高分子
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21 巻, 12 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 西村 正人
    1972 年 21 巻 12 号 p. 635
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 田附 重夫
    1972 年 21 巻 12 号 p. 636-640
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    古代エジプトの昔から経験的に知られていた光重合ではあるが, この五, 六年間の進展はとくにめざましい。古典的なラジカル連鎖型光重合以外に光イオン重合,光ポリ付加重合などの新分野が拓かれている。光重合にはi)反応ン機構的な研究,ii)高分子合成の一手段としての研究,iii)もっと広く高分子のprocessingの立場からの研究の3本の柱がある。i)→iii)と基礎から応用に向かうのであるが,このいずれが欠けても高分子化学として十分な発展は期待できないであろう。そこでいろいろの光重合を慨観し,光化学としての光重合の意味,高分子合成における光重合の位置づけ,実用面での期待を含めて展望してみたい。
  • 畠山 立子, 金綱 久明
    1972 年 21 巻 12 号 p. 641-647
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    高分子の無定形ガラスは従来構造が均一で,その性質も再現性があるものとみなされてきた。しかし,実際には無定形ガラスの構造や性質は,種々の因子からの影響を受けて変化する。最近,形態観察からも無定形ガラスに構造変化が起こることがわかってきた。また,ガラスの熱履歴を厳密に規定すると,ガラス構造の変化が熱的性質の違いなどから観測できることが明らかとなった。
    この総説は,ガラス構造についての形態学的研究について述べるとともに,ガラス状態に変化を及ぼす分子量,分子量分布,立体規則性,水素結合などの影響を主として熱的方法によって調べた結果,および,ガラス状態の違いがマクロな機械的性質に与える影響についての研究の結果をまとめたものである。
  • 野村 順次
    1972 年 21 巻 12 号 p. 650-655
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    本邦の紙パルプ工業の課題は原料木材の確保と公害防止技術の開発の2点にあると思われる。紙パルプ工業の公害には水質,大気,悪臭などがあり,公害多発生型産業の代表の一つに数えられ, 内外ともに紙パルプ工業は無公害型工業への転換を迫られている。最近クラフトパルプ(KP)製造段階の悪臭と化学工業における悪臭を対象として悪臭防止法が制定され,その悪臭防止処理設備の設置が急がれ,水質,大気汚染とともに重要な問題となっている。工場立地により騒音防止についても対処する必要があり,また将来排水についても完全処理を行なってクローズドシステム化し,さらに無公害パルプ化法を確立する必要がある。紙パルプ工業の副生排出物を活用して低価格の処理薬品を自製し,公害処理費の低減をはかることも必要で,多量に副生するリグニン化合物からの活性炭の生産もその一例と考えられる。以下紙パルプ工業の公害防止技術の最近の動向について述べる。
  • 中野 準三
    1972 年 21 巻 12 号 p. 655-656
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 川上 達也, 渋谷 惇夫
    1972 年 21 巻 12 号 p. 657-663
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    環境汚染源として,繊維工業は他の諸工業と比べると加害度は少ないが,発生源は多種多様である。そのうち繊維工業のうちで最も用水型産業であり,問題の多い染色排水について,電算機を用いてシスティマティックに解析する方法について述べた。
    具体的には排水処理システムのシミュレーションモデルをつくるためのデータ収集方法,実際の工場から採取した工程別の水質のパターンなどについて述べ,それらをもとにしてシミュレーションモデルの設定法についてふれている。
  • 渡辺 茂, 三浦 宏文
    1972 年 21 巻 12 号 p. 663-664
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 安藤 宏
    1972 年 21 巻 12 号 p. 665-670
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    プラスチック廃棄物の処理方法は焼却,再生,溶融固化,分解利用がある。焼却は処理法として最も簡単な方法で,プラスチック専焼炉として各種の方法があるが,全プラスチックに適した方式はまだない。再生は比較的程度のよい廃棄物でないと用いることができないので,原料に制約がある。溶融固化はいったん加熱溶融してから固化させるもので,その製品の用途が狭い。分解は加熱によって低分子化合物に変えることを応用したもので,生成物は主として燃料,化学工業原料として用いられる。方式は多くの会社や公立機関などから計画やプラントが発表されているが,一部を除いてまだ工業化されたものはない。これら各種の処理方法は現在研究中のものが多く,今後の発展に待つところが多い。以上の各処理法について概説した。
  • 栗原 四郎
    1972 年 21 巻 12 号 p. 670-671
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 美坂 康有
    1972 年 21 巻 12 号 p. 672-676
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    石油化学工業廃水は有機物を多く含み,その他油分や窒素,イオウなどの無機成分を含むことがある。含有有機物量の表示法にはBOD,CODのほかTOC,TODが用いられるようになり,分析が迅速化されるようになり,また廃水処理設備の水質自動管理も可能になりつつある。有機性廃水の処理法としては生物化学的処理法が主流であるが,これらの示標は廃水の種類によって必ずしも一定した処理結果上の相関を示さないことは問題である。
    比較的大規模の石油化学コンプレックスにおける廃水の水量,水質の調査,分類,処理実験,処理計画,処理設備設置後の処理効果の確認に至るまでの実例を資料に基き紹介した。高濃度廃水の分別と燃焼処理,中および低濃度廃水の処理については水質の監視,変動のあった場合の対処が円滑に行なえれば所定の性能が持続できる。
    今後は高濃度部分の可及的分別と廃水処理対象としてのCOD,油分などの高度な処理目標に到達可能な技術対策が必要である。
  • 近藤 五郎
    1972 年 21 巻 12 号 p. 677-678
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 1972 年 21 巻 12 号 p. 679-690
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 1972 年 21 巻 12 号 p. 692-693
    発行日: 1972/12/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 1972 年 21 巻 12 号 p. 702
    発行日: 1972年
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
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