北関東医学
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69 巻 , 1 号
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会告
原著
  • 齊尾 征直, 羽鳥 瑞歩, 守谷 駿一, 小川 愛, 保戸山 央弓, 藤森 美沙, 農見 友梨, 小林 さやか, 木村 公則
    2019 年 69 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    目 的:ミクロトーム連結式パラフィンブロック固定台冷却装置を用いたパラフィンブロックの薄切時連続冷却の有用性を検討した.
    方 法:検体のない疑似試料をパラフィンのみで作製し,冷却装置使用時と未使用時のブロック表面温度(温度)測定と連続薄切可能な厚みを検討した.また,その際ブロック裏面の隙間を充填するための義歯安定剤の検討も併せて行った.
    結 果:冷却装置を用いると,義歯安定剤充填により一種類を除いてブロック温度は,開始時と5分後,開始時と20分後の差が充填なしと比較して有意に大きかったが,20分後のブロック温度に充填剤の有無で有意差はなかった.また,義歯安定剤充填・冷却条件での薄切は,1μm厚まで失敗することなく連続薄切でき,未冷却では,2μm厚まで連続薄切できた.
    結 論:パラフィンブロックの薄切時持続冷却によって安定した連続薄切が可能であった.
  • 梨木 恵実子, 内田 陽子, 齋藤 貴之
    2019 年 69 巻 1 号 p. 7-15
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    【目 的】群馬県の訪問看護ステーション(以下,ステーション)におけるCOPD患者の背景とアクションプラン(AP)導入状況を明らかにする.【方 法】調査方法はステーション187施設への無記名自記式質問紙調査(郵送法).回答はステーション管理者が調査時の状況を記載した.【結 果】返信は79施設(回収率42.2%).COPD患者のいるステーションは45施設(57.0%).患者は,全員が65歳以上,8割が介助を必要とした.APを有する患者のいるステーションは20施設.APの内容は様々だった.APを有する患者ケアの実施得点は,APのない患者に比べ「吸入薬がある場合は吸入指導」,「増悪した時の対応の教育」が高かった(p<0.05).またCOPD患者のいるステーションは,いない所と比べ「常勤看護職員数」と「総患者数」が有意に多く(p<0.01),「24時間対応体制加算」も多かった(p<0.05).【結 語】COPD患者が地域での暮らしを続けるには,ステーションの患者の個別性に配慮したAP作成が必要である.
  • 近藤 浩子, 吉田 亨, 辻村 弘美, 佐光 恵子, 常盤 洋子, 箱崎 友美, 久保 仁美, 神田 清子
    2019 年 69 巻 1 号 p. 17-26
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    目 的:本研究の目的は,群馬県内病院看護職の在宅を見据えた看護活動の実態および4年間の縦断的変化を明らかにすることであった.方 法:県内11病院の看護職を対象に質問票調査を2回実施した.結 果:回答は,2014年が2,136件(回収率73.3%),2018年が2,399件(回収率77.8%)であった.在宅を見据えた看護活動のうち,『在宅生活の情報把握』と「患者への説明をサマリーに記載すること」は実践度が高く,一方,『社会資源の活用』と「住宅地域や自宅構造の把握」,および「継続できる薬剤使用の相談」は実践度が低かった.また看護活動実践度の高さは,年齢の高さ,経験年数の長さ,看護管理職の職位,在宅看護研修の受講と関連していた.結 論:2回の調査間で看護活動実践度が有意に上昇したのは,スタッフの職位と2014年に実践度の低かった施設であった.今後は,経験や役割等に応じた看護活動実践度を示せるよう,さらに解析を進めたい.
症例報告
  • 髙橋 真治, 呉屋 朝幸
    2019 年 69 巻 1 号 p. 27-30
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    患者は50歳代,男性.横行結腸癌に対して一期的横行結腸切除術を施行したが,縫合不全のため吻合部切除術および上行結腸で単孔式ストーマを作成し,下行結腸側は盲端とした患者.初回手術から2年半後,急にストーマ脱出を発症し,強い右下腹部痛を訴え来院した.ストーマは高度に浮腫・嵌頓しており還納不可能であった.以上から,単孔式ストーマ脱出嵌頓と診断し,緊急開腹手術を施行した.脱出したストーマは切除し,回腸末端と下行結腸盲端部を端側吻合で縫合しストーマ閉鎖術を施行した.術後経過は順調で術後第14病日に軽快退院した.ストーマ脱出による嵌頓例はまれであり,今回われわれはこの1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
  • 木村 聡大, 只野 惣介, 物井 久
    2019 年 69 巻 1 号 p. 31-36
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    症例は50歳の男性で,左側腹部痛を主訴に当院を受診した.腹部CTで左尿管結石と共に偶発的に横行結腸の腫瘤性病変を指摘された.結石の排石により側腹部痛は改善したものの,下部消化管内視鏡検査では横行結腸に暗赤色調の粘膜下腫瘤様の隆起性病変が認められ血管腫が疑われたため,消化管出血や通過障害の出現を考慮し待機的に手術が施行された.腹腔内を観察すると,肝彎曲部付近の横行結腸に壁外から近傍の大網内まで進展する血管腫が認められたため,腹腔鏡補助下で病変部位を含めた横行結腸切除術が施行された.病理組織学的には,増生した弾性線維を伴う静脈の増殖が認められ,静脈型血管腫と診断された.大腸血管腫の切除例は,組織学的にはその大部分が海綿状血管腫であり,多くが出血症状を主とした症候性に診断される.本症例のような静脈型血管腫は非常に稀であり,若干の文献的考察を加えて報告する.
  • 岸田 浩一, 金本 匡史, 神山 彩, 松岡 宏晃, 戸部 賢, 齋藤 繁
    2019 年 69 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    Goodpasture症候群(Goodpasture's syndrome,GPS)は,抗基底膜(Glomerular basement membrane, GBM)抗体によるII型アレルギーから肺胞出血と急速進行性糸球体腎炎(Rapidly progressive glomerulonephritis, RPGN)を特徴とする疾患であり,1 寛解導入・維持療法により再燃は稀とされている.今回我々は副腎皮質ステロイド薬の内服困難からGPSが再燃,集中治療管理が必要になった症例を経験した.症例は52歳男性.肺胞出血と腎不全を呈したGPSに対し,寛解導入療法を行い一旦症状改善,維持透析中であったが,副腎皮質ステロイド薬の内服困難から肺胞出血が再燃した.入院後早期に免疫抑制療法と肺胞出血に注意しながら血漿交換療法,ならびに呼吸状態の慎重な管理を行い,患者は無事独歩退院となった.寛解導入後早期の免疫抑制療法の中断により,再燃が稀とされているGPSも容易に症状再燃の可能性があることに十分注意が必要である.
  • Yusuke Ohtani, Yoshihiro Ono
    2019 年 69 巻 1 号 p. 43-44
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
    We report the case of a 24-year-old male patient with skin bridges at two points between his penile glans and foreskin. He had undergone neonatal circumcision in the United States of America. We successfully performed surgical dissection of the two skin bridges, restored the cosmetic features and resolved discomfort. In Japan, neonatal circumcision is not performed routinely; therefore, complications as in this case are rarely seen.
流れ
昭和キャンパス点描
抄録
報告
北関東医学会奨励賞
北関東医学会The KITAKANTO Medical Journal 優秀論文賞
編集後記
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