遊戯療法では, 子どもはセラピストとの関係において, 自分の気持ちを理解され, 自由な感情表出や行動を受け入れられる体験をする (弘中, 2014)。 プレイルームという守りの中で, 子どもが表現するファンタジーをセラピストも一緒に味わうということは, それ自体に治療効果があり, 子どもにとって大切な体験であるといえるだろう。 本稿では, 学校への行き辛さを主訴とした女児との心理療法において, 遊びや箱庭を通して, ファンタジーの世界がどのように変化していったのか, またセラピス
トの関係性の変化においても検討する。
抄録全体を表示