高等学校におけるデータサイエンス教育は,知識や技術の習得にとどまらず,生徒が社会課題を自らの問題として捉え直し,新たな価値を創出する探究的な学びとして位置づけられる点に意義がある。本研究では,その具体的実践として,半年間にわたり実施した「震災と復興」を題材とする探究型データサイエンス授業を取り上げる。生徒はデータを媒介に課題を「自分ごと」として再構成し, PPDAC(Problem-Plan-Data-Analysis-Conclusion)サイクルを基盤にICTを活用しながら,課題解決と価値創出へと学びを展開した。
本稿では,この教育的プロセスを通して,高等学校段階における探究型データサイエンス教育の可能性を示す。
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