本稿では,子どもの自動ドアでの事故の現状及び, 事故・ケガ予防を目指し, 自動ドアの国内市場シェア55%を占めるナブテスコ株式会社が主催し開催した「NABCO自動ドア安全教室」について報告する. 企業が主体となり自動ドアの安全通行に特化して行われる安全教室は非常に珍しく, 初回は16家族(未就学児9名, 小学生13名とその保護者)が参加した. 筆者は本イベントの企画, 運営等に協力し, 当日の司会進行を務めるとともに, 次年度以降の同安全教室実施前後における子どもの行動変容を調査するため予備調査を行った. その結果についても報告する.
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