日本蚕糸学雑誌
Online ISSN : 1884-796X
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6 巻, 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 小原 龜太郎
    1935 年 6 巻 2 号 p. 105-120
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 貞治
    1935 年 6 巻 2 号 p. 121-128
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    晩秋採蠶卵 (支106號10月17日、日110號10月24日産卵) に就て産卵後の保護温度を異にし冬期冷藏 (2月5日) 迄に於ける卵内カタラーゼの作用と漿液膜色素粒の分散状態及胚子の外部形態に就き研究せる結果次の如き成績を得た。
    1. 産卵後4日目より高温 (29.4℃)、中温 (23.9℃)、低温 (18.3℃) 及自然温度 (平均10.5℃) に継續保護せる場合に卵内カタラーゼ作用は自然温度最も強く低温之に次ぎ高温は最も弱き傾向がある。然れ共高温、中温、低温が保護期間の長くなるに從ひ其の作用力は減弱する傾向あるに反し自然温度區は或程度の強さに達したる後は大なる變化がない。
    2. 産卵後高温、中温、低温に25日間保護せる後自然温度に移したこる場合には之等の温度に継績のものに比し漸次作用力を増し自然温度に移してより40-50日の後或程度の強さに達すると其の後は大なる變化がないが各區間の差異は之等の温度に継續のものと同様に低温より自然温度に移したるもの最も強く高温より自然温度に移したるもの最も弱い。然し乍ら低温より自然温度に移したるものも自然温度に継續のものに比すれば僅かに弱き傾向がある。
    3. 支106號は日110號に比し品種的にカタラーゼ作用弱き傾向があるが温度に對する感度は強き傾向がある。
    4. 胚子の外部形態の差異少き休眠期前後の胚子に於ても産卵後の保護温度により漿液膜色素粒の分散状態に差異があり、漿液膜色素粒の鮮やかに細胞の一角に集積せるものに於てもカタラーゼ作用には相等差異がある。
    終りに臨み産卵後の保護温度と越年現象及其の他に就き農休省蠶業試験場渡邊博士より御助言を賜りたこるものにして弦に謹んで御禮を申上ぐる次第である。
  • 尾崎 準一, 葛西 文造
    1935 年 6 巻 2 号 p. 129-136
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 貴志 雪太郎, 横田 米吉, 戸倉 章, 道家 信道, 渡邊 勘次, 櫻井 基, 原田 太市, 板谷 健吾, 清水 滋, 橋本 春雄, S. ...
    1935 年 6 巻 2 号 p. 138-149
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    日光遮断桑葉の化學的成分の量的變化に就て
    桑の表白澁病菌, 特に其の分生胞子時代に就て
    晩秋翼稚蠶用桑仕立法に關する試験
    桑の螟蛾臭氣誘殺に關する研究 (第2報)
    猛卵の催青温度が孵化率に及ぼす影響 (豫報)
    獄卵の短期冷藏艀化方法の研究
    種繭保護温度の高低と不受精卵の多少との關係
    蠶卵催青中に於ける胚子發育及び孵化と明暗との關係
    蠶の血球の比重に就て
    家蠶飢餓障害に關する研究 (第1報) 主として飢餓曲線に就て (1)
    家蠶幼蟲に於けるマルピギー氏管の分泌に就て
    家蠶の消化液及び體液に於けるアミラーゼ作用に關する遺傳學的並に生理學的研究
    蠶に於ける2個の精核の合一による新個體の形成
    蠶に於けるリンケージの研究I.飛白とB8斑油
    蠶に於けるリンケージの研究II. 過剰腹肢とlk致死因子
    蠶のZ染色體の普通染色體への不安定轉座
    蠶のテトラプロイド雌の遺傳學的研究II・雌雄嵌合體系統に出現せるテトラブロイド雌
    蠶のテトラプロイド雌の遺傳學的研究III. テトラブロイド雌に於けるZ染色體の行動
    家蠶Hamolympheの還元力變化
    家蠶組織内のグリコーゲンに就て
  • 平岩 市郎治, 山藤 一雄, 米澤 保正, C. E. Buonocore, P. Malucelli, 正木 信夫, 野村 喜松, 酒井 ...
    1935 年 6 巻 2 号 p. 150-156
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    家蠶の上蔟時に於ける亜硫酸瓦斯及び硫化水素の影響
    家蠶上蔟時に於ける炭酸瓦斯及びアンモニアの影響
    家蠶上蔟時に於ける炭酸瓦斯及びアンモニアの影響
    家蠶の酵素に關する研究 (10) 胃液リパーゼに就て (1)
    家蠶の酵素に關する研究 (11) 胃液リパーゼに就て (2)
    家蠶の變態に伴ふ體成分の變化
    家蠶の繭の着色と食下桑の色素との關係
    家蠶に關する血清學的研究
    家蠶の膿病に關する研究 (第1報) 蠶兒に對する諸種の理化學的障害と膿病の發生との關係
    家蠶の膿病に關する研究 (第2報) 膿病蠶兒に於ける解剖學的處見
    蜃蛆の成育に就て
    Bombicysterolに就て
  • 吉田 諒藏, 佐藤 昌雄, 中根 信一, 木暮 槇太, 大村 清之助, 田中 義麿, 板谷 健吾
    1935 年 6 巻 2 号 p. 157-163
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    第6囘日本農學會大會講演要旨目次
    第6囘日本農學會大會講演要旨桑樹に封する緑肥の肥効に就て
    桑葉, 柘葉及びタンポポの蛋白質の比較
    X線に因る家蠶の性比並に死亡率
    家蠶蛾雌雄生殖器の形態及び機能
    蠶の第二染色體異變
    家蠶の飢餓障害に關する研究飢餓中に於ける體内成分の量的變化と新陳代謝
  • 北島 鉞雄, 石森 直人, 尾崎 準一, 佐藤 貞治, 小原 亀太郎, 松本 介, 稻田 實, 妹尾 計一, 宮入 誠一, 鈴木 三郎, 濱 ...
    1935 年 6 巻 2 号 p. 164-174
    発行日: 1935年
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    「モンシロテフ」幼虫の脂肪病に就て
    多角體は前腸及び後腸の細胞にも生す
    麹菌を繁殖せしめたる蠶蛹の化學成分に就て
    産卵後の保護温度と卵内カタラーゼ作用の關係に就て
    上蔟時の濕度と蠶絲の構造
    煮繭法に依る生絲の小類 (輪節) 減少に關する研究
    生絲の色及び光澤の觀測に就て
    生絲定伸張力の局部的差異に就て
    野蠶絲及び醋酸繊維素人絹の荷重伸長曲線
    桑種子の明暗發芽に及ぼす化學物質の影響
    家蠶卵殼の一, 二調査に就て
    裸蛹の成因に關する研究 (第2報)
    「テトラプロイド」 (四元性) の桑に就て
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