北関東医学
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58 巻 , 4 号
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原著
  • Keigo Okamura, Hidekazu Koike, Hiroshi Matsui, Kazuhiro Suzuki
    2008 年 58 巻 4 号 p. 363-369
    発行日: 2008/11/01
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    Purpose : In the basic research of prostate cancer, prostate cancer cell lines are very valuable tools to characterize the biology of prostate cancer. Three cell lines including LNCaP, PC-3 and DU-145 are frequently utilized. Characterization of molecular characteristics of them is very important. In the present study, we screened gene expression patterns of human prostate cancer cell lines, LNCaP, PC-3 and DU-145, using cDNA microarray. Methods : Total RNA from LNCaP, PC-3 or DU-145 cells was reversely transcribed in the presence of Cy3 or Cy5 as a probe. Mixed probes were hybridized to a slide glass carrying 557 kinds of cancer-related known genes. Signal intensities of Cy-3 and Cy-5 were separately scanned, and relative signal ratios of Cy3/Cy5 were analyzed. Gene expression levels of several genes were quantified by real-time PCR. Results : We detected over-expressed or under-expressed genes in each cell line. Among these genes, farnesyldiphosphate farnesyltransferase 1, amphiregulin, E-cadherin, urokinase-type plasminogen activator (uPA), and glutathione peroxidase 1 gene expression levels were quantified using quantitative real-time PCR. The relation of the gene expression patterns of these genes was consistent with those assessed by real-time PCR. Conclusions : Gene expression profiles of human prostate cancer cells varied among cell lines. These profiles will provide useful information on prostate cancer cell lines in the design of experiments, analysis of experimental data, and so on.
  • 丸山 憲一, 小泉 武宣
    2008 年 58 巻 4 号 p. 371-376
    発行日: 2008/11/01
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    【背 景】 新生児医療施設での収容困難なため, 地域医療圏を越えて長距離の母体・新生児搬送をせざるをえない状態が生じている. 【対象と方法】 県外へ母体・新生児搬送され, その後, 当科へ逆搬送もしくは当科外来へ紹介された患児18名, 17家族に対して, 児が他県の医療施設に入院したために生じた家族の生活上の問題, 経済的負担等についてアンケート調査を行った. 【結 果】 10症例 (在胎期間24~34週, 出生体重552~1,478g), 9家族から回答を得た. 搬送先までの距離は50~100kmが2名で, 8名は100km以上であった. 家族に生活上支障が生じたのは7名, 6家族, 経済的負担については5万円未満が1名, 5~10万円が3名, 10~20万円が1名, 20~50万円が4名, 3家族, 100万円以上が1名であった. 【結 語】 今後, 地域医療圏内の周産期医療体制の整備や地域医療圏を越えた周産期情報システムの確立ならびに家族に対して何らかの補助をすることなどが必要と思われる.
  • 砂賀 道子, 二渡 玉江
    2008 年 58 巻 4 号 p. 377-386
    発行日: 2008/11/01
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    【目 的】 二期的乳房再建を決意した乳がん体験者の, がん罹患から現在までの自己概念の変化のプロセスと再建の意味づけを明らかにする. 【対象と方法】 乳房切除術後再建を行ったA氏と, 温存術を施行し2ヵ月後に再建術を決定したB氏を対象とし, ライフストーリー研究を参考に質的記述的に分析した. 【結 果】 自己概念の変化の類似性から抽出されたテーマは, 「1. 乳がんであることを人には言えない」「2. 乳房喪失・変形へのコンプレックスと生命の優先との間で揺れ動く」「3. 乳房再建への期待」「4. 乳房再建によって取り戻した自分らしい生き方・自信の回復」であった. 【結 語】 乳房再建術はボディイメージを高め, 女性としての新しい価値観を獲得していくための手段として有用である. 自己概念の変化のプロセスに沿って体験者の価値観の揺らぎや様々な思いを表出させ, その人に合った情報提供を行い, 自己価値観を高めていくことの重要性が示唆された.
  • 佐藤 江奈, 佐藤 貴久, 吉川 絢子, 山路 雄彦, 臼田 滋, 渡辺 秀臣
    2008 年 58 巻 4 号 p. 387-396
    発行日: 2008/11/01
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    【背景・目的】 変形性股関節症に対する装具療法としてWISH型股装具を作成した. Harris Hip score (HHS) とJOAスコアにおいて有意な股関節機能の改善を認めている. 今回この股装具の動的バランスにおける効果を調べた. 【対象と方法】 変股症患者8名を対象とし, Cross test, Timed up and go test (TUG), Multi-directional reach Test (MDRT) の動的バランス検査を施行した. 【結 果】 検者内信頼性ではCross testにおける左右の振幅と最速TUGおよび健側上肢での前, 側方のreach testに高い信頼性を認めた. 装具非装着では, 患側上肢での前, 側方のreach test, 至適速度のTUGで特に信頼性は低かった. 今回の動的バランス検査では装具装着による有意な効果は認められなかったが, 装具の有無にかかわらずHHSと最速TUGの間に有意な負の相関を認めた. 【結 語】 装具を装着した条件でも最速TUGは信頼性のある股関節機能を反映していると考えられた.
症例報告
  • 上吉原 光宏, 伊部 崇史, 滝瀬 淳, 堀江 健夫, 遠藤 克明, 矢冨 正清, 伊藤 秀明, 竹吉 泉
    2008 年 58 巻 4 号 p. 397-401
    発行日: 2008/11/01
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    超後期高齢者 (88歳) 原発性肺癌症例に対して胸腔鏡下に根治手術を行った1例を経験したので報告する. 症例は88歳, 男性. 検診で胸部レントゲン異常影を指摘され当院へ紹介された. 精査の結果, 原発性肺癌 (臨床病期T2N0M0, IB期) と診断され, 十分なインフォームド・コンセントの上, 根治術を行った (胸腔鏡下右肺下葉切除リンパ節郭清, 手術時間1時間42分, 出血量20g未満). 術後経過は良好で術後2年10カ月の現在, 再発なく外来通院中である. 高齢者肺癌症例に対して積極的に根治を目指した外科治療を考えるべきである. 低侵襲な胸腔鏡を使用した肺癌根治手術 (肺葉切除リンパ節郭清) はとりわけ超後期高齢者に対しては有用であると思われる.
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流れ
抄録
編集後記
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