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特集 インターネット倫理教育
小学校における情報モラル教育
―これからの世界を生き抜く子どもたちのために―
西田 光昭
2008 年 24 巻 p. 10-13
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.10
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(1232K)
情報モラル教育の現状と課題
―中学校と高等学校における実践授業からの提言―
辰島 裕美
2008 年 24 巻 p. 14-19
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.14
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中学校と高等学校で情報科を担当し,その中で行っている「情報モラル」の授業内容を紹介する。社会で起こった事件や報道されたニュースからテーマを取り上げているが,生徒の手本には成りえない大人がいる実社会である。好奇心旺盛な年頃は劣等感と隣り合わせでもあり,多感な思春期の生徒にあるべき姿であるモラルを教えるのには工夫がいる。筆者が授業で感じたことから,問題点と今後の展開についての提言を行う。日々変化する社会と進化する情報通信技術の影響の中,「情報モラル」を指導するに当たり,教室という時空にとどまらない新鮮な教材を求め,指導者自身のあり方を考えるものである。
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(1182K)
オンラインでの匿名性と倫理観
吉田 等明, 村上 武, 和﨑 宏, 五味 壮平
2008 年 24 巻 p. 20-25
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.20
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オンラインでの活動に必要な倫理観について,大学や地域SNSの中でアンケート調査を行った結果を報告する。また,匿名性と個人情報保護という観点から,インターネットと信頼できるネットワークの違いについて議論する。その結果から,ネットワーク社会で倫理観を支えるための要因を推定するとともに,現状で不足している事項について検討し,今後のインターネット倫理教育への提言とする。
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(1261K)
モノづくりにみるWeb 2.0の可能性
青木 直史
2008 年 24 巻 p. 26-31
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.26
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Web 2.0というキーワードで表現される昨今のネットの世界は,これまで受身の立場にいた人材のメンタリティを変化させ,新しいコラボレーションのありかたを生み出しつつある。本稿では,プロジェクトマネージメントに関する筆者の体験にも触れながら,モノづくりにみるWeb 2.0の可能性について私見を述べる。
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(1271K)
活用事例
授業改善ブログを利用した学習コミュニティの形成
神谷 良夫
2008 年 24 巻 p. 32-35
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.32
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(1233K)
QRコードを印刷したカードを用いる出席管理システムの開発
岡﨑 光洋, 大橋 竜二, 倉田 香織, 土橋 朗
2008 年 24 巻 p. 36-39
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.36
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(1244K)
特別支援学校における「音声発音システム」の活用
―肢体不自由児を中心とした取組み―
大川原 恒, 内川 健, 白石 利夫, 金子 幸恵, 和田 怜子, 杉林 寛仁, 原 義人, 生田 茂
2008 年 24 巻 p. 40-43
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.40
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(1251K)
携帯型ゲーム機を用いての英語学習
―ニンテンドーDSの実用性を探る―
中野 健秀
2008 年 24 巻 p. 44-47
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.44
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(1227K)
マイクロコンピュータを使用した情報教育の大学教養科目への展開
杵淵 信, 鳥居 隆司, 川崎 直哉, 安藤 明信
2008 年 24 巻 p. 48-51
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.48
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(1262K)
論文
客観主義と構成主義のラーニングミックスに基づく教科「情報」における授業実践と評価
―タイピング練習用ソフトウェアを活用したブレンディング学習の事例―
菅原 良, 佐藤 喜一, 村木 英治
2008 年 24 巻 p. 52-57
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.52
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近時,ブレンディング学習において客観主義と構成主義をどのように組み合わせていくかということが盛んに議論されている。本研究では,高等学校の教科「情報」のタッチタイピングの授業において,客観主義の構成要素であるARCSモデルの“自動的で合致したフィードバック付の練習問題”と,構成主義の構成要素である“独学と共同学習の融合”それぞれの長所を取り入れた授業の実践と評価を行った。ARCSモデル採用/非採用,構成主義採用/非採用の四つのカテゴリに分けて実験と分析を行った結果,本実践ではARCSモデルと構成主義を組み合わせた学習支援を行った教育方法が必ずしも有効であるとはいえないことが示された。
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(1293K)
教育用マイクロプロセッサMPU 48の開発と授業への導入
堀 桂太郎, 松埜 智, 土屋 秀和, 浅川 毅
2008 年 24 巻 p. 58-63
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.58
