こころの健康
Online ISSN : 2186-0246
Print ISSN : 0912-6945
ISSN-L : 0912-6945
20 巻, 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 日本人の心の行方を考える手がかりとして
    木田 元
    2005 年 20 巻 1 号 p. 3-12
    発行日: 2005/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 高塚 雄介
    2005 年 20 巻 1 号 p. 13-24
    発行日: 2005/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 贄川 信幸, 松田 修
    2005 年 20 巻 1 号 p. 25-35
    発行日: 2005/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    736人の看護師 (平均年齢=31.1歳, 18-74歳) を対象に, サポート源の違い (仕事上の悩みに関する相談相手をどこに求めるか) によるバーンアウト傾向について検討した。日本版Maslachバーンアウトインベントリーと看護業務ストレッサー尺度を用いて, 対象看護師のバーンアウト傾向, および仕事ストレスの程度を, それぞれ測定した。また, サポート源として, 仕事上の悩みを相談する相手について, 回答を得た。その結果, 職場の人的環境のストレスが高い場合, 職場外にのみ相談相手のいる看護師は, 職場外に相談相手がいる看護師よりも, 情緒的消耗感得点が有意に高かった。また, 職場の人的環境のストレスが中等度である場合, 職場外にのみ相談相手がいる看護師や相談相手のいない看護師は, 職場内に相談相手がいる看護師よりも, 脱人格化得点が有意に高かった。これらの結果は, 職場における対人関係がストレス源である場合に, 職場外の資源にのみサポートを求めることは, 高いバーンアウト傾向と関連することが示唆された。
  • 通信制サポート校に在籍する不登校経験者への調査から
    齋藤 香織, 松岡 恵子, 黒沢 幸子, 森 俊夫, 栗田 広
    2005 年 20 巻 1 号 p. 36-44
    発行日: 2005/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    不登校児童生徒数は年々増加の一途にあるが, 不登校の状態にある青少年のメンタルヘルスに関する研究は日本ではほとんどなく, 不登校生に対するサービスやサポートの体制も流動的である。本研究の目的は, 不登校生のメンタルヘルスの状態を明らかにすることである。方法として, 調査の同意が得られた都内通信制サポート校に在籍する不登校経験者を対象に, 現在の状況と過去に不 登校であった時の状況を2度にわたって調査した。対照群は都内公立中学校の生徒である。分析方法として, 「中学時に不登校であった対象者が回顧した不登校時の状況 (中学時不登校群)」と「対照群」との比較, および不登校経験群の「現在と過去 (不登校当時)」の比較を行った。その結果, 「中学時不登校群」は「対照群」よりも, また不登校経験群の「過去」は「現在」よりもストレスが強, ソーシャルサポート感が弱いことが示された。また, 不登校経験群における「現在」と「過去」の比較では, ソーシャルサポート感について男女差が見られ, 特に女子で過去に受けていたサポート感の認知が低いことが示された。一方, 身体症状や学習面での劣等感は「過去」から「現在」への変化が小さく, 不登校経験者が不登校当時から持続して抱えている問題であると考えられた。今後の研究の方向性として, 現在不登校にある生徒のメンタルヘルスのアセスメント, 介入方法についての不登校経験者からの意見の聴取, そしてそれに基づくさまざまなプログラムやサポートの効果測定などが必要と考えられる。
  • 臨床心理士を対象とした調査からの検討
    田中 志帆
    2005 年 20 巻 1 号 p. 45-56
    発行日: 2005/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    本研究では, 臨床心理士の学級崩壊現象についての要因理解や介入した現象の実態, 効果的であった支援方法について検討した。留め置き調査と郵送調査によって, 全国の臨床心理士を対象に質問紙調査を行い, 285名から有効回答を得た。学級崩壊を現実に見聞きしたことのある心理士は全体で5割を超えており, 重要な支援対象となりつつあることが明らかとなった。また学級崩壊が慢性化した結果, あるいは崩壊に至るきっかけとして, 深刻ないじめがクラス内で生じていることが推測された。学級崩壊への効果的な支援策には, ティームティーチングだけでなく, コンサルテーションや心理療法のような臨床的個別支援も多く回答されていた。学級崩壊そのものの実態や介入ケースの説明には, 注意欠陥・多動性障害や学習障害の子どもの存在を多く挙げる回答が多かったが, 原因については子どもの情緒的な問題や社会性, 集団適応力の弱さが多く挙げられていた。これについては臨床心理士が, 学級崩壊クラスに存在する情緒的な原因によって衝動的に振る舞い, 落ち着きがない子どもを, 注意欠陥・多動性障害と見なす傾向があるからだと考えられた。
  • 中谷 三保子
    2005 年 20 巻 1 号 p. 83-85
    発行日: 2005/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
feedback
Top