を脱がなければ大丈夫」という過剰な適応傾向があったのはTEG・ACタイプの2名であった.
  • 柳澤 理子, 森 淑江, 竹内 祐子
    2001 年 51 巻 6 号 p. 371-377
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
    【目的】本研究の目的は国際保健医療協力におけるNGO看護職の派遣・支援体制を明らかにすることで, 今後NGOが整備すべき分野および看護職が自らの資質を伸ばす方法を検討することである.【対象と方法】NGOダイレクトリーに記載された保健医療分野で海外に人材を派遣している137団体に対し, 質問紙を郵送し, 74団体 (53%) から回答を得た.看護職を派遣していた27団体中, 十分回答していた20団体について分析した.【結果】20団体から404人の看護職が派遣されていた.18団体は現地受入れ団体があり, 看護職と派遣契約を交わしているのは8団体であった.帰国, 休暇, 健康管理, 安全対策などの規定を設けている団体は少なかった.研修は団体の概要や任国事情が中心だった.【結論】NGOは支援体制が不十分で即戦力を求められるため, 看護職自らが国内外の研修に積極的に参加する必要があり, NGO側は派遣・支援体制の整備, 研修機会の提供により, 協力効果の高い活動を期待できるだろう.
  • 神田 清子, 飯田 苗恵, 狩野 太郎
    2001 年 51 巻 6 号 p. 379-387
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
    【背景・目的】がん化学療法に伴う味覚変化に対して, 看護者が行っているセルフケア教育の内容を明らかにすることである.【対象と方法】全国の500病院で働く病棟の副婦長1000名であり, 郵送法による質問紙調査を施行した.回収は634名 (回収率63.0%) であり, 該当なし, 記入不備を除く568名について分析を行った.セルフケア教育内容は自由記述により回答を求め, 内容分析を行った.【結果】看護者の約59%が患者・家族を対象として, がん化学療法に伴う味覚変化に関するセルフケア教育を行っていた.セルフケア教育内容で一番多い項目は, 「味覚変化時の食事」, 次いで「症状・徴候の観察」, 「味覚回復のための含嗽液」であった.教育内容としては, 味覚変化の原因と出現時期, 観察, 食事, 含嗽, 味覚刺激方法など一連のセルフケア教育を行っていることが明らかになった.味覚を回復するための含嗽液として, イソジン, レモン水, 氷水が高頻度に指導されていた.【結論】セルフケア教育内容として, 味覚変化時の食事指導は定着しつつある.しかし, 薬剤投与中の金属味への対処方法の教育は行われておらず教育内容に含める必要があることが明らかになった.さらに味覚を回復するために実践されているレモン水については, その効果が曖昧のまま指導されており介入研究が必要であることが示唆された.
  • 大野 達也, 鈴木 良彦, 中山 優子, 仲本 宗健, 清原 浩樹, 石田 常博
    2001 年 51 巻 6 号 p. 389-394
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
    【背景・目的】国立高崎病院におけるがん病名告知とがん疼痛治療の現状を調べた.【対象と方法】常勤医師に対してアンケートで調査した.【結果】医師48名中, 25名から回答が得られた.病名告知は, 回答医師の32%でおこなわれていた.一方, 「ケースバイケース」が68%を占め, 本人よりも家族の意向を優先する医師が多かった.心腔内エピネフィリン投与と心マッサージは「やらない」とする医師がそれぞれ88%, 72%を占めていた.がん疼痛治療については, 92%の医師が患者の訴えに基づいて痛みの評価をおこなっていた.鎮痛法の順番は, NSAIDからすぐモルヒネに移行する医師とペンタゾシンを間にはさむ医師に大別された.患者に薬品名をモルヒネと説明している医師は42%であった.モルヒネ経口投与中止の原因は, 「経口摂取が困難となったため」が34%と最も多かった.また, 「副作用のため」は32%であり, モルヒネの副作用対策が大切であると考えられた.【結語】地域中核病院における緩和医療の向上のためには, 医師への卒前・卒後教育が重要である.
  • 饗場 正明, 蒔田 富士雄, 村岡 正人, 金古 美恵子, 松本 達彦, 松崎 豊, 竹吉 泉, 大和田 進, 森下 靖雄
    2001 年 51 巻 6 号 p. 395-399
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
    症例は66歳, 男性.1993年3月 (60歳時), C型慢性肝炎CH (F3/A2) のため, インターフェロン (IFN) 療法を受けた.HCV-RNAは持続的に陰性となり, 血清ALT値は正常化し, 著効と判断した.1999年10月に血清PIVKA-II値が上昇し, 腹部CT検査で肝S4に約2cmの腫瘤を認め, 肝細胞癌 (HCC) の診断で, 経カテーテル的肝動脈塞栓療法後に手術を施行した.病理学的には, 癌部は偽腺管型の中分化型HCCであった.非癌部には, 線維性架橋の形成を認めるが, 壊死・炎症所見は軽度でCH (F2/A1) と判断した.IFN療法著効例においてHCCを認めた場合, 非癌部は肝硬変に陥っていることが少なく, 肝機能も比較的良好なことから血液検査や画像検査を3~6ヶ月ごとに行い早期にHCCを発見し治療することが重要である.
  • 根岸 明秀
    2001 年 51 巻 6 号 p. 401-403
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 的崎 尚
    2001 年 51 巻 6 号 p. 405-408
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 51 巻 6 号 p. 409-417
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 51 巻 6 号 p. 419-421
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 51 巻 6 号 p. 423-424
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 51 巻 6 号 p. 425-428
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 51 巻 6 号 p. 429-434
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 51 巻 6 号 p. e1
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
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