OfSTEDから“inspirational”であると評価されていたBernadette Woodはイングランドランカシャー県の地方教育当局から最も優れた国語科の教師として紹介された。この研究は彼女の手法や実践的知識を明らかにするために、2016年にWoodによって実施された物語を書く4時間の授業について検討する。
まず第1に、彼女は育てるべき要素的能力とそこに用いるための方略を知っている。これらの方略は、同時に、子供たちが自身の学びを自己評価するための規準を理解することを可能にする。しかしながら、子供たちは最初の作品を書くことができなければ、この形成的評価を行うことができないことになる。そこで、Woodは、フリーズフレームやスケッチ等の創作活動を、子供たちが最初の作品を書くことを直接に支援するために導入した。これらの実践的知識は学習者の学びの所有者としての自覚を喚起(inspire)する、授業編成のための実践的知識である。
第2に、授業の中のそれぞれのエピソードにおいて子供たちの学習を効果的に鼓舞する術を知っている。例えば、示唆的な話題や、方略を練習するための創作活動である。これらは、これらはそれぞれのエピソードにおける学習者の発想や意欲を喚起する、授業活性のための実践的知識である。
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