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電子・情報工学系学科に在籍する学生においては,コンピュータの動作原理を十分に理解させることが必要である。このためには,マイクロプロセッサの設計演習が有効であると考えられる。本論では,ハードウェア記述言語を用いて設計する教育用に適した簡易な構成のマイクロプロセッサMPU 48を提案する。そして,このマイクロプロセッサの設計演習を授業へ導入した実践例を報告する。また,設計演習では学生による進度の差が生じやすいために,自宅でもインターネットを活用して学習が行えるように工夫した。そして,学生アンケートなどから教育効果を検討した結果,提案する設計演習が有効であることが確認できた。
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(1236K)
「Squeak Toys」によるプログラミング学習における思考過程の構造分析
足立 泰彦, 山下 幸二, 沖林 洋平, 巖淵 守, 上田 邦夫
2008 年 24 巻 p. 64-69
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.64
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本研究は,プログラミング用フリーソフト「Squeak Toys」によるプログラミング学習における思考過程の構造を分析することを目的としたものである。プログラミング時の思考要因を特定するため,プロトコル分析に基づき21項目の調査票を作成し,プログラミング後の高校生に調査票を回答させ因子分析を行った。その結果,プログラミング時の思考内容要因として,「評価点検」「目的遂行」「課題分解」「空間意識」の4つの因子を抽出し,思考のプロセスは次の3つの関係がみられた。(1)「目的遂行」と「課題分解」はお互いに影響しあっている。(2)「目的遂行」と「評価点検」はお互いに影響しあっている。(3)「空間意識」は「目的遂行」と「評価点検」に補完的に作用している。さらに,性格との関連性を調査したところ,「知性」「勤勉性」「外向性」の3特性は思考要因との相関がみられ,そのうち「知性」因子は「課題分解」要因に,「勤勉性」因子は「空間意識」要因に影響を及ぼすことがわかった。
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(1308K)
項目反応理論による評価を加味した数学テストとe-learningシステムへの実装の試み
月原 由紀, 鈴木 敬一, 廣瀬 英雄
2008 年 24 巻 p. 70-76
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.70
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e-learningシステムは授業を支援するツールとして普及してきたが,学生の能力を適切に評価できると考えられている項目反応理論(IRT)を用いてテスト評価まで組み込んだシステムは緒についたばかりで,特に大学数学については適用例が少ない。本稿では,1)大学低学年での数学についての学生の能力を適正に判断できるように,テスト結果をIRT評価と素点評価について比較検討した結果,IRT評価が優れていることを確認し,2)IRT評価システムをe-learningシステムの中に組み込んで,学生の習熟度を正確に把握し,またそのことによって学生の学習意欲を向上させるためのシステム構築を図る準備を行っていることを報告する。
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(1358K)
受講生の理解度による授業計画の再考
―インストラクションのリデザインに向けたアプローチ―
児島 完二
2008 年 24 巻 p. 77-82
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
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Webの電子アナライザを利用して,受講生の理解度を調査しながらシラバスを再評価するというアプローチを提示する。従来のような紙による授業評価アンケートでなく,受講者が毎回の授業後にWebから参加・回答することで理解度を確認する。その時系列データを基にして授業計画を改善できるような運用法や電子シラバスを提案する。学生の回答結果は教員へ気づきを与え,インストラクションの基本となるシラバスの再考が期待される。
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(1434K)
高校教科「情報」の効果と情報教育
―情報教育の黎明期から発展期へ―
中山 幹夫
2008 年 24 巻 p. 83-89
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
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https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.83
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大学の新入生たちは中学校と高校においてどのような情報能力を身につけて大学に入学してきているのだろうか。本論文では中学校,高校,大学での情報教育について,大学の新入生が中等教育でたどってきた道を捉えていくことで実証的に問題点を探り,小学校から大学までの各教育カリキュラムにおいて発達段階に応じた到達目標を考慮した情報教育の提言を行う。
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(1284K)
語彙獲得のための自律協調学習環境の設計
都田 青子, 長谷川 和則, 石川 正敏, 品川 徳秀, 金子 敬一, 深谷 和規
2008 年 24 巻 p. 90-95
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
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https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.90
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近年,モバイル機器を用いたeラーニングの需要が高まっている。特に反復学習が要求される外国語の語彙学習には最適の学習法の1つといえよう。本稿では,このようなユビキタス学習環境を支援する目的で開発した,PCとiPodを連携した語彙学習システムPHI(Personal Handy Instructor)と教材作成支援システムPSI(Personal SuperImposer),および自律協調学習SIGMA(Special−Interested−Group Material Accumulator)を紹介するとともに,自律協調学習に関する3種の評価実験について報告する。
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(1176K)
編集後記
編集後記
2008 年 24 巻 p. 103
発行日: 2008/06/01
公開日: 2014/11/01
DOI
https://doi.org/10.14949/konpyutariyoukyouiku.24.103
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