コンピュータ&エデュケーション
Online ISSN : 2188-6962
Print ISSN : 2186-2168
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35 巻
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特集「アジア圏のICT教育事情」
活用事例
論文
  • 石田 崇, 小林 学
    2013 年 35 巻 p. 75-80
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2014/07/31
    ジャーナル フリー
    本研究では,大学の情報数理系科目を対象としたインタラクティブな電子教材の試作を行い,学生への効果に対する検証を行った。この教材は,主に学生が自学自習用に利用することを想定し,学生の入力に応じて対話的に結果が表示されるインタラクティブ性を持つものである。また,試作の際には,できるだけ一般的な環境で教材作成が可能なことや,オフライン性をもち,マルチプラットフォームで動作可能なことも考慮した。本試作教材を実際に大学の授業で利用し,学生の特性に応じて本教材が及ぼす効果にどのような違いがあるかについて評価を行った。その結果,本教材は学習内容の理解が不十分な学生に対する補助教材として有用であるとの示唆を得た。
  • 三浦 利仁, 谷田 親彦
    2013 年 35 巻 p. 81-86
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2014/07/31
    ジャーナル フリー
    本研究は,タブレット端末を用いたシステム(学習評価システム)を学習評価の方法として提案し,学習評価システムの利用が評価計画・実施に与える影響を分析・検証することを目的とした。教育実習経験のある学生・院生20名を対象に,技術科の授業を例として評価計画を構想させる調査を行った。その結果,学習評価システムを提示後の評価計画では,半数以上の評価規準・観点において学習評価システムの利用が設定されていた。また,学習評価システムは「関心・意欲・態度」や「工夫・創造」などの評価観点に対する評価方法として有効であると考えられていることがわかった。さらに,制作実習などの学習過程における学習評価システムの利用が多く想定されていることがわかった。
  • ―金環日食のワークショップの企画と実践―
    岩崎 公弥子, 遠藤 守, 中 貴俊, 毛利 勝廣, 安田 孝美
    2013 年 35 巻 p. 87-92
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2014/07/31
    ジャーナル フリー
    近年,博物館の4大機能のうち,「教育普及」が注目されてきた。すでに,多くの博物館では,教育を主眼においたワークショップや教材開発を実施し,高い教育効果を得ている。本研究では,博物館,大学,企業が連携を行い,2012年5月21日の金環日食をテーマにしたタブレット教材を開発し,8カ所で約300人の子どもたちにレクチャーを実施した。本論では,本ワークショップをふまえ,新しい博物館の「教育」の可能性について考察するとともに,(1)複数機関が連携した教材開発やレクチャーデザイン,(2)学びの動機付け,(3)タブレット教材の活用による参加型ワークショップが豊かな学びをもたらすことを示した。
編集後記
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